BOOK「女子中学生の小さな大発見」

女子中学生の小さな大発見
清邦彦著
(新潮文庫:400円+税)
※古書を購入

小学校では夏休みの宿題のひとつに「自由研究」というのがあったけど、中学ではなかった。それが当たり前だと思っていたら、中学でも「自由研究」がある学校があるらしい。この本は、静岡市にある静岡雙葉中学校の1年生が出した理科のレポートをまとめた本。
購入時点では、中学生が行った立派な研究成果が紹介されているのだろうと思っていた。でも、各レポートが数行で、ものすごく簡潔なものばかり。フルコースやらなくてもいい。結論がなくてもいい。わからないものはわからないままでもいい。といった思想に基づいている。
たとえば、「Tさんはお母さんの作ったバナナシフォンケーキ、チョコレートロールケーキ、チョコレートシフォンケーキのどれが一番太るか実験しました。チョコレートロールケーキが一番太りました。」
こんなのがテーマ毎にたくさん並んでいる。わずか数行のレポートだけど、けっこう真剣に、あるいはウケ狙い、あるいは手抜きしている姿勢がいろいろ感じられ、意外に読んでいて面白い。
この本が平成14年に出たということは・・・当時13歳だった女の子もいまは30歳。・・・どんな大人になっているのだろうか?

BOOK「新薬に挑んだ日本人科学者たち 世界の患者を救った創薬の物語」

新薬に挑んだ日本人科学者たち
世界の患者を救った創薬の物語

塚崎朝子著
(講談社ブルーバックス:900円+税)
※古書を購入

本庶佑先生がノーベル賞を受賞すると発表されたとき、すぐに著書を探したら・・・関連しそうな書籍に上がっていたので、その内読もうと購入しておいた。著者の塚崎朝子の『世界を救った日本の薬 画期的新薬はいかにして生まれたのか?』は、読みやすい本だったし。この本の方が、少し難解で読みにくい。
わたしは人生を通して不健康な生活を続け、中年になって以降は文字通りに不健康な身体になった。だから、毎日たくさんクスリを飲んでいて、この本で紹介されているようなクスリも飲んでいる。深々と感謝!^^; その内、実際に飲んでいるクスリが、ここで紹介されているものか調べてみようと思う。この辺、薬品名と製品名が異なるので、ちょっと面倒くさいけど、ちゃんと公表されているからすぐにわかるはず。
創薬の分野では、日本の存在感が薄く、製薬メーカーも欧米に押されているという印象を持っていた。事実その通りなんだけど、日本の研究者もたくさん活躍していて、最近は大村智先生、本庶佑先生と続けてノーベル医学生理学賞を受賞するなどして、嬉しい限りだ。

BOOK「日本の名著 近代の思想」

日本の名著
近代の思想

桑原武夫編
(中公新書:価格不明)
※古書を購入

古本屋でなんとなく手にした本。ここ10年間、ライトノベルばかり読んでいて、これでいいのかとの自省の念を抱きながら読みはじめたけど・・・。
「近代の思想」というサブタイトルにあるように、哲学、政治・経済・社会、歴史、文学論、科学の分野で、明治維新後から戦前までの間に書かれた本から厳選した50冊を紹介している。正直なところ・・・時代がこれだけ変わっても、「名著」が「名著」であり続けるものなのかわからないし、それを読む意義も同じであり続けるのか、わたしにはピンとこない。でも、結局は自分で読んでみないことには判断がつかないわけで、紹介は紹介として読むしかない。
50冊中、9冊は読んだことがあった。川口慧海『西蔵旅行記』、九鬼周造『「いき」の構造』あたりは、若かりし頃、いろいろこじらせたあげくに読んだわけだけど・・・こうして改めて名著だといわれると、とてもむず痒い気がする。そもそも、この本の編者である桑原武夫という名前自体が、いまにして思うと何ともむず痒い^^;;
で、新たに読みたいと感じた本は・・・湯川秀樹『目に見えないもの』と鈴木大拙『日本的霊性』の2冊くらいだろうか・・・。

BOOK「ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた驚異の大宇宙【第2版】 星の生と死/銀河/銀河衝突/銀河団/深宇宙/太陽系」

ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた驚異の大宇宙【第2版】
星の生と死/銀河/銀河衝突/銀河団/深宇宙/太陽系
岡本典明著
(ブックブライト:amazon:648円)
※Kindle版を購入

