BOOK「脱原発。天然ガス発電へ」

datugenpatu-tennengasugatudenhe大転換する日本のエネルギー源
脱原発。天然ガス発電へ
石井彰著
(アスキー新書:amazon:741円)
※Kindle版を購入

先日購入した「amazon Kindle Fire HD」ではじめて読み終えた本。
数年前にアメリカで始まった「シェールガス革命」・・・ガス業界では早くから話題にはなっていたけど・・・日本では震災・原発事故後にあわてて話題になり始めたけど、ここに来てようやくいろいろな本が出版されるようになった。
シェールガスの採掘が低コストで行えるようになり、天然ガス(一般的には都市ガス、成分はメタンガス)の資源問題は激変した。なにせ、シェールガスの推定埋蔵量(ロシア、東欧を除く)は400年分を超えるというのだから。さらに、まだ採掘技術は開発されていないけど、メタンハイドレートもメタンガスだから、天然ガスは今後数世代に渡って使い続けることができるエネルギーらしい。
シェールガスの成分がよくわからないけど、プロパンガスが含まれていればLPガスもしばらくは安泰だろう。・・・LPガスは「液化石油ガス」のことだけど、現実的には天然ガスからメタンガスを取り除いた残りのガスから大半が作られているので。
さて、こうした状況にもかかわらず、相変わらず原発を継続したい人たちは必死になって、再稼働を目指している。トレンチ調査をしても、活断層か否かを明確に決定づけられず、誰もが認めるような結論を下せない国に、原発など運用していく資格はないと思うのだが・・・。
まあ、とりあえず、猪瀬都知事が東京に天然ガス発電所を作るだろうから、そのあたりから風向きが変わってくれればいいのだが・・・。

BOOK「低炭素社会のデザイン」

teitansosyakaino.jpg低炭素社会のデザイン
ゼロ排出は可能か
西岡秀三著
(岩波新書:700円+税)
ISBN/ASIN:400431343

福島の原発事故以降、エネルギーに関してはぐるっと潮目が変わってしまったけど・・・民主党政権にとって原発は二酸化炭素削減のメイン政策だったわけで、鳩山由紀夫は原発をどんどん作るつもりで、二酸化炭素25%削減などと、突然言い出したことがある。まあ、今となってはマニュフェストと一緒で、こんなこと覚えている人はいないとは思うけど^^; もうじき夏を迎える今、民主党は原発再稼働を実現しようと躍起になっているけど、根本的な部分には全く手が付いていない気がする。
原発を止める止めないもはっきりしなくなったけど・・・ダメ菅が法律を通した再生エネルギー買い取り制度がどうのこうのとやっているけど、ドイツでは買い取り制度を止めようかと言い始めているというのに・・・なんか話がおかしい気がする。
そんなことより、そもそも、水素エネルギーの時代に移行するために、今こそ着手する時期だと思うのだが・・・。
で、この本に書いてあるようなことが、今や正論なんだけど・・・なんて面白くない話ばかり何だろう。なんて、つまらない話ばかり何だろう。・・・かつて、高度成長期にどんどん家電製品が増え、電気をたくさん使うことが美徳だった時代、あのころは楽しかったし、胸躍るものがあった^^ でも、低炭素社会なんていわれても、窮屈なことばかりで何も楽しい感じがしない。夢もない。わくわくしない。
こんな未来像しかない世の中だから、若い人が希望を持てず、お金を使わずせっせと貯蓄したりするようになるんじゃないか。
まあ、わたしの世代は低炭素社会なんて見ることもなく・・・二酸化炭素をまき散らしながら死んで、最後は自分自身が二酸化炭素になってしまうわけで、知ったことではないけど^^;;

BOOK「「燃料電池」のキホン」

nenryoudentinokihon.jpgイチバンやさしい理工系
「燃料電池」のキホン
本間琢也・上松宏吉著
(SoftBankクリエイティブ:1,500円+税)
ISBN/ASIN:4797358032

「イチバンやさしい」という冠を掲げてはいるけど、書かれていることはバキバキの理工学書。もちろん、一般の人にもわかりやすい表現を使うなどの配慮はされてはいるようだけど・・・。
でも、基本的には理工学書で、一般向けの解説本ではないような感じが濃厚。・・・そもそも、燃料電池の原理的な部分などは、一般書では必要のない情報ではないだろうか。
とはいえ、ぜんぜんダメな本ではない。
やっぱり、理解しやすい理工学書には違いない。・・・amazonで購入したので、購入前に中を確認できず、一般向けの本だろうと勘違いしただけのことで^^; もちろん、ちゃんと最後まで普通の労力で読めたわけだし・・・。

BOOK「知っておきたい太陽電池の基礎知識」

taiyoudentinokisotisiki知っておきたい
太陽光発電の基礎知識
齋藤勝裕著
(サイエンス・アイ新書:952円+税)
ISBN/ASIN:4797359800

太陽光発電に関して・・・仕事の資料として、そして個人的関心から、たぶん、1ヶ月前くらいに読んだ本。なぜか、BLOGに書くのを忘れていた。
科学的な内容の本なので、今回は仕事の資料としてはほとんど役に立たなかったけど、個人的な関心は十分に満たしてくれた。好き嫌いはあるだろうけど、なんだかんだいって普及していくんだろうなぁ。
マンション暮らしではあるけど、非常用電源として、そのうち、太陽光発電システムを導入したいと考えているけど、なかなか難しそうだ・・・。

BOOK「手作り太陽光発電 家庭で楽しむ太陽電池工作[増補改訂版]」

taiyoudenntikousaku.jpg手作り太陽光発電
家庭で楽しむ太陽電池工作
[増補改訂版]
角川浩著
(パワー社:1,600円+税)
ISBN/ASIN:4827722925

