BOOK「ストライク・ザ・ブラッド 19 終わらない夜の宴」

ストライク・ザ・ブラッド
19 終わらない夜の宴

三雲岳斗著
イラスト:マニャ子
(電撃文庫:amazon:630円)
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叶瀬夏音と共にアルディギア王国に出かけた第四真祖・暁古城。その不在を付いて、キーストーンゲートが終焉教団に襲撃され、アスタロテと閑古詠が倒され、南宮那月が連れ去られた・・・。
古城たちが帰り着いたとき、絃神島では「領主選争」が行われていた。第四真祖を名乗る少年が人工島管理公社の都市管理システムを乗っ取り、勝ち残った者が第四真祖に代わって新たな島の支配者になる。徒党を組んでの勢力争い。
時を同じくして絃神島にやって来た第一真祖・ジュランバラーダ。その目的は「亡霊退治」・・・。最後は第三真祖、第二真祖まで姿を見せた。なんとなく、最終決戦へと顔ぶれが揃いつつあるような気が・・・。
でも結局は、普通の高校生活を過ごしたいという、煮え切らない古城くんが、雪菜たちとラブコメモードでイチャイチャしているから招いた事態。さっさと覚醒でも何でもしてしまうべきなんじゃないのか。

BOOK「ゲーマーズ! 11 ゲーマーズと初恋マルチエンド」

ゲーマーズ!
11 ゲーマーズと初恋マルチエンド

葵せきな著
イラスト:仙人掌
(MF文庫J:amazon:583円)
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景太が天道さんにキスをしようと意気込んでいるとき、千秋にスキされてしまった。その後は誰にとっても焼け野原状態。天道さんがポンコツ化して暴走をはじめる。千秋が決死の覚悟でしたわけだけど・・・千秋もあるいみポンコツ化して地獄の日々。そもポンコツ二人が「二人が入って、出るのは一人・・・」の死闘を繰り広げるのか・・・。って、なんで魔王討伐?
まあ、面白いんだけど、あまりに面白さだけを追求した展開で・・・恋愛観とか、ゲームの楽しさとか、ちょっと付いていけない流れ。面白いんだけどね^^;;
それに対して、上原くんと亜玖璃のバカップルは、波風もなく元の鞘に収まった。面白くもない・・・。これで亜玖璃×景太という筋はなくなったのだろう・・・などと思っていたら、なんか、いきなり完結の雰囲気が流れはじめた。そして事実上完結してしまった。
でも、恐ろしいことに、あとがきに次の巻が本当の完結巻という・・・結局、完結巻が出ないというフラグが立てられていた。何度そういうラノベと出会ったことだろうか? 本当に出るんだろうか・・・。

BOOK「まおゆう魔王勇者 ②忽鄰塔の陰謀」

まおゆう魔王勇者
②忽鄰塔(クリルタイ)の陰謀

橙乃ままれ著
(エンターブレイン:1,200円+税)
※古書を購入

魔王が不在の状況下・・・魔王のお陰で豊になろうとしている南部諸王国を、大陸中央国家と聖光教会は快く思わず、過激に対立を深めた。一方、商人組織・同盟は大規模な穀物の買い占めを行い、大陸中央で激しいインフラを引き起こしていた。
アニメ化されたお話はこの巻の前半部分まで。魔界の動きなど、アニメとは違う展開を見せている。小説が今後続いていくための設定は・・・蒼魔族が大陸中央・教会と手を結び、魔界の権力闘争へと・・・。
相変わらず会話のみで書かれているけど・・・いろいろ状況が変化し、動きも出てきたせいで・、思い切り説明口調の部分と簡単なやりとりだけの部分が極端になってきた。本来なら詳細に描かれるべきシーンを思い切って一切描かないという手法で、がんばっているとは思うけど、会話だけで説明するのは難しいところもなくはない。
ここまで、文庫本換算なら4巻分くらいだろうけど、話が急展開で進んできたので、少し中休みを入れての温泉回まで入っていた。そういえば、魔王、女騎士、女魔法使い、メイド長、メイド姉妹と、ハーレム化?も進んできたことだし・・・。サブタイトルの「忽鄰塔」が出てくるのは最後の方だけ。・・・魔界って、人間界より民主的だな。

