BOOK「青春ブタ野郎はハツコイ少女の夢を見ない」

青春ブタ野郎シリーズ 7
青春ブタ野郎はハツコイ少女の夢を見ない
鴨志田一著
イラスト:溝口ケージ
(電撃文庫:amazon:650円)
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前巻の終わりで、ちょっと反則技に近い急展開があり、当然ながらその続き。・・・咲太をかばって、麻衣が交通事故で死んでしまった。本当であれば、咲太が死んで、咲太の心臓は小さい翔子に移植されるはずだった。・・・麻衣の葬儀が行われている日、未来から来た大きな翔子さんが現れ、麻衣を助けようという・・・。
以前から、不確定性原理なんかを持ち出して、いろいろこじつけのように理論立てていたけど・・・どうにも、ふわふわして読み心地が悪い。どうしてだろうと不思議に感じていたけど、たぶん、最低限納得したような気になれる道具立てがひとつもなくて、すべて正体不明の「思春期症候群」の現象にまとめてしまっているからだな・・・。それに、あまりにもツッコミどころが多すぎるし^^;; だから、小さい翔子の話を細かく書かなかったのは正解。

BOOK「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」

seisyunbutayarou06青春ブタ野郎シリーズ 6
青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない
鴨志田一著
イラスト:溝口ケージ
(電撃文庫:amazon:630円)
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咲太の初恋である「翔子さん」・・・大学生くらいの大人の雰囲気を持ったややふてぶてしい女性。そして、中学1年生の「翔子ちゃん」・・・心臓の重い病気を患い入退院を繰り返している。この二人が同一人物で・・・中学生の翔子ちゃんが思春期症候群で生みだした大人の自分が大学生の翔子さん。ここまでの最大の伏線があっさり回収されてしまったけど、核心的問題点は、初恋の女性である翔子さんと、いまの彼女である麻衣との三角関係・・・にはならないか^^;;
今回は不確定性原理や相対性理論の「ウラシマ効果」なんかを持ち出して、翔子ちゃんの思春期症候群などをなんとなく理論的に説明しているけど・・・こういうの、本当に必要だろうか? ラノベの世界では手垢が付きすぎているし、無理矢理こじつけた感がすごいし・・・。
かえで(花楓)の問題は解決したけど、中学生の翔子ちゃんのターンなので、全体的に重苦しい雰囲気。かえでの件も、全面的に明るい話題ではないし・・・。かえでと翔子の問題にケリが付いてしまい、これで完結なのかと思いながら読み進んだら・・・チープな展開だけど、一応どんでん返しはあった。やれやれ、咲太はこれ以上何を背負い込んでいくのか・・・そして、咲太自身の思春期症候群の原因とは・・・新展開で長編化するのか、あっさり次巻で完結してしまうんだろうか?

BOOK「青春ブタ野郎はおるすばん妹の夢を見ない」

seisyunbutayarou05青春ブタ野郎シリーズ 5
青春ブタ野郎はおるすばん妹の夢を見ない
鴨志田一著
イラスト:溝口ケージ
(電撃文庫:amazon:630円)
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「青春ブタ野郎」シリーズの第5巻目。
「おるすばん妹」というくらいなので、この巻の中心は咲太の妹かえで。極度のブラコンとして笑わせてくれるキャラではあったけど、実際はかなりシビアなバックグラウンドを抱えた設定で、これの展開がメインストーリーのひとつだったけど・・・この巻ではそのかえでに大きな展開があった。ちょっと後出しの追加設定っぽいけど。でも、これで妹の件は落着していくのだろう。
そして次巻は「翔子さん」。伏線としては最大のものだろうから、次の巻で完結しても不思議ではない。中身のない引き伸ばしでは困るけど、あと数巻は続いてもいいように感じている。

