アニメ「かくしごと」


かくしごと
(全12話/2020年)
神谷浩史の一声で久米田康治の原作だとわかるアニメ。まあ、神谷浩史なので、時々、阿良々木くんに見えてしまうのは仕方がない。期待通りに面白かった。
父親がお下品な下ネタ満載のマンガを描くマンガ家で、溺愛する娘に職業を隠し続けている、という状況でのドタバタコメディ。タイトル落ちではあるけど、姫ちゃんが可愛いから問題なし。久米田康治って、こういうキャラも描けるのかぁ。
各話タイトルは、いろいろなマンガタイトルのパロディだけど、「最終回平気彼女」(元ネタは『最終兵器彼女』)はツボにはまってちょっと笑った。
いま、学校では同級生に親の職業を聞いてはいけないらしい。たしかに、職業差別からイジメなんかが起きそうな気がする。でもその割りには、子どもとみたら「大きくなったら何になりたい?」とか聞きまくっている。「夢をもって頑張ろう」などとも言う。夢を職業だと考えると、実現できた人間は立派で、そうじゃない人は・・・。絶望した! 知らず知らずに差別感情を教え込んでいる学校教育に絶望した!
原作はかなり巻が進んでいて、途中をかなり飛ばしたのだろうけど、それなりにちゃんとした最終話になっていた。

アニメ「なつなぐ!」


なつなぐ!
(全12話/2020年)
熊本地震の復興プロモーションとして、熊本県が制作したアニメ。ネット配信され、2020年冬アニメとして放送された。各話5分もの。
オンラインゲームで友だちになった夏奈と伊月。ゲームがサービス停止になる直前、伊月から「会いたい」というゲーム内でメッセージが届いたが、返事をする前にゲームは終了してしまった。
他の連絡方法は知らず、むかし交換した住所だけを頼りに、夏奈は伊月に会うため熊本を訪れた。しかし、その住所は更地になっていた。地元で出会った人たちと交流しながら、夏奈は伊月を探す。
夏奈にとって貴重な夏になったとは思うけど・・・でも、ネットで知り合った人に、女の子がホイホイ会いに行くというのはいかがなものかという気がしないでもない。たとえ、相手が女性であるとわかっていたとしても。

アニメ「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。」


痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。
(全12話/2020年)
ネトゲに詳しくないプレイヤー「メイプル」が、素人考えで防御力だけに特化したキャラを作ったら・・・運営が予想もしていなかったチートな能力とアイテムを獲得してしまうというお話。
原作のラノベも読んではいるけど、原作の時点で、階層を上げ、イベントを繰り返し、斜め上をいくチートさを上げていくだけの単調な流れではあったけれど、それがアニメになって変わるわけもなかった。原作本の第4巻までの内容。
原作では、モブプレイヤーたちがチャットでメイプルの噂話をするのが面白かった。アニメでも一応、そのシーンはあったけど・・・もう少し演出的に頑張ってほしかった。

アニメ「推しが武道館いってくれたら死ぬ」


推しが武道館いってくれたら死ぬ」(全12話/2020年)
ある日、フリーターのりえが、公園でミニコンサートをする女性地下アイドルグループ「ChamJam」と出会い、人気最下位メンバー・舞菜に一目惚れ。以後、熱狂的な舞菜になるが・・・りえは押しが強く、引っ込み思案の舞菜に引かれる有様。
わたしは、アイドルもののアニメは苦手だけど、女子力の低いりえとアイドルヲタたちが繰り広げるコメディなので見ていられた。こういうロコドルってどこにでもいるんだろうけど、新型コロナウイルスでとんでもないことになっているんだろうなぁ。メジャーなアイドルは、テレビやら何やら仕事はあるんだろうけど、ある種ドブ板選挙のようにファンと接するのがロコドルだから。

アニメ「虚構推理」


虚構推理
(全12話/2020年)
コロナで緊急事態の外出自粛だし、週末はアニメなんだけど・・・今期のアニメは不作なのが残念。推理ものかと思いながら見はじめたら、怪異ものだった。
「人魚」と「件(くだん)」の肉を食べ、不死身となった桜川九郎。怪異・妖怪たちに誘拐され、片眼と片脚を失うのと引き換えに、彼らの知恵の神となった岩永琴子。九郎に一目惚れして自称「彼女」となった。
琴子が退治しようとする「鋼人七瀬」を捜査していた府警・弓原紗季は、九郎の元恋人で・・・。
最初、琴子の設定が明かされたあたりは面白い設定だと思ったんだけど・・・鋼人七瀬を相手にしはじめたら、ちがう作品になってしまった感じで、あれれ・・・。あっという間にネットの都市伝説ものになって、面白くなくなってしまった。なんなんだろ、この不思議な感じは?
たしかに、都市伝説を扱ったサイトでは面白ければいいという無責任さで成り立っているし、一般に自作自演は嫌われるから、この解決法は辻褄が合っているんだけど・・・。

アニメ「八十亀ちゃんかんさつにっき 2さつめ」


八十亀ちゃんかんさつにっき 2さつめ」(全12話/2020年)
いわゆる名古屋もの、15分アニメ。このアニメに第2期があるとは思わなかった。
第1期は、愛知県出身の声優・戸松遥の声を聞くアニメとして楽しく見ていたけど、第2期もそれだけのアニメだった。エンドロールのキャストとスタッフの出身地が載っていて、主要な声優さんは鹿児島と埼玉は別として、三重・岐阜・静岡と隣接県を揃えていた。
名古屋市と福岡市が、日本第三都市争いをしているとは思わなかった。名古屋人が意識するほど、福岡市が台頭してきたというよりは、愛知県/名古屋市は今現在、知事と市長がああで二重苦が続いているから、名古屋市が一方的に凋落してきたということなのだろう。かつて20年以上前のことだけど、コミックス『AB.フリャー』の頃は、名古屋も栄えていたのになぁ。

アニメ「ソマリと森の神様」


ソマリと森の神様
(全12話/2020年)
週末は外出自粛。ちょうど冬アニメが終わったので、週末はアニメで過ごすのはいつも通りのことだけど、残念ながら今期は不作。
森を管理するゴーレムが森の中で拾った人間の幼女ソマリを連れ、ソマリを人間の元に送り届けるために旅をする。ただし、ゴーレムは老朽化が進み、あと1年と少しで活動を停止してしまう。設定だけで、辛い結末・・・感動的な結末しか思い浮かばないけど・・・。
幼女なので、注意力散漫というか好奇心旺盛というか、落ち着きがなく言うことも聞かず・・・旅の途中ではイライラさせられたり、ハラハラさせられたり。それでも、ゴーレムなので、融通のきかないところもあるけど基本的には誠実で頼りになるし、一緒に生活していればゴーレムにだって情も移る。
途中の展開はともかく、結末が悲しいものかホッとするものか、どちらに転ぶのかが問題だけど・・・それは書かないのが花だろう。