BOOK「パンツブレイカー」

パンツブレイカー
神尾丈治著
イラスト:丸ちゃん
(一迅社文庫:590円+税)

近所の古本屋ではなかなか見かけることのない一迅社文庫。一迅社のコミックスはたくさんあるんだけどなぁ。
平安時代の名刀・浦沙雨を祀る浦沙雨神社は、縁結びの神として信仰されていた。汐正幸が「邪魔くさいパンツなんか死ねばいいのに」と何気なく祈ると・・・異能「ギフト」が発現してしまった。以来、正幸の2m以内に近づくと、はいているパンツが消滅してしまう。男なら一度は空想したことがあるであろうおバカな設定のお話を、真剣にラノベにしたのがこの作品。
いろいろな特殊能力を持つイレギュラーを集めた学校「国立醍醐学園」に、正幸とブラコン妹の美幸が転校してきた。当然、パンツが消える騒動ですったもんだ・・・。パンツを消す能力がある故の苦労話や、周囲の反応等々。カルト宗教団体に祭りあげられるといった苦労まである。
得体の知れない団体のひとつ「愛と脈動の会」・・・かつて、正幸の家族が苦しめられた団体・・・正幸のクラスメートで研究員の影那によって嘘を暴かれ解散させられたはずが・・・。
でもなぁ、ヒロインの危機を救おうとして覚醒するのは、まあ、王道としても・・・あの瞬間に、せっかく神様が降りてきたにも関わらず、ああいう願いをするものだろうか? しかも、引き起こしてしまったことは、一種の無差別テロと同じ。別のラノベだけど、『下セカ』の《SOX》のメンバーに正幸がいたら、すごいことになっただろう。

BOOK「まおゆう魔王勇者 ①「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」」

まおゆう魔王勇者
①「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」

橙乃ままれ著
(エンターブレイン:1,200円+税)
※古書を購入

以前、アニメを見ていたので、内容は知っているけど・・・原作らしき本が出ていたので全5巻セットで購入した。最初に中を開いて少し驚いた。すべて会話ばかり・・・ト書きのない戯曲のよう。馴染みはないけど、ネット小説の標準形のひとつではある。さらに、かなり頻繁に用語解説が付いていて、ちょっとだけ参考書のような雰囲気もある。
戦争を続ける人間と魔族。その代表である勇者が、魔王の元にやってきて・・・経済学者である魔王の説明に納得し、魔王と勇者がお互いに所有し合うという契約を結んだ。そして、農業改革の実験・・・馬鈴薯の栽培と四輪作の普及・・・寒冷地の食糧事情を改善する新たな農業を広めるため、人間界の開拓村の屋敷で共に暮らしはじめた。その目的は、魔族と人間との間の戦争の終結。
それにしても、会話だけでよくここまで書けるものだ。人間界で学士として活動する魔王、黒騎士として魔界に出かけた勇者、「同盟」の商人たち、魔界に戦争を仕掛ける国王たち・・・会話だけを読んでいるわたしの頭の中では、アニメの魔王と勇者が動いてはいるわけで、わかりにくい部分がぜんぜんない。
アニメでもそうだったけど・・・メイド姉が魔王の身代わりとして捕縛されたときの演説は、ちょっと感動するものがある。

