BOOK「異世界拷問姫 2【電子特典付き】」

異世界拷問姫(第2巻)【電子特典付き】
綾里けいし著
イラスト:鵜飼沙樹
(MF文庫J:amazon:310円)
※Kindle版を購入

陰鬱な話なのでどうしようかと思ったけど、ラブコメばかりでは飽きてくるので、もう一巻だけ勢いで読んでみることにした。相変わらず、「拷問」ではなく大量虐殺と猟奇殺人が続いている。そもそも、「拷問」は自白などを強要するために行うものだけど、エリザベートやその敵たちは殺すことそのものが目的だからなぁ。
前巻、エリザベートと櫂人、ヒナが悪魔の最上位〈皇帝〉を曲がりなりにも倒したので、この巻では次の実力者「大王」との戦い。・・・約束どおり、ここらで主人公が強くならなければいけないわけだけど・・・なんかすごく薄っぺらいお話だという印象。これだけ大量に人の命をないがしろにしておきながら・・・いろいろぐだぐだいう割に、ぜんぜん話に深みがない。単に、残酷でグロくて、ショッキングな単語を並べ立てたいがための物語という感じがしてしまう。それでいて、多少は戦闘シーンがあるくらいで、日常系ほのぼのラノベに毛の生えたような展開しかなかった。読んでいて、とても物足りない。
まだ続巻が出ているようだけど、このシリーズを読むのはここまでということで。

BOOK「異能バトルは日常系のなかで  13」

異能バトルは日常系のなかで(第13巻)
望公太著
表紙イラスト:029,
口絵・本文イラスト:石毛理恵、長谷川哲也(TRIGGER)
(GA文庫:amazon:610円)
※Kindle版を購入

このシリーズはもともとメタ話をふんだんに書いていたけど、プロローグがラノベの完結巻に関するネタばらしというか、この完結巻に関する言い訳というか、自分でハードルを高くしてしまったというか^^;;
本編がはじまり、えっ??という思いが頭の中を埋め尽くしたけど、そのまま読み進めていくと・・・マルチエンディングのような後日談。・・・安藤くんがそれぞれヒロインたちとカップルになるという、コース選択をしたエンディング。桐生さんとの最後の戦い、精霊戦争との順番を入れ替えて・・・かなり工夫をした完結というところだろう。と、思うことにしておこう。
「終わりよければすべて良し」のメタ話からはじまったこの巻・・・作者がそうしたる理由がよくわかる終わり方だったけど、わたし個人としては、十分面白いエンディングだった。ひとつだけ残念だったことは・・・結局、工藤さん、絵に描いたような脇役だったなぁ、けっこうお気に入りのキャラだったんだけど・・・。
いままで1000冊以上のラノベを読んで・・・未完のまま続巻が出ないシリーズには歯がゆい思いをし、腹立たしくも思っていた。で、この巻のメタ話は、わたしが感じていたすべてを語ってくれた。・・・「どんなに無様でも、どんなに滑稽でも、物語は完結させるべきだ」。本当にその通りだ。・・・打ち切りじゃない限りは。
<完結>

BOOK「異世界拷問姫」

異世界拷問姫
綾里けいし著
イラスト:鵜飼沙樹
(MF文庫J:amazon:310円)
※Kindle版を購入

いわゆる異世界ものが流行っているらしいけど、ちょっと毛色の違うものをという感じで、このラノベに手を伸ばしてみたんだけど・・・。「拷問」という強烈な切り口がどう扱われているのかと思ったら、ただの「グロ」だった。切り刻まれた死体の山と血の海がさんざん描かれ、とてもアニメ化はできないだろうなと・・・。そもそも、ここに描かれているのは「拷問」ではなく「猟奇殺人」ばかりだ。
異世界で拷問姫こと、エリザベートの従者になった瀬名くん。拷問姫は咎人として、14階級の悪魔とその契約者の討伐しなければならない。物語のはじめはかなり力が入っているけど、ともすると、拷問姫がデレそうな気配もあって、別の意味でハラハラする^^;; おまけに人造人間の「ヒナ」が加わり、いつラブコメに変わっても不思議ではない状況になってしまった。
最新巻は第5巻まで出ているようだけど・・・第2巻が、ふつうのラブコメになっていないことを願っている^^;; ラノベの世界ではよくあるんだよな、続巻が出た途端、違う作品に変質していることが。

