BOOK「世阿弥の世界」

世阿弥の世界
増田正造 著
(集英社新書:760円+税)
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『能』という日本の伝統的演劇を完成させた世阿弥の世界を解説した本。新書なので入門書のつもりで読んだけど、なかなかヘヴィな内容だった。
世阿弥といえば、「風姿花伝」。なにをどう表現しているか、表現する側の視点での解説が多い中、この本の著者は数多くの鑑賞経験があり、表現の受け手である観客の視点でも語っているところがヘヴィ。なにせ、わたしは数回しか見たことがないわけで・・・^^;;
この手の本の多くは、世阿弥をとにかく持ち上げてすごいすごいと大合唱するものが多く、やれ、シェークスピアより200年もはやく、独自の演劇を完成させたと小躍りしているようなものばかりだ。でも、そこには観客の視点がない。表現形式、様式美は、勝手に発信するだけでなく、観客に正しく受け止められてこそ演劇という空間がはじめて成り立つ。だから、本当にすごいのは、シェークスピアの200年前にそういうレベルの観客がたくさんいたという、この事実がすごいのだと思う。

BOOK「壺屋焼入門」

tsuboyayakinyuumon壺屋焼入門
倉成多郎著
(ボーダー新書:1.000円+税)
※古書を購入

仕事の関係で読んだ本。
沖縄の伝統的陶芸である「壺屋焼」の成り立ち、歴史、特長なども紹介した新書。ちなみに、この「ボーダー新書」は那覇市内の「ボーダーインク」という会社が出版しているローカル本。一応、書籍コードが付いているから、全国販売されているのかも知れない。
仕事では、ここまで細かな壺屋焼の歴史は取り扱わないだろうけど、沖縄(琉球王国)というロケーションならではの発展があり、今日に至っていると言うことは取り扱いたいと思う。なにせ沖縄には、「シーサー」という強力なキャラクターがあるので、もう少し壺屋焼の知名度が上がってもいいと思う。うまくいけば、観光読みや下品の売り上げに大きく影響してきそうだし・・・。
ただ、貿易の拠点で会った琉球には、古今東西の文化が流入し、ユニークな日用陶器が作られたりしたけど、残念ながら、沖縄の風土では陶芸に適した粘土が自由に手に入らず、壺屋焼発展の足枷になったように思う。でも、身の回りをパッと見て思う。大半が洋食器で、お米を食べる茶碗は磁器、お椀は漆器、なかなか陶器でできた和食器を見かけることがない。壺屋焼では「上焼ち(じょうやち)」と呼ばれる陶器には、磁器にはない、柔らかで優しい風合いがあるんだけどなぁ~。陶器は柔らかくて、すぐに欠けたり割れたりするから敬遠されているのだろうか。

BOOK「映画『謝罪の王様』オフィシャルブック」

syazainoohsama.jpg『謝罪の王様』オフィシャルブック
土下座の彼方まで黒
島譲に学ぶ謝罪の極意
(東京ニュース通信社:1,200円+税)
※古書を購入

この映画、まだ見てはいないんだけど・・・前からどんな映画なのか、きわめて個人的な理由で気になっていたので、とりあえずガイドブックの古本を買ってみた。
映画そのものはオムニバス形式で、想像していたものとはかなり印象が違うらしい。ということで、このガイドブックを読んだだけで、気になっていた関心事は問題なく解消してしまったので、とりあえず満足した。
主演の阿部サダヲは好きな役者さんではあるけれど、たぶん、映画そのものを見ることはないだろう・・・と思う。

