BOOK「理想のヒモ生活 4」

理想のヒモ生活(第4巻)
渡辺恒彦著
イラスト:文倉十
(ヒーロー文庫:580円+税)
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双王国からフランチェスコ王子とボナ王女がやって来た。フランチェスコ王子は二十歳を過ぎても皇位継承権を持たない難ありの王子。ボナ王女は末席の王族。本来、こういう外交使節が動く前に、水面下でいろいろ交渉が行われて、結論が出た状態にするものだけど・・・この外交使節の目的は不明のまま。策略というか外交というか、単調に話が進んでいく。
プジョル将軍による群竜討伐も同様・・・。
フランチェスコ王子からの情報で、カルロスが「時空魔法」だけでなくシャロワ王国の「付与魔法」も使えることが判明した。しかし、その情報を与えたフランチェスコ王子側の思惑は不明。新たな展開で、ゼンジロウの立ち位置だけが複雑になっていく。そして、ゼンジロウの生活がぜんぜん「ヒモ生活」ではなくなっていく。本人もやる気で、ヒモでいたがっているわけでもないけど・・・タイトルからどんどん遠ざかっていく気がする。

BOOK「日本の伝統 発酵の科学 微生物が生み出す「旨さ」の秘密」

日本の伝統 発酵の科学
微生物が生み出す「旨さ」の秘密

中島春紫著
(講談社ブルーバックス:1,000円+税)
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最近、「発酵」に興味がわいて、少し本を読んでいる。きっかけはヨーグルト作りだけど、ヨーグルトの発酵はまだ単純な方で、こういう本を読むといろいろ興味深い情報と出くわす。でも、味噌や醤油まで作りたいとは思わない。かといって、他に手軽に作れる発酵食品というと、なにも思いつかない。漬け物も発酵食品ではあるけれど・・・。
この本は「日本の伝統」とうたっているくらいなので、味噌と醤油、そして納豆の話がメイン。しかも、ブルーバックスなので、かなり本格的に発酵のメカニズムを解説している。微生物の働きだけでなく、旨さの元となる反応の化学式なども紹介されている。でも、とても読みやすい。
発酵の世界は奥深いけど・・・わたしの興味は底が浅いので、これ以上同じような本を何冊読んでも、変わったことは起きそうもない。良い本に出会ったところで、このジャンルはお仕舞いという感じ。

BOOK「ゲーマーズ! DLC 2」

ゲーマーズ! DLC 2
葵せきな著
イラスト:仙人掌
(MF文庫J:amazon:583円)
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「DLC」はこの巻で完結しているらしいので読むことにした。
ゲーム実況が縁で、天野景太と知り合った《とらばさみ》こと霧夜歩とその友人・彩家碧が、ニーナ先輩に会うため、音吹高校のゲーム部を訪ねてくるところから。天道さんが一転して落とされる感じが、本編の初期のノリに近くて面白い。
景太と付き合いが切れてしまい、次々と景太の関係者とからんで翻弄される歩《とらばさみ》という感じ。
星ノ守千秋、ついでに星ノ守心春。さらにはアグリちゃんまで。ここまでまんべんなく、本編の登場人物がからんでくるとは思わなかった。しかも、ちゃんと景太に古文キャラ属性まで追加して、本編に時間経過と時間軸を揃えている。
各章の終わりに、天道さんが歩の部屋に乗り込むまでのカウントダウンがあったけど、そうやって引っ張る程度には、天道さんのシーンは面白かった。
あとがきによると、これだけ本編の人間と関わりながら、霧夜歩と彩家碧は本編にはなんの影響も与えないということ。更にいえば、次に出る第12巻が本編の完結巻になるという。

BOOK「私、能力は平均値でって言ったよね! God bless me? 8」

私、能力は平均値でって言ったよね!(第8巻)
FUNA著
イラスト:亜方逸樹
(アーススターノベル:1,200円+税)
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「赤き誓い」は王都シャレイラーズを発ち、再び修業の旅に。立ち寄った町のギルドで知った情報・・・マイル(アデル)の故郷ブランデル王国に、隣国のアルバーン帝国が侵攻した。狙いは、アデルの領地であるアスカム領。「赤き誓い」の4人は、急遽、アスカム領に向かった。
帝国軍の兵力は5000。対するアスカム領軍は500。マイルたちを加えても、正攻法では戦えない。この手のラノベでよく出てくるのは、敵の兵站に対する攪乱と攻撃。近代戦を知っている現代人が転生したから有利というお話だけど・・・転生前は18歳の女子高生だった海里がなぜこんなことまで知っているのか?
あっけなく帝国軍が遁走。見つかることを避けるために、マイルたちはそのまま逃げ出した。これって・・・村々で収納魔法に預かった食用や物資を持ち逃げしたんじゃないだろうか? 村には種籾すら残っていないはず。かなりの大金を領地に還元したようだけど・・・それを「移動食堂」として暴利をむさぼるとは・・・。
「赤き誓い」の修業の旅が続く。ティルス王国を経由してマイレーン王国へ。最近は平均値がどうとか、悪目立ちしたくないとか、当初の設定もなくなり、当たり前にチートで無双しまくっている。

