BOOK「龍ヶ嬢七々々の埋蔵金 12」

龍ヶ嬢七々々の埋蔵金 12
鳳乃一真著
イラスト:のん
(ファミ通文庫:amazon:810円)
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前巻の予告通りに完結巻。やけに値段が高い。Kindle版を買ったのでよくわからないけど、リアル本はいつもより厚いのだろう。Kindleの読了予想時間も1時間ほど長い。
そういえば、という感じだけれど、この小説って、重護VS天災の推理ものの側面もあるから、今回は天災の推理力で事件解決という感じ。七々々ちゃんを殺した犯人捜しとレプラコーンこと「ネガカナ」の正体、そして七々々ちゃんの正体。これらが同じゴールで判明すると予想はしていたけれど・・・なんか、ウソだろと思うくらいにほとんどが予想していたとおりの謎解きだった^^;; 今生霞と真田文香の再登場以降は、ぜんぜん予想もしていなかったけど。
謎解きだけはちゃんとやって、結末は不完全なかたちだったけど、これで一応の完結。いずれ後日談かなにかが書かれるのかも知れない。
でも、重護の妹・おバカな空音ちゃんやユリシーズちゃんにはもうすこし活躍して欲しかったな・・・。
<完結>

BOOK「龍ヶ嬢七々々の埋蔵金 11」

nanana11龍ヶ嬢七々々の埋蔵金 11
鳳乃一真著
イラスト:のん
(ファミ通文庫:amazon:670円)
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親切なことに、現時点での状況をまとめてくれているので、思い出す手間が省けた。・・・ふつう、思い出せないヤツは置いていくぞという作品、あるいは、忘れたままでも問題ない作品が主流なので、とっても珍しいことだ。
今回は、七重島の7校の高校で行われる学園祭+体育祭、そして「名付き」と呼ばれるレアな遺跡「クロノス」への挑戦。七重島は七々々ちゃんが作った島だから、七々々の好みでこうなっているんだろうけど・・・やたらとお祭りばかりやっているような気がする。七々々ちゃんは出来がよかったから勉強なんてしなくてもよかったんだろうけど、重護のようなやつにはちゃんと授業を受けさせ、勉強をさせるべきじゃないだろうか?
楽市楽座が動き出し、昨日の敵は今日の友じゃないけど、いろいろ合従連衡があったので・・・今回の敵というか悪役は第五高等部生徒会長の独呂也七。そのターゲットは第一高等部の華蝶揚羽。でも、弥七がどうにも小物すぎるように思う。
第2シリーズがはじまって間もないし、空音ちゃんとユリシーズちゃんが加わり、楽市楽座が活動しはじめたというのに・・・次の巻で一応の完結になるらしい。

BOOK「龍ヶ嬢七々々の埋蔵金 10」

nanana10龍ヶ嬢七々々の埋蔵金 10
鳳乃一真著
イラスト:のん
(ファミ通文庫:amazon:551円)
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最近、目に付いたシリーズを適当に読んでいるので、今まで読み続けていたシリーズの続巻を読むのは久しぶりという感じ。去年の夏に続いての続巻なので、順調なペースで最新巻が出たことになる。
というか、前巻で大きな山場を超えたので、この巻が新しい展開のリスタートのような状況で・・・内心、作者が日和ってしまって続巻が出ないのではないかと心配していたので・・・^^;;
実際、この巻の前半は、今後いろいろでてくるであろう登場人物の再確認と、リスタートのためのプロローグという内容だった。重護が「楽市楽座」という会社を立ち上げたことで、新しい展開がはじまった。おまけに、七々々ちゃんを殺した犯人捜しが、重護と天災の対決という構図に置き換えられてしまったし、一心先輩がレプラコーンの秘密に肉薄してきたし・・・ある意味、いつでも完結できる設定になった。
でも、重護の妹・空音ちゃんやユリシーズちゃんも加わったことだし、もうしばらく続くのだろう。というか、後書きには「第二部」とはっきり書かれていた。

BOOK「壱級天災の極めて不本意な名推理 2」

ikkyuutensai02壱級天災の極めて不本意な名推理(第2巻)
鳳乃一真著
イラスト:のん
キャラクター原案:赤りんご
(ファミ通文庫:630円+税)
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「龍ヶ嬢七々々の埋蔵金」からのスピンアウト小説の2巻目。タイトル通りに推理もの路線の小説。
本作と同じ時間軸で展開しているけど、天災を主人公にして、七々々と重護はほとんど出てこない。それどころか、ダルクの他に「伏見研」の妃凜とスイナを仲間に加え、なんとなく学園サークルものっぽい設定になってきた。
「惨劇の未来」の中では、キャラの年齢や体型が変わり、天災はナイスバディなお姉さんになるし、幼女キャラまで登場するのに、やっぱり十分には活かされていない感じ。
本作の方とどう関係してくるのかわからないけど・・・ダルクの秘密の一端がちらっと明かされた。本作の方では、最初から天災とセットで登場したけど、途中、ダルクの伏線も張られたような張られていないような・・・。