MOOK「大判カメラマニュアル」

ohbankamera.jpg大判カメラマニュアル
木戸嘉一著
(ワイズクリエイト:2,857円+税)
ISBN/ASIN:4990397203

いま、手元に4×5の大判カメラが2台ある。1台は「TOYO Super GRAPHIC」、もう1台は「WISTA45」。生前、父親が買った中古カメラで・・・たぶん、父親自身は一枚も撮影したことはないと思われる・・・。
どちらもかなりボロボロだけど、たぶん、まだ使える雰囲気。シートフィルムフォルダーも20枚くらいあるし・・・WISTA45の方には、交換レンズや6×6、6×9のブローニーフィルムのフォルダなんかもあって、使いようによっては楽しめそうな構成だったりする。・・・中古カメラとして売ったとしても、値段が付くような状態ではないけど^^;
大判カメラといっても、原理的に特殊なことがあるわけではないので、マニュアルなしの手探りでも使えそうだけど・・・念のため、どんな世界なのかと思ってこの本を買ってみた。この本では現行のリンホフを使って説明しているけど・・・基本原理は同じとはいえ・・・いろいろカメラの扱い方は違っているようだ。なにより、リンホフは見た目がかっこいい^^;
何かの時に、遊びで使ってみようかと思ったわけだけど・・・そもそも、撮影したいと思うものがないので、出番は当分ないだろうと思うけど・・・。

BOOK「よくわかる!ポートレートレッスン 基本からプロ並みのテクニックまでポートレート撮影のすべてがわかる」

portraitlesson.jpgよくわかる! ポートレートレッスン
基本からプロ並みのテクニックまでポートレート撮影のすべてがわかる
小澤太一著
(玄光社MOOK:1,600円+税)

ISBN/ASIN:4768303092
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昔はよく人物の写真を撮る機会があった。というか、写真を趣味にしていた時期もあるので、なんとなく、モデルが集まってきた。友人や同級生に始まり、その姉妹やら家族やら・・・。
しかし現在は、人物を撮影する機会は・・・ほぼない。ないんだけど、古本を見つけたので、何となく買ってみた。
・・・そういえば、学生時代に友人から頼まれ、その友人のおじいちゃんを喜寿のお祝いということで撮影したことがあった。元気に農作業をしている姿などを撮影したけど、その2ヶ月後、そのおじいちゃんがポックリ逝ってしまった。わたしは参列しなかったけど、その葬儀に飾られた写真は、わたしが撮影したものだったらしい^^;

BOOK「プロが教える デジカメ撮影テクニック」

dejikamesatuei.jpg人物、商品、生き物の魅力を引き出す96例
プロが教える デジカメ撮影テクニック
三浦健司著
(ASCII:1,900円+税)
ISBN/ASIN:4048684163

以前、銀塩写真の時代には、ちゃんと物撮り用の機材を一式そろえていた。写真電球を4灯も使うと、暑くて汗がだらだら流れたし、変なところのコンセントにつなぐとブレーカーが落ちたりしていた^^; そうやって、丁寧に撮影すれば、それなりの写真が撮れた。
しかし、世の中デジタルの時代。適当に撮影しても、Photoshopで修正できるし・・・などと、修正すること前提で手抜き撮影することが多くなってしまった^^; そこで、デジカメ時代ならではのライティングなどのテクニックがあるのかと思って、この本を買ってみたけど・・・光学的原理が変わるわけでもなく、銀塩時代となんら変わったところはなかった。デジタルなので、光源の違いによる色補正はずいぶん楽になったようだけど。
早い話、銀塩写真からデジカメへの変化は、カメラが変わったというより、フィルムが変わったと考えたほうがわかりやすいのかもしれない。

BOOK「人物の描き方 魅力的に見せる表情とポーズ」

jinbutunoegakikata.jpg人物の描き方
魅力的に見せる表情とポーズ
岩崎宏著
(エムディエヌコーポレーション:2,000円+税)
ISBN/ASIN:4844359883

ちょっと人物デッサンにちょっかいを出そうと、この本を購入した。同時に購入した本は彩色画をメインにした本だったけど、彩色画を中心にしながらデッサンについてもそれなりに解説されている。
クロッキーレベルを数枚描いてみたけど、やはり人物画は好みではないらしい。そもそも、描きたい人物もいないし^^;
人物画は・・・形状がシンプルすぎる上に、陰影が微妙すぎるというのか・・・描いていて楽しくない^^;
ということで、また、静物画に戻ることにしよう・・・。