BOOK「物理学はいかに創られたか(上)」

butsurigakuhaikani-1物理学はいかに創られたか(上巻) 
アインシュタイン/インフェルト著
石原純:翻訳
(岩波新書:720円+税)
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古本屋でいつでも買えると思って、ずーっと後回しにしてきたけど、読みたい本がなく、ついに読むことにした。新書を多少なりとも揃えた古本屋なら、ほぼ確実に在庫がある本なのに、それなりに需要があるらしく、120円の値段が付いていた。
20世紀の物理学の大御所が、極力数式などを使わず、一般の人向けにわかりやすく物理学の基礎を解説した本。この上巻は、ニュートンの力学、マックスウェルの電磁気学を解説している。言い換えれば、現代物理学でいうところの4つの力の内、「重力」と「電磁気力」。当時の学術的背景なども紹介し、だれが何を考えどうしてこの法則を発見したのか? さらには誰がどのように反論したかなど、物理法則として認知される経緯など科学史的内容を含めているので、読み物としても面白い。
いかにも、文系学生の一般教養科目の「科学史」あたりで課題として使われそうな本^^;;

BOOK「物理学の歴史」

butsurinorekishi物理学の歴史
朝永振一郎編
高林武彦/中村誠太郎著
(ちくま学芸文庫:1,400円+税)
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かつて、「自然哲学」と呼ばれていた科学以前の概念から、「物理学」が独立してきたのはケプラーやニュートンにより運動や力の解明が進んだことから、物理学ははじまった。続いてマックスウェルの電磁気へと古典物理学が完成。その後は、量子論への入口となる光の研究が進み、量子力学、素粒子論が発展する。という流れで書かれた本だけど・・・気のせいかも知れないけど、量子論に入ると突然、記述が難しくなった^^;; 執筆者が違うから仕方がないのかも知れないけど。
朝永振一郎はノーベル物理学賞を受賞したご存じの物理学者だけど、一般向けの物理学解説書をたくさん書いいる。この本はあくまで編者ではあるけど・・・あまたの本の中でも読みにくい本の部類に入るだろうと思う^^;

BOOK「人物で語る物理入門(上)」

jinbutsude_butsuri1人物で語る物理入門(上)
米沢富美子著
(岩波新書:740円+税)
ISBN/ASIN:4004309808
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最近、本格的な科学本がなかなか読めないでいる^^; で、ちょっとリハビリという感じでこの本を読んだ。この本は数年前から、なにかの時に読もうと思っていたけど、まさかこんな感じで読むことになるとは思っていなかった。
上巻はアリストテレスからアインシュタインの相対論まで。伝記というほど書き込まれてはいないけど、人物史を積み重ねた科学史なので、ふつうに読み進められた。・・・いまさらという内容ばかりではあったけど^^;;

BOOK「ロウソクの科学」

rousokunokagakuロウソクの科学
ファラデー著
(岩波文庫:300円+税)
ISBN/ASIN:4003390911
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いまの子供たちは、「理科系離れ」だという。
なんとなくそんなことを信じていたのだけど、その割には、世間では「実験教室」がブームだったりするらしい。親がせっせと高い授業料を払って子供を通わせているらしい。
たしかに、子供たちの知的好奇心を刺激するだろうから、そういう機会は多い方がいいに違いない。
このファラデーの名著は、ファラデーが教会で行っていた実験教室の内容をまとめたものらしい。・・・この本、なにかの機会に、若いうちに読んでおくべき本だと聞いて、高校時代に一度読んだことがある。・・・感想は、まったく覚えていない。その後、文科系に進んだところをみると、この本を読んだだけでは、やはり理系にはならないらしい。

BOOK「世界でもっとも美しい10の科学実験」

sekai10kagakujikken-s世界でもっとも美しい10の科学実験
The Prism and the Pendulum
The Ten Most Beautiful Experiments in Science
ロバート・P・クリース著
青木薫訳
(日経BP社:2,000円+税)
ISBN/ASIN:4822282875

