変わる富士山測候所
江戸川大学土器屋由紀子ゼミ編
(春風社:1,800円+税)
ISBN/ASIN:4861100232
富士山には登ったことがない。夏なら、いつでも登れると思って無視してきた。どうせなら雪のある時期に登ろうと計画したことはあったけど、わざわざ富士山でもないと先送りにしたままになっていた。・・・富士山は登るより、眺める山だという意識が足を遠のけていたわけだけど、山登りができなくなって、文字通り眺める山になってしまった。
富士山測候所には一度は行ってみたいと思っていた。もちろん、遊びに行くところではないから、仕事として取材に行くつもりでいたわけだけど、つくば市の気象研究所と高層気象台の取材だけで、富士山測候所にはとうとう行く機会がなかった。・・・いまでは無人になってしまったから、これからも行く機会はないだろう。
以前、富士山測候所から届くメールマガジン(たぶん私的なもの)があり、山頂の様子などを知らせてくれていた。この本には富士山での気象観測、大気化学観測に関係した人が何人も文章を書いているけど、その中にあのメルマガの発信者もいるのだろうか?
●3月26日 補足
この本、今後の富士山測候所の使い道について、いまひとつ歯切れが悪い主張をしている。大学のゼミが監修しているので、なにか問題があるのかと気になっていた。
すると、今日の朝日新聞にこの件に関係する小さな記事が載っていた。「極地高所研究の拠点に」と方向性は示されたけど、維持費を考えると、どこも引き受け手がないのだという。大気化学観測のためにも、いままで通り気象庁か、あるいは極地研あたりが運用してくれるのだと思っていた。
●いままでに読んだ山の本は「山の図書館・アメダゼ文庫」を見てください。

