BOOK「イラストですっきりナットク!! 少しかしこくなれる単位の話」

taninohanashiイラストですっきりナットク!!
少しかしこくなれる単位の話
中村秀樹著
(笠倉出版社:amazon:480円)
※Kindle版を購入

6月の末頃、100円で売られていたので、なんとなく購入して置いた本。何らかの事情があるんだろうとも推測していたけど・・・たぶん、定額制読み放題サービスKindle Unlimitedがはじまる直前に、すこしでも売ってしまいたかった故の安売りかもしれない。いま現在は、Kindle Unlimitedで読むことが出来る。
で、肝心の内容だけど・・・絶対にすっきりナットクは出来ないない説明ばかり。しっかり読めば、少しはかしこくなれるとは思う。クイズ用の雑学レベルでは役に立つかも知れないけど、勉強という意味ではまず役に立たない。間違いではないけど、何の説明にもなっていない項目も多いし、その単位が生まれた経緯や用いられ方など、周辺情報もほとんどない。
「なんでも絵にして見せられれば、なんとなくわかったような気になる」という読者の誤解を狙ったコンセプトでまとめられているとしかいいようがない本だった。

BOOK「科学ニュースがみるみるわかる最新キーワード800」

kagakunews800科学ニュースが
みるみるわかる最新キーワード800
過去5年間の記事をベースに未来予想をプラス
細川博昭著
(サイエンス・アイ新書:amazon:0円)
※Kindle版を購入

amazonで、なぜか0円で売られていたので購入しておいた本。
購入時は、新書1冊に800のキーワードだから、1件あたりの文章はわずかなもので、辞書的な本だろうと推測していた。すべての項目に興味があるわけでもないだろうから、お金を払わずサービスで一部を読めばいいやくらいに思っていた。
ところが、「宇宙探査・宇宙開発」「地球環境・地球科学」「生物と医療」「物理と化学」の4章をまとめてそれなりに概観している内容で、通読する本だった。本文中の色文字や小見出しなどが800ワードあるということらしい。
各章とも、深く掘り下げた内容ではないけど、十分楽しく読める本だった^^

BOOK「騙されたあなたにも責任がある[脱原発の真実]」

damasaretaanatanimo騙されたあなたにも責任がある[脱原発の真実]
小出裕章著
(冬幻舎:952円+税)
ISBN/ASIN:4344021679

この本の著者である小出裕章は、「反原発」の人たちの間で「神」扱いされているけど、まあ、その主張はいろいろと賛否は分かれるところだ。まあ、読んだ上で、あくまでも自分の頭で考えて、自分で判断することだ。
で、以下はわたし個人の意見。この著者とは関係がない。
福島第一原発の地元自治体の住民は、「安全だという言葉を信じてしまった」などと「安全神話」のせいにして自分たちの責任を全く自覚していない。リスクもないのに、特別交付税のようなお金がばらまかれると思っていたのだろうか。
しかも、彼らは原発を自ら誘致したのであって、押しつけられたわけではない。過去の福島県知事はもちろんのこと、市町村の首長の選挙で、反対派の候補が当選したことがない。これって、住民の意思ではないか。
ところが、福島第一原発事故のあと、福島の住民は「被災者様」に祭り上げられてしまい、本人たちも100%完全に「被害者」だと言い張っている。
でも、別の一面として、福島は「加害者」ではないか。
周辺に放射能をまき散らし、風評被害をまき散らし、日本全体の経済に悪影響を及ぼした張本人が福島だ。にもかかわらず、「汚染物質の処分場は福島県内には作らせない」などと地域エゴを押し通している。近隣自治体にしてみればえらい迷惑だ。
福島から出た放射能汚染物質は福島で処分する、これが筋だと思うのだが・・・。これが、福島に原発を誘致した福島県民のとる正しい道だと思うのだが・・・。
だから、汚染土の行き場がなく、福島県の除染が進まないのは自業自得だと思っている。
最後に、「東京の人たちのための電気を発電していた云々」についても、わたしの意見を書いておく。
ハッキリいって、東京の人間が福島に原発を押しつけたわけではない。自分たちが誘致したのだから、東京云々の話は無関係だ。少なくとも、東京に住んでいるわたしら自身が、原発への自戒を込めて、「東京で使う電気云々」というのはかまわない。これは福島の人々に対する気遣いだ。しかし、福島の人たちから「東京のために云々」といわれる筋合いはない。

