F-4 ファントムIIの科学
40年を超えて最前線で活躍する名機の秘密
青木謙知著
写真:赤塚聡
(サイエンス・アイ新書:1,000円+税)
※古書を購入
長年、講談社のブルーバックスを読み続けていたけど、気がつくと最近はサイエンス・アイ新書を読むことが増えてきた。航空機や軍事に関するラインナップは、サイエンス・アイ新書の方が充実している。古本屋をあさるのがちょっと楽しい。
年齢的に、F-4 ファントムはわたしにとって最もなじみ深い戦闘機。中学時代にプラモデルを作ったこともある。高校時代に起きたソビエトのミグ25亡命事件の時、航空自衛隊千歳基地からさほど遠くない高校だったので、ファントムがバンバン飛んできて授業が中断したことを憶えている。
昨年、三沢市の航空ひろばで実物も見た。そして、いまだに現役で飛んでいることを知った。なんと初飛行は1958年。わたしより年上じゃないか・・・。最新の戦闘機に比べ、ずんぐりした機体で、エンジンパワーで無理矢理飛んでいるような感じだけど・・・ちょっとレトロさも感じさせて、どこか懐かしい。
そういえば、トム・クランシーの小説で米中が戦争をしたとき、真っ先に落とされていたのは沖縄の自衛隊のファントムだったなぁ・・・。