BOOK「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。 10」

痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。(第10巻)
夕蜜柑著
イラスト:狐印
(カドカワBOOKS:amazon:1,188円)
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切り捨てようかと思っていたのに、なんとなく続巻を買ってしまった。
スカスカだった第八回イベントが終わり、のんびり一層から七層を散策。サリーと一緒に一層の行ったことのないエリア、五層の浮遊城の攻略。ギルド【thunder storm】のベルベットとヒナタと知り合い、一緒に七層のミイラと戦い。再びサリーとともに二層の洞窟に星空を見に行った。ベルベットは対人戦に熱心で、サリーとの個人戦で交流。
メイプルが一人で七層の観光スポットを探していると、以前見落としていたスキル【反転再誕】を取得した。七層でギルド【ラピッドファイア】の弓使いウィルバートとメイド服のウィルと知り合い、お互いの手の内を見せ合うためにダンジョン攻略。次のイベントに備えて周辺人物をそろえているのだろうけど、今まで以上に何もないスカスカな内容・・・。そして単なる仕込み話だけで終わってしまった。しかも、次の第九回イベントは、完全協力型で個人戦的要素はない。そう少しひねった構成で書けなかったのもだろうか。
巻末にKindle版の付録で『外れスキル「影が薄い」を持つギルド職員が、実は伝説の暗殺者』の短編が収録されていた。

BOOK「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… 4」

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…(第4巻)
山口悟著
イラスト:ひだかなみ
(一迅社文庫アイリス:amazon:495円)
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カタリナが魔法学園に入学して2年近くが経過し、卒業も間近。やはり、乙女ゲーの破滅フラグは関係なくなったらしい。状況はカタリナにジオルド王子が本気で求婚して、魔法省に入省してそれを躱したいカタリナ。
カタリナの義弟のキースが家出をした(誘拐された)。出来の悪いカタリナに愛想を尽かしたとということで、カタリナはキースを探す旅に出た。同行者はジオルド、マリア、ラーナ、ソラ。そして人捜しの魔道具アレクサンダー(クマのぬいぐるみ)。キースが、闇の魔法に関係する物に誘拐されたことを知るのはラーナのみ。
国境の町ノワールで闇の魔力の気配を探り当て、キースが囚われていそうな屋敷を発見。カタリナ一行が突入した。キースを無事に確保したものの、闇の魔法を操る女サラは取り逃がしてしまった。犯人はキースの異母兄トマス・・・廃嫡されキースに跡取りの座を取られてしまった出来の悪い兄の憎しみが原因。そこをサラにつけ込まれてしまった。
その結果、カタリナは闇の使い魔の仔犬を手に入れた。前世でもカタリナはイヌに嫌われていた理由は不明だけど、猿山のサルに好かれていたのは頷ける。闇の使い魔ポチはカタリナが飼うことになり、ポチの世話係として魔法省に入ることが決まった。
どうやら今後は、カタリナを主人公として、全キャラ攻略し直す感じで乙女ゲーをリプレイするようだ。次巻以降も読み続けるか微妙な感じ。その気になったら読み続ける・・・かも。

BOOK「お点前頂戴いたします 泡沫亭あやかし茶の湯」

お点前頂戴いたします
泡沫亭あやかし茶の湯

神田夏生著
イラスト:雛川まつり
(メディアワークス文庫:630円)
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初めて茶の湯をする「茶道部」を舞台にした作品に出会った。なぜか、サブカルで茶道の存在は希薄。作品も少ないし、ほんの味付けレベルの扱いでしかないことが多い。この作者、茶道の専門用語をほとんど使っていないけど、多少は茶道の心得がありそうだ。表紙イラストはデタラメだけど^^; といっても、このラノベは「茶道もの」ではなく「あやかしもの」といった方が正しい。
高校1年・三軒和音は、部活見学で茶道部の茶室「泡沫亭」に行き、放課後、茶室に忘れたスマホを取りに戻った。その茶室には、あやかしのろくろっ首や提灯小僧たちがいた。泡沫亭はあやかしの世とつながっていて、茶道部員にはあやかしが見える。茶道部部長の2年・湯季千里は何か曰くありげ・・・。
でも、主人公の三軒和音・・・キャラがひどすぎる。思考も感情も行動も反応も、全て異常。こいつもあやかしじゃないか? 未知のものには恐怖しか感じず拒絶する・・・根本的に理解できない、共感できない。そういう三軒があやかしを受け入れていくお話だけど・・・。
そういえば、ラノベを1600冊以上読みながら、初のメディアワークス文庫。

BOOK「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… 3」

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…(第3巻)
山口悟著
イラスト:ひだかなみ
(一迅社文庫アイリス:amazon:495円)
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乙女ゲーの破滅の恐怖から解放されたカタリナは、脳天気に学園生活を楽しんでいた。でも、この小説はあと何巻も続くわけだが・・・。本当に破滅フラグから逃げ切れたんだろうか?
2年に一度の学園祭。カタリナは生徒会メンバーとは離れ、クラスの友だちと屋台巡り。メインヒロインの特権というか、天然激ニブ勘違い大食いキャラとして周囲をかき乱す・・・。ところが、昼の部が終わり、舞踏会に移ろうとした時、突然、カタリナが何者かに誘拐されてしまった。
犯人は第二王子イアンの婚約者セリーナ。ジオルド王子からイアン王子に、王位継承権を奪うための人質として、カタリナの誘拐を企てた。しかし、その背後にはさらに大きな陰謀が・・・。
セリーナの執事ルーファスの監視の下、いつも通り脳天気に監禁されているカタリナ。ちょっとおバカすぎる気もするが・・・おバカをやっている間に事件は解決。また余計なフラグを立ててしまったし、セリーナをハーレムに加えてしまった。
前生徒会長ラファエルの魔法省での上司ラーナこと、第一王子ジェフリーの婚約者スザンナ。彼女の推薦状があれば、卒業後、カタリナはマリアと共に魔法省に入ることができる。
あとがきによると、前巻で完結する予定だったらしい。実際、乙女ゲーも破滅フラグも関係なくなっているし、本筋は終わってしまっている。この先の展開がちょっと心配になってきた。

