BOOK「世界一美味しい煮卵の作り方 家メシ食堂 ひとりぶん100レシピ」

世界一美味しい煮卵の作り方
家メシ食堂 ひとりぶん100レシピ

はらぺこグリズリー著
(光文社新書:900円+税)
※古書を購入

外出先で読むものがなくなったので古本屋に入り、なんとなく手に取った本がこれだった。
中をよく見ないで買ったのが原因だけど・・・タイトルが「煮卵」だし、新書だったので、試行錯誤の過程や考察など、もっと読み物的な要素があるのかと思ったら、ふつうのレシピ集だった。しかも、「煮卵」どころか、「卵」にすらこだわりなく、「ひとりぶん」のお手軽料理を紹介していた。「100レシピ」というサブタイトルを見落としていた。
当初の思惑とは違ったけど、いくつか作ってみたいレシピがあったし、参考になる情報もあった。そして、最初に紹介されていた「煮卵」に関してだけど・・・「煮卵」に関しては、わたしにも一家言あるのであまり役には立たなかった。

BOOK「農家が教える どぶろくのつくり方」

農家が教える どぶろくのつくり方
ワイン ビール 焼酎 麹・酵母つくりも

農文協編
(農文協:1,400円+税)

どぶろく造りは難しくはないけど、インスタント食品や中食を多用するような現代にあっては、もはや簡単と言えるほど手軽ではない。しかも、それなりに味わいはあるけど、必ずしも美味しく出来るわけではない。お酒としては、市販の純米酒や吟醸酒にはかなわない。
現在、酒税が歳入に占める割合はわずか約2%。収税源としての価値が下がったのに、いまだ解禁されないのはなぜだろう。この本は、文化としてどぶろく造りの継承を訴えている。文化は一度滅んでしまうと、簡単には復活しない。そう思っていないのは、国のお役人と既存の酒蔵だけ。
酒造解禁で登場するであろうベンチャー企業を脅威に感じる既存の酒蔵って、そんなに自分が造っているお酒に自信がないんだろうか。

BOOK「続・丼本 3ステップで作れる簡単で旨い丼レシピ厳選55」

続・丼本
3ステップで作れる簡単で旨い丼レシピ厳選55
小嶋貴子著
(TWJ books:1,000円+税)
※古書を購入

古本屋で見つけて、安かったので買ってみた。
タイトルに「続」と付いているから、この本の前にもう一冊あるのだろうけど、「カツ丼」や「深川丼」などスタンダードな丼も含まれていた。もっとぶっ飛んだ新作丼を期待していたのだけど・・・。
そういう意味では、「魚肉ソーセージ丼」「マヨコンビーフ丼」「油揚げ丼」「天かす丼」「チーズ丼」あたりは、ちょっと珍しいかも。でも、基本的に丼料理って、ひと言でいってしまえば、盛りつけ方の問題なんだよな。「ワンプレート料理」なんていうのがあるけど、器が丼なら「丼もの」になってしまうわけで・・・。洗い物が減るという、わずかなメリットはあるけど・・・おかずは別皿に盛ればいいじゃないかという気がしなくもない。

BOOK「ほかほかの感動100レシピ 炊飯ジャーでスイッチひとつの魔法のレシピ」

ほかほかの感動100レシピ
炊飯ジャーでスイッチひとつの魔法のレシピ
主婦の友社編集
(主婦の友社:1,100円+税)
※古書を購入

以前、炊飯器を使って料理を作るのが流行ったときから、カレーやシチューといった煮込み系の料理で炊飯器を使ったことはあった。他にもなにか食べたい料理があればと思ったのだけど・・・。
「100レシピ」とタイトルに謳われているから100種類乗っているのだろうけど・・・たくさんレシピが紹介されている割には・・・口が贅沢になっているわけでも、好き嫌いが多いわけでもないけど、食べたいものは少なかった。年をとったというのはあるかも知れないけど^^;;
先日はパンを焼いてみた。血糖値がやばくなったとき、炭水化物を減らそうと、ホームベーカリーを手放してしまったので、炊飯器でパンが焼けるようになれば・・・たまに焼いてみても良いかな、と。発酵も炊飯器でコントロールできるので、意外にかんたんだった。