アニメ「荒野のコトブキ飛行隊」


荒野のコトブキ飛行隊
(全12話/2019年)
原作なしのオリジナルアニメらしい。放送前からけっこう期待していたんだけど・・・ストーリー的にもキャラ的にも、とくにどうということもなかった。唯一、ユニークな存在は、チカがもっている「アノマロカリス」のぬいぐるみ。グッズ化されるんだろうか? もしかすると、似たようなものが科博あたりのミュージアムショップで既に売られているかも・・・。
空中戦はなかなか見応えのある動きをしていたけど、オールCGのふわんふわんした人間の動きに目が慣れず、最後まで違和感がぬぐえなかった。そもそも根本的に、オーバーアクションの下手くそな素人演技をデータ化して、表面を塗りたくっただけだから・・・目が慣れるという問題ではないのだろうな。今後、こういうアニメの制作手法が主流化するんだろうけど、ちょっと心配だ。

コミックス「ガヴリールドロップアウト 3」

ガヴリールドロップアウト(第3巻)
うかみ著
(電撃コミックスNEXT:570円+税)
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特に何事もないまま第3巻。
悪魔のヴィーネとサターニャを含むいつもの4人で、キリストの誕生祭・クリスマスを祝って、新年の初詣に出かけて・・・あまりの人混みにガヴが「世界の終わりを告げるラッパ」を吹きそうになった。美術の時間にサターニャが意味不明。新キャラの天使・タブリスが登場。ぐだぐだでダメダメなのは同じで、さすがガヴリエルとラフィエルの後輩天使。そのタブリスがサターニャとババ抜きで勝負をして、ラフィエルがニヤニヤ。ヴィーネが制服を着崩してちょっとオシャレをした。
日常系でもかなりゆるいというか、ひきこもりのダメダメな主人公のお話なので、ここまでは展開らしきものはなにもなく、キャラ説明と人間関係を説明しただけのような感じ^^;;

コミックス「ガヴリールドロップアウト 2」

ガヴリールドロップアウト(第2巻)
うかみ著
(電撃コミックスNEXT:570円+税)
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いつもの4人でぐだぐだ・・・。夏休みは海に行った・・・一応は水着回。あっという間に夏休みが終わり、ハロウィンでぐだぐだやって・・・ガヴが猫の着ぐるみを着て・・・スキンヘッドの先生からお菓子をもらった。ぐだぐだと将棋みたいなことやって・・・ヴィーネが風邪引いて学校を休んだ。まあ、それだけのお話。
ラフィエルは天使学校でガヴに次いで次席だったらしい。そういえば、天使学校で思い出したけど・・・札幌に「天使女子大学」という学校が実在して・・・高校時代の友人がそこの短大の栄養科に行った。その時は何も思わなかったけど、彼女はクリスチャンだったらしく・・・そういう大学らしい。

コミックス「ガヴリールドロップアウト 1」

ガヴリールドロップアウト(第1巻)
うかみ著
(電撃コミックスNEXT:570円+税)
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以前、テレビアニメ化され、アニメはずっと見ていた。その原作のマンガ。
天使学校を主席で卒業したガヴリールが人間界に下り、人間を幸せに導く修業をすることになった。そして、人間の娯楽(ゲーム)と出会い、ひきこもりの駄目天使(堕天使)に堕ちていった・・・。いろいろ世話を焼いてくれる同級生悪魔のヴィーネといちばん仲良し。・・・悪魔のように出来の悪い天使と、天使のように出来の良い悪魔という逆転現象は、『ぴたテン』なんかと同じ設定。おバカでぼっちの悪魔・サターニャ、ちょっと意地の悪い天使・ラフィエルあたりがセットでかき回し焼くといったところ。
基本的には駄目天使ガヴだだらだら、ヴィーネがガミガミ、サターニャがワンワン、ラフィエルがニヤニヤという感じの日常系。

BOOK「環境と微生物 環境浄化と微生物生存のメカニズム」

環境と微生物
環境浄化と微生物生存のメカニズム

中村和憲著
(産業図書:1,700円+税)
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仕事の資料というよりは、個人的な興味で読んだ。
漠然と、地球上には天文学的な数字で示すほどの微生物がいるとは知っていたけど、地球環境を維持するレベルで活躍する存在だと示され、ちょっと驚いた。「元素循環」なんていわれると仰々しく感じるけど、地球上の有機物はほぼすべて、最終的には微生物に分解されている。・・・いわれてみれば当たり前のことなんだけどね。
個人的に関心があったのは、第3章でで解説されている、環境汚染物質の生物学的処理プロセスと微生物について。かなり専門的に説明しているので、すべてを理解したわけではないけど、一応満足した。
この分野はかなり以前から注目されているけど、いま現在に至っても、華々しく活躍している技術という印象がない。でも、合併処理浄化槽なんかで普通につかわれているわけだけど・・・。