東京都美術館 ゴッホ展 巡りゆく日本の夢(東京・上野公園)

チケットをいただいたので、混雑覚悟で見に行った。ゴッホより、北斎の方を見たかったけど、頂き物のチケットなので仕方がない。めずらしく雨が降っていない日に来たので、入場まで30分待ち。さすがに、ビッグネームのゴッホという感じ。まあ、最近は雨が降っても降らなくても、あまり混雑具合には関係ないような気もするけど。
会場内を網羅的に見て回るほど体力も熱意もないので、とにかく人気がありそうな感じで混雑している作品にじわじわと接近して、迷惑にならない程度の時間かぶりついて次に移動という作戦。当たり外れはあったけど、2時間かけて8点ほど見てきた。でも、やはり、事前にWebサイトで作品リストをチェックしておくべきだった。日本人の印象派好きをかなり甘く見ていた^^;;
通常、こういう混雑して満足に見て歩けないとき、図録を買って、家でのんびり見ようという気になるんだけど、ゴッホクラスになると図録を買わなくても画像ならいくらでも見られるので、結局図録は買わなかった。

港区立港郷土資料館(東京都港区芝5)


仕事で外出中、ちょっと時間ができたので、JR田町駅で途中下車して立ち寄ってみた。駅からすぐなので、とっても行きやすい。図書館の4Fだけのコンパクトな展示で、真剣に見ても15分もあれば見終わってしまう規模。入館は無料だけど、日曜日と祝日が休館なので、仕事のついでに立ち寄るしかない。
実際に自分の目で見るまでは、都心の港区の「郷土」ってどういう内容なのかとも思ったけど、伊皿子貝塚のはぎ取り展示が中心。伊皿子貝塚はかなり長い期間にわたって使われた規模の大きな貝塚らしく、縄文前期から平安時代までの遺物が出土したという。江戸時代から幕末維新の展示もいくつかあったけど、もう少し何か目玉が遭っても良いのではないかというのが感想。

国立科学博物館 特別展 古代アンデス文明展(東京・上野公園)


上野の国立科学博物館で開催中の「古代アンデス文明展」を見てきた。パンダの子どもはまだ公開していないのに上野公園にやたらと人手が多く、天気も悪くないけど・・・この特別展のなにが人気なのか分からないけど、平日なのにけっこう混雑していた。11月4日にはTBSで特番「歴史古代ミステリー アンデス文明5000年の謎」が放送されるので、その後はもっと混雑するだろう。
先史時代から16世紀にスペイン人がインカ帝国を滅ぼすまでの約15000年間、南米大陸の太平洋側の広大な地域で、ナスカ、モチェ、ティワナクなど多種多様な文化が盛衰を繰り返したアンデス文明の展示。科博では関連テーマの特別展を何回か開催しているけど、今回がその集大成ということらしい。
古代アンデス文明に関する展示を見る度に思うこと・・・インカ帝国をあっさり滅亡させたスペイン人に対して「ひどいことするなぁ」と、滅ぼされたインカ帝国には「弱すぎるだろ!」とツッコミたい気分。インカ帝国が亡びた時期は、日本でいえば戦国時代で織田信長が天下を取る直前のこと。ほぼ同じ時期にスペイン人が日本にも来たわけだけど、日本に来たのがピサロではなく、ザビエルで良かった^^;

国立科学博物館 企画展 マリモの謎 どこからきたのか?なぜまるいのか?(東京・上野公園)

阿寒湖でマリモが発見されて120年ということで開催されている企画展。たしか、今年が明治150年に当たるから、マリモの発見は明治に入ってから、意外に遅かったらしい。もちろん、ここでいう「発見」は明治政府側というか西洋の学会側から学術的に見てのことで、地元のアイヌの人たちはそれ以前から知っていたわけだけど・・・。
わたしは北海道出身だけど阿寒湖に行ったことがないので、人工的に丸められたお土産品のマリモしか見たことがない。標本であれば、どこかの展示で見ことはあるけど。
他には、お土産品の「マリモ羊羹」(小さなゴム風船に入った緑色の丸い羊羹)はたまに食べる機会があった。阿寒湖にとっては貴重な観光資源でもあるわけだけど、最近の気候変動の影響なのか、マリモの将来は決して明るくはないようだ。
世界中にもマリモが分布しているとは知らなかった。まあ、丸くなければマリモという感じはしないけど^^;; いま現在、阿寒湖だけ、マリモが丸くなるらしい。

国立科学博物館 企画展 フローラ ヤポニカ 日本人画家が描いた日本の植物(東京・上野公園)

いわゆる「ボタニカルアート」の企画展。正直いうと、あまり特異な分野ではないけど、精密に描かれたリアルな絵なので、意味不明の現代アートよりは、見ていてホッとする絵が多い。描かれたものが植物だからというのもあるかも知れない。
英国キュー王立植物園で昨年から今年にかけて開催されていた日本人画家の植物画展の一部と、『カーティスボタニカルマガジン』に掲載された植物画のいくつかが展示されていて、日本初公開というか、キュー王立植物園以外での展示は初めてだという。こういう展示を見る度に思うけど・・・やっぱり英国ってすごい。特に日本と縁のある植物園とはいえ、こういう日本人画家の作品なんかもたくさんコレクションしているわけで・・・。
日本国内でこの手のコレクションが充実しているところは・・・個別の画家のコレクションを除けば・・・たぶん、科博なんだろうけど、ここは科学博物館だから常設展示はしていない。

東京農工大学科学博物館(東京都小金井市)


東京農工大学小金井キャンパスにある科学博物館を見学してきた。東京農法大学は、内務省勧業寮内藤新宿出張所農事修学場にはじまる東京農林専門学校と、内務省勧業寮内藤新宿出張所蚕業試験掛にはじまる東京繊維専門学校のふたつの組織が合体してできた国立大学。この科学博物館は、かつての繊維学部の博物館をベースにしているため、養蚕や生糸、紡績・紡織に関する展示が充実している。
明治時代、養蚕による生糸輸出は、日本の富国強兵・殖産興業政策の原資となった外貨を大量に獲得した花形産業だった。にもかかわらず、養蚕に関する展示施設は、いまの日本には数えるほどしかかないので、ここは貴重な存在だと思う。

東洋文庫ミュージアム 企画展 モリソン文庫渡来100周年 東方見聞録展 モリソン文庫の至宝(東京都文京区本駒込2)


東洋文庫は膨大な古書のコレクションを持つ東洋学の研究機関だということは知っていたけど、博物館として一部を公開していることは知らなかった。数日前、偶然にネットでこの「東方見聞録展」がヒットして、公開していることを知った。で、たまたま近くまで出かけたので、ついでに見学してきた。
夏休み中ながら、チビッコはいないし、ぜんぜん混雑していなくて、ゆっくりしっかり見ていられた。やっぱり博物館はこうじゃないと^^
マルコ・ポーロの「東方見聞録」の企画展だと思って行ったけど、「モリソン文庫」全体の紹介がメインで、東方見聞録のコーナーは一部に過ぎなかった。異なる言語の東方見聞録がたくさん並んでいたけど、まあ、東方見聞録だけ並べて見ても仕方がないわけだった^^;
それよりも、うわさに聞いていたモリソン文庫そのものが予想以上にすごかった。東洋文庫の創設者・岩崎久彌が1917年に購入したコレクション「モリソン文庫」。よくぞこれだけのコレクションが、今日まで災害や戦争を乗り越えてきたものだと思う。