BOOK「妹さえいればいい。13」

妹さえいればいい。(第13巻)
平坂読著
イラスト:カントク
(ガガガ文庫:amazon:637円)
※Kindle版を購入

千尋が大学に合格して晴れて大学生になり、同時に京は新入社員として新人編集者になった。新人編集者というのはわたしも経験があるけど、自分の限られたリソースをどう活用するかは重要だし、公私の区別が難しいのは確か。ましてや、京のように、入社前の個人的リソースが仕事にダイレクトに関係する状況だと尚更。
伊月は無事に立ち直って、作家として次のステップへと足をかけた。本物の妹にメロメロになっているけれども。
紆余曲折あって、クリスマスイヴにアシュリーと海津が結婚した。春斗と京は・・・条件付きで将来を約した。千尋は完全に脱落だろうか。アシュリーと海津の結婚式の後、伊月はカニ公こと本名・本田和子にプロポーズした。バタバタと話がまとまっていく・・・。
予定通り、次の巻で完結らしい。この巻で完結にしても問題はなさそうな気がするけど・・・。

BOOK「この素晴らしい世界に祝福を!エクストラ あの愚か者にも脚光を! 5 白き竜との盟約」

この素晴らしい世界に祝福を!エクストラ
あの愚か者にも脚光を! 5 白き竜との盟約

昼熊著
イラスト:憂姫はぐれ
原作:暁なつめ
キャラクター原案:三嶋くろね
(角川スニーカー文庫:amazon:603円)
※Kindle版を購入

セレナが出てきたので、本編第15巻と並行した時間軸のお話。
ギルドの緊急クエスト・・・「宝島」こと神獣の玄武がアクセルの近くに現れた。おかげでダストの懐もあたたまったけど・・・お金があってもやることは同じ。そんなダストの前に、突然幼女が現れた。・・・昔のダストを知る幼女フェイトフォー。
人間のクズにもかかわらず、ダストはかいがいしく幼女の面倒を見、幼女にお腹いっぱい食べさせるためにクエストまで受けはじめた。・・・ゆんゆん、ロリサキュバスが助っ人でも良いけど、キースとテイラーはスピンオフでちゃんと登場させてもいいように思うけど・・・。
ダストがアクセルの街で冒険者になる以前の秘密は既に明かされているけど・・・フェイトフォー・・・騎士時代のライン・シェイカー(ダスト)の相棒は、しばらく、アクセルでダストと共に過ごすらしい。

BOOK「コップクラフト 6 DRAGNET MIRAGE RELOADED」

コップクラフト(第6巻)
DRAGNET MIRAGE RELOADED

賀東招二著
イラスト:田村蓮爾
(ガガガ文庫:574円+税)
※古書を購入

表紙のイラストがスクール水着姿のティラナだったので、ぬるい内容の巻なのかと心配したけど、相変わらずハードな刑事ものだった。
市長選挙の有力候補が射殺された。第1巻で取り逃がした魔法使いゼラーダによる犯行らしい。さらに、第3巻で逮捕できなかった対立候補のノーバムまで暗殺された。犯行に使われた拳銃を手がかりに、マトバたちは捜査を進める・・・。
暗殺をきっかけに、地球人とセマーニ人が対立を深め暴動にまで発展。その状況を目の当たりにして、ティラナにも苦悩が・・・。
ゼラーダとの因縁はこれで決着を見た。他にもたくさん死んで、ほとんど完結のような感じだで・・・アニメ化の原作はここまで。でも、ティラナの兄の伏線が残っているし、原作はまだ続くのだろう。
あとがきというか、仮想対談のようなボーナストラックが毎回あるけど・・・80年代の海外ドラマなんて興味がないので、ぜんぜんピンとこない。高校生くらいの世代にも伝わるとは思えないんだけど、読者の想定年齢がかなり高いのだろうか?

BOOK「アサシンズプライド 10 暗殺教師と水鏡双姫」

アサシンズプライド
10 暗殺教師と水鏡双姫

天城ケイ著
イラスト:ニノモトニノ
(富士見ファンタジア文庫:amazon:652円)
※Kindle版を購入

前巻でセルジュ王爵の件は結末を迎えた。《予言の子》メリダは英雄になるどころか・・・純血思想の復活により、いままで以上に低評価で邪魔者扱い。聖フリーデスウィーデ女学院の新しい理事長にベラヘーディアが着任し、異様な状況で二学期が始まった。貴族体制と騎士団の威信が失墜し、旧態依然とした純血思想の復活・・・ありそうな設定だけど、新シリーズのスタートとしてはちょっと強引。
クーファは、メリダ暗殺・護衛の任務を解かれ、再び白夜騎士団の活動に戻っていた。そこにはセルジュも事実上の仲間。新たなターゲットは、レイボルト財団のクローバー社長による学会発表・・・。クローバーとベラヘーディア、裏でつながっていると思ったら、意外にも対立していた。おかげで、クーファに「エリーゼ暗殺」の命令が下った。敵と味方の総入れ替えという感じ。
いろいろと設定や枠組みの変更があって、ちょっと腑に落ちない点もあるけど、まだ明かされていないこともあるだろうから・・・。

