BOOK「カラー図解でわかるジェット旅客機の操縦 エアバス機とボーイング機の違いは? 自動着陸機能はどういうしくみなの?」

カラー図解でわかるジェット旅客機の操縦
エアバス機とボーイング機の違いは?
自動着陸機能はどういうしくみなの?

中村寛治著
(サイエンス・アイ新書:952円+税)
※古書を購入

昨年、4カ所の航空博物館を回り、何度かシミュレーターで旅客機の操縦らしきものを体験した。実際は、指し棒で示されたところを指示されたように動かすだけだったけれども。クルマの運転もしないし、ゲームもやらないわたしにとっては、ちょっと新鮮な体験ではあった。それで興味を持ったわけではないけど、amazonを検索していて見つけたので読んでみた。航空マニアにはたまらない情報なのだろうけど・・・あまり面白い読み物ではなかった^^;
博物館でフライトシミュレーターに乗ったときにも思い浮かんだけど・・・たしか、「レインボーブリッジの下をくぐってみたかった」とかいって、航空マニアが全日空機をハイジャックした事件があったはず。犯人がジャンボジェットを操縦し、一時、墜落寸前の状態になった。墜落する前に取り押さえられ、大惨事には至らなかったけど・・・確か、機長が亡くなったはず。
こういう本を読んで、何度かフライトシミュレーターを経験すれば、本当に操縦できると思い込むヤツもでてくるんだろうなぁ^^;; もちろん、この本とそのハイジャック事件には何の関係もない。

BOOK「徳川吉宗 国家再建に挑んだ将軍」

徳川吉宗
国家再建に挑んだ将軍

大石学著
(教育出版江戸東京ライブラリー:1,500円+税)
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吉宗は江戸幕府の八代将軍。時代劇にもたびたび登場する将軍で、歴代将軍の中でも人気のある人物だと思う。これはたぶん、テレビドラマ「大岡越前」の貢献によるものだろう。質素倹約と享保の改革をすすめ、目安箱を設置したとか、中興の祖として歴史の教科書でも多少は目立つ存在だったはず。
でも、中興の祖といわれると言うことは、それ以前がひどく低迷していたわけで・・・あまり低迷していたとは意識してはいなかった。たぶん、吉宗以前は新井白石が財政改革を行った時期だと思うけど、江戸幕府ってずーっと、いつも財政改革ばかりやっていた印象があるけど・・・吉宗の前は、戦国時代からの復興期が終わり、幕藩体制が確立して世の中が安定し、低成長時代になっていたらしい。
吉宗はそんな世の中のシステムをガラガラポンして、時代に合ったシステムに構築し直したわけだけど・・・いまの日本にも似ている点が多い。そういう意味では、戦後日本の中興の祖とでもいうべき、吉宗のような政治指導者が求められているわけだけど・・・残念ながら、いま現在の永田町には見当たらない。

BOOK「物語で読む日本の刀剣150」

物語で読む日本の刀剣150
かみゆ歴史編集部著
(イースト新書Q:860円+税)
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最近、刀剣ブームだという。ゲームやアニメから中二病をこじらせた女性が、博物館や美術館に押しかけている、らしい。確かに、博物館や美術館で日本刀にたむろしている女性を見かけることが増えた。
わたしも、日本刀はキライではないし、博物館で見かけることもままある。でもいままで、刀剣について勉強したことはあまりなかった。で、ちょっとこんな本を読んでみようという気になった。
前半は刀剣の基礎知識の解説。後半は150振りの刀剣についての由来や逸話などのお話。内容的には展示パネルの説明レベルで、あまり踏み込んだものはなかった。一冊に150振りも載せているのだから仕方がない。
ちょっと役立つ情報としては、どこが所有しているのか示されているので、なにかのついでに見に行くことがあるかも知れない。すべてが常設展示されているわけではないだろうけど。

BOOK「五代友厚」

五代友厚
織田作之助著
(河出文庫:620円+税)
※古書を購入

わたしはテレビドラマを全く見ないので、NHKの朝ドラで「五代友厚」がらみのものがあったことすら知らなかった。でも、なんとなく「五代友厚」の名前だけは知っていて・・・でも、何をしたどんな人なのかはよく知らなかった。こういう場合、たいていはネットで調べて満足するけど、手頃な文庫があったので読んでみた。
幕末維新期の薩摩人で、大阪経済に大きな貢献をした人・・・本を読む前の五代友厚の印象そのままの内容だったけど、ずいぶん、人から頼りにされる人だったらしく、人望が厚かったという印象を改めて強くした。
明治政府は東京の発展にちからを注ぎ、上方の没落には目をつむっていた感じがあるから、いくら大阪の復興に貢献しても、ローカルな存在という扱いになってしまったのだろう・・・少なくとも私の印象では。

