国立科学博物館 企画展 マリモの謎 どこからきたのか?なぜまるいのか?(東京・上野公園)

阿寒湖でマリモが発見されて120年ということで開催されている企画展。たしか、今年が明治150年に当たるから、マリモの発見は明治に入ってから、意外に遅かったらしい。もちろん、ここでいう「発見」は明治政府側というか西洋の学会側から学術的に見てのことで、地元のアイヌの人たちはそれ以前から知っていたわけだけど・・・。
わたしは北海道出身だけど阿寒湖に行ったことがないので、人工的に丸められたお土産品のマリモしか見たことがない。標本であれば、どこかの展示で見ことはあるけど。
他には、お土産品の「マリモ羊羹」(小さなゴム風船に入った緑色の丸い羊羹)はたまに食べる機会があった。阿寒湖にとっては貴重な観光資源でもあるわけだけど、最近の気候変動の影響なのか、マリモの将来は決して明るくはないようだ。
世界中にもマリモが分布しているとは知らなかった。まあ、丸くなければマリモという感じはしないけど^^;; いま現在、阿寒湖だけ、マリモが丸くなるらしい。

国立科学博物館 企画展 フローラ ヤポニカ 日本人画家が描いた日本の植物(東京・上野公園)

いわゆる「ボタニカルアート」の企画展。正直いうと、あまり特異な分野ではないけど、精密に描かれたリアルな絵なので、意味不明の現代アートよりは、見ていてホッとする絵が多い。描かれたものが植物だからというのもあるかも知れない。
英国キュー王立植物園で昨年から今年にかけて開催されていた日本人画家の植物画展の一部と、『カーティスボタニカルマガジン』に掲載された植物画のいくつかが展示されていて、日本初公開というか、キュー王立植物園以外での展示は初めてだという。こういう展示を見る度に思うけど・・・やっぱり英国ってすごい。特に日本と縁のある植物園とはいえ、こういう日本人画家の作品なんかもたくさんコレクションしているわけで・・・。
日本国内でこの手のコレクションが充実しているところは・・・個別の画家のコレクションを除けば・・・たぶん、科博なんだろうけど、ここは科学博物館だから常設展示はしていない。

東京農工大学科学博物館(東京都小金井市)


東京農工大学小金井キャンパスにある科学博物館を見学してきた。東京農法大学は、内務省勧業寮内藤新宿出張所農事修学場にはじまる東京農林専門学校と、内務省勧業寮内藤新宿出張所蚕業試験掛にはじまる東京繊維専門学校のふたつの組織が合体してできた国立大学。この科学博物館は、かつての繊維学部の博物館をベースにしているため、養蚕や生糸、紡績・紡織に関する展示が充実している。
明治時代、養蚕による生糸輸出は、日本の富国強兵・殖産興業政策の原資となった外貨を大量に獲得した花形産業だった。にもかかわらず、養蚕に関する展示施設は、いまの日本には数えるほどしかかないので、ここは貴重な存在だと思う。

東洋文庫ミュージアム 企画展 モリソン文庫渡来100周年 東方見聞録展 モリソン文庫の至宝(東京都文京区本駒込2)


東洋文庫は膨大な古書のコレクションを持つ東洋学の研究機関だということは知っていたけど、博物館として一部を公開していることは知らなかった。数日前、偶然にネットでこの「東方見聞録展」がヒットして、公開していることを知った。で、たまたま近くまで出かけたので、ついでに見学してきた。
夏休み中ながら、チビッコはいないし、ぜんぜん混雑していなくて、ゆっくりしっかり見ていられた。やっぱり博物館はこうじゃないと^^
マルコ・ポーロの「東方見聞録」の企画展だと思って行ったけど、「モリソン文庫」全体の紹介がメインで、東方見聞録のコーナーは一部に過ぎなかった。異なる言語の東方見聞録がたくさん並んでいたけど、まあ、東方見聞録だけ並べて見ても仕方がないわけだった^^;
それよりも、うわさに聞いていたモリソン文庫そのものが予想以上にすごかった。東洋文庫の創設者・岩崎久彌が1917年に購入したコレクション「モリソン文庫」。よくぞこれだけのコレクションが、今日まで災害や戦争を乗り越えてきたものだと思う。

