雑誌「milsil ミルシル 太陽フレア」(2017年No.4 通巻58号)

国立科学博物館が発行している自然と科学の情報誌。(隔月年6回発行。税込定価420円)
今回の特集は「太陽フレア」。
太陽の表面で起きる爆発(フレア)から、太陽風や放射線などが放出され、地球の極地で見られるオーロラの原因となる云々はよく知られたこと。この特集のメインは、そのフレアの大型版「スーパーフレア」。大量の放射線が地球に到達し、上空を飛ぶ飛行機では致死量に達するかも知れないという予測も・・・。地表では大丈夫らしいけど・・・。同時に、宇宙空間にある人工衛星をはじめ、地球上のエレクトロニクス製品が大ダメージを受け、情報インフラや電力などの生活インフラが壊滅するなど、恐ろしい影響があるらしい。
地震や台風といった、地球が引き起こす自然災害にすら対応できていないのに、太陽が引き起こす文字通りの天災にどう備えるか? まあ、いまのところ、太陽を観測して予測できるようになることを目指す・・・とのことだけど、予測できてからどうするんだろうか? 根本的な対策はあるんだろうか?^^;;

BOOK「学びなおすと地学はおもしろい」

manabinaosuto_chigaku学びなおすと地学はおもしろい
小川勇二郎著
(ベレ出版:1,500円+税)
※古書を購入

35年ほど昔のことだけど、わたしが通っていた公立高校は、3年になると進学を意識した選択科目を履修することになっていた。ところが、理科系科目のみの選択だったので、物理II、生物II、地学Iのどれかを選択しなければならなかった(化学IIは必修)。必然的に、受験に理科が不必要な文系の生徒は吹きだまるように地学Iを履修していたけれど、なぜか、わたしは文系なのに物理IIを履修していた。
だから、高校では地学という教科を習ったことがない^^;; 天文学、地球物理学、地質学、気象学などが雑多に寄せ集められたような科目で、面白い部分は面白そうだったのだけど・・・その他の科学という印象しかなかった。
いまでは、理科系の知識もそれなりにあるので、改めてこういう本を読むと非常にわかりやすくて面白い。やっぱり、テストがない状況でする勉強って、意外に面白いものだ。

BOOK「宇宙の果てを探る 誕生から地球外生命体探査まで」

uchuunohatewosaguru-181x300宇宙の果てを探る
誕生から地球外生命体探査まで
二間瀬敏史著
(洋泉社COLOR新書y:1,000円+税)
※古書を購入

宇宙の始まりから、天体の誕生と超新星爆発などなど・・・そして地球外生命の可能性まで、幅広いジャンルをさらりと紹介している。カラー写真が売りの新書なので、その分だけ読む部分が少ない。にもかかわらず、扱われている項目が多いので各項目の内容は浅いし、これといって目新しい情報もなかったけど・・・まあ、それは仕方がないことだろう。
2009年の本だけど、こういう本がamazonのマーケットプレイスで1円で売られているのはありがたい。実際は送料があるから258円になるけど、新刊で買うことを考えれば十分に安い。

BOOK「オリオン座はすでに消えている?」

orionzahasudeniオリオン座はすでに消えている?
縣秀彦著
(小学館101新書:amazon:525円)
ASIN: B00ARCURLS
※Kindle版を購入

オリオン座でいちばん明るく輝いているベテルギウスが超新星爆発しそうだという話題は、BSかなにかで放送されていた海外の科学番組を見て知っていた。それと同じようなタイトルの本がKindle版で売られていたので、読んでみた。
最初の方は、天文学での説明で、高校の地学の授業で習うような内容だったけど、最終的にはビッグバン宇宙論から素粒子論まで、総合的な解説になっていた。掘り下げた解説ではないので、難解な印象は受けなかったけど、言っていることは十分に難しい。平易な表現を使っているので、わかったような気がしてしまうだけで・・・。
ベテルギウスが超新星爆発すると、満月の半分くらいの明るさで輝くというから、かなり明るい。昼間でも見えるそうだ。・・・できれば、生きているうちに見たいものだ。
ベテルギウスの超新星爆発はいまこの瞬間に起きてもおかしくないという。言い換えれば、ベテルギウスと地球との640光年だから、640年前に超新星爆発を起こしていたなら、その光が今日にでも届くということ。つまり、640年前から、すでにベテルギウスはこの宇宙から存在しなくなっていたわけだけど・・・。
ほんとに、できることなら、これを見てから死にたいものだ。

BOOK「最新宇宙論と天文学を楽しむ本」

saisinutyuurontotenmongaku最新宇宙論と天文学を楽しむ本
太陽系の謎からインフレーション理論まで
佐藤勝彦監修
(PHP文庫:476円+税)
ISBN/ASIN:4569572995
※古書を購入

佐藤勝彦先生自身が本当に書いているのかわからないけど、PHP文庫で出版されているこの著者の一連の本が気に入り、古書を探して購入した。この本も、非常にわかりやすく、入門書としては格段のできだと思う。なにより文庫本というのが安くて手軽^^

BOOK「よくわかる天体望遠鏡ガイド」

yokuwakarutentaibouenkyou上手な買いかた・使いかた
よくわかる天体望遠鏡ガイド
えびなみつる著
(成文堂新光社:1,800円+税)
ISBN/ASIN:4416209257

ハッキリ言って、天体望遠鏡を買う前に読むべき本だった。でも、天文初心者としては、非常に役に立った。
だいたい、天体観測の入門書って・・・何冊か読んだけど・・・全体的にどれもとても不親切というか・・・初心者目線で書かれていないものばかりだった。たぶん、著者よりも担当編集者が無能だったのだろう。
そんな中、この本は初心者の疑問に応えているし、初心者が知っておくべき情報がしっかり書かれていた。どんな天体望遠鏡を選ぶべきかという点では、すでに後の祭りではあるけど、まあ、それほど後悔する買い物はしていないと思うので気にしないでおこう・・・。
そんなことより、どれだけ天体望遠鏡を使うかの方がじゅうようだろう・・・なにせ、まだ一度もちゃんと天体観測をしたことがないのだから^^;;
もういい加減、座学は卒業したいのだけど・・・。

BOOK「誰でも写せる星の写真」

daredemoutuseruhosinosyasin携帯・デジカメ天体写真
誰でも写せる星の写真
谷川正夫著
(地人書館:1,800円+税)
ISBN/ASIN:4805208335

天体望遠鏡を購入し、梅雨明けから観測をしてみたいと座学を続けていたけど・・・携帯電話の内蔵カメラでも天体撮影が出来るというタイトルに惹かれて購入してみた。
なるほど、意外に簡単に撮影できるらしい。たしかに、カメラのレンズの仕組みって、意外に簡単で、とにかくピントが合えばいいわけだから、携帯でも撮影は出来るといえばできる。だから、天体撮影では、トライ・アンド・エラーでアダプターの自作も可能だと気が付いた。若い頃、接写アダプターなら手作りした経験があるし・・・。
・・・まあ、そこまで凝ったことをする必要はないと思うけど^^;