BOOK「転生したらスライムだった件 15」

転生したらスライムだった件(第15巻)
伏瀬著
イラスト:みっつばー
(GCノベルズ:amazon:972円)
※Kindle版を購入

リムルたち幹部が帝都攻撃に出た頃、武装国家ドワルゴン方面での戦闘・・・敵は帝国の元帥こと、暴風竜ヴェルドラの下の姉・灼熱竜ヴェルグリンド、そして近藤中尉たち。対するはガゼル王の軍と、原初の悪魔三人娘、ガビルとゴブア配下の軍勢、ガドラ老師と魔王の守護巨像。ヴェルグリンドを押さえ込みながら、カガリが行う儀式を邪魔し・・・別動のリムルが帝国の皇帝ルドラを討つまでの時間稼ぎ。
結局、ベルドラがルドラの傀儡として支配されてしまい、リムル以下の総力戦でヴェルドラの奪還。戦闘中にも覚醒を即し・・・『智慧之王』すら、リムルに名付けられて『シエル』に進化した。そして、ヴェルドラとヴェルグリンドの分身体を捕食し、ヴェルドラを無事に開放した。
その後は・・・他の全員が出てきて、進化進化の連続、覚醒覚醒の嵐。全面戦争で帝国との戦いは収束した。皇帝ルドラの謎も明かされ・・・ルドラがミカエルになって、フェルドウェイと一緒にどこかに行ってしまった。完全決着にはならず、今後ラスボスになるものやら。ルドラに瓜二つの勇者マサユキの謎は残されたままだ。
そういえば、もはや小物を通り越してザコ感漂いはじめたユウキはどうなったのか?

BOOK「マルドゥックシリーズ10 マルドゥック・アノニマス 3」

マルドゥック・アノニマス 3
冲方丁著
イラスト:寺田克也
(ハヤカワ文庫:780円+税)

購入してから、なんとなく1年以上放置してしまった。気がつけば、すでに第4巻も出ている。
バロットのロースクールへの進学が決まった。このシリーズで唯一のヒロインなのに、前巻まで、ほんのわずかだけしか登場しなかった。この巻からは、それなりに登場する気配・・・。
クインテットのボスであるハンターの勢力拡大が止まらない。新たにエンハンサー47人と8頭を加え、シティの闇の金を動かすカジノ協会をはじめとする全勢力に戦いを挑みはじめた。ウフコックはハンターのブローチに化けたまま、そのすべての成り行きを聞き取っていた。ここまでは、主人公がじっと蹲ったままで、悪役がドンパチ大活躍という展開だった。
ウフコックたちは、ハンターに対抗できる善の勢力を結集した。なかなか多彩な顔ぶれだけど、登場人物が多く、今後はかなり複雑な作戦が実行に移される。・・・しっかり読まないと理解できないくらい混沌としている。
ウフコックはハンターのスピード感に焦っているけど、意外に早く反撃がはじまった。でもなぁ、ハンターたちって強いんだよなぁ・・・。
さて、次の巻からはバロット&ウフコックのコンビが立ち向かう。

BOOK「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ファミリアクロニクルepisodeリュー」

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか
ファミリアクロニクルepisodeリュー

大森藤ノ著
イラスト:ニリツ、ヤスダスズヒト
(GA文庫:amazon:620円)
※Kindle版を購入

『ダンまち』のスピンオフ。登場人物の一人リューを主人公とした2編の中編が収録されているけど、本当の主役は酒場「豊穣の女主人」かもしれない。
酒場「豊穣の女主人」の給仕で、元は腕利き冒険者。既に消滅してしまった【アストレア・ファミリア】の正義感を持ち続け、お節介ながら巨悪に立ち向かう。時間軸的には、本編で【ヘスティア・ファミリア】が【アポロン・ファミリア】との戦争遊戯に勝利した第6巻の後のこと。そういえば、この頃のシルって、まだ、メインヒロインのひとりだった。この外伝に、ベルくんが登場するとは意外だった。
「豊穣の女主人」の客・・・賭博の負債の代わりに娘をとられたという。その黒幕は、外国資本の大賭博場のオーナー。娘の救出にリューとシルが動き出す・・・「グラン・カジノをぶっつぶせ!」。【疾風】ことエルフのリュー、暗殺者【黒猫】こと猫人のクロエと、賞金稼ぎ【黒拳】ことヒューマンのルノアが、豊穣の女主人に居着くことになったときのお話・・・「そこは豊穣の酒場」。
「豊穣の女主人」の女給たちはみんなLv.4の強さ。シルにも何か曰くがありそう。にもかかわらず、Lv.1のベルくんを生暖かい目で見ていたのか^^;;