東京都美術館 ボストン美術館の至宝展 東西の名品、珠玉のコレクション(東京・上野公園)

気温がちょっと低めなので・・・夏休み期間だから良いことは何もないだろうと思いながらも、東京都美術館の「ボストン美術館の至宝展 東西の名品、珠玉のコレクション」を見に行った。JR上野駅公園口を出た瞬間に、諦めて帰ろうかとも思ったけど・・・国立科学博物館のようにチビッコが走り回るようなことはなかったけど、予想通りの混雑状況だった。
すべてを見て回る体力はないので、第1部「古代エジプト美術」ではツタンカーメン王頭部のみを見て、第2部「中国美術」は通り抜け。
第3部「日本美術」では、野々村仁清の香合と尾形乾山・尾形光琳の角皿にだけにじり寄り、後はパスして第4部「フランス絵画」に突入。1階に上がってすぐに順番待ちしてミレーの数点を見て、再び順番待ちしてセザンヌに並んでじりじりと前に出て、じわじわとゴッホの前まで進んで2点を見たところで・・・ヘトヘトになった。
次の「アメリカ絵画」をパスして2階に上がり、「版画」を数点見て、最後の「現代美術」と「シアター」には見向きもせずに会場を出た。
いつも思うことだけど、出口近くにひっそりと設けられた喫煙所がありがたい。

国立科学博物館 特別展 深海2017~最深研究でせまる“生命”と“地球”~(東京・上野公園)


小中学校が夏休みに入る前に見に行きたかったけど、結局間に合わなかった。それでも平日だし、夏休みシーズンには行って間もないから・・・と思って見に行ったら、入場制限こそかかっていなかったけど大混雑だった。なんでも、昨日、早くも入場者10万人を突破したらしい。NHKの深海シリーズの第2期がはじまり、注目を集めているのかも知れない。
展示も、第1期のダイオウイカをはじめとする深海の生物に、第2期の南極の深海生物を加えた最新情報ではあるけど・・・たくさんある映像展示がどれもテレビでオンエアされたものばかり。録画までして欠かさず見ているけど、たぶん、初見の映像はなかった。
さらに、鉱物資源や東日本大震災の最新情報を加え、盛りだくさんの内容ではあった。その分、会場はかなり詰め込んだ感じで通路が狭く、混雑に拍車をかけていた。そこに、チビッコがたくさん好き勝手に走り回るわけで・・・^^;; おまけに、子どもに気を取られた母親が、周囲に気を配ることなくウロウロして、会場はまさに阿鼻叫喚状態。・・・まあ、動物園は暑いし、パンダの赤ちゃんもまだ公開されていないし・・・科博は冷房が効いてるし・・・。

東京都美術館 ブリューゲル「バベルの塔」展(東京・上野公園)

朝から雨が降っていたので、いつもより混雑していないはずだと考え、東京都美術館の「ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展 16世紀ネーデルラントの至宝―ボスを超えて」に行ってきた。ちなみに、雨の日に見に行くときは、折りたたみ傘で行くのがお約束。
いつものことながら、ブリューゲルという画家については何も知らない。もちろん、同時期の他の画家についてもぜんぜん知識はない。ただ、「バベルの塔」についてはそれなりに知識があるだけ。わたしの世代であれば、子どもの頃にアニメ『バビル三世』は見ていただろうから・・・たぶん、日本中のかなりの人にとって、名前を知ったのはこのアニメのおかげだと思う^^;;
予想していたより小さな絵だったけど、かなりの迫力、存在感のある絵だった。拡大したものや3DCGなども展示されていたけど、やはりオリジナルがいちばん迫力がある。まあ、素人的にはそのくらいの感想しかない^^;; 他の作品に関しては・・・。