BOOK「Preface of マルドゥック・アノニマス」

Preface of マルドゥック・アノニマス
冲方丁著
(ハヤカワ文庫:amazon:0円)
※Kindle版を購入

シリーズ第3巻が出ていないかとamazonを検索したら、Kindle版でだけ、こんなものが出ていた。というか、0円で配布されていた。無料なので、とりあえずDLしてみたら、なぜか読んだ記憶がある・・・『マルドゥック・フラグメンツ』に収録された『マルドゥック・アノニマス』の予告篇だけをKindle版にしたものらしい。
そうか、今になって気がついた。こんな予告編があったにもかかわらず、「アノニマス」がはじまることを忘れていたのか・・・。アノニマスの第1巻が出たことにしばらく気がつかず、読むのが遅くなったのだった^^;;
かなりネタバレを含む予告編のようで・・・たぶん、ウフコックは最後に殺されてしまうらしい。でも、もしかすると、その後にバロットを主人公にしたシリーズが続くような気がしなくもない。それはそれで楽しみではある。

BOOK「マルドゥック・アノニマス 2」

マルドゥック・アノニマス 2
冲方丁著
イラスト:寺田克也
(ハヤカワ文庫:700円+税)

ウフコックが潜入捜査をしている状況の続き。
タイトルの「アノニマス」は、潜入しているウフコックが『誰にも認識されず、沈黙のうちに人々の全てを見通す匿名(アノニマス)の存在」になっているという意味らしい。まあ、ウフコック自身は、バロットにだけ見ていて欲しいと思っているようだけど・・・いつの間にか、バロットは本当にお姫様のような扱いになってしまった^^;;
基本的にこの巻は、能力(ギフト)持ちの敵対勢力「クインテット」に潜入したウフコックが、見聞きし、ニオイを感じて収集した出来事という形で描かれている。能力持ちに囲まれた窮屈な状況の中、存在を知られてはいけない状況での潜入調査なので、なにが起きても手出しができず、ストレスばかりをため込みながら・・・。その結果、ウフコックのモノローグは観察者として神の視点と同じで、クインテットのボスであるハンターが実質上の主役のように感じてきた。少なくともこの巻は、ハンターが主役だった。
でも、次の巻はウフコックが主役に戻りそうだ。そして、バロットも物語に絡んできそうな気配。

BOOK「マルドゥック・アノニマス 1」

mardock_anonymous01マルドゥック・アノニマス 1
冲方丁著
イラスト:寺田克也
(ハヤカワ文庫:740円+税)
※古書を購入

完結が宣言されていたわけではないけど、「マルドゥックシリーズ」に新刊が出るとは思わなかった。しかも、第1巻からナンバリングされていて、第2巻も出ているからシリーズものらしい。つまらない内容の続巻が何冊か続いていたので、今回こそは、ちゃんとした内容だと嬉しいのだけど・・・。
「マルドゥック・スクランブル」の2年後のお話。ウフコックはその新しい相棒ロックを得て活動していた。内部告発をしたい依頼人とその弁護士を保護するために、ウフコックたちが動き出す・・・「五重奏(クインテット)」というエンハンサーの殺し屋集団との戦い・・・さらに謎のエンハンサー集団がいくつも絡んできて・・・。ウフコックもかなりのものだけど、新手のエンハンサーがたくさん出てきて、その能力(ギフト)による戦い方たるや何でも有りという感じ。ある種の超能力者、いや、モンスター同士の戦いみたいだ^^;;
バロットがすっかり更正して、ヒロインぽくなって、ちゃんと学校に通っていたりする。ちょっとお姫様ぽかったりする^^ でも、堅気の世界に生きているので、ウフコックたちの戦いに加わることはない。いまは、ロースクール進学を目指して勉強中。

BOOK「マルドゥック・フラグメンツ」

mardock_fragmentsマルドゥック・フラグメンツ
沖方丁著
(ハヤカワ文庫JA:700円+税)
ISBN/ASIN:4150310318

昨年出版された、「マルドゥック・シリーズ」の最新巻。
文庫本の腰巻きによると、昨年、もっとも売れた本の1冊らしい。・・・たぶん、人気シリーズの最新巻だから売れたのだろうけど・・・正直言って、わたし的には、この巻はあまり夢中で読んだとはいえない。
マルドゥック・スクランブル3冊のように、息をつくようなアクションシーンの迫力もないし、カジノでの勝負のようなマニアックでいて緻密な描写もない。小ネタを掘り下げて短編集を書くくらいなら・・・もう、そろそろこのシリーズは封印でいいのではないだろうか。
それなりにしっかり書かれてはいるけど・・・ニッチなお話をこれ以上だらだらと書いても仕方がないし、誰も喜ばないように思うのだが・・・。