BOOK「青春ブタ野郎はシスコンアイドルの夢を見ない」

seisyunbutayarou04青春ブタ野郎シリーズ 4
青春ブタ野郎はシスコンアイドルの夢を見ない
鴨志田一著
イラスト:溝口ケージ
(電撃文庫:amazon:610円)
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「青春ブタ野郎」シリーズの第4巻目。
予想外なことに、今回は再び麻衣のお話。実際は麻衣とその妹のどかのお話。シスコンアイドルというタイトルに当てはまるキャラがいなかったし、表紙絵にも見覚えがなかったので新キャラだとは思っていたけど、ちょっと予想外だった。でも、前巻で登場していた翔子ちゃんはこのまま放置なのだろうか?
と思いながら最後まで読んだら、次は翔子・・・あるいは翔子ちゃんがらみのお話だという振りがあった。ラノベの世界では、その間の売れ行き次第で次の巻が出るかどうかが決まることがよくあるようだけど、このシリーズは最初から次の巻が約束された状態で書かれている気配。「さくら荘」でよほどの信用を得たのか、このシリーズがよく売れているのか・・・まあ、「さくら荘」よりもこのシリーズの方が好きだけど。

BOOK「青春ブタ野郎はロジカルウィッチの夢を見ない」

seisyunbutayarou03青春ブタ野郎シリーズ 3
青春ブタ野郎はロジカルウィッチの夢を見ない
鴨志田一著
イラスト:溝口ケージ
(電撃文庫:amazon:610円)
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「青春ブタ野郎」シリーズの第3巻目。
今回は理央のお話。理央は咲太の親友で、咲太に想いを寄せていくヒロインではないけど、思春期症候群に科学的?な解釈を与える役なので、ある意味では咲太にもっとも近い存在かも知れない。ただ・・・理央という名前を、無意識のうちに「理科」と読んでしまっている。「はがない」の志熊理科とあまりにもキャラがダブっている^^;;
こういうラノベの登場人物は、ステロタイプのキャラがほとんどだから、他の作品に類似のキャラがいても何とも思わないのだけれど、このシリーズの登場人物はなぜか他の作品のキャラを直接的に連想させる。たぶん、わたしが好きなタイプのキャラが多いということなんだろうけど・・・。

BOOK「青春ブタ野郎はプチデビル後輩の夢を見ない」

seisyunbutayarou02青春ブタ野郎シリーズ 2
青春ブタ野郎はプチデビル後輩の夢を見ない
鴨志田一著
イラスト:溝口ケージ
(電撃文庫:amazon:610円)
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「青春ブタ野郎」シリーズの第2巻目。って、「青春ブタ野郎」シリーズというらしい。表紙の絵を見ただけで、この巻は朋絵のエピソードだということがわかり、2巻も読んでみることにした。
今回は恋心と陰湿な人間関係がテーマ。尻を蹴り合った仲だし・・・朋絵は「電波女」のリュウシさんみたいな快活なキャラだと思っていたのに・・・。まあ、元々妹の設定がイジメだったしなぁ。しかも、ハルヒの「エンドレスエイト」を彷彿される展開で、どうなることかと心配したけど、ちゃんとしたストーリーになっていてホッとした。
麻衣がテスト勉強のシーンで、シャーペンを咲太に刺そうとしたけど・・・つい化物語のガハラさんを思い出してしまった。この巻で麻衣はあまり登場しなかったけど、一応、咲太と麻衣の関係は一歩前進した。めでたしめでたし。

BOOK「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」

seisyunbutayarou01青春ブタ野郎シリーズ 1
青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない
鴨志田一著
イラスト:溝口ケージ
(電撃文庫:amazon:264円)
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「さくら荘」の著者、鴨志田一が新作を出していたのに気が付いていなかった。すでに3、4冊出ているようだ。読者の気を惹く気満々のタイトルなので、とりあえず最初の巻だけ読んでみる気になった。
高校生の恋愛もので、「思春期症候群」というのがキーワードらしい。ある種の中二病のような気もするけど、もう少し青春的な病気のような設定。でも、いちばん気になったのは「野生のバニーガール」という言い回しの方だけど^^;;
ヒロインは悪くはないけど、なんとなく物語シリーズの戦場ヶ原ひたぎを思い浮かべてしまう。あるいは「犬とハサミ」とか・・・。バニーガールというのも、ハルヒが頭に浮かんでしまう。
そういう意味で、作者の鴨志田一らしいキャラとしては、超ブラコンの妹だけだろうか^^;; さくら荘にもそういうキャラが出てきたし・・・。