BOOK「ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件 8」

dress008ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件(第8巻)
野村美月著
イラスト:karory
(ファミ通文庫:amazon:534円)
※Kindle版を購入

付け足しのような完結編。ハッピーエンドに持っていくならこういう展開しかないんだけど、わざわざ書く必要があったのだろうか。まあ、家庭教師という設定だったから、教え子たちのその後の成長というのは気になるところではあるけど・・・みんなの成長した姿を示され、安心できる内容ではあった^^
天才の姉の身代わりとして、凡庸な弟が女装して他国のお姫様の家庭教師になるという、最初の設定から微妙だったけど、ちゃんと完結まで持っていた。完結間際に放置されることも少なくないラノベの世界で、もう、完結しただけで十分な評価に値する。
<完結>

BOOK「ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件 7」

dress007ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件(第7巻)
野村美月著
イラスト:karory
(ファミ通文庫:610円+税)
※古書を購入

シャールの双子の姉グリンダがついに姿を現した。未回収だったグリンダ関係の伏線がどんどん回収されて、話がまとまる方向に進んでいく・・・と思いきや、シャールが過去に飛ばされ、思いもしなかった舞台でまるで違う小説のようになった。
この巻は、行方不明になっていたグリンダ側の物語が明かされるけど、シャール側の物語と乖離しすぎている気がする。いい換えれば、グリンダ側の事情を説明すればするほど、こじつけ臭さを感じてしまう^^;;
結局、シャールとグリンダ姉弟はエーレン王国に戻ってきたけど、シャールが女装の偽物グリンダであることもばれてしまったし、シャールのお役目はここでお仕舞い。
このまま完結でもおかしくない気がするけど、もう1巻出るらしい。

BOOK「ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件 6」

dress006ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件(第6巻)
野村美月著
イラスト:karory
(ファミ通文庫:620円+税)
※古書を購入

特に面白いわけでもないし、設定自体に無理がありすぎてツッコミどころ満載なんだけど・・・古本が1円になった巻を買い足して読み進めている。
この巻は、ほとんどが本編で、番外編は1編のみの。ロマンシアで開かれる音楽祭に招待された竜樹王子と聖羅に随行して、シャールとギルマーの4人が派遣され・・・当然、ロマンシアで問題が発生するわけだけど、シャールと聖羅にとっては思い出深い旅となった。竜樹王子にとっても少し生長するきっかけくらいにはなったろうし。聖羅が、シャールが帰国してしまうことを意識しはじめている。その上、本格的にグリンダが絡んできたので、完結が近いのかも知れない。ちゃんと最終巻を出してくれればだけど^^;;
途中、所々に各登場人物が書いた手紙が挿入されていて、キャラによって太さの違う極端に読みにくい書体が使われていて・・・あまりの読みにくさに腹が立ち、いくつかを読み飛ばしてしまった。担当編集者はどういう神経をしているのものやら・・・。

BOOK「ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件 5」

dress005ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件(第5巻)
野村美月著
イラスト:karory
(ファミ通文庫:600円+税)
※古書を購入

この巻は、本編が一話だけで、ほとんど短編集だった。
特に大きな展開もなく、日常的な家庭教師のお話。そもそも、この小説はシャールが女装して、天才の姉に成りすまして、お姫様たちの家庭教師をするというものだから、これがこの小説本来の姿ではある。ただしこの巻は、メインヒロインの聖羅を除いた、いわば脇役の王子や他のお姫様にスポットライトを当てた内容だったので、どーでもいいといえばどーでもいいお話^^;;
以前から気になっていた・・・どう見ても発達障害としか思えない真王子にも、かすかながら感情があるようなのでホッとした。真王子がいつもぼーっとしていて、双子の片割れである更紗姫がイライラしながらも、ちょっとだけ真王子に優しくしてあげたのが、わずかながらの救いだった。

BOOK「ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件 4」

dress004ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件(第4巻)
野村美月著
イラスト:karory
(ファミ通文庫:600円+税)
※古書を購入

