BOOK「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。 4」

痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。(第4巻)
夕蜜柑著
イラスト:狐印
(カドカワBOOKS:1,200円+税)
※古書を購入

第4回目のイベントは拠点のオーブを奪い合うギルド対抗戦。メイプルとユイ、マイが防御、イズとカナデがサポートする。サリーとクロム、カスミは攻撃部隊。こうして、上位の有力ギルドとの戦いがはじまった。
ゲーム内のことなのに、疲労がたまってぐっすり眠るという状況に思わず「?」が浮かんだりする。いったいこの疲労はどんなパラメータなんだろう? リアルでプレイヤーが疲れたということの擬人化としても、ピンとこない。それを言い出すと、タイトルの「痛い」というのもなぁ・・・。そういうことは気にしないお約束なんだろうけど。
大規模ギルドと渡り合い、ギルド【楓の木】は誰一人リタイヤすることなく・・・小規模ギルドながらも上位に食い込んだ。メイプルは人間を捨てたキャラまで進化して、普通に強化してきた最強のプレイヤーとようやく肩を並べた。ゲーム全体の中で、いわばトッププレイヤーとなったのだろう。

BOOK「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。 3」

痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。(第3巻)
夕蜜柑著
イラスト:狐印
(カドカワBOOKS:1,200円+税)
※古書を購入

メイプルをマスターとしてギルドが結成された。メンバーはサリー、クロム、カスミ、カナデ、生産職のイズ。ここまでの登場人物がメンバーとして顔を揃えた。
メイプルが一人でこなしたエクストラクエストで、スキル【身捧ぐ慈愛】を手に入れた。頭上に天使の輪を載せ、背中に翼が生え、金髪碧眼になり・・・範囲内のパーティメンバーをメイプルと同じ防御力にする。他にもシロップが巨大化するとか、メイプルが毛玉になるスキルとか、チートぶりが止まらない。
そんなこんなで、第3回目のイベント。メイプルには不利な内容で、イベントにはさっさと見切りをつけ、新たなチート獲得で・・・メイプルは人であることすら辞めてしまった感じ・・・。普段のメイプルは可愛いけど、戦闘ではちょっとエグイ感じになりそう。
次のイベントに備えてユイとマイがギルドメンバーに加わり、メイプルの超促成レベル上げで即戦力の攻撃特化チートになった。メイプルのギルド【楓の木】はあっという間にチートの巣窟になってしまった。これでイベントへの準備は万端。次巻ではバトル対抗戦が始まる。

なろう版「異世界食堂」


異世界食堂

https://ncode.syosetu.com/n1701bm/

犬塚惇平著

書籍版、マンガ版、アニメともかなり違う部分があるらしいので、ついに、Web版に手を出してみた。『なろう』を最後に読むのは順番が逆だろうけど。
Web版では二人目のウエイトレス「クロ」が客としてしか登場しない。「アカ」との関係は同じだけど、ねこやとの関わり方が違って、用心棒的な役割がない。
さらに、Web版にだけ、店主の姪・早希が登場する。アルバイトの見習いながら、下拵え程度の調理をするし、会計も担当している。もしかすると、ゆくゆくはねこやを継ぐ料理人になるのかも知れない。だとすると、書籍版にもいずれ登場するだろう。Web版には「クロ」がいないから、単に、看板娘のウエイトレスを一人増やしたかっただけかもしれないけど。
異世界人はねこやからこちらの世界には出られないとか、店主は異世界側に行けないとか・・・他にもいろいろ細かな設定があって、興味深い点も多かった。でも、作品の完成度は、書籍版に遠く及ばない。書籍版の第5巻の続きは・・・書籍化するネタは増えていないようだ。

BOOK「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。 2」

痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。(第2巻)
夕蜜柑著
イラスト:狐印
(カドカワBOOKS:1,200円+税)
※古書を購入

第2回目のイベント・・・メダルやアイテムを探す7日間(現実は2時間)の探索。サリーと共にイベントに参加したけど、サリーは俊敏性に特化していて防御力はセロ。でも、なかなか強い。メイプルは前回のイベントでメダルを所持しているので、冒険者に攻撃される可能性もある。
メイプルは運営が驚くほどのチートぶり。一度ルール改定で調整されたにもかかわらず、運営の予想の上をいって、強力な【銀翼】を倒して幻獣の卵を手に入れ、卵から亀(シロップ)と狐(朧)を孵化させた。
イベント途中、砂漠のオアシスで出会った和服キャラのカスミ、赤毛の中性的な少年カナデと知り合った。今後も登場するらしい。
メイプルは「要塞」から「浮遊要塞」に進化したけど・・・それってあくまでもゲームキャラのことで、言ってみれば、だからどうした?という気がしないでもない。