BOOK「龍ヶ嬢七々々の埋蔵金 9」

nanana09龍ヶ嬢七々々の埋蔵金(第9巻)
鳳乃一真著
イラスト:のん
キャラクター原案:赤りんご
(ファミ通文庫:630円+税)
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この巻から仕切り直しの運び。重護が七重島を離れて、実家ではないけれど、<祭>の棟梁の家に転がり込んだ。実家がらみなので、新キャラとして重護の妹・空音ちゃんが登場。重護と同じように目つきが悪いらしい・・・イラストの目は可愛い目だけど。しかも、ちょっとおバカでイタイ性格^^;;
さらに、いわゆる親が決めた許嫁というやつで、重護が以前ゲームに登場したイシュバルの妹・ユリシーズと結婚させられることに・・・。まあ、これも七々々コレクションをめぐる伏線かも知れないけど。
一方、七重島では、天災とダルクが、七々々ちゃんを殺した犯人捜し。GREAT7に一人ずつ取材を重ねていく・・・。そして、こちらにも新キャラが登場。天災の義姉・彼方。そんな感じで・・・シリーズ後半のストーリー展開のために新しい設定が追加され、いくつか伏線が張られたようだ。
でも、この物語って、本当にハッピーエンドで終われるんだろうか? なんとなくイヤな予感がしてくるんだけど・・・。著者にはぜひがんばって完結させて欲しいと心から願っている。
最後にどーでもいいことだけど、担当編集者へ。この巻、ちゃんと文字校してないな・・・けっこう誤字が目立つ^^;;

BOOK「龍ヶ嬢七々々の埋蔵金 8」

nanana08龍ヶ嬢七々々の埋蔵金(第8巻)
鳳乃一真著
イラスト:のん
キャラクター原案:赤りんご
(ファミ通文庫:700円+税)
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「ゲーム」の第二ステージから最終第三ステージへ進んだけど、第三ステージは大きく端折った感じ。というのも、単に『七々々の剣』の争奪戦という目的が、レプラコーンの正体を暴くことに変わってきたから・・・。これが、ゆんちゃんこと吉野咲希の奪還や、唯我一心の野心にも関わってくるし、七々々ちゃんが死んだ真相につながっているわけだ。
一方、GREAT7のひとり、黒須参差が再び会場に侵入。八真重護と戦場緋夜との延長戦で『七々々の剣』の強奪を計ろうとする。会場の外では黒須参差の配下の者、七重島総合警備保障の名誉顧問・真幌肆季と参加学生たちが三つ巴の戦い。その上、暴走した【M】の黒人間たちとの攻防・・・って、かなりぐちゃぐちゃ。
結局はGREAT7の介入があり、諸々が丸く収まったけど、同時に、「七々々ちゃんを殺した犯人を捜す」という重護の目的が、いろいろ波紋を呼んだようだ。GREAT7内での立場の違いや、人間関係などが関係していきそう。そして壱級天災の立ち位置が変化した。七々々ちゃんを殺した犯人が見つかると、七々々ちゃんはどうなってしまうのか? 関係ないと思っていたダルクがどうなってしまうのか?

BOOK「龍ヶ嬢七々々の埋蔵金 7」

nanana07龍ヶ嬢七々々の埋蔵金(第7巻)
鳳乃一真著
イラスト:赤りんご
(ファミ通文庫:660円+税)
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「ゲーム」の第二ステージ。テレビのバラエティ番組という・・・まあ、七々々ちゃんのノリだから、こういうおちゃらけの設定になるのだろうけど・・・前振りが長すぎる。4チームに分かれての双六ゲームで、重護と鉄くんは、華蝶揚羽というこれまで目立った動きのないキャラとチームを組んだ。祭の椴松鷲が変装しているとしたらこの揚羽だと思っていたけど・・・違うっぽい。
ゲーム会場の外で、『幸せ荘』の酔っ払い大家にして七重島総合警備保障の名誉顧問、戦闘力ではGREAT7最強と言われる真幌肆季とスリー・スカルの親玉にしてGREAT7のひとり、黒須参差が戦いを繰り広げていたけど・・・参差が・・・。まあ、何でも有りの仕掛けだからなぁ。チープなミニゲーム大会の様相だったけど、戦場緋夜VS黒須参差の13組ババ抜きはなかなか読み応えがあった。
それにしても、憑依してアパートから出てきた七々々ちゃんはすごすぎる。そして黒須参差も。

BOOK「龍ヶ嬢七々々の埋蔵金 6」

nanana06龍ヶ嬢七々々の埋蔵金(第6巻)
鳳乃一真著
イラスト:赤りんご
(ファミ通文庫:640円+税)
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前巻で登場人物が揃い、いよいよレプラコーン主催の「ゲーム」がはじまった。ゆんちゃんこと吉野咲希が、【M】なんていう役回りで物語の中心に躍り出てくるとは予想もしなかった。
基本的に、ここまでで登場した、七々々コレクションを探している各勢力の主要メンバーが参加している。「祭」の椴松鷲が参加しているかは不明。戦場緋夜と陰でつるんでいるようだから、変装してこっそり参加していても不思議ではない。
モブを含めて、登場人物が多い上に、「ゲーム」という新しい舞台設定の仕込みもあるので、せっかくゲームが開催されても冗長な感じ。かといって、モブがらみの話をすべてカットするわけにもいかないだろうけど。それにしても、思ったよりぬるい展開だな・・・。まあ、いろいろ謎か解けてはきたし、最後に「ネガカナ」という名前が明らかになってホッとした。やっぱり、名前がはっきりするだけでいろいろスッキリする。