BOOK「バトルガール ハイスクール PART.1 Believe」

バトルガール ハイスクール
PART.1 Believe
八奈川景晶著
イラスト:ハル犬
原作・監修:コロプラ
(富士見ファンタジア文庫:amazon:600円)
※Kindle版を購入

わたしはふだん、ゲームの類いはぜんぜんやらないけど、この『バトルガールハイスクール』だけは、若干ながら、プレイしたことがある。細部まで芸細に作り込まれていて、ネットを前提としたイベント発生など、完成度の高いゲームだと感心した。他のゲームと比べようがないわけだけど^^;;
プレーヤーは学校の先生という設定で、女子生徒たちの頭をナデナデする、例のスマホゲームを原作としたノベライズ。すでにマンガ化、アニメ化のされ、メディアミックスの一環としてノベライズ化もされたのだろう。
イロウスという侵略生物に地球が奪われ、その地球を取り戻すために「星守」という少女たちが戦うというお話。高校生、中学生のヒロインたちはたくさん出てくるけど・・・中心は小説でもやっぱり高一のみき、昴、遥香の三人。
ファンタジー系ではないゲーム原作のラノベがどんなものかと思って読んでみたけど・・・続巻も読むかどうかは不明。

BOOK「進撃の巨人 Before the fall 3」

進撃の巨人 Before the fall 3
原作:諫山創
涼風涼著
イラスト:THORES柴本
(講談社ラノベ文庫:580円+税)
※古書を購入

前巻は、壁外追放の刑となったキュクロが生還して、工場都市へ向かっているところまで。この巻は、キュクロがシャルルと再会し、兵士の訓練学校に入るところから。てっきり、立体機動装置を発明し、最初に巨人を倒したアンヘルが再登場すると思っていたら、ゼノフォンが工場長として装置の改良を引き継いでいた。それでも、立体機動装置は完成し、巨人と戦うメドは立っていた。
キュクロはまともな情操教育を受けていないけれど、どうしてシャビィを許せるのか理解できない。キュクロは、巨人よりも先に人間を恨むべきだと思うのだが・・・。
隻眼のキュクロは立体視できないから、アンカーを性格に撃ち込んで立体機動できるわけがないと思う。そもそも、ろくに鍛えたことがなく、かつては手枷、足枷を付けられ部屋に閉じ込められていたキュクロにどうして持久力や腕力があるのかわからない。やはり、『巨人の子』なんじゃないだろうか? あるいは、巨人の胃液に何らかの効能があるのか・・・。
全体的には、巨人の駆逐方法を確立するまでのたどたどしさが良く描けていた。
<完結>

BOOK「進撃の巨人 Before the fall 2」

進撃の巨人 Before the fall 2
原作:諫山創
涼風涼著
イラスト:THORES柴本
(講談社ラノベ文庫:560円+税)
※古書を購入

前巻で、ウォール・マリア内に巨人が侵入したとき、巨人に丸呑みにされたエレナが吐瀉物として発見され、赤子を産み落とした。巨人の子として忌み嫌われるキュクロ・・・。ようやく、スピンオフ作品として独自の設定でのお話がはじまった。
でも、アニメを見た限り、巨人が食べた人間を吐き出すとは思わなかった。原作のマンガではそういう設定なんだろうか? そもそも、最小で3メートル級から、5メートル級、10メートル超級と巨人のサイズはいろいろあるけど、人間をそのまま拡大すると、10メートル級でも大人一人を丸呑みにするのはサイズ的に厳しいと思う。巨人の口は耳元まで裂けているとはいえ、ふつうはかみ砕きたくなるサイズだろう。意図的に丸呑みする食感を楽しもうというのであれば別だけど。
巨人の子として差別されるようなことは、容易にあり得ることだ。そして、頭のおかしな連中が巨人を崇拝することも^^;;
でも、キュクロが脱走して自由の身になるのは15年後。その15年間は調査兵団は結成されていなかった。前巻で、立体機動装置のプロトタイプが開発され、巨人を殺せることを発見していたにもかかわらず・・・。