BOOK「「揚げる」本。 家で作る揚げ物をプロの技でレベルアップ!」

「揚げる」本。
家で作る揚げ物をプロの技でレベルアップ!
(エイ出版社:648円+税)
※古書を購入

基本的に「脂」は美味しい。最近では「脂味」を甘味・酸味・塩味・苦味・うま味の5つに次ぐ第6番目の「基本味」に加えようという動きがあったりする。わたしは年をとって食べる量が減る傾向にはあるけど、若い頃は、基本的に揚げ物が好きだった。
でも、揚げ物を自宅でやろうとすると、下拵えと後片づけがけっこう大変。しかもこの季節は暑い。かといって総菜を電子レンジで温め直すと、ぺたっとした最低の食感になってしまう。やはり、自分で作って、揚げたてを食べるのがいちばん美味い。
ということで、こんな本を見つけたので購入してみた。調理としての揚げ物の基本、代表的な揚げ物はほぼ完璧に網羅されている。家庭ですぐにできる揚げ物から、家ではまずやらないだろうなと言うものまで。揚げたての薩摩揚げは美味しいだろうけど、すり身を用意して自分であげることはまずないだろう。同様に油揚げなんかもやらない。それでも、読んでいるだけでも楽しい揚げ物がいろいろ出てくる。

BOOK「和食の知られざる世界」

和食の知られざる世界
辻芳樹著
(新潮新書:720円+税)
※古書を購入

和食が世界遺産に登録されてから、この手の本がたくさん出て、わたしも何冊か読んだ。でも、こころの奥底でよく分からない違和感を感じていた。というのも、そもそも「和食」というのがなんなのかよく分からないから。世界遺産への登録理由自体がよく分からないというか、わたしの食生活とはかけ離れていてピンとこない。でも、テレビニュースでは大騒ぎしていたし、最近でも和食が世界中でブームになっているとかいってはしゃいでいる。さらには、外国で供される和食が、日本のそれとかなり違うことを大笑いする番組なんかもある。
この本は辻調理師専門学校の校長にして辻調グループの代表が書いた本だけど、そもそも和食の定義がハッキリしない。いわゆる一流どころの料理店やその料理人の話が良く出てくるけど、そういうところで出される料理が和食なのだとしたら、わたしは人生の中でほとんど和食を食べたことがない。きっと、モンゴル料理を食べた回数より少ないはず。
そういってしまうと身も蓋もないので、出汁と醤油、味噌で味付けしたものが和食だと乱暴に定義するなら、日常的に食べているのだろうけど・・・でも、この本を読んでも、こころの奥底にある違和感はなんら薄まることはなかった。

BOOK「なぜ和食は世界一なのか」

nazewasyokuhasekaiichinanokaなぜ和食は世界一なのか
永山久夫著
(朝日新書:780円+税)
※古書を購入

このところ、海外にぜんぜん出ていないので・・・世界各地で和食がブームになっているという事実は、テレビのニュースなどでしか知らない。あるいは、都内のラーメン屋などに外国人観光客がたくさん並んでいるのを見かけるくらい・・・。
この和食ブームは、基本的には「うまみ」をベースにした「出汁」による味付けが認知されたということで、かつての「寿司」「天ぷら」「すき焼き」といった紋切り型の和食人気とは異なっている。
「和食」はユネスコの世界文化遺産に登録されているけど、幸か不幸か、わたしたちが日常的に食べている食事は、この「和食」ではない。少なくとも、わたしの食生活はいわゆる和食ではない。この世界遺産登録が、いまの和食ブームにどの程度の影響があるのか、正直わからない。日本旅行のガイドブックなどで、和食が取り上げられることも増えているのだろうけど・・・日本に来る旅行者の多くは、世界遺産なんていうカタガキより、SNSでのクチコミの影響を強く受けているだろうし。
本を売るためにはわかりやすいタイトルを付ける必要があるんだろうけど、一般論として、安直に「世界一」などというべきではないと思う。著者の見識を疑いたくなってしまうので・・・。