BOOK「異世界のんびり農家 4」

異世界のんびり農家(第4巻)
内藤騎之介著
イラスト:やすも
(カドカワBOOKS:1,200円+税)
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7つ全ての黒い大岩に社を建て、魔神の再封印を終えたはずが、クロネコになって村に居着いた。そろそろ10年目の春になるが・・・そういえば、この手の転生もので、「暦」が出てくる作品に出会っていない。農業を主題にしているんだから、天文学と農事暦は必須だと思うのだが・・・。
温泉は常設の施設として機能していた。死の森は意外に狭そうで、東京23区の半分くらいの面積だろうか。
竜ハクレンが妊娠。人間姿で妊娠したので、赤ん坊を産むという。フーシュからお礼として、人間の移住者男女10組20人が一ノ村に移り住んだ。竜の巫女や聖剣を宿す娘とか・・・いろいろいるようだけど、だから何かがどうということもない。一ノ村では、紙づくりと印刷の実用化に動きはじめ、秋からは養豚もはじめた。
今年もお祭り。前座のクイズ大会が長引き、二日がかり。斜め読みする部分だけど、この村は豊かすぎて、いつも宴会ばかりやっているので、祭りの有難味がない。プールを作った。これ以上同じことを毎年繰り返し、施設を充実させていくとSimCity的な大都市になってしまいそう。遅まきながら、住民登録をはじめた。天使族とハウリン村の獣人一家、三ノ村にケンタウロスがわずかに移住したが、もう、急激な拡大はなさそうだ。ハクレンが息子を産んだ。
武闘会・・・斜め読み。オリンピックみたく、4年に一度くらいで十分じゃないか。
続巻が出ているけど、とりあえずここまで。新刊の文庫が買える値段で、古本のコスパよくないし・・・続きは古本が安くなって、読む気が起きたら。

BOOK「異世界のんびり農家 3」

異世界のんびり農家(第3巻)
内藤騎之介著
イラスト:やすも
(カドカワBOOKS:1,200円+税)
※古書を購入

ハイエルフ3人、鬼人族アンが妊娠した。魔王国四天王の軍務担当グラッツが来訪。弱い。竜ドライムの弟ドマイムが、竜クォンとの結婚を嫌って逃亡してきた。結果、仲を取り持つことになり、竜族の相談事が増えた。春になり、大樹の村の耕作地を拡大し、各章の扉の俯瞰図が一杯になった。そして、ニノ村、三ノ村でも耕作をはじめた。ハービィたちが増えたけど、農業の担い手は増えたが、男女比の問題が解消されていない。
北のダンジョンの向こうに温泉を発見したけど・・・開発は見送られた。子作りまでする本物のハーレム状態だから、いまさら温泉回でワーキャーしないらしい。
今年のお祭りは「滑走」。テレビ番組のアトラクションのノリ。魔王国と竜たち、コーリン教の大司祭らがゲスト。続いて今年も「武闘会」。・・・前巻に続いてつまらない話。武闘会の終了間際、ハイエルフたちとアンが無事に出産した。モブみたいなもんだから、名前は覚える必要はない。
あっという間に収穫の時期。そして、再び温泉探索。巨人族のダンジョンでアースラットを退治し、ハクレンが死霊王を蹴った。死霊王が幼女ウルザになったので保護した。各章扉の地図からはみ出していそうだけど、競馬場を作った。何か封印されていた黒岩3つに社を建てた。
「なろう系」の必然というか、小ネタばかりが連続する。メインモチーフの農業をチートで済ませてしまったから、掘り下げて書くこともなくなってしまったらしい。

BOOK「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… 2」

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…(第2巻)
山口悟著
イラスト:ひだかなみ
(一迅社文庫アイリス:amazon:495円)
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何かの伏線なのか、佐々木敦子という前世の友人・・・野猿を人間にした功労者。全ての攻略情報を知っている存在が、ソフィアの夢の中に出てきた。
7年間の準備を終え、カタリナは15才になり、魔法学園に入学。ついに、乙女ゲーの物語がはじまった。マリア・キャンベル・・・平民にして光の魔力をもつ主人公も登場した。カタリナは敵役という立ち位置ではなく、完全にプレイヤー/主人公の立ち位置ですでにハーレムを築いている。そして夏休み。本格的な畑を見学に郊外へ出かけたカタリナ。その帰り道、マリアの実家に顔を出し、あっという間にハーレムに吸収してしまった。
すべての攻略対象とライバルを虜にしたところで・・・隠しキャラがいると判明。秋も深まったある日、突然はじまったカタリナ断罪イベント。「闇の魔力」に操られた者たちからの攻撃。それらしい展開になってきたと思ったら、隠しキャラの生徒会長シリウスが死亡フラグを立ててきた・・・闇の魔力で眠らされたカタリナ・・・前世の記憶とのコンタクト・・・敦子のアドバイス・・・急展開で隠しキャラ・シリウス(ラフェエル)を攻略し・・・破滅することなく卒業式を迎えた。でも、「おしまい」でいいの? 魔法学園は2年間だし、誰一人としてハッピーエンドになっていないんだけど・・・。
アニメ化されたのは、マリア誘拐の解決まで。