BOOK「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 9」

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(第9巻)
大森藤ノ著
イラスト:ヤスダスズヒト
(GA文庫:amazon:640円)
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ベルくんにダンジョンでまた出会いがあった、知性を備えたモンスター「ヴィーヴル」の竜女の少女・ウィーネ。しかも、ダンジョンからこっそり連れ出し、ホームで一緒に暮らすことに・・・。つまりは、せっそうなくベルくんのハーレムに加えようと・・・^^;;
今回は、この喋るモンスターを廻る謎・・・神様たちも知らないダンジョンの秘密に関するお話。ギルドの真の上層部・神ウラノスなんていうのが出てきて、これまでの神様の暇つぶしとはレベルが違う展開になってきた。
いままでは単純にやっつけるだけの対象でしかなかったモンスターに、知性のある種族がいたということは・・・今後、いろいろと展開に影響してくるのだろう。なにせ、冒険者としてレベルを上げるということ、すなわりモンスターをたくさん殺し、戦い続けるということだから。でも、根本的に考えて、知性がないからといってモンスターを殺し続けて良いものだろうか? 小説の舞台設定の問題だけど・・・ある意味では、モンスターが地上にあふれ出ないように駆逐しながら、資源を得るためにダンジョンを侵略しているんだよな・・・一種の経済活動として。

BOOK「悪魔のミカタ 4 パーフェクトワールド・休日編」

悪魔のミカタ(第4巻)
パーフェクトワールド・休日編

うえお久光著
イラスト:藤田香
(電撃文庫:530円+税)
※古書を購入

「パーフェクトワールド」の後半。知恵の実の所有者との戦いが繰り返されるのかと思っていたけど、予想外の展開に突き進んでいる。前巻はほとんどラブコメ展開だったけど、、この巻は知恵の実「パーフェクトワールド」をめぐるミステリー仕立てに戻ってきた。
遊園地でのコウと舞原サクラのデート。サクラはなかなか良い娘だな。それを尾行する「みークル」メンバーたち・・・ここで知恵の実「パーフェクトワールド」で願いを叶えた攻防がはじまる。今回は小鳥遊が中心になって推理を進めていく・・・。「パーフェクトワールド」の実態が最初に説明されていないので、探り探り読む感じで、ちょっとわかりにくいお話だった。
学校のカウンセラー2人が新たに登場してきて・・・本筋はこの「夕日を連れてきた男」なんだろう。そういえば、悪魔のアトリって、いまのところ、ヒロインでもないし、何の役にも立っていないな^^;; 口絵では、妹キャラとして、大きめに登場しているんだけど・・・。

BOOK「悪魔のミカタ 3 パーフェクトワールド・平日編」

悪魔のミカタ(第3巻)
パーフェクトワールド・平日編

うえお久光著
イラスト:藤田香
(電撃文庫:510円+税)
※古書を購入

この巻は「平日編」と題して、長編化の舞台設定をいろいろ明確にしている感じ。いままで、悪魔という仕掛けを加えた日常系学園ミステリーで、その舞台設定を維持するための舞原家だと思ってきたけど、前巻からちょっとやり過ぎというか、日常系を超えた設定になってきた。まだ伏線レベルだけど、コウには、「獣の数字」なんていう主役らしい新たな属性が付与された、らしいし・・・。
舞原姉妹の恋愛事情まで絡めてくると、いろんな意味で正常な人間関係で成り立ったお話ではなくなってしまう。
悪魔のアトリの見た目が、コウの妹・亜鳥の姿を真似て作られたことは最初に語られているけど・・・妹に成り代わってレギュラー化するのは、なんか、こっちはよくあるラブコメ設定なんだけど・・・。
悪魔のミカタの本筋なのかは分からないけど、舞原家の「スタッフ」とか「ライン」とか、内部での動きが今後の展開になるようだ・・・。
知恵の実「ゴールデンライトアーム」・・・こちらも欲しいアイテム。悪魔に魂を取られるんじゃ意味がないけど^^;;

BOOK「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 8」

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(第8巻)
大森藤ノ著
イラスト:ヤスダスズヒト
(GA文庫:amazon:648円)
※Kindle版を購入

