BOOK「真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました」

真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました
ざっぽん著
イラスト:やすも
(角川スニーカー文庫:amazon:338円)
※Kindle版を購入

勇者ルーティの兄で、バハムート騎士団副団長、『導き手』ギデオン・ラギナソンは勇者パーティのメンバーだった。しかし、足手まといだと賢者アレスに言われ、パーティを追い出されてしまった。その後、僻地ゾルタンへと流れ着き、素性を隠したままレッドと名を変え、薬草採取専門の冒険者になった。レッドは、この地で薬屋を開業し、のんびり暮らしていきたいと・・・。
B級冒険者リットこと、ロガーヴィア公国第二王女リーズレットが訪ねてきた。・・・かつて勇者パーティと共に戦ったことのある仲間。ツンデレだったリットがデレデレにデレれて・・・レットの薬屋で一緒に暮らすことになった。そこに、ディルという悪党が絡んでくるわけだけど・・・回想部を読んでも、ディルがリットを個人的に恨む理由がよく解らない。
とくに盛り上がりもなく第1巻は終わった。スローライフを目指すお話だから、それで良いのかも知れない。この巻は回想が織りこまれて、それなりにメリハリのある構成だったけど・・・次巻以降はどうなるんだろう?

コミックス「手品先輩 3-4」


手品先輩
(第3巻)
アズ著
(ヤングマガジンコミックス:各565円+税)
※古書を購入

奇術部にギャルとデブの姉弟がきて・・・なし崩し的に一緒に活動することで、頭数だけは部活として帳尻が合った。手品とバルーンアート、相性は悪くないから、ちゃんとしたコラボができれば、出し物としても成立しそうなものだけど・・・先輩のスペックが低すぎてそうはならない。結局、無駄な巨乳が二人になっただけのこと。
アニメ化された原作部分はこのあたりまでだったろうか?
白いギンバトたちが、部で飼育されることになった。そのネーミング・・・結局は、ケンタとプラダ。部活として団体行動するようになったし、水着回なんかもあったし、科学先輩なんかも登場してきたけど・・・なんかが足りない。なんだろう? ・・・純粋で不用意なパンツが足りないことに気がついた。巨乳が二人体制になって、そちらは増えたけど、先輩の純粋パンツがぜんぜん出てこなくなった。

コミックス「スピカ 羽海野チカ初期短編集」

スピカ
羽海野チカ初期短編集
羽海野チカ著
(白泉社:476円+税)

羽海野チカの初期短編集。『ハチクロ』を連載していた頃に描かれた読み切り短編をまとめている。
【スピカ】勉強も優秀で、部員の赤点を一手に解消する優等生・野球部の副部長・高崎くん。転校生の美園さん・・・バレエに熱中しているが進学との板挟み状態。なんとなく、『3月のライオン』の下敷きになったのかなと思わせる短編。
【ミドリの仔犬】童話仕立てのほのぼのしたお話かと思ったら・・・意外に現実的な探偵ものだった。
【はなのゆりかご】キオの母親を「おねえちゃん」と呼ぶと、『3月のライオン』のあかりさんになる。
【夕陽キャンディー】わたしには・・・なんと言っていいのかよく解らないお話だった^^;
【イノセンスを待ちながら】『劇場版パトレイバー』の南雲さんと、『イノセンス』(攻殻機動隊)のバトーに関する羽海野チカの想い。二人ともツンデレだよな。

コミックス「3月のライオン 15」

3月のライオン(第15巻)
羽海野チカ著
(白泉社:540円+税)