BOOK「進撃の巨人 Before the fall」

進撃の巨人 Before the fall
原作:諫山創
涼風涼著
イラスト:THORES柴本
(講談社ラノベ文庫:620円+税)
※古書を購入

人気コミックス『進撃の巨人』のスピンオフ小説。原作の世界観だけを活かし、時代も登場人物も異なる前日譚。
壁はすでに完成し、人類は壁の内側にひきこもっている時代。調査兵団は外部に出ているけれど、立体機動装置もなく、損害が大きいばかりでなんの成果も上がっていなかった。巨人には弱点はなく、不死であると信じられていた・・・。
主人公は職人にして発明王のアンヘル、調査兵団のソルム、その恋人マリアの三人組み。そしてアンヘルと同じ工房のゼノフォンあたりまでが主要な登場人物。読みはじめて程なく、どういう物語なのか想像が付いた。アンヘルが立体機動装置のプロトタイプを発明して、ゼノフォンが巨人のうなじを切り裂く刃物を開発。アンヘル自らが調査兵団と共に巨人に挑み、巨人の弱点を発見したという、駆逐方法が確立される経緯のお話。
とはいえ、この巻は、作品の世界観や舞台設定を説明しなければならないので、アニメを見ていたわたしにはちょっと退屈な内容だった。ふつうに巻末まで読めたけど、原作が持つようなワクワクするような面白さはなにも感じなかったな。それに、原作からして、この作品にはかわいいヒロインが足りない。このスピンオフにはひとりだけいたんだけど・・・途中で、巨人に食べられてしまった^^;; 文字通り、食事という意味で食べられてしまった。
ひとつ大きな疑問が浮かんだ。ウォール・マリアの門は、なぜ10メートルもの大きさがあるのか? 馬車を通すだけなら、3メートルもあれば十分なのだが・・・。

BOOK「機動警察パトレイバー ブラック・ジャック(後編)」

patlabor_05機動警察パトレイバー
⑤ブラック・ジャック(後編)
横手美智子著
イラスト:高田明美、佐山善則
(富士見ファンタジア文庫:amazon:463円)
※Kindle版を購入

前巻が前振りばかりだったので、この巻は謎解きというか解決編。
後藤さんの過去というか、過去の傷というか因縁というか・・・そこに端を発する物語だけど、肝心の後藤さんのキャラがあまり立っていないお話だった。後藤さんはとぼけた部分が面白いのであって、後藤さん不在の状況ではとぼけたというより無責任という印象が強く立ってしまう。
同時に、後藤さん不在の状況で、野明が警察官として一段成長するお話でもあるけど、それもちょっとピンとこなかったな・・・。
それにしても、5巻を束ねた全巻セット・・・電子書籍リーダーとしてのKindleの出来の悪さを改めて感じさせられた^^;; まとめ買いだから値段が安いということもないので、今後はよほどのことがない限り、バラで買うことにする。つまらなければ、途中で切ることもできるし。

BOOK「機動警察パトレイバー ブラック・ジャック(前編)」

patlabor_04機動警察パトレイバー
④ブラック・ジャック(前編)
横手美智子著
イラスト:高田明美、佐山善則
(富士見ファンタジア文庫:amazon:463円)
※Kindle版を購入

この巻は中編ではなく、「ブラック・ジャック(前編)」のみ。つまり長編と言うこと。
前編なので、この巻は前振り的な感じで、大きな展開はない。あったとしても、ネタバレになるから書けないし^^;;
この話の主役は後藤さん。いろいろプライベートのことも書かれていたけど、イメージが変わることはなかった。ただ、後藤さんが過去に結婚していたとは・・・。この小説、後藤さんのキャラはよく描かれているけど、しのぶさんの扱いがどうにも残念だ。もう少ししのぶさんとのからみをしっかり描いて欲しかった。

BOOK「機動警察パトレイバー サード・ミッション」

patlabor_03機動警察パトレイバー
③サード・ミッション
横手美智子著
イラスト:高田明美、佐山善則
(富士見ファンタジア文庫:amazon:463円)
※Kindle版を購入

まんが/アニメからのノベライズ。
この巻は「香港小夜曲」と「サード・ミッション」の中編が2本の構成。
香貫花の後任として熊耳武緒が第二小隊に転属してきた。この辺は、アニメのストーリーに準拠しているようだ。原作のまんががアニメ化され、その後にノベライズされたから、本編から少し離れた部分を肉付けして、物語を作った感じ。武緒が香港で研修中のお話など、原作が書かれた時代を感じさせる内容だった。
実をいうと、マンガは全巻読んだし、アニメもすべて見たけど・・・キャラの薄い香貫花といった感じで、わたしには熊耳武緒の印象がほとんどない。このラノベ、会話部分などはアニメの記憶で補完しながら読んでいるけど、熊耳武緒だけは補完できずにいる。やっぱり、微妙にキャラが弱いんだよな。