BOOK「うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。 5」

うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。(第5巻)
CHIROLU著
イラスト:トリュフ
(HJ NOVELS:amazon:1,200円)
※Kindle版を購入

「一の魔王フリソス」が現れ、ラティナの素性が明らかになった。もしかして、ラティナって、この事情をずっとデイルに隠したまま事ここに至ったのだっろうか? 幼いときからか記憶の一部を隠していた伏線はあったけど・・・。
ラティナが消え・・・7人の魔王に封印されてしまった。そしてデイルが動きはじめた。7人の魔王をすべて殺し、ラティナを取り戻すために。天翔狼の長ハーゲルを伴い、まずは「五の魔王」を次いで「六の魔王」。かもしれないではなく、本当に魔王を倒しはじめた。さらに「四の魔王」「三の魔王」「七の魔王」を滅した。ゲイルはもともと「勇者」で、しかも「八の魔王」ラティファの眷属・・・強い。でも、なんとなくゲイルの方が悪役っぽい。かなり善良な魔王たちだったのに・・・。残りは「一の魔王フリソス」ただ一人。ここでようやく、ラティナの素性がはっきりした。
でも、デイルにはガッカリだ。この巻での行動と態度をみて思ったけど、デイルに主人公としての資格があるのだろうか? ラティナがデイルの嫁になって興ざめした影響がここに来て大きくなってきた。

BOOK「ゴブリンスレイヤー 6」

ゴブリンスレイヤー(第6巻)
蝸牛くも著
イラスト:神奈月昇
(GA文庫:640円+税)
※古書を購入

春になった。女神官にとっては冒険者2年目の春。春は新人の季節らしいけど・・・そこに、いかにも早死にしそうな新人魔術師の少年・・・。女騎士と重戦士のお節介で、新人魔術師を連れてゴブリン退治に。今回は女神官がリーダー役・・・そうそう上手くはいかないけれど。少年魔術師、頭悪すぎ。一日に一回だけファイヤーボールを使えるだけで、何を粋がっているのか?
未完成ながらも、冒険者の訓練場が稼働しはじめた。第6巻あたりになっても、ギルドの受付嬢がヒロインのひとりでいられるのは・・・主人公が相変わらずゴブリンしか相手にしていないからだろう。普通なら、レベルが上がって受付嬢の手から飛び立ってしまうから。
新人冒険者を鍛えるのんびりした回かと思っていたら、訓練場にゴブリンの襲撃。でも、今回はこれがメインではないので、あっさりしたものだった。ゴブリンスレイヤーにも、ゴブリン退治が「冒険」ではないという認識があるらしい。まあ、害獣駆除業者みたいなものだろうな。

BOOK「本好きの下剋上 2 司書になるためには手段を選んでいられません 第一部 兵士の娘 II 」

本好きの下剋上
司書になるためには手段を選んでいられません
第一部 兵士の娘 II

香月美夜著
イラスト:椎名優
(TOブックスラノベ:amazon:940円)
※Kindle版を購入

ようやく紙の試作に取りかかるメドが立った。作中では「和紙」となっていて、作り方も和紙を意識した記述。だけど、原料が異なるから、ここは単に「手漉き紙」とするべきだろう。繊維が長く密度が低いのは和紙の特徴だけど・・・葦ペンとインクで筆記するのには向かない。マインは、繊維を短くして密度を高めた西洋式の手漉き紙を目指すべきなんだが・・・。
将来的に、マインは印刷まで意識しているようだから、紙質にはもっとこだわるべきだ。最初は活版印刷だろうから、和紙でもどうにかなるだろうけど。
冬支度も終わり、冬の手仕事で作る髪飾りを家族で作りはじめ、この巻はマインが身食いで倒れたところまで。アニメ化されたのは「第一部」3巻までらしく、このあたりはアニメで見たばかり。マインが助かるためには高額のお金が必要だ。マインの頭の中にあるものの製造法と利権を適当に売って、とりあえず生存に関わるお金を調達するしかない。

BOOK「ゴブリンスレイヤー 5」

ゴブリンスレイヤー(第5巻)
蝸牛くも著
イラスト:神奈月昇
(GA文庫:610円+税)
※古書を購入

剣の乙女からの依頼・・・家を飛び出し冒険者になった令嬢が、ゴブリン退治に出かけて消息を絶った・・・その救出。かくして、ゴブリンを求めてゴブリンスレイヤー一行は雪山を目指した。毎回、タイプの異なるゴブリンが登場するけど、今回は知恵を与える神から知恵を与えられたゴブリン・・・ゴブリンパラディン。生贄として放置されていた令嬢剣士を救出し、ゴブリンパラディンとの対決。
ゴブリンはどんどん進化している。ゴブリンスレイヤーよりも明らかに進化している。ゴブリンスレイヤーは、前々巻でゴブリンチャンピオンには一度殺されかけたし、今回のゴブリンパラディンには正攻法では勝てなかったんじゃなかろうか?
令嬢剣士はとりあえず仲間には加わらなかった。その内、ふらっと戻ってくる可能性はあるだろうけど・・・フラグが立ったような気がしないでもないから。

