大ヒマラヤ探検史
インド測量局とその密偵たち
薬師義美著
(白水社:6,800円+税)
ISBN/ASIN:4560030464
以前、待ち合わせ時間の前に10分ほど空き時間ができたので、ちょっと本屋に立ち寄って時間をつぶした。特に本を買うつもりではなかったけど、何気なくこの本を見つけてしまった。この手の本は、見つけたときに買わないと、その後なかなか発見できずに後で後悔することが多い。そう思って、とりあえず買うことにした。
手時に持って行って驚いた! 消費税を含めて7,140円。・・・値段をぜんぜん見ないで、せいぜい2,800円程度だろうと予想していたのだが・・・。もちろん、予想より高かったからといって、買うのを止めたわけではない。
さて、内容はというと、資料的な価値は十分にある。しかし、読み物としては微妙・・・^^; イギリスの植民地インドの支配や、当時のヒマラヤ、チベット地域の政治情勢など興味深い内容も多い。そして、現地の人間を訓練して、ある意味、スパイとして教育し、ネパールやチベットなどの地図を作製していった動きなど・・・いわゆる欧米人による探検とは違った探検史になっている。
そして驚いたことに、測量に当たった現地人スタッフの業績を、イギリス本国の地理学会などがちゃんと表彰していると言うこと。・・・どこかの国のかつての植民地支配とはどこか違う懐の深さを感じる。