前巻で救出された春姫は、無事にヘスティア・ファミリアの一員になった。つまり、ベルくんのハーレムの一員になったわけだけど・・・ものすごく明確なフラグを立ててしまったから無理もない。で、この巻はラブコメモードから。しかも、命と神タケミカヅチの・・・。前巻であれだけのことをしでかしたイシュタル・ファミリアは、いったいどうなったのだろう?
短編集のような構成で、次の主役はヴェルフ。前の戦争遊戯でヴェルフが「クロッゾの魔剣」を作れることが知られてしまったため、その魔剣を廻る戦いがはじまるわけだけど・・・。エイナのお話では、ギルドの受付嬢の仕事が紹介されていて、短編ネタではあるけれども、ちょっと新鮮な内容だった。酒場「豊穣の女主人」のシルのお話まで含まれていた。
こうしてみると、ベルくんたちにはみんなチートな能力がある上に、春姫の「大きくなーれ」が加わったわけか・・・。リリだけが置いてきぼりだけど、きっとそのうち何か出てくるのだろう。神ヘスティアだけは成長しないし、なにかのスキルがあるわけでもないから、最後までバイトに明け暮れそうだけど^^;;

BOOK「デート・ア・ライブ 17 狂三ラグナロク 」

デート・ア・ライブ
17 狂三ラグナロク

橘公司著
イラスト:つなこ
(富士見ファンタジア文庫:amazon:583円)
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前巻から狂三のつづき。これまで、士道に対して、誰も知らないところで狂三が何をしていかが明らかになり、狂三の立ち位置が大きく変わってきた。狂三というキャラはキライではない。被りがないようにいろいろ振り分けてみました的な他のキャラたちよりは、オリジナリティがあって好感が持てるけど・・・登場シーンが増えすぎて、ちょっとくどい気がしなくもない。一人なのに、複製がいっぱいいるし。
士道の失われた記憶、真那の失われた記憶と澪という存在、さらにはDEMインダストリーや精霊の起源が明かされ、いよいよ核心に近づいてきた気配。精霊を生み出す原初の精霊ファントムの正体も、おぼろげながら見えてきた。DEMインダストリーとの総力戦もはじまったことだし、決着も間近なのだろう。つまり、完結間近という感じ。次の巻は令音がいろいろ前面に出てくるんだろうな。

BOOK「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 7」

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(第7巻)
大森藤ノ著
イラスト:ヤスダスズヒト
(GA文庫:amazon:648円)
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前巻、アポロン・ファミリアとの戦争遊戯に勝利し、十分すぎるほどの本拠地「竈火の館」を手に入れたヘスティア・ファミリア。ファミリアへの加入申込者もたくさん集まったけど・・・ベルくんのナイフを入手するために、神ヘスティアが莫大な借金を背負っていることが発覚して、誰一人寄りつかなくなってしまった。そういえば、そういうお話もあったな、という感じで忘れていた。というか、神ヘスティアがアルバイトをすることで棲んだお話だと思っていた。莫大な借金と豪邸・・・なんとなく、『このすば』を思い出してしまう。
イシュタル・ファミリアが仕切る娼婦街で、ベルくんとアマゾネスたちの大立ち回り。こういうファンタジーで娼窟が登場するというのは珍しい。しかも、アマゾネスの娼婦たちがお色気要員としてたくさん登場するというのも。その上、娼婦に身をやつした命の幼なじみのお姫様・春姫が新たなヒロインとは・・・。

BOOK「異世界食堂 4」

異世界食堂(第4巻)
犬塚惇平著
イラスト:エナミカツミ
(ヒーロー文庫:amazon:600円)
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新しいメニューと新しいお客を追加していく流れは変わらないけど、「再び」という形で同じメニューを出し、そのメニューに対応したお客のその後が書かれることが増えた。その結果、そのお客の短編を分割して書いているような感じになった。さらに、将来のことを匂わせる結び方が増えたけど、これはそのうち書く予定ということなのだろうか? だとすると、かなり長いお話になるわけだけど・・・。
異世界食堂の設定・・・人の通り抜けはできないんだろうな。料理の持ち帰りはできるし、「手帳」は通り抜けて別の出口を通り抜けたけど、お客は入ってきた入口に必ず戻されるということなんだろう。でなければ、無人島に20年も閉じ込められる必要はないだろうし。
クロにはヒロインとしての役目はないようだけど、アレッタはそれなりにがんばっている。そのうち、ねこやの外に出てみるということもあるのだろうか? くれぐれもオタク文化で汚染したりして欲しくないけど・・・異世界の人たちは、なぜ、こちらの世界へ関心を示さないんだろう? トレジャーハンターなんていう好奇心旺盛そうな人材もいるはずなんだけど・・・。
最後に、ねこやがなぜ異世界食堂なのかの秘密が明かされた。これで完結になるのかとも思ったけど、第5巻につづくと書かれていたから、まだ続くのだろう。