大分香りの博物館(大分県別府市)


台風19号と被りそうで心配したけど・・・大分の別府大学の「大分香りの博物館」に来た。別府温泉は有名な温泉で観光地だけれど、観光地にありがちな客寄せ施設ではなく、かなり本格的な博物館。

古今東西の香りに関する歴史展示があり、香水のコレクションが展示されている。わたしは香水には馴染みがないけれど、コレクションが充実したものであることは一目でわかる。時代を問わず、香水は高価な物だから、容器にもお金と技術が掛かっていて、豪華な空気が漂っていた。

また、体験ゾーンでオリジナルの香水の調香体験、アロマ体験が出来る(要材料費)。この前の磐田市香りの博物館び次いで2回目の調香体験だったけど、ここでは自分の好みと勘で自由な割合でオリジナル香水を作れる。わたしは無粋な男なので、香水には縁のない人間だけど、けっこう楽しい。

国立科学博物館 企画展 風景の科学展 芸術と科学の融合(東京・上野公園)

写真家・上田義彦が撮影した写真を、国立科学博物館の研究者が自然科学の視点から解説し、関連する展示物を揃えた内容。
「木を見て森を見ず、森を見て木を見ず」という言葉があるけど・・・ここではあえて、マクロからミクロまで、時間軸さえ遡って細かく見てやろうという感じ。まあ、自然景観の多くは地球物理や生態系の結果、あるいは過程によるものだから、こういう解説は成り立つ。
でも、こういう切り口での解説が面白いかというと微妙・・・。風景写真を見て目が行かなかった部分に詳細な解説が付けられているという印象が強く、ビックリするような関連付けが少なかったから。写真は写真として観ている方が楽しいかも^^;

松栄堂 薫習館(京都府京都市)


京都のお香の老舗・松栄堂本店に併設された企業博物館。あまり広い展示スペースではないけど、京都らしく雅やかに空間演出されたオシャレな展示空間。わたしのように、タバコ臭いオヤジが入っても良いものか、一瞬躊躇してしまった^^;

いろいろな香りを体験できる「香りのさんぽ」、お香や香道に関する道具などが展示された「松栄堂 松寿文庫展示室」がメインの展示。立礼席「通玄」、比叡山や大文字山など京都の東山を一望できるKARANIホールを併設している。
もちろん、松栄堂本店に隣接した施設なので、お香の売り場も充実している。本店2階の「香房」では、お線香の製造工程の見学もできる(要予約)。

大谷大学博物館 2019年秋季企画展 大谷大学博物館の逸品(京都府京都市)


京都市の地下鉄烏丸線北大路駅を出てすぐのところにある博物館。さすがに観光客で混雑しているようなことはないだろうと思って選んだら、予想通り観光客の姿はぜんぜん見かけなかった。
大谷大学の博物館なので、基本的には仏教関係。10点の国指定重要文化財を所蔵している。当然ながら、館内は撮影禁止。
2019年秋季企画展
大谷大学博物館の逸品

2019年9月21日(土)まで
重要文化財の「選択本願念仏集」を公開していた。わたし個人としては、仏教文化に関しては特に詳しいわけでも、関心が高いわけでもない。でも、法然や明恵の名前は知っている。
学芸員の博物館実習として、学生が企画・展示を担当した実習生展も同時に開催されていた。御伽草子と仮名草子の展示が目を引いた。金箔が押された豪華な彩色だったけど・・・保存状態が良いからだろうか? あるいは復元したものだろうか?

古田織部美術館 2019年秋季展 ICOM記念 館蔵名品展(京都府京都市)


5年ほど前にできた美術館で、以前から来たいと思っていたけど、京都に来てもなかなか時間がとれず、ずっとパスしていた。今回ようやく見に来ることができた。
古田織部は戦国時代から江戸初期の武将・茶人にして利休七哲の一人。独特の緑釉の織部焼など、独特の美意識で「織部好み」といわれる一連の茶道具や庭園などを生みだした。徳川時代まで生き延びた大名ではあるけど、これといった武勲はない。
2019年秋季展 ICOM記念 館蔵名品展
2020年1月14日(火)まで。
茶道具では、本阿弥光悦作の色替り赤筒茶碗「有明」、蜂須賀家伝来長次郎作赤茶碗、玄悦作御本釘彫茶碗などに加え、朝鮮出兵帰に持ち帰った虎の頭蓋骨など、50点を展示。
わたしは、今日に伝わる茶道文化が固まる以前の、「数寄者」の自由闊達さ、独創性を感じさせる存在として古田織部は好きだ。工芸家ではないので、自作したものはないけど、いわゆる「織部好み」は肌に合う。
アニメ『へうげもの』も見ていたけど・・・好みの茶道具に出会ったときの、嬉々とした感じがさもありそうな表情だった。小さな美術館ながら、その織部好みの茶道具などを集めている。当然ながら、館内は撮影禁止。

博物館網走監獄・旧網走刑務所庁舎(北海道網走市)


仕事で網走市に来た空き時間に、博物館網走監獄・旧網走刑務所庁舎を見学した。
網走監獄は、昭和時代の東映映画『網走番外地』でよく知られる存在で、凶悪犯ばかりが集められた脱獄不能の地の果ての刑務所というイメージが定着した。高倉健が主演の人気シリーズだったので、その知名度は高い。でも実際は、昭和40年あたりから凶悪犯は収監していなかったらしいけど、このイメージは覆らなかった。ちなみに、「番外地」・・・行政的には「無番地」というらしい。明治時代はともかく、いまはちゃんと番地がある。

でも、ここに網走監獄があったわけではない。網走川沿いにある網走刑務所が立て替えになるとき、この地に旧庁舎などが移築復元され、さらにいくつかの建物が再現構築されて、博物館として整備された。8棟が国の重要文化財、6棟が登録有形文化財に指定されている。ただし、建物の向きや配置までは再現されていない。
元々の網走監獄のあった場所は、いまでも現役の「網走刑務所」がある。Googleマップでは、網走刑務所に対して、この「博物館網走監獄・旧網走刑務所庁舎」の写真が混同して紐づけられていたりする。

磐田市香りの博物館(静岡県磐田市)



小さいながらも、「香り」に特化したユニークな博物館。最寄りのJR豊田町駅から北側の「熊野の長藤」あたりを「藤と香りの道」という名前が付けられ、その途中にある。
古代エジプトの香りなど5種類のフレグランスとフレーバーが体験できたり、「調香体験」などの体験展示が充実していた。常設展示では、香りにまつわる世界の美術工芸品の展示、四大文明における香りに関するエピソードを紹介する映像展示があった。
毎年数回、香りに関連したユニークな企画展を開催している。『絵本はたからもの  こぐま社の世界展  ~香りとものがたり~』(7月13日~10月14日)は、いろいろな香りが体験できてかなり楽しい内容だった。

『絵本はたからもの  こぐま社の世界展  ~香りとものがたり~』撮影コーナー