BOOK「本好きの下剋上 3 司書になるためには手段を選んでいられません 第一部 兵士の娘 III 」

本好きの下剋上
司書になるためには手段を選んでいられません
第一部 兵士の娘 III

香月美夜著
イラスト:椎名優
(TOブックスラノベ:amazon:940円)
※Kindle版を購入

マインには「身食い」という致命的で不治の病がある。魔力に関係した病気。現実の世界にも治療法が確立されていない難病があるけど、具体的に何の病気をイメージすれば良いか判然としない。でも、身食いには魔道具という対処法はある。これが、本作り以外の伏線になっていくんだろうけど、お金で対処しようという方向には行かないらしい。
商業を描いているから、既得権益との衝突は避けられない。特にマインのように、新技術で新しい価値を創造する場合は尚更。紙の普及は世の中に大きな影響を与える。そういう意味では、火薬とダイナマイトを作れば、魔道具くらい欲しいだけ手に入るくらいのお金は稼げるだろう。
マインが洗礼式を迎えた。そして盛大にやらかした。神殿で図書館を見つけたときのマインは、そういう設定だから仕方がないけど異常すぎる。改めて22才のいい年こいた麗乃の異常人格を再認識した。まあ、結果的に、有利な条件で神官見習いになることが決まったけど、マインの異常人格では平穏無事とはいかないだろう。
ギルドカードって、こっちの世界より便利だな。

アニメ「食戟のソーマ 神ノ皿」


食戟のソーマ 神ノ皿
(全12話/2019年)
「食戟」という仕掛けのお陰でここまで見てこられたけど・・・前期の「遠月列車編」はひどかった。この「神ノ皿」は少しまともに戻ったようだけど。
そもそも料理の旨さを競い、ましてや料理学校が飲食業界を牛耳ろうなどという設定に無理があるというか幼稚すぎるんだけど・・・少年マンガ故の荒唐無稽さだと目をつむっていたけど、どんどんチープなお話になっていく・・・。
食戟は勝負だから、勝負ものとしてのストーリーは一応決着が付いた。でも、アニメ的には、冷めた料理はしょせん冷めた料理。料理を食べた後のリアクションのエッチシーンのトッピングが増し増しになっていただけだった。
で、ひとつだけ思ったことがある。もし、遠月学園の卒業生がレストランを開業し、食事中にお客がみんな素っ裸にされるという・・・^^;

アニメ「放課後さいころ倶楽部」


放課後さいころ倶楽部
(全12話/2019年)
ボードゲームを通して仲良くなった女子高生3人のお話。
子供の頃はともかく、大人になってからはボードゲームをほとんどしたことがない。ボードゲームが登場するラノベやマンガもほとんど読んだことはがない。せいぜい、ラノベの『妹さえいればいい。』を読んでいる程度。なので、いまボードゲームがどの程度流行っているのかもよく知らない。
女子高生が出会って、仲良くなって、わーきゃーやっているのは見ていて楽しい世界だけど、そこに「ゲームデザイナー」という職業を目指すという要素が入ってきて・・・遊ぶだけではなく、作り手の世界も描かれている。
女子高生だから仕方がないんだろうけど、みどりちゃん、かなりレベルが低い。クリエイティブな世界には向かない性格をしているような気が・・・。

アニメ「本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません」


本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません
(全14話/2019年)
異常人格レベルにこころの底から本が大好きな女子大生が、本のない世界の少女マインとして転生した。
「本がないなら自分で作ろう」という発想は解らなくもないけど、かなり異常な執着だ。読んだ本に囲まれていたいという心情は、かつてのわたしもそうだったから理解できなくはないけど、本なら何でもいいというマインの姿勢はやっぱり異常だ。マインは転生前、平気で「積ん読」していたんじゃないだろうか?
マインは粘土板とパピルスづくりに失敗した後、木簡を作りに挑む。せっかく作った木簡を母親が薪にしてしまう・・・母親というのは、確かにそういうところがあるよな、経験的にひどく納得できるエピソードだった。
マインはちびっ子で病弱、「身喰い」という命に関わる特殊な体質を身に宿している。制度も技術も流通も遅れている社会で、いろんな困難に立ち向かいながら、まずは紙づくりからスタート。でも、なにぶん、病弱なちびっ子なので、なかなか思うように進まない。ふだんは、本須麗乃という大学生の意識でいながら、本に関しての行動だけが6才児の子供になってしまい、ちょっと苛つく。

アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス 3」


PSYCHO-PASS サイコパス 3」(全8話/2019年)
楽しみにしていた第3期だけど、狡噛と朱ちゃんではなく、新人監視官を中心にしたお話になっていた。全8話だけど、各話1時間もの。1日で一気に見たけど、少しわたしの色相が濁ったかもしれない。
登場人物がほぼほぼ全員入れ替えなので、はじめは状況を受け入れるのに少し戸惑った。でも、シビュラシステムのことを思い出せば、すんなり受け入れられた。狡噛と朱ちゃんも出てくるけど、意外な設定。こういう形で第2期の落とし前をつけたのかと納得。
アニメのクオリティは高いし、間違いなく面白いんだけど・・・こういう独断専行型の主人公が活躍しないと事件や不正を暴けないなんて、既にまともな世の中ではない。シビュラシステム以前の問題として。
でも、もっと大問題なのは・・・完結していなかったこと。続きは劇場版らしい。

アニメ「慎重勇者 この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる」


慎重勇者 この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる
(全12話/2019年)
低ランクで実績のないドジ女神が、難易度の高い世界を救済するためにチートな勇者・竜宮院聖哉を召喚し、魔王を討伐する・・・異世界転生ものも極まってきたのか、もしも、転生者が異常に慎重な性格だったらというお話。
最近のアニメでたまに見かける表現けど、顔面崩壊や目の玉が飛び出るような古くさいギャグ表現が目立って、時折、チェッという感じにさせられた。原作はラノベのようだけど、原作由来のものか、アニメでの演出なのかは不明。制作スタッフの世代交代が進んで、昭和の表現手法が逆に新鮮だとか勘違いしてたりしないよな?
原作ラノベがどうなっているかは知らないけど、一応、アニメ的には完結した。極度に慎重で、非人間的ともいえるほどストイックな聖哉の名誉回復も図られ、丸くは収まっている。

アニメ「超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!」


超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!
(全12話/2019年)
異世界転生もので、もしも転生者が超優秀な高校生たちだったらというお話。実際、ふつうの高校生が転生してもなんの役にも立たないから、転生後にチートな能力を得るわけだけど、ここでは、転生前からチート持ちという設定。
でもなぁ、超人高校生とか、天才高校生とか、そういうのが出てくるマンガやラノベって・・・天才感がないというか、優れているという感じがぜんぜんなかったりする。このアニメにも、天才感はない。チートをチープに説明しようとしている分だけ、逆に白けるんだよなぁ。
まあ、ちょっと小賢しい高校生たちは異世界でもご都合主義で生き抜くようです、という感じのお話だった。アニメは細かいことを端折っているだろうから、原作はもう少しまともなんだろうけど・・・。