BOOK「妹さえいればいい。 6」

妹さえいればいい。(第6巻)
平坂読著
イラスト:カントク
(ガガガ文庫:574円+税)
※古書を購入

前巻の最後、京が伊月に告白をした。こういう狭い人間関係の中で生きていると、リアルでも往々に起きる事態。人間関係をこじらせずにいままで通りというのは、現実には難しいんだろうけど・・・ラノベではみんな仲良く幸せにと言うことにしておかないと、身勝手な読者が大騒ぎするのだろう。
アニメ化は声優さんのオーディションまで進んだ。ついでにドラマCDの収録。こういう業界内輪話的な話は、ラノベでもアニメでもいろいろ見聞きするけど・・・ちょっとウザイ。わたしも「クソアニメ」といった表現を使うけど・・・クソになるのも仕方がないんだというように言っているかのように感じる。でも、わたしはこの表現を使い続ける。使わなくなるとしたら、アニメに興味も関心もなくなったときだと思う。
千年に一人のケツを持つ少女・・・千尋・・・関係性がばれずに、刹那にケツを見られてしまった。ちょっと意外だった。あとは、いつ刹那が刑務所に入るかが問題だな・・・。意外な展開というと、伊月とカニ公・・・。

BOOK「吸血鬼に彼女役を頼んだ結果→とんでもないことになりました」

吸血鬼に彼女役を頼んだ結果→とんでもないことになりました
すえばしけん著
イラスト:LENA[A-7]
(一迅社文庫:590円+税)
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このラノベ、偶然見つけたけど・・・なぜか、「すえばしけん」でamazonを検索しても出てこない。一迅社文庫って古本屋ではほとんど見かけないけど、amazonですら存在感が薄いのか?
異世界から転生してきた多種多様な「OS(アウトサイダー)」が、人間に交じって普通に暮らす社会。高校生・真城大河・・・人間ではあるけれど、特殊な生態エナジーをもつ特殊体質で、いつも女性のOSに言い寄られ悪目立ちしていた。そのせいで、女癖の悪い極悪非道の不良と周囲からは思われている。
ある日、大河は美少女吸血鬼・リーゼロッテを助けた。そして、この世界でかくまう条件として、リーゼロッテは大河の恋人の振りをすることになった。しかし、リーゼロッタはあちらの世界ではとても重要な存在で・・・。
久留須舞亜、犬伏日和子、鳳龍院千登里とかいろいろ出てきて・・・かなり面白く読んだけど・・・ひと捻り多すぎるというか・・・設定と登場人物を説明するだけでけっこう大変。まだキャラも使いきれていないのに、続巻が出なかったのが残念だ。すえばしけんは好きな作家なんだけど・・・今ひとつヒット作に恵まれていない。この作品も、この巻だけで終わってしまったようだ。

BOOK「ゲート SEASON2 自衛隊 彼の海にて、斯く戦えり 2.謀濤編」

ゲート SEASON2 自衛隊 彼の海にて、斯く戦えり
2.謀濤編
柳内たくみ著
イラスト:Daisuke Izuka
(アルファポリス:amazon:1,700円)
※Kindle版を購入

海自潜水艦「きたしお」に救出された江田島たちは、海賊と鎧鯨の群れを撃退し、母港バーサに帰投した。負傷したオデットはアルヌスに送られたけど・・・救助したティナエ国の王女というかシーラーフ公爵公子妃というか、プリメーラたちを港町バーサで放置しようっていうのは・・・自衛隊はものすごく冷淡すぎるし、外務省スタッフが何もしないというのは鈍感すぎないか?
結局、オデットを追って、プリメーラたちもゲートをくぐって日本にやってきた。プリメーラはピンク髪ではあるけどエロキャラではない。ピニャ殿下とキャラ被りしているけど、ピニャほどの魅力はない。メイベルと黒川が登場した。第1期から使い回せそうな人物はあまり多くはないけど、あまり魅力的なキャラではないので残念だ。栗林ちゃんは出てこないんだろうか? 彼氏が出来たかどうかが、とても気がかりなのだが・・・。
国際情勢はチャンの裏にいる某国以外は一応のところ落ち着いているようで、今回は日本のマスコミを取り上げている。そのゴミさ加減は良く描けているけど・・・海自編はいろいろ設定に無理が多いし、穴も多い気がする。
ちらっと伊丹と栗林ちゃんの名前が登場した。日本にいるらしい。