BOOK「うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。 4」

うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。(第4巻)
CHIROLU著
イラスト:トリュフ
(HJ NOVELS:amazon:1,200円)
※Kindle版を購入

目次・・・「ちいさな娘」→「幼き少女」→「白金の乙女」とラティナの表現が進化してきた。
赤の神の夜祭りの夜、ラティナがデイルに告白したけど、デイルには伝わらず、逆に反抗期が来たと大騒ぎ。リタの配慮で、傷心のラティナはしばらくお休み。空振りした勇気の恥ずかしさを抱え、マルセルのパン屋に修業に出た。
激ニブのデイルに痺れを切らし、ケニスがデイルにラティファの想いをはっきり伝えた。自分が育てた娘を嫁にするのって・・・ちょっと鬼畜っぽい気もするけど・・・ケニスら周囲には何の問題もないらしい。ということで、デイルとラティファの関係性が変わった。デイルははっきりと求婚し、結ばれたけど・・・。翌朝、ラティナは「八の魔王」になってしまった。そしてデイルは眷属として魔族になり、長寿を獲得した。これで憂いなく二人は一生を共に過ごせるようになったわけだけど・・・デイルは「勇者」なので、将来的に波乱のタネとなるのだろう。
最初は「子育て」「親バカ」だけのお話だけだと思っていたけど、予想以上に時間経過が早く、二人の生涯を描く物語になっていくようだ。流れは・・・「魔王」VS「魔王+勇者」の激突? まあ、タイトル通りではあるけど。

BOOK「本好きの下剋上 1 司書になるためには手段を選んでいられません 第一部 兵士の娘 I 」

本好きの下剋上
司書になるためには手段を選んでいられません
第一部 兵士の娘 I

香月美夜著
イラスト:椎名優
(TOブックスラノベ:amazon:0円)
※amazonプライム会員特典

昨年の秋アニメとしてアニメ化されたばかり。マイン(本須麗乃)の、本好きという設定を超えた異常人格がすごい。原作ではもう少し納得のいく描かれ方をしているのだろうと、まず第1巻だけ読んでみた。Amazonプライム特典で、この巻だけ無料だったし。
本須麗乃は周囲から変人と認識されるレベルには本を読み、本を愛していたようだ。母親は、麗乃が引きこもって本ばかり読むようになると思っていたけど、図書館の司書として就職が決まっていた。汗水流して働きたくはないから、お客が来ない古本屋の店員にでもなって、本を読んでお気楽に生きていきたい、という感じで「司書」を選んだのだろう。
アニメを見たとき、モヤモヤと納得がいかなかった点・・・マイン(麗乃)には「著者」という発想がない。自分で書くとしても・・・わたしの場合は自分の能力や発想とは異なる書き手によって書かれた場合を「読書」と呼び、自分の書いた文章を読むのは「推敲」であり「文字校」に過ぎない。たとえ本の形をしていても。マインには、本に対して面白いとか感動するとか、役に立つ知識や情報が欲しいとか、具体的な要求が見えない。本なら何でもよくて、「本」という概念を欲しているようだ。
ファンタジー世界のトイレ事情、識字率の低さ、食肉加工の実態など、普通は描かれない部分を描いたのは面白い。でも、マイン・・・豚の解体で気を失ったりしてたけど、羊皮紙づくりのチャンスを失ったことに気づいていない。

BOOK「魔王様、リトライ! 4 【完全版】」

魔王様、リトライ! 4【完全版】
神埼黒音著
イラスト:飯野まこと
(Mノベルズ:amazon:1,049円)
※Kindle版を購入

魔族領に向かった魔王たち。魔王の精神的安定のために召喚したはずの茜がウザ過ぎる。魔王の役には立つのだろうけど、読んでいて不愉快になるほどウザい。
北方諸国に向かったルナには、思惑違いの聖光国の武断派貴族アーツが護衛兼監視として同行することに。さらに、西方の貴族ドナの配下アズールも魔王の動向を探るために、北方諸国に向かった。聖光国と皇国を戦わせようと画策するゼノビア新王国のコウメイ・・・すべてが北方に向かっていた。
ライト皇国の大神官と魔族領の大悪魔ベルフェゴールとによる奴隷交易・・・そして捕らえられたルナの友だちの鷹人イーグル・・・裕福な街ス・ネオでテロを巻き起こすサタニスト・・・出現したベヘモド。混乱と戦乱が切って落とされ・・・結果的には魔王のパーフェクトゲーム。
ルナが覚醒した。頭に天使の輪を載せただけのホワイトとは桁が違う成長ぶり。キャラが変わることはないだろうけど、明確にフラグも立った。ラブコメ的には面白くなりそうな気もする。