BOOK「おにぎりスタッバー」

おにぎりスタッバー
大澤めぐみ著
イラスト:U35
(角川スニーカー文庫:amazon:600円)
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なんとなく「問題作」であるような評判だったので読んでみたけど、久しぶりに、ラノベとしては個性的な文体に出会った感じだけれども、会話以外の大半が主人公のモノローグで改行のない文章が連なっているだけのことで、まあ、それほど特別な文体というわけでもない。ケータイ小説ではよくありがちな文体ともいえる。
普通の女子高生で人食いの梓が、魔法少女の同級生サワメグとぺちゃくちゃ話をしているだけ・・・気がつくと二人ともトンデモナイ存在だといのに、極めて普通の女子高生のように思えてくる。みんな、あまり明確なキャラ付けがないままに話が進んでいくので、意外にあっさりと、異常な設定を受け入れてしまった。
結局、たいしたストーリーはないし、文体以外に特徴のない小説だったな、馴れると読みやすいし。

BOOK「俺の教室にハルヒはいない 4」

haruhihainai04俺の教室にハルヒはいない(第4巻) 
新井輝著
イラスト:こじこじ
(角川スニーカー文庫:620円+税)
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ここまで、ユウのハーレムも確たるものになってきた。もう一人加わるのかと思ったら・・・ハルヒはいなかったけど、この小説にも「朝倉さん」はいたようだ^^;; でも、この結末への流れはないと思う。本編に絡んでこなかった人物が何の伏線もなく、突然、乱入してという展開は反則だよなぁ。
おまけに、ユウはなんだかんだいって主人公キャラだから、ぜんぜん全くみじんにも懲りることがなく・・・高校を卒業したとき、ユウがどうなっているか? ふつうに暮らしているのは間違いないだろうけど、たぶん、濃いオタクになっていることだろう。あるいは、誰か女の子にメッタ刺しにされているか^^;;
そういえば、最後まで清澄だけが蚊帳の外だった。海水浴のとき、勇気をふるってフラグを立てようとしたのに、スルーされてしまったからなぁ。そしてもう一人・・・マコトさんが最初のきっかけだったのに、伏線を回収するどころか、結末には絡んでこなかった。
予定を変更して、急にこの巻で完結させられたのかも知れないと思わせる、中途半端で唐突な結末だった。
<完結>

BOOK「俺の教室にハルヒはいない 3」

haruhihainai03俺の教室にハルヒはいない(第3巻) 
新井輝著
イラスト:こじこじ
(角川スニーカー文庫:600円+税)
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涼宮ハルヒシリーズの中で、「憂鬱」しか認めないというファンがいる。「ガンダムは初代以外は認めない」というのと一緒なんだろうけど・・・ガンダムはともかく、わたしには「憂鬱」だけが突出しているとは思えない。もちろん、出来の悪い巻があることも否定はしない。
この巻は水着回。生徒会長が飛び入りで乱入してきたのに、伏線の回収などはぜんぜんなく、ただのハーレム回だった。いまのところ、神楽坂生徒会長が最大の伏線のはずなんだけど・・・。麻布トウコという新キャラまで伏線になったんだろうか?
そもそも、生徒会長がユウに絡んでくる理由がわからない。まさか、「涼宮ハルヒ」の解釈で、「本当はキョンが物語の中心」という考えを模して、ユウだからという理由だけで美少女が集まってくるわけではないだろうけど・・・。なんにせよ、次の最終巻ではっきりするはず。

BOOK「俺の教室にハルヒはいない 2」

haruhihainai02俺の教室にハルヒはいない(第2巻) 
新井輝著
イラスト:こじこじ
(角川スニーカー文庫:600円+税)
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主人公のユウには、ハーレム系ラノベの主人公としての素質がありそうだ。すぐに誰とでもフラグを立ててしまうし^^;; 幼なじみのカスガ、いまのところ男を捨ててしまっているジャージ少女・清澄、そして長期欠席の同級生(マナミ)にして人気アイドル声優のアスカのフラグ3連発。いまのところ、年上のお姉さんマコトさんにはフラグが立っていない。・・・そしてこの巻では、生徒会長の神楽坂カグヤ。今後の展開はわからないけど。
ユウを中心に、個別に展開する局面が多く、どう関連していて、どう収束していくのか、いまのところ見えてこない。核心となるのが、ユウの「学園もの」が苦手だということだろうとは想像できるのだけど・・・。
でも、目下の展開は「声優」という仕事をめぐるアスカとカスガ、そしてユウの問題。・・・ユウがヒヨッコだというだけのことだけど^^;;