MOOK「成田国際空港」

成田国際空港
(イカロス・ムック:1,944円+税)
※古書を購入

仕事の資料の延長として読んだけど、需要があるのか古書にもけっこういい値段が付いていた。
わたしが、長時間移動が必要な海外旅行に行く気力が失せて幾久しい。なので、成田国際空港を利用する機会がない。しかも大田区なんかに住んでいるせいか、羽田国際空港にの方に馴染みがある。だから、貨物の取扱量や海外旅行客数で成田国際空港が国内1位と聞いて、ちょっと驚いた。いわれてみれば、ふつうに納得できることではあるけど。
そう考えると、成田と羽田を抱える東京というのは、圧倒的な一極集中なんだと気がついた。そういえば、成田に第3の滑走路が作られるというニュースを昨年聞いたような気もするし、ますます海外からの旅行客が増えるのかと・・・。

BOOK「国立科学博物館シンポジウム 大都会に息づく生き物たち 附属自然植物園の生物相調査より」パンフレット

1月27日(日)科博の上野本館で開催されたシンポジウムのパンフレット。
東京白金台に広がる自然教育園は、都市緑地の生物相のモニタリングポストとして活用されてきた経緯があり、今回の調査は2000年以来の大規模調査。2016~2018年の3年間に渡って実施された。
シンポジウムでは、その調査結果の概要が発表され、生物相の時代的な変化や、外来種の侵入状況、新種の発見等について紹介された。この冊子は、一般向けの中間報告的なもの。シンポジウム参加者には配布されたもの。より専門的で詳細な調査報告は、「園報」として別途つくられるのだろう。
このテーマのミニ企画展が、3月9日(土)~5月12日(日)、白金台の自然教育園で開催予定。桜のシーズンも含まれているし、久しぶりに出かけてみようかな。

 

BOOK「ロケットの科学 日本が誇るH-IIAからソユーズ、アリアン、長征など世界のロケットを完全網羅」

ロケットの科学
日本が誇るH-IIAからソユーズ、アリアン、
長征など世界のロケットを完全網羅

谷合稔著
(サイエンス・アイ新書:1,100円+税)
※古書を購入

ロケットが飛ぶ原理、誘導方法といった一般的な解説以降は、基本的に歴史的なロケットや世界各国のロケットのカタログ。
日本のロケットでは、糸川英夫のペンシルロケット、ベビーロケットにはじまり、H-IIA、H-IIBロケットまで。開発された時代順に追っていくと、日本のロケット史そのものになる。それだけ歴史が浅い存在だということ。2013年に出た本だけど、ホリエモンのところのロケットは載っていない。
世界のロケットは、ドイツのV2ロケットからはじまり、アメリカ、ソ連・ロシア、ウクライナ、英仏・ヨーロッパ、中国、インドのロケットが紹介されている。わたしの世代では、やはりアポロを付きに送ったサターンVがロケットの頂点で、見た目もなんとなく安心する。ちょっとレトロな雰囲気を漂わせはじめてはいるけど^^; それに対してソ連・ロシアのロケットの見た目は一貫して無様に見えるけど・・・ソユーズって、最も信頼性の高いロケットなんだよなぁ。

雑誌「milsil ミルシル 博物館における文化財科学」(2019年No.1 通巻67号)

国立科学博物館が発行している自然と科学の情報誌。(隔月年6回発行。税込定価420円)
今回の特集は「恐竜から鳥へ ―進化の軌跡」。ディノニクス以降の恐竜研究の最新成果のお話。
わたしが子どもの頃、「恐竜」はただ巨大な爬虫類というイメージで、あまり面白い存在ではなく、あまり興味を持たなかった。ゴジラやウルトラシリーズの怪獣のベースになったから、そちらの方がなじみ深かった。
それがいつの間にか、日本国内からも恐竜の化石が発見されるようになり、博物館までできた。変温動物から恒温動物に変わり、鳥類との関係性が変わり・・・子育てする恐竜が明らかになったり、いくつかの恐竜は体色までわかったり、そのイメージを大きく変えた。もう少し興味を持って勉強しておくんだったとも思うけど・・・。
連載の「日本の国立公園」は、今回の南アルプス国立公園で最終回。次号から、たぶん新しいシリーズがはじまるのだろう。

BOOK「未来の年表 人口減少日本でこれから起きること」

未来の年表
人口減少日本でこれから起きること

河合雅司著
(講談社現代新書:760円+税)
※古書を購入

日本の人口が減っていく・・・だからどうした?という気持ちがないわけではない。でも、人口が減っていくと、どんどん世の中は衰退していくのは間違いがない。
ひと言でいえば、日本の未来をとても悲観的に見ている本で、おおよそ人口の推移を軸にした年表の方向に進むのだろうということは納得がいく。ただし、人口の世代別年齢など、人口の統計はかなり正確に予想できるけど、その後の考察はかなり大雑把な推測ばかり。具体的な数字は出しているけど、その考察はかなり大雑把で、いつこうなるのかは年表通りにはならないだろう。まあ、だからといって、日本の将来が明るいわけではない。
以前、最盛期より人口が25%以上減少したという某地方都市に行き、市の職員から夜の居酒屋でいろいろ話を聞いたことがあるけど・・・ある意味で、衰退した地方都市って一種のタイムマシンのような感じなのだなと・・・。