BOOK「家に帰るとカノジョが必ずナニかしています」

家に帰るとカノジョが必ずナニかしています
柚本悠斗著
イラスト:桜木蓮
(GA文庫:amazon:583円)
※Kindle版を購入

人生はソロプレイだと、「孤独耐性」をあげ続けてきた泉ヶ丘颯人。高二の誕生日直前、父親からの誕生プレゼントとして「レンタル家族」の月夜野朱莉がやって来た。毎週土日の二日間だけ颯人のお世話をするという。そして、転校生としてやって来た。
アイドル的存在・戸祭羽凪がすり寄ってきて、ついでに朱莉の妹・雫・・・強度のシスコンまで絡んでくる。3分の1読んだところで、めまいがするくらいの超テンプレのラブコメ構図ができあがった。
そして、最後の最後までテンプレのままだった。別に、テンプレを否定はしないし、テンプレに安心感を抱く部分もあるんだけど・・・読み終わってから、いろいろなタイトルのラノベが走馬燈のように頭の中を駆け巡っていた。
朱莉の「ナニ」が何なのか、ネタバレだから書かないけど・・・表紙がいちばん面白かった。颯人の父親の自給自足生活の方がだんぜん面白そうなんだが・・・。

テレビ「NHK 体感 首都直下地震ウイーク」


先週、一週間にわたってNHKが特集を組んだ「首都圏直下地震」の番組を、一部録画ですべて見終えた。
この番組は、地震直後から、10年以上の長期にわたって被害と影響が続くと予測していたけど・・・わたしは、短期的に死んでしまいそうに思う。なぜそう思うかというと、この番組以上の状況になるだろうと思うから。そもそも、政府の被害想定は甘々過ぎて、実際には数倍、数十倍の被害が出ても不思議ではない。
最低限の備蓄どころか、コンビニを冷蔵庫代わりに生活している人は多い。そういう人は、地震発生直後から飢える。冷蔵庫に多少の食材があっても、数日後には飢え始める。すぐに援助物資が届くとは思えない。
さらにわたしの場合、一定期間で常用薬が切れるのでかなりヤバイ。怪我人が溢れている中、いつもの薬の処方箋くださいなんて、相手にしてもらえるとは思えない。
更にいえば、いままでにない多面的な想定を示した画期的なこの番組ですら、日本人は地震災害になれていて、秩序だって行動するという前提で作られている。でもそんなことはない。東京には文字通りにたくさんの人がいて・・・ほんの一握りの非常識者がいるだけで、暴動や略奪が起きる・・・。

わたしはこれまで、周囲に「首都圏直下地震が起きたら、かなりの確率で死ねる」と明言してきた。このBLOGにも何度か書いた。それは、周辺の人口、避難時の数、食料備蓄量、ハザードマップなどをしっかり調べた上でのこと。
この番組を見て考えさせられることは多かったけど、やっぱり、実際に地震が起きたら・・・かなりの確率で死ねる。確信に変わった。

コミックス「空母いぶき 11」

空母いぶき(第11巻)
かわぐちかいじ、惠谷治著
(ビッグコミックス:591円+税)
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敵艦を撃沈せずに、戦闘不能にする。こんなこと考えて戦わなければならない自衛隊というのは、やっぱり異常な軍隊だと思う。これがマンガだからということなら納得できるけど・・・現実も同じなんだろうな。
それでも、ストーリーは荒唐無稽なマンガ的作戦に進んでいく。・・・平均水深200mの東シナ海へ、潜水艦「けんりゅう」の出撃。
ここに来てアメリカの動き。国連安全保障理事会で、公式に「尖閣列島の領有権には関知しない」と発言した。現実にはあり得ない発言だろうけど・・・日米安保体制には致命的影響があるだろう。
まとめ買いした11巻まで読み終わった。巻末の広告では、すでに第12巻が出ているはず。でも、完結はまだ先のようだし・・・続きは1年くらい待とうかな。