BOOK「俺の教室にハルヒはいない」

haruhihainai01俺の教室にハルヒはいない
新井輝著
イラスト:こじこじ
(角川スニーカー文庫:620円+税)
※古書を購入

「涼宮ハルヒ」超公認シリーズではあるけど、スピンオフというわけではないらしい。堂々とメタネタを本編に組み込んでいるという程度。
教室の窓側いちばん後ろの席・・・涼宮ハルヒの作中設定ではハルヒの定位置。この小説では長期欠席者の席でずっと空席になっていて、主人公ユウはキョンの席に座っている。その空席を、仲間内で「ハルヒの席」と呼んでいる・・・。
これがタイトルの由来だけど、目標も将来も真剣に考えたこともないまま日々を送る主人公が、目標を見つけて前進している幼なじみと再開し、現役で活躍している人達と知り合い、前向きになっていくというお話だろうか? みんな、アニメ関係の業界人で、濃ーいオタクの刺激を受けるわけだけど^^;;
しかも、後ろの空席・・・涼宮ハルヒには、ちゃんとハルヒがいたわけで・・・。
でも、そう考えると・・・「涼宮ハルヒ」をどう評価するかで、この作品自体の意味合いも変わってくるんだけど・・・まあ、少なくとも、キョンの立ち位置をとって、ハルヒがいてくれれば、それなりに楽しい高校生活は送れるんだろうな。

BOOK「異世界混浴物語 2 熱情の砂風呂」

isekaikonyoku02異世界混浴物語
2 熱情の砂風呂
日々花長春著
イラスト:はぎやまさかげ
(オーバーラップ文庫:amazon:650円)
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別に期待していたわけではないけど、ぜんぜん肌色要素がなくて、ふつうのファンタジーとして展開している^^;; 一応、冒険譚としてのストーリーはちゃんとあるんだけど・・・まあ、唯一のユニークな点は、主人公は使える特殊能力が、異次元空間にお風呂を作り出せるという点で、レベルアップと連動して立派なお風呂になっていくという点くらい。
いまだ主人公とヒロインが別行動で、主人公一人がメインストーリーを追いかけている状態。予想外に長編化するのかも知れない。まあ、ふつうに面白くなってきた感じもするし・・・。

BOOK「異世界混浴物語 1 お風呂場の勇者」

isekaikonyoku01異世界混浴物語
1 お風呂場の勇者
日々花長春著
イラスト:はぎやまさかげ
(オーバーラップ文庫:amazon:589円)
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以前にもファンタジー系の温泉モノを読んだことがあるけど、これは温泉というほど規模が大きくはない。タイトルに混浴という文字が入っているけど、ぜんぜん肌色系の内容ではない^^;;
家庭のバスタブくらいのお風呂を呼び出せるという特殊能力だけが使える勇者として、異世界に召喚された少年の物語。勇者だから、当然、この魔法で魔王と戦わなければならないんだけど・・・^^;;
この勇者の設定以外は、極めてまともなファンタジーモノ。意外なことに、第1巻では主人公とヒロインが別行動で冒険の旅に出掛けただけで、本編ストーリーはつづく状態だった。続巻が出ることがすでに決まっていたのだろうか?

BOOK「アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者 2」

outbreakcompany002アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者 2
榊一郎著
イラスト:ゆーげん
(講談社ラノベ文庫:amazon:540円)
※Kindle版を購入

第1巻のお仕舞いを見る限り、続巻が出ることは最初から決まっていたらしい。でも、この巻ではかなり新しい設定が追加され、ある意味では、まともな展開になる道筋が付けられた。・・・まあ、最初から「侵略者」という単語がサブタイトルに入っているから、予定されていたことなんだろうけど。
長編化しそうな感じが見えたからだろうけど、新キャラが投入された。獣耳&獣尻尾でドジキャラで、萌え画が描ける人獣の女の子。手順通りに進んでいるんだろうけど・・・アニメに比べてあまり魅力を感じない。というか、この作者は、あまり女の子を魅力的に表現するのが得意ではないらしい。なにせ、「可愛い」という主人公の一人称の感想を何度も重ねているわけで^^;;