BOOK「マルドゥック・ヴェロシティ 3」

mardock_velocity03マルドゥック・ヴェロシティ 3
沖方丁著
(ハヤカワ文庫JA:680円+税)
ISBN/ASIN:4150308713

「マルドゥック・ヴェロシティ」の最終巻。
ボイルドとウフコックが、研究所を出て、自らの有用性を証明し・・・やがて、ボイルドがウフコックを「濫用」してしまい、袂を分かった。このあと、「マルドゥック・スクランブル」につながっていく。
「マルドゥック・スクランブル」では、ボイルドは完全に悪役として登場したけど、この「マルドゥック・ヴェロシティ」ではむしろ正義の側にいた。この結末から考えると、「マルドゥック・スクランブル」のときも、立場が違うだけで、必ずしも悪役ではなかったのではないかという気がしてきた。
このシリーズには、もう一冊既刊があるので、何か鍵になるエピソードでもあるのではないかという気がしているのだけど・・・。
ちなみにこの文庫本は、購入直後に自炊して、ずっとタブレットで読んだ。文庫本のまま読んでいたら、もっと早く読み終えていたに違いない。

BOOK「マルドゥック・ヴェロシティ 2」

mardock_velocity02マルドゥック・ヴェロシティ 2
沖方丁著
(ハヤカワ文庫JA:680円+税)
ISBN/ASIN:4150308705

「マルドゥック・スクランブル」で悪役だったボイルド。・・・そのボイルドが主役なので、相変わらず、ボイルドがものすごく真っ当で、まったくの正義の味方として活動している。しかも、主役なのでかなり有能な働きをしている^^;
・・・たぶん、次の巻で、何かが起きて、ボイルドとウフコックが袂を分かつことになるのだろう。
ちょっとばかり、登場人物の多すぎて、展開が複雑すぎるような気がしないでもないけど・・・何となく話が佳境に入ってきた感じ。いつものことながら、次の巻につなぐ部分の急展開はうまいというか・・・^^;;

BOOK「マルドゥック・ヴェロシティ 1」

mardock_velocity01マルドゥック・ヴェロシティ 1
沖方丁著
(ハヤカワ文庫:680円+税)
ISBN/ASIN:4150308691

時間軸としては、「マルドゥック・スクランブル」の前・・・ウフコックとボイルドがコンビを組んでいた時代のお話しで、このペアが主役。ドイルドはまだ正義側の立ち位置に立っている。
出だしは時代背景や舞台設定の説明っぽい臭いがして、かなり単調だった。文体も前作とは違って、馴れるまで読みにくかったし・・・。でも、研究所を出てマルドゥックシティに来てからは展開も早くて盛り上がってきた。
そして、相変わらず巻末にタイミングだけはお見事・・・すぐに次巻を読みたくなるタイミングで第1巻が終わった^^;

BOOK「マルドゥック・スクランブル The 3rd Exhaust 排気 〔完全版〕」

Mardock_Scramble_book03マルドゥック・スクランブル
The 3rd Exhaust 排気[完全版]
沖方丁著
(ハヤカワ文庫JA:700円+税)
ISBN/ASIN:4150310165

「マルドゥック・スクランブル」を読み終えた。
この第3巻もカジノのブラックジャックのシーンが延々と続いた。前巻と合わせると、十分に1冊分の紙面を割いたのではないかと思えるほど長かった。後書きにもあったけど、あり得ないいかさまをやって、ギャンブルで勝ちまくるわけだから、やっぱりこの小説はSFなんだと納得した。・・・アニメの第一話を見てから原作小説を読み始めたので、ドンパチと撃ち合うアクション物のように、何となく思ってしまっていたけど^^;;
もちろん、カジノのシーンが面白くないというわけではない。しかし、どうやってアニメ化するんだろうか? かえって興味がわいてしまった^^; まさか、あのいかさまを、抽象的に表現しておしまいということはないと思うけど・・・。