BOOK「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。」

痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。
夕蜜柑著
イラスト:狐印
(カドカワBOOKS:1,200円+税)
※古書を購入

アニメ化されたので、先に原作を少し読んでおこうと手を伸ばしてみた。
ゲームに馴染みのない本条楓が、友人に誘われはじめたVRMMO・・・「メイプル」はステータスのすべてを防御力に割り振った。・・・異世界転生ものかと思ったら、あくまでもゲーム内で防御力に極振りした結果、チートな大楯プレイヤーに成長してしまった、というお話だった。それで「痛いのは嫌」と言われてもなぁ・・・。
毒竜を喰らい尽くすというヒロインの感覚はなかなかすごい。レベルが上がる度にいろいろスキルを獲得していくけど、防御力に特化したものばかりで無駄がない・・・というか、ご都合主義過ぎる。前半で「歩く要塞」と言われるまで進化しないと、無双するタイミングがないんだろうけど・・・。
楓にゲームを勧めた友だち・理沙(サリー)も遅れてゲームに復帰し、回避楯を選択してノーダメージのパーティを目指すことに。回避楯というのは聞いたこともなかったけど・・・そういうキャラもあるのだろう。今ひとつピンとこない。メイプルはチートになったけど・・・これといった山場もなく、何かが完結したという雰囲気もなく、この巻は終わった。

BOOK「うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。 5」

うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。(第5巻)
CHIROLU著
イラスト:トリュフ
(HJ NOVELS:amazon:1,200円)
※Kindle版を購入

「一の魔王フリソス」が現れ、ラティナの素性が明らかになった。もしかして、ラティナって、この事情をずっとデイルに隠したまま事ここに至ったのだっろうか? 幼いときからか記憶の一部を隠していた伏線はあったけど・・・。
ラティナが消え・・・7人の魔王に封印されてしまった。そしてデイルが動きはじめた。7人の魔王をすべて殺し、ラティナを取り戻すために。天翔狼の長ハーゲルを伴い、まずは「五の魔王」を次いで「六の魔王」。かもしれないではなく、本当に魔王を倒しはじめた。さらに「四の魔王」「三の魔王」「七の魔王」を滅した。ゲイルはもともと「勇者」で、しかも「八の魔王」ラティファの眷属・・・強い。でも、なんとなくゲイルの方が悪役っぽい。かなり善良な魔王たちだったのに・・・。残りは「一の魔王フリソス」ただ一人。ここでようやく、ラティナの素性がはっきりした。
でも、デイルにはガッカリだ。この巻での行動と態度をみて思ったけど、デイルに主人公としての資格があるのだろうか? ラティナがデイルの嫁になって興ざめした影響がここに来て大きくなってきた。

BOOK「うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。 4」

うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。(第4巻)
CHIROLU著
イラスト:トリュフ
(HJ NOVELS:amazon:1,200円)
※Kindle版を購入

目次・・・「ちいさな娘」→「幼き少女」→「白金の乙女」とラティナの表現が進化してきた。
赤の神の夜祭りの夜、ラティナがデイルに告白したけど、デイルには伝わらず、逆に反抗期が来たと大騒ぎ。リタの配慮で、傷心のラティナはしばらくお休み。空振りした勇気の恥ずかしさを抱え、マルセルのパン屋に修業に出た。
激ニブのデイルに痺れを切らし、ケニスがデイルにラティファの想いをはっきり伝えた。自分が育てた娘を嫁にするのって・・・ちょっと鬼畜っぽい気もするけど・・・ケニスら周囲には何の問題もないらしい。ということで、デイルとラティファの関係性が変わった。デイルははっきりと求婚し、結ばれたけど・・・。翌朝、ラティナは「八の魔王」になってしまった。そしてデイルは眷属として魔族になり、長寿を獲得した。これで憂いなく二人は一生を共に過ごせるようになったわけだけど・・・デイルは「勇者」なので、将来的に波乱のタネとなるのだろう。
最初は「子育て」「親バカ」だけのお話だけだと思っていたけど、予想以上に時間経過が早く、二人の生涯を描く物語になっていくようだ。流れは・・・「魔王」VS「魔王+勇者」の激突? まあ、タイトル通りではあるけど。