宇宙ものの写真集を探したけど、神保町の専門的な古本屋ではけっこうイイ値段が付いていて、近所の一般的な古本屋にはこんなジャンルの本は扱ってさえいなくて・・Kindle版にした。そもそも、この本は電子版しか売られていないらしい。ライトノベル並みの値段で驚いた。こんなに安くていいんだろうか?
基本的には、ハッブル望遠鏡が撮影した写真をぼーっと眺めて、頭の中を宇宙色に染めるための写真集なので・・・読むべき解説部分はとても少ない。
掲載写真自体は、サブタイトルに示されたジャンル毎に分けられ、最後にハッブル望遠鏡のミッションについての解説が少々あるだけ。
値段が安いので、もう何冊か類似書をあさってみようかと・・・。

MOOK「世界一やさしいシリーズ【無料版】 世界一やさしいLINE&LINE便利ワザ 合本版」

世界一やさしいシリーズ【無料版】
世界一やさしいLINE&LINE便利ワザ 合本版

(インプレス:0円+税)
※Kindle版を購入

いまさらながら、LINEを使いはじめた。いずれこうなるだろうと、かなり前にamazonが無料で売っていた入門書のMOOKを購入しておいた。
無料版だからなのか、第1章が省かれていて、導入時の設定に関するページは読めなかったけど・・・そのへんはネットで調べて乗り切った。LINEで何が出来て、どう使えばいいかは、この本で一通り理解した。使うであろう機能はとても限定的で、難しいことはとくにない。
LINEをはじめとするSNSに対して消極的な姿勢をとってきたけど、たぶん、多少は便利な面があることは認める。今後どの程度使うかは不明だけど・・・。

雑誌「milsil ミルシル 博物館における文化財科学」(2018年No.6 通巻66号)

国立科学博物館が発行している自然と科学の情報誌。(隔月年6回発行。税込定価420円)
今回の特集は「博物館における文化財科学」。
博物館が保管しているさまざまな標本資料に対して行われる科学的な調査研究や、点検・修復といった保存作業について、いろいろ紹介している。ある意味では、11月25日まで開催されていた企画展「標本づくりの技 職人たちが支える科博」に関連した内容。
調査や研究で使われる科学的な技術は常に進歩していて、新たな研究成果が得られるようになってきているけど・・・その分だけ、標本の作り方、保存の仕方などにもこれまで以上の注意が必要になるということ。
連載の「DNAを知る」は第6回目で、「CRISPR-Cas9」によるゲノム編集のお話まできた。このテーマには興味があるので、もっとまとめて読めるとありがたいのだが・・・。まあ、そういう書籍を一冊読んだから、好奇心は満たされているけど。

BOOK「すーぱーそに子 10th Anniversary Book」

すーぱーそに子 10th Anniversary Book
電撃ホビーウェブ編集部:編集
(アスキー・メディアワークス:4,500円+税)
※古書を購入

そうか、去年で「すーぱーそに子」も10周年になるのか・・・。こんな本を見つけたので・・・古本なのにけっこうな値段がしたけど買ってみた。
すーぱーそに子関連で言えば、マンガを一冊、Kindleのお試し価格で読んだことがあるだけで、グッズを買ったこともなければ、ゲームをしたこともない。・・・そういえば、すーぱーそに子の「カップ酒」3個セットを友人からいただき、飲んだことがある。・・・さらにそういえば、アニメ化されて、何となく見ていた記憶がある。という感じで、わたしにとって、すーぱーそに子は「そういえば、いたね」といった感じで、これといった存在感はない。
そもそも、すーぱーそに子が何者なのか、よく知らない。ゲームキャラなのか、商品キャラなのか・・・いったいなにがオリジナルなのか・・・でも、あの、むっちり感はけっこう気に入っていた。
そういえば、何年か前に、amazonで等身大のフィギャが売られていたけど、あれって、完売したのかな?

BOOK「現代免疫物語beyond 免疫が挑むがんと難病」

現代免疫物語beyond
免疫が挑むがんと難病

岸本忠三/中嶋彰著
(講談社ブルーバックス:1,080円+税)

本庶佑先生がノーベル賞を受賞すると発表されたとき、すぐに購入した。大阪大学の先生とジャーナリストが書いた本で、タイトルからして、がんの免疫療法に関しての本だとわかるけど、第4章「免疫チェックポイント分子の物語」に本庶佑先生の研究が紹介されている。
印象的だったのは・・・「オプジーボ」の欧米で行われていた臨床試験の途中で、第三者委員会から臨床試験の中止が勧告されたこと。二重盲検法・・・新薬が与えられた半数の内70%が助かり、残りの半数はバタバタと死んでいくのは、あまりにも非人道的だと。なるほど、すごい逸話ではあるけど・・・「オプジーボ」が日本で承認されたのは2014年7月、アメリカはその約半年後に承認したわけだけど・・・日本では二重盲検法による臨床試験が最後まで行われた(?)んだろうな・・・この本には何も書いていないけど・・・。