BOOK「この素晴らしい世界に祝福を!エクストラ あの愚か者にも脚光を! 7 竜に愛されし愚者」

この素晴らしい世界に祝福を!エクストラ
あの愚か者にも脚光を! 7 竜に愛されし愚者

昼熊著
イラスト:憂姫はぐれ
原作:暁なつめ
キャラクター原案:三嶋くろね
(角川スニーカー文庫:amazon:634円)
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完結した本編にも触れられていた、魔王軍の別働隊が襲撃したアクセルの街のお話。そういえば、本編ではほとんどはぶられていたゆんゆんが、魔王城側にいたのはダストのせいだったらしい。
初心者の街といいながら、アクセルの街には、ダストとそのパーティをはじめそこそこの冒険者がいる。サキュバスのお店に入り浸り、さらなる冒険に出ようとしない冒険者たち。その上、魔王軍の元幹部だったバニルとなんちゃって幹部のウィズもいる。十分戦える戦力が揃っている。
あとは、ダストの正体が元ホワイトナイトだったということ、フェイトフォーがホワイトドラゴンだということを隠しながら、いかに戦うか・・・。このスピンオフでメインキャラになったロリサキュバスもちゃんと活躍していた。
これでスピンオフのエクストラも完結。十分楽しめるスピンオフだった。
<完結>

コミックス「すんどめ自衛隊 2」

すんどめ自衛隊(第2巻)
かたやままこと著
(ニチブンコミックス:593円+税)
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出てこないわけがないんだけど、出てきた。百瀬千冬一等陸曹、百瀬東部方面総監の実の娘。警務官として百瀬総監の不正を暴こうと、この隊にやってきた。書類上、ミタカはPKOでスーダンに派遣されていることになっていて、この隊は自衛隊内に存在していない。まあ、ふつうあり得ない部隊だろう^^;; それにしても、百瀬総監、あんまりすぎないか。専守防衛を逸脱して、外地で戦闘しまくりじゃないか^^;; このマンガを原作としてアニメが作られた時、自衛隊が制作協力なんてことは・・・あり得ないだろうなぁ。
百瀬千早、千冬の・・・弟・・・短小包茎の男の娘。この極秘部隊の存在は、この男に関係があるらしい。

アニメ「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」


乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…
(全12話/2020年)
いわゆる「なろう系転生もの」で、タイトル通りの設定。破滅ルートを回避するために悪戦苦闘する・・・アニメの主人公はカタリナだけど、その舞台となる乙女ゲーでは悪役という二重設定。
カタリナは木登りが得意で、ヘビを素手で掴めるかなりのお転婆お嬢さま。悪人顔で美少女ではないにもかかわらず、天然の人たらしで、王子様をはじめ男女かまわずハーレム状態を作り出す。
カタリナの趣味は、貴族のお嬢さまにもかかわらず畑作り。バッドエンドで国外追放になっても、農民として生きていけるようにという思惑らしいけど・・・前世ではオタクだったくせに、妙にアウトドア派で行動力がある。
文章に問題がなければ、原作を読んでみたい気もしている。

BOOK「キノの旅 IX the Beautiful World」

キノの旅 IX the Beautiful World
時雨沢恵一著
イラスト:黒星紅白
(電撃文庫:570円+税)
※古書を購入

いつも、いろんな国を旅する短編集的な構成だけど、この巻はやけに短い話が多かった。プロローグとエピローグを除いて、「記録の国」「いい人達の夕べ」「作家の旅」「電波の国」「日記の国」「自然保護の国」「商人の国」「殺す国」「続・戦車の話」「むかしの話」「説得力II」と、6つの国と4つのエピソードが収録されていた。いままでは微妙に物足りない短編が多かったけど、この巻のお話は明らかに物足りない。「なろう系」のような冗長な設定やつまらないエピソードの積み重ねが欲しいわけではないけど、ちょっと素っ気なさ過ぎではなかろうか^^;
中でも、「むかしの話」には3つの掌編「男の人がほしい国」「女の子がほしい国」「犬がほしい国」が入っていて、短編よりも短い。初出一覧もなかったから、販促用の特典を詰め込んだわけではなさそうだ。
それに、この仕掛けはなんなんだろう? 作者が楽しんでいるのであればいいんだけど、作者までマンネリ化してきて変なことを考え初めなのでなければ良いのだが。