学校祭の準備でクラスメートとも親しくなり、後夜祭のファイヤーストームの前でひなちゃんとアチチ。将棋の獅子王戦も勝ち進んで4組の決勝に進出。将棋に勝った後は川本家のコーンシチュー食べてぬくぬく。再びタイトル戦の予選に挑み・・・って、桐山くん、一気にリア充に成り上がってしまった。
いいのか? こんなに幸せになって。後でなにかしっぺ返しがありそうで怖い。ひなちゃんが幸せになるのはよいことだけど。
そういえば、最近、二階堂くんがぜんぜん出てこない。まさか! 生きてるよな? さらにそういえば・・・ひなちゃんの初恋の相手・高橋くん、甲子園に確実に出場できる四国の高校に行ったけど、夏の甲子園は話題にもならなかった。1年生じゃ、まだレギュラーになっていないか・・・。

コミックス「ストップ!!ひばりくん! コンプリート・エディション 3」

ストップ!!ひばりくん!
コンプリート・エディション(第3巻)
江口寿史著
(小学館:amazon:540円)
※Kindle版を購入

なにせ40年ぶりに読んでいるから、細かいところまでストーリーを憶えていたわけではない・・・のだけど、こんな展開だったっけ? 本当にふつうのラブコメ展開になってきた。
耕作と椎名くんの決闘・・・当時、「性同一性障害」なんていう単語はなくて、ひばりくんは単に「オカマ」のヒロインであった訳だけど・・・いまでは性的マイノリティの存在や人権が認められてきて、40年前とは隔世の感がある。だとしたら今、このコメディをどう読めばいいんだろうか? と、ちょっと真面目に考えた。
このマンガが、完結せずに終わったことは知っていた。当時、連載がこのまま続いていたとしたら・・・あるいは、もしこれから連載が再開するとしたら・・・ひばりくんと耕作って、やっぱり結ばれてハッピーエンドで終わるんだろう・・・。もしかすると、未完のまま終わってよかったのかも知れない。
<未完>

コミックス「ストップ!!ひばりくん! コンプリート・エディション 2」

ストップ!!ひばりくん!
コンプリート・エディション(第2巻)
江口寿史著
(小学館:amazon:540円)
※Kindle版を購入

ひばりくんの他に三姉妹がいるけど、みな美少女で可愛いというだけで、今のようなテンプレのキャラは背負っていない。つぐみさんは母親代わりのいいお姉さんで、つばめは年齢の近い高校生で、すずめちゃんはちょっとおませで可愛らしい小学生。ことさらロリを強調されてもいない。美少女が美少女のままでいられた、良い時代だったんだな。今は、ヒロインが変態だったりチートだったり・・・。
そもそも、どの家にも兄弟姉妹がいて、まだ「標準世帯」なんていう概念が生き残っていた時代。携帯もスマホもなくて、一般回線だけの時代だし。
第2巻になって、江口寿史の病状が悪化したようだけど・・・過激なヤクザネタがぜんぜんなくなってしまった。飲酒や喫煙レベルのネタが限界。ひばりくんが男の娘だということを除けば、ふつうのラブコメになってしまった。

コミックス「ストップ!!ひばりくん! コンプリート・エディション 1」

ストップ!!ひばりくん!
コンプリート・エディション(第1巻)
江口寿史著
(小学館:amazon:540円)
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1981年、『週刊少年ジャンプ』に連載開始・・・40年近く前のマンガ。いわゆる「男の娘」ものの元祖であることは間違いないけど、江口寿史というと、ネタ切れの「白いワニ」の方が印象的だった。
時代が時代なので、少年誌連載にもかかわらず、ギャグマンガとはいえヤクザの家を舞台としているので、発砲やクスリのギャグなんかがふつうに登場する。高校生が喫煙、飲酒しているし、組長が学校の理事長の友人とか・・・今では自主規制もののネタもふんだんにある。「男の娘」という単語のない時代だから、「変態」と平気で罵倒しているし、耕作のひばりくんに対する言動も、今では許されないものがけっこうある。ボクシング部の梶くんはストーカーだし・・・。
マンガの自主規制はどうかと思うけど、やはり時代時代であるべき表現は異なってくるのは仕方がないのだろう。