国立科学博物館 第7回 HITNETミニ企画展 日本の航空博物館 ー日本の産業技術ー(東京・上野公園)

科博の産業技術史資料情報センターの博物館データベース「HITNET」に登録されている理工系博物館から抽出した4つの博物館を紹介するミニ企画展。毎年この時期に開催されていて、青森県立三沢航空科学館、石川県立航空プラザ、所沢航空発祥記念館、航空科博博物館を紹介している。
今回はパネル展示のみで展示品はないけど、同じフロアに零戦の実機をはじめとした科博の航空機関系の常設展示がある。成田空港のそばにある航空科学博物館で展示されているジャンボジェットのコックピットを背景に、記念撮影できる撮影スポットがある。

旧新橋停車場 鉄道歴史展示室(東京都港区東新橋1)国指定史跡


建物は鉄道開業時の旧新橋停車場の駅舎を再現したもの。明治時代に国家の威信をかけてつくった鉄道の起点駅らしく、かなり立派な建物。でも、内部のほとんどは「銀座ライオン」が入っていて、展示スペースはわずかしかなかった。常設展示は1階にちょっとあるだけで、メインは2階の企画展示。展示スペースは撮影禁止。
「明治150年記念 NIPPON 鉄道の夜明け」をやっていた。新橋~横浜間に日本で最初の鉄道が開業した1872(明治5)年当時、新橋のこのあたりまで海だったというのは驚き。そういう意味では、新橋~横浜間にはけっこう難所が多かったようだ。
西郷隆盛以下薩摩藩が鉄道整備に反対したため、三田の薩摩藩邸を避けて線路を敷かざるを得なかったという話があるけど・・・岩倉使節団で西洋文化を目の当たりにした大隈重信らに対して、居残り組みだった西郷隆盛との差というより、薩摩が日本の端っこにあって、鉄道の恩恵を得にくいという理由もあったんだろう。
印象としては、銀座ライオンだったけど、旧新橋停車場跡は国指定の史跡。

物流博物館(東京都港区高輪4)


JR品川駅からほど近いロケーションなので、いつでも行けると思って・・・何年も過ぎてしまった。品川駅って、乗り換え以外で利用することってまずないから。今日は一念発起で空き時間に立ち寄った。平日のせいか、ぜんぜん見学者がいなかった。
ここは、日本通運グループの協力を得て開設された博物館。中世から現代に至るまでの、ものの輸送に関連した内容が総合的に展示されている。さすが日本通運の資料という感じではあるけど・・・ワールドワイドな企業なのだから、最先端の物流について、もっと充実した展示が見たかった。

国立科学博物館 企画展 天皇陛下の御研究と皇居の生き物たち(東京・上野公園)


天皇陛下御即位30周年記念展示として、今日から開催されている企画展。科博が行った皇居吹上御所の生物相調査(平成8~11年度、21~25年度)の報告と天皇陛下による生物学研究を紹介している。
東京の地図を見ると一目瞭然だけど、皇居吹上御所、新宿御苑、赤坂御用地、代々木公園の4カ所は、都市緑地として群を抜いた広さがある。中でも、皇居吹上御所は一般の人がなかなか立ち入れない場所だから、もっとも安定した環境がある。そして、皇居吹上御所にはお堀もあるので、水棲の生物相もあり、かなり多様な生物相が残っているようだ。

航空科学博物館(千葉県芝山町)


昨年の10月に続いて2回目の航空科学博物館。
所用で見に来たのだけど、いま現在、大規模なリニューアル工事中で、正面入口は閉鎖中で、西棟の裏に新しい展示棟を建設している。そのため、西棟の展示が見られない状態・・・B-747の大型模型を動かすシミュレーターも利用できない。
新たにどんな展示ができるのか楽しみではあるけど・・・いつ、リニューアルオープンなのかはっきりしない。

BOOK「国立科学博物館シンポジウム 大都会に息づく生き物たち 附属自然植物園の生物相調査より」パンフレット

1月27日(日)科博の上野本館で開催されたシンポジウムのパンフレット。
東京白金台に広がる自然教育園は、都市緑地の生物相のモニタリングポストとして活用されてきた経緯があり、今回の調査は2000年以来の大規模調査。2016~2018年の3年間に渡って実施された。
シンポジウムでは、その調査結果の概要が発表され、生物相の時代的な変化や、外来種の侵入状況、新種の発見等について紹介された。この冊子は、一般向けの中間報告的なもの。シンポジウム参加者には配布されたもの。より専門的で詳細な調査報告は、「園報」として別途つくられるのだろう。
このテーマのミニ企画展が、3月9日(土)~5月12日(日)、白金台の自然教育園で開催予定。桜のシーズンも含まれているし、久しぶりに出かけてみようかな。

 

国立科学博物館 企画展 砂丘に眠る弥生人 山口県土井ヶ浜遺跡の半世紀(東京・上野公園)


山口県の「土井ヶ浜遺跡」の有名な埋葬遺跡で、砂丘から弥生人の骨がたくさん出土した・・・という程度の知識はあったけど、それに関する何らかの展示を見るのは今回がはじめて。
弥生人がどこから来たのか、いまの日本人がどう成立したのか、かつて論争が起きた頃、最初に発見された弥生人骨が今回の展示。発見されたのは明治時代だけど、いまではDNA解析など新しい研究手法があり、いろいろなことがわかってきている。
でも、弥生人のこころの中は、あくまで推測するのが限界。わざわざ砂丘に集団墓地を作って、長年、集落の人間を埋め続けていたのって・・・どういう宗教観なり世界観があってのことなのか、ちょっと想像も付かない。きっと、彼らにとっては、「砂丘」や「砂」というものに何らかの意味があったのだろうけど・・・。
でも、ちょっと会場がスカスカ。いつもより展示の密度が低いのではないか?

赤穂義士記念館/義士木像館(東京都港区高輪2)


泉岳寺にある赤穂浪士の資料館。赤穂事件は江戸前期の元禄年間の出来事だけど、意外なことに、浪士たちの遺品の実物がいくつか残されていた。戦争で焼けたり、大震災も乗り越えたということらしい。

講堂の2階、義士木像館には江戸時代終わりから明治二年までに制作された四十七士の木像が収められている。江戸時代の人集めのための手法だろうけど、たぶん、たくさんの人が見に来たのだろう。

入館は共通券で、大人500円。館内は撮影禁止。

台東区立下町風俗資料館(東京都台東区上野公園2)


上野公園には毎年何度も足を運ぶし、この資料館の存在は知っていたけど・・・いつでも見られるという気安さと、展示内容にあまり期待していなかったので、いままで見ずにいた。今日はたまたま時間があったので、覗いてみた。
明治・大正・昭和の台東区を中心とした下町の姿を再現して、いろいろ資料や家財道具などを展示していた。展示内容に関しては、予想していたとおり。唯一目を引いたのは、上野公園で開催された勧業博覧会などの産業系イベントに関する資料の展示ケース。上野公園が日本初の博覧会会場だったということ・・・いまでいえば、東京ビッグサイトや幕張メッセといった感じ。
修学旅行の中学生で混雑していた。感心なことに、悪ふざけするような子もいなくて、けっこう真面目に展示を見ていた。