BOOK「和食の知られざる世界」

和食の知られざる世界
辻芳樹著
(新潮新書:720円+税)
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和食が世界遺産に登録されてから、この手の本がたくさん出て、わたしも何冊か読んだ。でも、こころの奥底でよく分からない違和感を感じていた。というのも、そもそも「和食」というのがなんなのかよく分からないから。世界遺産への登録理由自体がよく分からないというか、わたしの食生活とはかけ離れていてピンとこない。でも、テレビニュースでは大騒ぎしていたし、最近でも和食が世界中でブームになっているとかいってはしゃいでいる。さらには、外国で供される和食が、日本のそれとかなり違うことを大笑いする番組なんかもある。
この本は辻調理師専門学校の校長にして辻調グループの代表が書いた本だけど、そもそも和食の定義がハッキリしない。いわゆる一流どころの料理店やその料理人の話が良く出てくるけど、そういうところで出される料理が和食なのだとしたら、わたしは人生の中でほとんど和食を食べたことがない。きっと、モンゴル料理を食べた回数より少ないはず。
そういってしまうと身も蓋もないので、出汁と醤油、味噌で味付けしたものが和食だと乱暴に定義するなら、日常的に食べているのだろうけど・・・でも、この本を読んでも、こころの奥底にある違和感はなんら薄まることはなかった。

BOOK「魔王の娘を嫁に田舎暮らしを始めたが、幸せになってはダメらしい。」

魔王の娘を嫁に田舎暮らしを始めたが、幸せになってはダメらしい。
手島史詞著
イラスト:玖条イチソ
(GA文庫:amazon:610円)
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ちょっと変わった設定の日常ファンタジーラブコメのようだったので、読んでみることにした。
人間なのに、魔王軍の幹部をやっているカズキ。魔王の娘アストリッドのコミュ障を治すリハビリのために、人間の村でのんびり一緒に暮らすことになった。ただし、魔王の娘に手を出したら、間違いなく処刑されるという前提で・・・。二人は告白し合ってはいないものの相思相愛で・・・だから故の狂おうしいコメディかと期待したけど、期待したほどコメディ色はなく・・・変わった設定だと思ったのもつかの間、かなりベタなイチャイチャが続いた。
結局、何のひねりもないまま、すんなり第1巻が終わってしまった。ストーリー的にも、勇者が出てきて、出オチのような伏線はしかれたけど・・・何も回収されていないし、メインストーリーも大きくは進展していない。あとがきによると、第2巻はすでに書きはじめているとあったけど・・・本当に第2巻が出版されるのだろうか?

BOOK「この素晴らしい世界に祝福を! 13 リッチーへの挑戦状【電子特別版】」

この素晴らしい世界に祝福を!
13 リッチーへの挑戦状【電子特別版】

暁なつめ著
イラスト:三嶋くろね
(角川スニーカー文庫:amazon:583円)
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ダクネスの従姉妹シルフィーナは、レギュラーキャラではないようだけど、定着はしたようだ。ダクネスの娘として。ペンギンの着ぐるみを着た高位悪魔にして貴族のゼーレシルトも、前巻でカズマたちに倒されたことになっていたらしく、ウィズの店に転がり込んできた。なんだかんだ、魔王軍の幹部ってほとんど残っていないんじゃないだろうか。
サブタイトル的には、ウィズのターンらしいのだけど・・・ウィズの話というよりは、宝島の亀やら、ピンクミュルミュル貝やら、畑の安楽少女やら・・・。まあ一応、魔王軍幹部の堕天使デュークとウィズ、そしてバニルのドタバタ話なんだけど、はっきりいって中身がない。面白くもない。
めぐみんばかりレベルが上がって、カズマのレベルがなかなか上がらないのは理解できる。でも、どうしてダクネスのレベルが上がるんだろう? 魔物に攻撃が当たらないんだから、経験値の稼ぎようがないはずなんだけど・・・。
『魔王軍に新たな動き』・・・魔王軍がアクセルの街を最重要攻略点にするという。これは、完結に向けての伏線だろうか? まさか、次巻はゆんゆんと共に紅魔族の里に行くということの前振りだけということはないよな?