BOOK「科学的とはどういう意味か」

kagakutekitohadouiu科学的とはどういう意味か
森博嗣著
(幻冬舎新書:760円+税)
ISBN/ASIN:4344982208

日本という国は宗教的な国ではないので、よく、「科学」を信仰している国のようなことをいう人がいる。実際、高度成長期などは技術革新の恩恵を受け、日常生活に科学技術がたくさん入ってきたし、おかげで経済成長もできた。
でも、実際はとても「科学的」とはいえないことがまかり通っている。
たとえば、小惑星探査衛星「はやぶさ」。これも純粋に科学的な存在ではあるけど、その成功に対する反応は・・・擬人化してみたりして科学的とはいえない。まあ、こういうのは害がないからかまわないけど・・・。
しかし、こういうのはどうだろう? 原子力発電は科学的な存在ではあるけど、事故を起こして放射能が漏れた瞬間、とても科学的とは思えない反応がまかり通ってしまう。ある種のパニックだから仕方がないのかも知れないけど、科学的どころか、理性的ともいえない状況になってしまっている。
あるいは、喫煙の害に対する反応。タバコを吸うと、肺がんが増える。他にもいろいろ病気の原因となる。そういわれているけど、実際のところ、喫煙者が減っているにも関わらず、肺がん患者は増えている。原因は不明。なぜなら、タバコが悪いという大合唱の下、本当の原因を確認することを怠っているからだ。厚生労働省は、喫煙者を減らせば医療費が減ると主張しているけど、実際にそれを確認した数字を見たことがない。厚労省のいうことを鵜呑みにするのも、科学的とはいえない態度だと思うのだが・・・。

BOOK「誰も知らない「危ない日本」 大きな声では言えない7つの問題」

daremosiranaiabunainihon誰も知らない「危ない日本」
大きな声では言えない7つの問題
武田邦彦著
(大和書房:1,300円+税)
ISBN/ASIN:4479392019

この本には、「食品リサイクル」「ゴミ問題」「ダイオキシン」「預金」「年金」「政治と金」「エコ」の7つの問題について取り上げられている。「貯金」の部分だけピンとこなかったけど、他はおおむねその通りだと思う内容だった。
世の中、ウソとデタラメばかりだとは思っていたけど、こうやって筋道立てて説明されると、ちょっと引いてしまう^^;
まあ、私も以前は、次の世代のために少しでもまともな社会と環境を残してあげたいなどと、殊勝なことを思っていたこともあったけど、こうも政治と行政がデタラメすぎると、個人でどうこう考えるのがアホ臭くなって、今ではどうでもいいと思い始めている。どうで日本はどんどんダメになる・・・そう、いまから30年も前に思い始めて、その通りになってきているのだから、これからもずっとダメになっていくのだろう。
それなら、それでいいじゃないかと、考えを新たにした。

BOOK「偶然とは何か」

guuzentohananika偶然とは何か
--その積極的意味
竹内啓著
(岩波新書:720円+税)
ISBN/ASIN:4004312697

この本では「偶然」という・・・よくわからないことを、確率論やら何やらで、いろいろと考察している。たしかに、「偶然」というのがどういうことなのかと聞かれるとはっきりとは答えられないけど、果たしてそこに積極的な意味なんかあるんだろうか? ・・・読み終わっても今ひとつはっきりしない。
そもそも、何かと因果関係があるかなど「どーでもいい場合」を「偶然」とか、「たまたま」「なんとなく」というのであって、「偶然」とはなんぞやと考えること自体がある種の「反則」のような気がする。

BOOK「笑う科学 イグ・ノーベル賞」

waraukagaku笑う科学 イグ・ノーベル賞
志村幸雄著
(PHPサイエンス・ワールド新書:800円+税)
ISBN/ASIN:4569774404

ここ数年、テレビニュースでも話題となるイグ・ノーベル賞は、ノーベル賞のパロディというか、アンチテーゼ的ないわば「裏ノーベル賞」。一見、くだらない研究に見えたり、無意味な研究に見えながら、本質的にはちゃんとした科学的業績に与えられる。・・・おもしろさや意表をついたテーマが基準のようだけど、日本人もたくさん受賞している。
以前、イグ・ノーベル賞を受賞した「粘菌と迷路」の研究の本を読んだけど、歴とした科学だったし、この本で紹介されている「牛糞からバニラの芳香成分を抽出」や「兼六園の銅像がハトに嫌われる化学的考察」なども、実態は大まじめな科学だったりする^^;