ベランダで太陽光発電をしてみようかという気になり、参考書を買ってみた。
ついでに、単に発電するだけではなく、なにか面白い工作でもないかと思ってこの本を買ったけど・・・当初の目的であるベランダ発電について詳しく書かれていて、その他はあまり役に立たない内容だった。でも、基礎的なことをしっかり押さえているので、ベランダ発電に関してはかなり役に立つ内容だった。
急いで導入する必要もないので、しばらく勉強してみようと思う。

BOOK「だれでもできるベランダ太陽光発電」

berandataiyoukouhatuden.jpgだれでもできるベランダ太陽光発電
身近な自然エネルギー入門
自然エネルギー推進市民フォーラム[REPP]編
(合同出版:1,300円+税)
ISBN/ASIN:4772602419

「今後3年以内に首都圏直下型地震が起きる」「2015年に富士山が噴火する」などという予測が正しいかどうかは別として・・・マンション暮らしでも、非常時用の太陽光発電システムがあれば心強いのではないかと、今さらながら思い至った。
それに、電気料金が大幅に上がるのは間違いないので、電気料金を節約するという意味での「節電」はしなければいけないだろうし。ただし、電力不足に対するピークカットへの協力をする気はない。東京電力が「権利と義務」として料金値上げを行うなら、当然のこととして、「電力の安定供給」というもうひとつの義務も果たしてくれるのだろうから、ピークカットなど心配する必要はないはずだ。
たぶん、ベランダで発電できる太陽光発電を導入しても、買電するわけではなく、自家消費した分だけ電気料金が下がるというだけでは、初期投資分を回収することは出来ないだろうけど・・・災害時に役立ちそうだから、今年の夏をメドに、何らかのシステムは導入してみたいと思っている。

BOOK「温暖化謀略論」

ondankabouryakuron.jpg温暖化謀略論
米中同時没落と日本の繁栄
武田邦彦著
(ビジネス社:1,500円+税)
ISBN/ASIN:4828415659

数日ぶりに仕事で外出し、電車の中で本を1冊読み終えた。
日本のマスコミ、そして官僚・・・身の毛がよだつほど問題がある。あまりにもひどすぎる・・・。
アメリカと中国が同時に没落していくというのはどうなのかと思うけど・・・著者が言うように、日本だってもっと元気さえ出せば、まだまだいけるとは思う。
そのためにも、まずは「省エネ」を止めよう。「省エネ」とはいいながら、その実体は「節約」であって、デフレ圧力以外の何者でもないのだから。
そして、「地球温暖化」とか「二酸化炭素削減」といった、意味のない、後ろ向きの政策・・・省庁の予算と権益を拡大させ、官僚の天下り先を作るための政策・・・をやめて、エネルギーをバンバン使って、世の中を明るくして欲しいものだ。

喫煙者が減っても、分煙が進んでも、受動喫煙被害はなくならない・・・というより、受動喫煙被害なんて嘘っぱちじゃないか?

今日読み終わった「二酸化炭素温暖仮設の崩壊」広瀬隆著(集英社新書)にすごい話が載っていた。・・・我が意を得たりという感じで、紹介してみる。

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今年の10月1日からタバコ税が大幅に上がり、小売価格が値上がりした。その結果、税収は減ると予想されているけど、医療費が下がるから、財政的にも効果があるという意見がある。ところが、この本にこんな話が載っていた。
右上のグラフは、1970年から2002年までの、幼稚園児~高校生の喘息の発生率で、子どもたちの喘息発生率は軒並み増えている
直近の10年間でも、中学生の喘息発生率は22倍に増えている。高校生で13.6倍。小児喘息があるため元々喘息の多い幼稚園児でも2.5倍、小学生で6.7倍に増えている。
そして、右下のグラフは日本人男性の肺ガンと喫煙率の推移を表している。
1960年から2003年の間に、肺ガンの死亡率は8.5倍に増えている
一方、喫煙率は1975年からの統計だけど、安定して低下し、ほぼ半減している。(この本には載っていないけど、女性の喫煙者は横ばいから微増で、この考察には大きな影響を与えない)
喫煙者が減り、間接喫煙も減っているのだから、肺ガンの死亡率は下がるべきじゃないのか?
ところが、喫煙率が低下しているにもかかわらず、喘息や肺ガンといった肺疾患が増えてる。グラフに直接書かれてはいないけど、分煙だって進んでいるし、肺ガン治療の医療技術だって進歩しているのにもかかわらずだ。
つまり、喫煙と肺疾患の間には、明確な因果関係はないんじゃないのか!?
にもかかわらず、喫煙者が減れば、医療費が下がるというのはどうしてなんだろう? どういう根拠で言っているのか想像も付かない。
そもそも、受動喫煙被害って実在する問題なのかとさえ疑ってしまう。
とはいえ、「タバコの煙やニオイが嫌いだ!」という人も多いわけで、いわゆる「嫌煙」というのは理解できる。「嫌煙権運動」は、ものごとの好き嫌いが集積したある種の社会的なヒステリーだから^^; でも、上に示した事実を考えると、いまの嫌煙権運動の好き嫌いという根拠以外の大半が理解できなくなる。
まあ、政府が発表した統計や、予測値なんて、何が信用できて何が信用できないのかさえわからないし。そもそも、このグラフだって政府の統計だけど・・・。
「喫煙者が減れば医療費を抑制できる」なんて、他にもよく聞く話と同じではないか。年間何百万人の利用者が見込まれるからと作った高速道路がガラガラだったり、何百億円の経済効果が見込まれるからと作った空港に定期便さえ就航しなかったり・・・。
ちなみに、明日は「肺ガン撲滅デー」だとか。