コミックス「小林さんちのメイドラゴン 3」

小林さんちのメイドラゴン(第3巻)
クール教信者著
(双葉社:600円+税)
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まとめ買いしたけど、年末年始はアニメばかり見ていて、以外にまんがを読めなかった。
この巻を簡単にまとめてみると・・・トールは寝るとものすごい歯ぎしりをする。ベーコンエッグはマジでありえない。エルマは調和勢、トールは混沌勢。小林さんの勤務先は地獄巡商事はいうほどブラックではない。トール!ケツ見せろ。ルコアさんは元神。いまは痴女。むかしのトールの口調はおっさん臭い。イルルはどたぷ。
小林さんはかたくなにトールの尻尾を食べないけど、一度くらいは食べてあげるべきではないかと思う。トールがあれほど熱心に勧めるのだから、きっと美味しいのだろうし、経済的にもメリットがある。疲労回復とか、なんらかの効果も期待できそうだし・・・。ドラゴンの肉、わたしなら食べてみるのだが・・・。

BOOK「ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.15」

ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.15
聴猫芝居著
イラスト:Hisasi
(電撃文庫:amazon:630円)
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今回は予定通りに修学旅行ネタ。しかも、ルシアンとアコのファーストキスネタ。もう15巻にもなるのに、いまさら老熟した夫婦のファーストキスというのもなぁ。
海外組みがオーストラリアとかいいながら、結局はいつものメンバーだけで、奈良・京都・大阪の定番コース。作者が取材費をケチったのか、あるいは飛行機が本気で怖いのか・・・。
オンラインゲームを熱心にやったことがないから、用事でゲームのイベントに参加できないという事態はあまりピンとこない。意図的すぎる少人数メンバー割りで、修学旅行というよりもふつうのデートという感じ。しかも、観光地巡りより遊園地で遊ぶのがメインで、文字通りに遊園地デートの回という内容。遊園地ネタは、こういうラノベでは定番のお話だけど・・・アトラクションの説明ばかりで、作者が思っているほど面白いわけではない。
それにしても、京都のまわり方が尋常じゃなくひどすぎないか・・・? 早まわりはともかくとして、計画段階で猫姫先生が許可してはいけないと思うのだが。
最後に・・・ルシアン、爆発しろ!

アニメ「僕の彼女がマジメすぎるしょびっちな件」


僕の彼女がマジメすぎるしょびっちな件」(全10話/2017年)
同級生の香坂さん・・・成績優秀なクラス委員で美少女。ただし、未経験でうぶなくせに、発想のすべてがエロ方向に走ってしまうという特異な妄想キャラ。その香坂さんを恋人にしてしまった篠崎くんの日常を描いたお話。そこに、ブラコンの妹、一学年上の幼なじみやらが加わり、全編にわたってのエロネタのオンパレード。女の子たちがエロネタでボケまくって、篠崎くんがツッコムという・・・ひと言でいえば、『生徒会役員共』のふつうの生徒版という感じ。
明確な結末があるわけではないだろうけど・・・全10話で放送は終わったのは、続きはDVDの特典アニメで、というDVD売らんかな戦略らしい。エロネタやパンツシーンなどは、当然ながらDVD版ではぼかしなどは入っていないのだろう。

BOOK「国立科学博物館のひみつ 地球館探検編」

国立科学博物館のひみつ
地球館探検編

成毛眞著
監修:国立科学博物館
(ブックマン社:1,800円+税)
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上野にある国立科学博物館には、数え切れないくらい足を運んでいる。主に企画展や特別展を見に行くわけだけど、よく考えてみると、常設展を通しでしっかり見たことって、ほとんどないように思う。いまの地球館ができる前、仮説のみどり館や新館1期2期という感じで、過渡期的に整っていったのを見たのが中心。最近は必要に応じて部分的に見るだけだった。
そういう状況をちょっと反省して、常設展に注目してみようということでガイドブックを買ってみた。これは旧新館、現地球館を中心とした内容。定期的に常設展の入れ替えをしているようだけど、2017年3月に出された本なので、常設展には大きな変化はないはず。
古生物は迫力があるし、生物や人類分野はいろいろ工夫された展示が並んでいる。それに対して、理工系の展示は扱う範囲も広く、総バラてきな感じで、明確なコンセプトが見えない。たぶん、展示面積が圧倒的に足りていないということだろう。
地球館の地下には、特別展が開かれるフロアもあるので、広そうな割には常設展示は少ない感がある。