BOOK「悪魔のミカタ 5 グレイテストオリオン」

悪魔のミカタ(第5巻)
グレイテストオリオン

うえお久光著
イラスト:藤田香
(電撃文庫:690円+税)
※古書を購入

今回は、少し違う趣向で、知恵の実「グレイテストオリオン」「レフトアーム=スピーキング」が出だしから真嶋綾の元に出現し、そこからお話がはじまる。今回は「綾」という書き方で、綾の視点から書かれているので、最初、少し戸惑った。
知恵の実を使って望みを叶えてしまうと綾は魂を失うわけから、使わずに回収してしまいたいわけだけど・・・手錠の姿をした知恵の実は外せない・・・。まあ、悪魔に魂を取られるとしても、誘惑には勝てないよなぁ^^;; だからこそ「夕日を連れてきた男」はこういう仕掛けをしたわけだろうけど。
今回は、ボクシングの試合描写がなかなか良かった。あくまでも作り事のレベルだけど。そういえば、ラノベの世界には様々な部活ものがあるけど、高校のボクシング部を舞台にした作品には、いまのところお目にかかっていない。かの具志堅用行は、沖縄の興南高校のボクシング部出身だし・・・少ないけど、高校にもボクシング部はあるんだよな。

BOOK「悪魔のミカタ 4 パーフェクトワールド・休日編」

悪魔のミカタ(第4巻)
パーフェクトワールド・休日編

うえお久光著
イラスト:藤田香
(電撃文庫:530円+税)
※古書を購入

「パーフェクトワールド」の後半。知恵の実の所有者との戦いが繰り返されるのかと思っていたけど、予想外の展開に突き進んでいる。前巻はほとんどラブコメ展開だったけど、、この巻は知恵の実「パーフェクトワールド」をめぐるミステリー仕立てに戻ってきた。
遊園地でのコウと舞原サクラのデート。サクラはなかなか良い娘だな。それを尾行する「みークル」メンバーたち・・・ここで知恵の実「パーフェクトワールド」で願いを叶えた攻防がはじまる。今回は小鳥遊が中心になって推理を進めていく・・・。「パーフェクトワールド」の実態が最初に説明されていないので、探り探り読む感じで、ちょっとわかりにくいお話だった。
学校のカウンセラー2人が新たに登場してきて・・・本筋はこの「夕日を連れてきた男」なんだろう。そういえば、悪魔のアトリって、いまのところ、ヒロインでもないし、何の役にも立っていないな^^;; 口絵では、妹キャラとして、大きめに登場しているんだけど・・・。

BOOK「悪魔のミカタ 3 パーフェクトワールド・平日編」

悪魔のミカタ(第3巻)
パーフェクトワールド・平日編

うえお久光著
イラスト:藤田香
(電撃文庫:510円+税)
※古書を購入

この巻は「平日編」と題して、長編化の舞台設定をいろいろ明確にしている感じ。いままで、悪魔という仕掛けを加えた日常系学園ミステリーで、その舞台設定を維持するための舞原家だと思ってきたけど、前巻からちょっとやり過ぎというか、日常系を超えた設定になってきた。まだ伏線レベルだけど、コウには、「獣の数字」なんていう主役らしい新たな属性が付与された、らしいし・・・。
舞原姉妹の恋愛事情まで絡めてくると、いろんな意味で正常な人間関係で成り立ったお話ではなくなってしまう。
悪魔のアトリの見た目が、コウの妹・亜鳥の姿を真似て作られたことは最初に語られているけど・・・妹に成り代わってレギュラー化するのは、なんか、こっちはよくあるラブコメ設定なんだけど・・・。
悪魔のミカタの本筋なのかは分からないけど、舞原家の「スタッフ」とか「ライン」とか、内部での動きが今後の展開になるようだ・・・。
知恵の実「ゴールデンライトアーム」・・・こちらも欲しいアイテム。悪魔に魂を取られるんじゃ意味がないけど^^;;