BOOK「フルメタル・パニック! アナザーSS」

fullmetal_panic_another_SSフルメタル・パニック! アナザーSS
大黒尚人著
賀東招二原案・監修
イラスト:四季童子・海老川兼武
(富士見ファンタジア文庫:amazon:555円)
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このシリーズ最終巻は短編集。このシリーズでは最初で最後の短編集。本編はどちらかというと戦闘シーンが多かったけど、こういう肩の凝らない短編も悪くはない。
本編の後日談的エピソードも収録されていて、主要キャラクターが勢揃いしたけど、こんなのほほんとしたお話で良いのかと思わなくもない。マオ姉さんが快復したのはめでたいけれど・・・そういえば、クルツくんは結局、たいして役に立ってないような気が・・・。
達哉とリーナが抜けたD.O.M.S.は人手不足で大変だろうし・・・さらに、後日談的に気になるのは、菊乃がどうしているのかということ。リーナが第一ヒロインだからこの展開が自然な流れなんだろうけど、旭の因縁を考えると、菊乃が達哉のところに押しかけてきて、ふつうにラブコメをはじめる権利があるような気がする。
シリーズがはじまったときには違和感が大きくてどうなることかと思ったけど、最終的には読み応えのあるシリーズになったと思う。
<シリーズ完結>

BOOK「フルメタル・パニック! アナザー12」

fullmetal_panic_another_12フルメタル・パニック! アナザー12
大黒尚人著
賀東招二原案・監修
イラスト:四季童子・海老川兼武
(富士見ファンタジア文庫:amazon:555円)
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ガルナスタンの作戦で壊滅的なダメージを受けたが、お約束通り、D.O.M.Sのメンバーには大きな被害を受けなかった。しかし、取り逃がした「カエサル」が中国内モンゴルを経て東京へ。あのベヘモスが動いているのだから、この「力場」=「オメガドライブ」ということなのだろう。こういう設定レベルで、オリジナルのフルメタとオーバーラップさせる分には、特に違和感はない。・・・ただ、巨大なベヘモスが力場で空を飛ぶというのは、やり過ぎという気がしないでもない。
前の巻で、完結に向かっていると思ったとおり、あれよあれよという間に、意外と呆気なく完結してしまった。後日談が次の短編集にあるらしいけど・・・菊乃はどうなっていくのか、クララはどうなっていくのか、少しならず気になるんだけど・・・。
<本編は完結>

BOOK「フルメタル・パニック! アナザー11」

fullmetal_panic_another_11フルメタル・パニック! アナザー11
大黒尚人著
賀東招二原案・監修
イラスト:四季童子・海老川兼武
(富士見ファンタジア文庫:amazon:555円)
※Kindle版を購入

達哉とアデリーナがアフガニスタンに脱出してからの続き。
戦争とはいえ、達哉が平気で敵兵を殺しはじめたのがちょっと気にかかる。強いヒーローであればあるほど、今後、たくさんの人を殺すことになりかねないから・・・。
久しぶりにクルツくんが出てきたけど、やっぱりほんのちょい役。マオ姉さんがリハビリに取り組んでいるという快復状況にも触れられていた。次の巻あたりでこのガルナスタンの作戦にケリがつけば、いよいよ完結に向けて動き出すような気がする。

BOOK「フルメタル・パニック! アナザー10」

fullmetal_panic_another_10フルメタル・パニック! アナザー10
大黒尚人著
賀東招二原案・監修
イラスト:四季童子・海老川兼武
(富士見ファンタジア文庫:600円+税)

第8巻からの続き。ガルナスタン共和国のクーデターに傭兵として参加し、敗走した達哉と菊乃、そして捕虜となったリーナのその後のお話。
また、本作「フルメタル・パニック!」に登場した巨大AS「ベヘモス」が出てきた。本作とは異なり無人機で、ここでの名称は「バリストラ」。ベヘモスのような巨大すぎるASを自立させ、駆動させるには「ラムダ・ドライバ」が必要なはずだけど・・・このアナザーにはラムダ・ドライバは出てきていない。
このシリーズでずっと思っていたことだけど、クララがウザ過ぎ。たとえ、マオ姉さんの娘だとしても、このキャラは失敗だなぁ。本作「フルメタル・パニック!」のつもりで読むと・・・プロの中に無鉄砲なお子様が混ざっているだけでリアリティが失せてしまうわけで・・・。その意味では、全く同じ理由で主人公の達哉もウザイんだけど^^; でも、これだけは仕方がない。この作品自体、達哉がウザくなくなるまでの物語だろうから。

BOOK「フルメタル・パニック! アナザー9」

fullmetal_panic_another_09フルメタル・パニック! アナザー9
大黒尚人著
賀東招二原案・監修
イラスト:四季童子・海老川兼武
(富士見ファンタジア文庫:600円+税)

前の巻で高校を卒業したと思っていたけど・・・わたしの勘違いだったろうか?^^;; シリーズ最初の舞台設定で、卒業後の進路がどうのこうの言っていたから、高校三年生のお話だと思っていたのだけど・・・などと思いながら読み始めたら、この巻は短編集的な回想のお話だった。
D.O.M.S初期の回想話があり、久しぶりにマオ姉さんが登場した。アデリーナとの出会いのお話。アデリーナが特殊な環境で育ったのは想像が付いていたし、何らかの理由もなしにあの年齢でAS乗りなんかやっていないわけだけど・・・意図的になろうけど、オリジナルの「フルメタ」の宗介と似たようなお話にしたわけか・・・。

BOOK「フルメタル・パニック! アナザー8」

fullmetal_panic_another_08フルメタル・パニック! アナザー8
大黒尚人著
賀東招二原案・監修
イラスト:四季童子・海老川兼武
(富士見ファンタジア文庫:648円+税)

初めのうち、原作の「フルメタ」との違和感がぬぐえず、パッとしなかった「アナザー」もいつの間にか8巻目となった。なんだかんだいっても、これだけ巻を重ねれば十分に立派なシリーズだ。・・・最後にちゃんと完結できればだけど。
達哉は欠席したけど、陣代高校では卒業式が行われた。これで、陣代高校が舞台となることはなくなっただろうから、益々、独自作品としての色が濃くなるだろう。
ただ、何がどうなれば完結するのか、もう忘れてしまったような気がする^^;; そういえば、マオ姉さんとクルツくんはどうしてるんだろう?

BOOK「フルメタル・パニック! アナザー7」

fullmetal_panic_another_07フルメタル・パニック! アナザー7
大黒尚人著
賀東招二原案・監修
イラスト:四季童子・海老川兼武
(富士見ファンタジア文庫:600円+税)
ISBN/ASIN:4040700038

前の巻で、敵とはいえ主要登場人物が死ぬという掟破りがあり、達哉がその責任の一端を負っているという微妙に重たい展開があった。その影響で、この巻の前半はちょっと重苦しい雰囲気。しかも、ずっと船で航海中なので、大きな動きもなかった。
後半になり、ようやく地上戦があり、動きが激しくなったけど・・・都合よくASが補給されていたり、敵だった菊乃が寝返って仲間になったりと、どさくさ紛れ的展開があった。これにより、ラブコメ的要素はかなり強化されたので、次巻以降は、きっとそういう展開になっていくのだろう。