BOOK「異世界のんびり農家 8」

異世界のんびり農家(第8巻)
内藤騎之介著
イラスト:やすも
(カドカワBOOKS:amazon:1,188円)
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フェニックスの卵が孵りヒナが生まれた。そんな変化はあるけど、大樹に村に大きな変化はない。畑と放牧地は広がっているけど・・・。村長の娘ウルザは超おてんばだけど・・・育て方を間違えていないか? 将来、ろくなやつになりそうもない。得てして姉とはそんなものだから、作者にはリアルにがさつな姉がいるのかもしれない。
妖精の女王も棲み着いた。大樹の村も人口は増えているようだ。妖精の女王の御利益で、村長の妻たちが大量に懐妊した。かなり盛んにやることをやっているらしい。
冬が過ぎ、14年目の春。獣人族の男の子3人が、王都の学校に入学した。なぜ村長が大樹の村に、いまだ学校を作らないのかは不明。でも、男の子たちはあっという間に卒業扱いで、学校の教師になってしまった。
ささいなことで・・・エルフ帝国がゴノ村に降伏してきた。それ以上の展開はないみたいだ。

BOOK「異世界のんびり農家 7」

異世界のんびり農家(第7巻)
内藤騎之介著
イラスト:やすも
(カドカワBOOKS:1,200円+税)
※古書を購入

港町シャシャートの近くに建設予定の五ノ村・・・魔王国側の責任者たちがすごい顔ぶれなので、大樹の村側の担当者は九尾狐のヨウコ。村と言うより街という規模で開発が始まった。転移門を温泉地に設置し動作確認。シャシャートの近くの五ノ村にも座標の魔石を設置した。
大樹の村で、淡水エビの養殖を始めた。ガルフに弟子入りした剣聖ピリカ・・・実力不足のまま剣聖を襲名させられてしまった。人質となっている同情の人たちを救出するため、三番目の転移門を使い捨てた。ピリカはレギュラー化するのだろうか? 大樹の村でかくまっていた聖女セレスがようやく住民になり、五ノ村の教会の責任者に収まった。
この巻は冬の日常がいろいろ書かれていたけど、13回目の春が来た。村にはたいした進展もない。五ノ村祭が開催され・・・鍛冶ドワーフが増えた。ふたつのエルフの里が五ノ村の傘下に入った。すでに2万人近い人口にふくれあがっている。
最近は五ノ村ばかりが発展して、大樹の村には大きな変化もない。五ノ村の産業を発展させる計画が進んでいるけど・・・いちばん発展しているのは風俗業のような気がしないでもない。

BOOK「異世界のんびり農家 6」

異世界のんびり農家(第6巻)
内藤騎之介著
イラスト:やすも
(カドカワBOOKS:1,200円+税)
※古書を購入

村長の発案で、魔王国の港町シャシャートに路線馬車事業を始めた。運営主体はゴロウン商会。人の流れ、土地の値段など大きな変化が起き、莫大な利益が期待される。さらに隣地の開発にも着手し・・・ますますSimCityのようになってきた。
秋になって収穫を終えたけど、一言触れられただけ。今年も武闘会・・・途中でフラウ、セナ、ラスティの妊娠が発覚していろいろ大変だったと言いながら、結果をまとめただけ。で、冬支度がはじまり、冬になった。もう、村の冬支度については何も書かれなくなった。東のダンジョンが見つかったけど、調査隊に加われなかった村長は・・・村の南側にダンジョンを掘り始めた。東のダンジョンには岩でできたゴロック族が住んでいた。
太陽城から貴重な魔道具「転移門」が出てきた。存在を秘匿しなければならない古代魔法なので、大樹の村に南に作るダンジョンとシャシャートの近くに作る新しい村に、密かに設置することになりそう。
あっという間に春になった。そして秋になってお祭り。12年目・・・開拓ものだから時間の経過でストーリーが進むわけだけど、あまりにも淡々としていないか? フラウ、セナが無事に女の子を出産。一夫多妻だからもあるけど、子供だらけになってきている。
九尾狐の前にも何度か触れられていたけど、「勇者」というのは伏線なんだろうな?

BOOK「異世界のんびり農家 5」

異世界のんびり農家(第5巻)
内藤騎之介著
イラスト:やすも
(カドカワBOOKS:1,200円+税)
※古書を購入

突然、空を飛ぶ太陽城が大樹の村に接近し、悪魔族のグズデンが宣戦を布告してきた。村長が万能農具を槍にして攻撃したら、あっという間に降伏。操縦不能の太陽城を村長たちが制圧した。太陽城は四ノ村(太陽村)となり、グズデン以下悪魔族60人、夢魔族200人が臣下に加わった。太陽城の燃料となる保温石を温泉場から採掘し、城の再開発をはじめた。移動用の気球も開発した。
太陽城の一件が落ち着くと春を迎え、新たな作付けを終えた。
魔王国の港町シャシャートに人を送り、魔王や代官、ゴロウン商会のマイケルの全面協力の下、カレー専門店を出店したが、最初から超大型店になってしまい・・・近隣の屋台を巻き込んでフードコートに発展し、本格的なボーリング場まで備わってしまった。
今年も祭りの季節がやってきた。昨年と同じクイズ大会と体格差別の騎馬戦。さすがに作者もマンネリだと思ったのか、さらっとしか描かれていない。