ファミ通文庫のヤフオクでのまとめ買いに含まれていたのは第3巻まで。いまも新刊が出続けているシリーズらしく、続巻を買い足した。実績のある作家だし、ストーリー的なゴールも明確なので未完のまま放置にはならないと思うから。でも、あとがきによると、まだ崖っぷちにたたされるような状況ではないらしいし。
今回は竜樹皇子のお見合い話。ついでにギルマーにも縁談が・・・。シャールは根はいい人間だけど、相変わらず愚かさが際立つだってちょっとイライラする。他はとってもありがちなお話ばかりで、これといって面白い設定も展開もなかった。聖羅姫との関係はわずかながら深まっているようには思うけど・・・。
竜樹皇子と聖羅姫、騎士のギルマー、メイドのアニスあたりの関係を基本に、今後も、一話限りの新キャラが投入される展開が続くのだろうか。

BOOK「ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件 3」

dress003ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件(第3巻)
野村美月著
イラスト:karory
(ファミ通文庫:600円+税)
※古書を購入

主人公のシャールは、もともとダメ人間という設定だけど・・・女装して天才の姉に変装して他国に赴任し、嘘がばれたら縛り首という環境で24時間緊張を強いられているはずなのに、全く緊張感がない。しかも今回は事件に巻き込まれ、真犯人を見つけないと共犯者扱いにされてしまうというのに、あまりにも愚かすぎる。
シャールって、人の気持ちがわからない、物事に優先順位をつけられない・・・まるでアスペルガー症候群のようだ。ラノベの主人公は多かれ少なかれ、みんなスペルガーっぽいんだけど。・・・まあ、こういう無茶な設定では、これくらいのキャラじゃないと主人公なんかつとまらないんだろうな^^;;
ついでにいえば、エーレンの王様一家の子どもたち・・・竜樹王子と聖羅姫はいいとして、双子の更紗姫と織絵姫はADHDだし、5歳の真王子も何らかの発達障害がある。ラノベのキャラに、こういうツッコミ入れちゃいけないんだろうけどね^^;;

BOOK「ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件 2」

dress002ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件(第2巻)
野村美月著
イラスト:karory
(ファミ通文庫:600円+税)
※古書を購入

この第2巻があらかじめ出版されることが決まっていたかのように、ふつうに話がつながっている。ただし、よくありがちな展開だけど、最初の巻で人間関係が出来てしまうと、基本的にはただのラブコメになってしまうわけだ。まあ、主人公が「男の娘」だから、ふつうではないけど。
しかも、すでにグリンダことシャールが男であることが一部にはばれているし、イスマール国の男装の皇子に求婚されたりと、服装と性別が混乱した登場人物が増えていく。って、このイスマール国って、後宮で残忍な暗殺が横行しているって・・・このご時世に大丈夫なんだろうか? まあ、この本が書かれた頃、中東の某勢力はまだ登場していなかったんだろうけど・・・この部分をカットしない限りは、アニメ化されることはあり得ないだろうな^^;;
それでも、聖羅がメインのヒロインであることははっきりしてきた。でも・・・9歳の子どもじゃあなぁ。
前巻と同じようにちょっと変わった構成で、後半は短編集。シャール以外の人物の視点から書かれていて、人間関係の変化など、たぶん、この短編を読んでいないとわからなくなりそうだ。

BOOK「ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件」

dress001ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件
野村美月著
イラスト:karory
(ファミ通文庫:620円+税)
※古書を購入

ラノベにあまりお金をかけるのもどうかと思い・・・ヤフオクで「ファミ通文庫45冊セット」というのを500円で落札した。その中に1~3巻が含まれていた。他にも野村美月の作品が何冊か入っていたから、文体に問題がなく、読める作家ならいいなと心配していたけど、とりあえずは大丈夫そうだ。
タイトルからして、「男の娘」ものだとは想像していたけど、いわゆる「男の娘」ものとしてのドタバタはほとんどなくて、性別と姉の身代わりという偽装よりも、王子と王女たちの家庭教師をいかに務めるかという話に終始している。姉が国を代表する大天才だという設定なので、いろいろ苦労するわけだけど・・・。明確な伏線が張られたわけではないけど、国王には最初からばれているような気がする。
この巻は、続巻が出るか決まっていない最初の巻だから「1」という数字が打たれていないのに、巻末に「番外編」が収録されている。どういう事情なんだろう?