BOOK「薬屋のひとりごと 2」

薬屋のひとりごと(第2巻)
日向夏著
イラスト:しのとうこ
(ヒーロー文庫:amazon:594円)
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壬氏が猫猫の借金を肩代わりし、猫猫は外廷で壬氏の部屋付き待女として奉公することになった。そばかすメイクはいままで通り。壬氏にはブス専の特殊趣味があるようだ。蔑まれた目で見られるのも好きらしい。
外廷勤めになり、立場と奉公先が変わって、武官の李白との接点が増えた。困りごと・・・推理ネタを持ち込むようになった。倉庫の小火、河豚の膾を食べて毒に当たったという事件、職人の小屋と箪笥と金魚鉢、祭具の盗難など、細かな出来事や謎解きが続いて、やがて大きな謎解きへ・・・真犯人はいるはずだけど、背の高い女官・翠苓はまんまと行方不明。また出てくることはあるんだろうか?
羅漢という片眼鏡の軍師・・・なんと! 猫猫との関係が明らかになった。
壬氏は宦官ということになっているけど、本当はまだあれが生えていて、女性ホルモン様の芋を摂取しているらしい。ということは、後々、猫猫と結ばれることもあり得るのか?
玉葉妃が懐妊したらしく、毒殺を恐れた壬氏によって、猫猫は再び後宮に送られた。でも、ここでの展開は、猫猫の出生にかかわるけじめだった。猫猫より、羅漢の方がまともな人間かも知れない。

コミックス「すんどめ自衛隊 1」

すんどめ自衛隊(第1巻)
かたやままこと著
(ニチブンコミックス:593円+税)
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鷹ヶ峰渡陸上自衛隊三等陸尉、レンジャー徽章をもつエリート隊員にして、125mm砲弾のような逸品を持ち、人呼んで「三本足の鷹」、略して「三鷹」。小学生レベルの単純な発想ながら、それを自衛隊に結び付けた味付けをしているわけだが・・・。
二階級特進して一等陸尉となり、ワケアリWACを指導する極秘任務に就いた。
ワケアリWACはコネで自衛隊入りする百瀬千秋、東部方面総監の愛人の娘。田中千夏は百瀬総監の隠し子。羽束師千春陸士長も妾腹。
ミタカが、デカブツで無双するのかと思いきや、でかすぎて世界一安全な童貞で、その特異体質で苦労する。でも、一応、ちゃんとしたストーリーはありそうだ。でも、どこが「すんどめ」なのかよく分からない。ミタカは実弾というか空砲というか、ぶっ飛ばし続けてるじゃないか^^;

BOOK「本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません 短編集 I 」

本好きの下剋上
司書になるためには手段を選んでいられません
短編集 I

香月美夜著
イラスト:椎名優
(TOブックスラノベ:amazon:1,010円)
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シリーズもののラノベで短編集はあまり買わないけど、珍しく積極的に読んでみようと思った。出版順からは外れてしまったので、第四部が終わったタイミングで読むことにした。
最初の短編のトゥーリの言葉で気がついた。そっか、マインは麗乃が転生してくるときの発熱で文字通りに「頭がおかしく」なっていたんだ。そう考えると、本編で腑に落ちなかったマインの異常な性格がすべて理解できる。転成時の後遺症か、麗乃の時点ですでにおかしかったのかは不明だけど。
飛び飛びの時間軸の短編が連なっているけど、どの時点でのお話なのかをしっかり表記してあるので、非常に理解しやすい。視点となる人物も毎回異なるけど、読みにくさはない。中にはモブ視点のお話もあるけど、設定がしっかりしたシリーズなので理解しやすいし面白さもある。
本編、外伝、短編、どれも面白く読んだけど・・・「バカは死んでも治らない」「本を読んでも賢くならない」「バカに付ける薬はない」・・・この3つ以上のことが今後描かれる可能性はあるんだろうか?