BOOK「イリヤの空、UFOの夏 その4」

イリヤの空、UFOの夏 その4
秋山瑞人著
イラスト:駒都えーじ
(角川スニーカー文庫:570円+税)
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「夏休みふたたび」・・・逃避行に出た浅羽と伊里野。電車とバスを乗り継ぎ、ひたすら南を目指した。逃避行の途中、有事休校中の学校に忍び込み、ホームレスの吉野と知り合った。しかし、吉野とのもめ事をきっかけに、警察と情報軍に察知され・・・追われて逃げて・・・浅羽が伊里野にブチ切れたとき、伊里野が完全に壊れた・・・視力もほぼ失われ、鼻血も止まらない。記憶の退行も止まらない。
「最後の道」・・・さらに逃避行の続き。伊里野は壊れたまま。駅員の善意で、軍用貨物列車に飛び乗ることに成功。さらに南へ逃避行を続けた。最後の道を歩き、海岸にたどり着いた。伊里野の視力は完全に失われ、記憶の退行は・・・浅羽と出会った学校のプールに至った。なぜか祖父が迎えに来て、祖父母の家に・・・榎本と黒服が待っていた。お釈迦様の手か^^;
最終話「南の島」・・・祖父母の家で逃避行は終わった。榎本から明かされた真相。伊里野は連れ戻され・・・突然、戦争が終わった。しかし、軍に要請されて、浅羽は伊里野のいる空母タイコンデロガに飛んだ。浅羽と伊里野と再び心を通わせ・・・伊里野は最後の戦いに飛び立っていった。
短編集的な構成だったので、完結していないのではと心配していたけど、ちゃんとタネ明かしをして完結した。ハッピーエンドではないのが残念。典型的な「セカイ系」だったなぁ。
<完結>

BOOK「イリヤの空、UFOの夏 その3」

イリヤの空、UFOの夏 その3
秋山瑞人著
イラスト:駒都えーじ
(角川スニーカー文庫:570円+税)
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「無銭飲食列伝」・・・放課後、晶穂と伊里野に一緒に学校新聞のグルメ記事の取材に出かけた。ケーキ屋から中華料理屋にハシゴしての大食い対決。鉄人定食/持ち時間60分・・・巨大大盛りラーメン+巨大餃子+巨大中華丼。晶穂の勝利だけど、鼻血を吹き出しながらもタッチの差で伊里野も完食。・・・いまと違ってラノベのテンプレートができあがる前の小説なので、あまり意識しなかったけど・・・一応、浅羽をめぐる三角関係なんだよな。なかなか読み応えがあった。
「水前寺応答せよ」・・・夕食後、突然聞こえた爆発音。園原基地付近で爆発が起きた。北からの攻撃、輸送機の墜落事故、UFOの墜落・・・。北軍との緊張が高まり、疎開する人も増えてきた。ますます『最終兵器・彼女』ぽくなってきた。クラスメートの一部が疎開しはじめた。そして伊里野の髪が白くなり、目が見えなくなり、吐血して気を失った。日一日と壊れていく伊里野を連れ、浅羽は逃避行に出た。水前寺先輩からの独り立ちなのか、浅羽くん、男を見せてくれた。
「番外編・ESP.の冬」は、時間軸を遡って浅羽が一年生のころ、水前寺先輩と鶴見はじめた頃のお話。当時、水前寺先輩の興味は「超能力」・・・行動力は認めるけど、飽きやすい性格らしい。

BOOK「イリヤの空、UFOの夏 その2」

イリヤの空、UFOの夏 その2
秋山瑞人著
イラスト:駒都えーじ
(角川スニーカー文庫:570円+税)
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短編集的構成ながら巻をまたいだ「正しい原チャリの盗み方 後編」から。浅羽と伊里野のデートを夕子と水前寺先輩が尾行し、さらに榎本と椎名が尾行している。・・・浅羽兄妹、二人ともちょっと苛つくキャラをしている。登頂に気付いた伊里野が、原チャリを盗んで逃走。水前寺が追跡。伊里野がちょっとだけ過去の物語を語った。ネバダの空軍基地・・・。
「十八時四十七分三十二秒」・・・もう一人の新聞部員・須藤晶穂の視線で、学園祭の新聞部のお話。そっか、目立たなかったけど、須藤さんにはフラグが立っていたのか。学園祭「旭日祭」はいわゆるチートな催しで、この小説が書かれたころの実際の中学の学祭より貼るかに自主的で楽しい催し。新聞部は水前寺の独走で、UFO現象の調査発表を行うことに。・・・問題は、二日目の夜のフォークダンスだったんだけど・・・晶穂、哀れ。浅羽は、伊里野から十八時四十五分に陸自の旧演習場に呼び出された。
番外編「死体を洗え」・・・番外編だけど、いまなら使えない単語が出てくるなぁ。学園祭での中学生の飲酒といい、ゆるい時代に描かれた作品なんだよな。