BOOK「私立!三十三間堂学院 2」

私立!三十三間堂学院(第2巻)
佐藤ケイ著
イラスト:かみやまねき
(電撃文庫:630円+税)
※古書を購入

転入してからまだ1週間。第1巻の翌日からのお話・・・すごい密度で進む。今回は校内一男関係にルーズな校内一の美少女・良久須美。本屋で偶然法行と出会い、出会い頭に「わたしと付き合ってみない」と声を掛け・・・須美の連勝記録に土を付けた法行。「この学校の生徒とは付き合わない」という浄里会長との約束が生きているけど、いつの間にか「恋人同士のようにみなされる行為があったら斬られる」に変わってしまった。
にもかかわらず、法行に迫ってくる須美。・・・遊園地に遊びに行き、その時に法行とキスできれば卒業後に恋人になる、もしキスできなければ卒業までは迫らないという約束での勝負。さらに、生徒会役員が妨害に乗り出し、須美の恋人たちがその防御に参加。設定が無為やり過ぎるというか、法行の頑固さの説明に前半を使った感じ。
仕込みとしては、遊園地を舞台にドタバタ展開・・・。細かいことにこだわったり、荒唐無稽な方向に突っ走ったり、バカ騒ぎ的にドタバタするのは嫌いじゃないし、むしろ大好物なんだけど・・・ちょっと焦臭いのはどうかと思うな。

BOOK「応仁の乱 戦国時代を生んだ大乱」

応仁の乱
戦国時代を生んだ大乱

呉座勇一著
(中公新書:900円+税)
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少し前に、この本「応仁の乱」がブームだという話を、テレビのニュースかなにかで小耳に挟んだ。当然、古本屋にもたくさん出回っている。
応仁の乱と言えば、日本史の中でもわかりにくさでは一二を争う時代で、尚且つ、入試には出題されにくい部分という印象しかない。足利義政、日野富子、細川勝元、山名宗全・・・幾人か記憶すべき名前はあるけど、これといったスターもいないし、原因もはっきりしなければ、結末もはっきりしない。正直言って、面白い時代ではない。
で、読んでみたんだけど・・・受験には絶対出てこないような人名や事件がたくさん出てきて、詳細に解説している本格的な歴史本。読み終わって、喉のつかえが取れたとか、何かが腑に落ちたということもなく・・・どうしてこの本がウケたのか理解できない。

コミックス「生徒会役員共 17」

生徒会役員共(第17巻)
氏家ト全著
(講談社:450円+税)
※古書を購入

継続して読もうという気はないんだけど、古本を見つけるとつい読んでしまう。
いつもながら下ネタばかりの内容で、ストーリーのようなものはほとんどないけど・・・風紀委員長の五十嵐さんとタカトシくんがデートをするという少し長めのお話があった。アメリカから留学生のパリィがやってきた。そういえば、前の巻あたりに新しい先生が登場したけど、この巻では見かけなかった。パリィもレギュラーではないだろう。
いまさらながら・・・七条アリアって、ある意味恐ろしいキャラ。実態はどうなっているんだろう?

コミックス「空母いぶき 10」

空母いぶき(第10巻)
かわぐちかいじ、惠谷治著
(ビッグコミックス:552円+税)
※古書を購入

中国空母「広東」艦載機の第2波の24機の殲20を17機撃墜。護衛艦が対空ミサイルを受けたが小破程度。第3波は、全6機が対艦攻撃の兵装で出撃・・・対艦攻撃にも耐え、「いぶき」は無傷のまま残った。
そこに、中国戦略ミサイル軍の「空母キラー」東風21D弾頭ミサイル・・・核弾頭の可能性すらある危機。本気か? ブラフか? いくら中国とはいえ、いきなり戦術核を撃ち込むとは考えにくいけど、最悪のケースとして考慮はしなければいけないのだろう。でも、あまりに稚拙な情報戦という感じ。
航空機で反撃に出た「いぶき」だったが・・・。一応、段取りを踏んで描いているけど、なかなか進まないな。