科学法則を発見・証明するために行われた10の科学実験を紹介した本。ガリレオの実験として知られる斜塔から鉄球を落下させる実験、プリズムを使ったニュートンの光の実験、地球の自転を証明するフーコーの振り子の実験、原子核の存在を示すラザフォードの実験など、10の実験が収録されている。
いまのように、直径が数キロにおよぶ巨大加速器を用いたり、数百キロも離れた観測装置に素粒子を打ち込んだりといった、国家レベルでの巨大実験ではなく、一人の科学者や研究室レベルで創意と工夫で実現できる規模の実験ばかり。古き良き時代の科学実験ともいえる。・・・だからといって、自分で実験装置を作って試してみようかという気にはならない。かなりの精度が必要だろうから、素人のレベルは超えている。
実験の詳細だけでなく、誰がどんな理由から、なにをどう考えてこのような実験を行ったかを細かく解説しているので、けっこう読み応えがあった。
・・・単行本なのに、電車で読んでいても軽く感じる。やっぱり、Kindleのような7インチタブレットって、けっこう重たいのだと改めて実感した。

BOOK「光と電気のからくり 物を熱するとなぜ光るのか?」

hikaritodenkinokarakuri光と電気のからくり
物を熱するとなぜ光るのか?
山田克哉著
(講談社ブルーバックス:860円)
ISBN/ASIN:4062572591

仕事の参考図書として読んだ本。
内容は、通常のブルーバックスレベルの本ではあるけど、文体が合わないのか、やけに難しく感じた。まあ、実際、難しい内容なんだけど^^;;
というのも、光は電磁波、電気は電磁場・・・まず最初に、正しく理解していなかったことに気がついた^^; わかっているようでいて、意外と理解していなかった。そもそも、身近な物理現象を説明するのって、けっこう難しいことが多い。たとえば、白熱電球が光る理由。フィラメントに電気が流れると、光と熱が出るわけだけど、いいかえると電磁波が出ているということ。
もうひとつ、この本を難しいと感じた理由・・・活字が小さい上に、印刷のインキののりが悪いのか、とにかく活字が見づらい。老眼で読むことをまったく意識していないのだろう・・・。まあ、50過ぎてから、こういう本で勉強しようという人は、マーケティングから外れているんだろうな^^;;

BOOK「光と色彩の科学 発色の原理から色の見える仕組みまで」

hikaritosikisainokagaku光と色彩の科学
発色の原理から色の見える仕組みまで
齋藤勝裕著
(講談社ブルーバックス:820円+税)
ISBN/ASIN:4062577014

昨年末、急に新しい仕事が舞い込んできて、あわてて参考になりそうな本を読むことになった。・・・本当なら、アニメ三昧の正月休みになるはずだったのだが^^;; まあ、このご時世、仕事があるだけでもありがたいことなので、文句も言っていられない。
光と色の関係性、人の目の構造、心理的な影響などなど、目で見ているであろうモノの色がどうしてそのように見えているのかを解説している。資料として読んだ本もこれが二冊目なので、特に難しいこともなかったけど・・・で、これをどう仕事に結びつけていくのかが問題。・・・まあ、それが仕事であるわけだけど^^;;
・・・もう少し勉強が必要そうだ。

BOOK「プリンキピアを読む ニュートンはいかにして「万有引力」を証明したのか?」

principiawoyomuプリンキピアを読む
ニュートンはいかにして「万有引力」を証明したのか?
和田純夫著
(講談社ブルーバックス:980円+税)
ISBN/ASIN:4062576383

アイザック・ニュートンの著書「プリンキピア」・・・名前だけは世界史の授業にも出てきたし、物理の授業で運動の法則や放物運動、重力加速度やら何やらと、古典力学について習ったことがある。つまり、高校の数学レベルで理解できるのだろう。
・・・と思ったら、原著はものすごく難解らしい。高校の授業で出てくるのは、現代風に整理された、完成された古典力学で、プリンキピアそのものに書かれた表現ではないからというのが理由。
この本では、ニュートンが示した命題をはじめに示し、それを現代風の数学で解説している。・・・早い話が、高校の物理の参考書と同じ構成で、しかも、できの悪い脳みそにも理解できるようにという配慮がまったくないので・・・高校で習った数学のほとんどを忘れてしまったいま読むと、かなり難しい^^; ・・・いまにして思うと、高校時代に使っていた「チャート式」とか「よくわかるシリーズ」はなんと親切だったことか^^;;
さらに、老化で頭がガチガチになり、ふだんそういう頭を使っていないので、ものすごく疲れる。全ページを丁寧に読んだわけではないけど、読み始めてから3ヶ月近くかかってしまった。
一応、理解できる範囲で理解しながら読んだとはいえ、頭の体操になったとかいうような、前向きな感想は全くない^^;