BOOK「アサシンズプライド 10 暗殺教師と水鏡双姫」

アサシンズプライド
10 暗殺教師と水鏡双姫

天城ケイ著
イラスト:ニノモトニノ
(富士見ファンタジア文庫:amazon:652円)
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前巻でセルジュ王爵の件は結末を迎えた。《予言の子》メリダは英雄になるどころか・・・純血思想の復活により、いままで以上に低評価で邪魔者扱い。聖フリーデスウィーデ女学院の新しい理事長にベラヘーディアが着任し、異様な状況で二学期が始まった。貴族体制と騎士団の威信が失墜し、旧態依然とした純血思想の復活・・・ありそうな設定だけど、新シリーズのスタートとしてはちょっと強引。
クーファは、メリダ暗殺・護衛の任務を解かれ、再び白夜騎士団の活動に戻っていた。そこにはセルジュも事実上の仲間。新たなターゲットは、レイボルト財団のクローバー社長による学会発表・・・。クローバーとベラヘーディア、裏でつながっていると思ったら、意外にも対立していた。おかげで、クーファに「エリーゼ暗殺」の命令が下った。敵と味方の総入れ替えという感じ。
いろいろと設定や枠組みの変更があって、ちょっと腑に落ちない点もあるけど、まだ明かされていないこともあるだろうから・・・。

BOOK「妹さえいればいい。 12」

妹さえいればいい。(第12巻)
平坂読著
イラスト:カントク
(ガガガ文庫:amazon:615円)
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千尋は春斗に振られて失恋し、伊月は那由多とケンカして破局した。その結果、伊月は髪を丸めて坊主に。カニ公は引きこもってゲーム漬け。さらにカニ公は作家引退を宣言する始末。千尋は、立ち直って受験勉強に打ち込めるようになったけど・・・大野アシュリーに新人売れっ子作家・加茂正は振られ、、大野アシュリーと梅津はくっついた。前巻からみんな色気づいている。
けっこう速いペースで時間が流れていく。ふつう、別れて2、3ヵ月も過ぎれば、女の方はサバサバと冷めて、男の方がウジウジと後を引くことが多いものだけど・・・。
伊月と千尋に年の離れた妹が生まれた。伊月の思いつきで「栞」という名前になった。「羽島栞」・・・姓名判断的には、性格が悪そうな名前。「羽島千尋」は良い画数なのになぁ。
俳優の高科勇真がカニ公にちょっかいを出してきて、安っぽい展開になるのかと思いきや・・・伊月が安っぽい展開を書いてしまった^^;;
あとがきに「残り2巻、第14巻で完結予定」とかフラグが立っていたけど・・・。フラグだけ立てて、完結巻が出ないラノベがたくさんあるから、とりあえず信じないでおこう。

BOOK「ありふれた職業で世界最強 5」

ありふれた職業で世界最強(第5巻)
白米良著
イラスト:たかやKi
(オーバーラップ文庫:720円+税)
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香織を加えたハジメ一行は、グリューエン大砂漠に突入した。シアが加わったとき、ハジメは明確にユエ以外の女性には見向きもしないと宣言し、シアには冷たく当たった。ティオにも同様。にもかかわらず、香織にはずいぶん甘い。まるでキープしているかのように。
砂漠でアンカジ公国のヴィズ王子を助け・・・行きがかりで公国を助けることに。そのためには、当初の予定通り、グリューエン大火山の大迷宮へ。そして、ラスボスっぽい魔人族の国王フリード・バグアーとの戦い。まあ、ここでは決着が付かなかったけど、神代魔法は手に入れることができた。
話を端折って・・・グリューエン大迷宮から、ミュウの届け先である海上都市エリセンまで一気に進んだ。そしてメルジーネ海底遺跡・・・ダラダラ書かれても困るけど、かなりお座なりに攻略してしまった。
これでハルツィナ樹海の大迷宮に挑む準備が整った。そして、正式に異端者認定を受け、教会と王国もハジメの敵認定されることになった。

BOOK「妹さえいればいい。 11」

妹さえいればいい。(第11巻)
平坂読著
イラスト:カントク
(ガガガ文庫:amazon:615円)
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伊月が、まったく小説を書けなくなった。アニメ化による燃え尽き症候群というよりは、妹が実際に存在したことによる影響・・・。おかげで、アニメ放送明けの大切なタイミングの巻を落としてしまった。伊月のスランプと並行して、かねてからの伏線・・・千尋の春斗への恋が具現化してきた。そして、千尋の行動力は・・・やはり、伊月とは血がつながっていないことを感じさせる。
でも、千尋の件がきっかけで、伊月が父親と和解した。これだけ見ると、完結の方向かとも思うけど、そうでもないらしい。ここに来てまた一人、三田洞彩音が本編に絡んできた。立場的に、京が就職しても、絡み続けてくるだろう。
ゲームに興じるシーンが毎回登場するけど、個人的感想として、かなり邪魔くさい。ルール説明で何ページ使っていることやら・・・。カードゲーム付きの特装版、これを実現したかったんだろうけど、売れるんだろうか?
そうか・・・Kindle版の最後に付いている広告はリアル本に挟まっているチラシで、カラーデータだったのか。モノクロのKindleで読んでいたから、いままでカラーだと気づかなかった。PC版のKindleで読んで、今回初めて気がついた。

BOOK「ありふれた職業で世界最強 4」

ありふれた職業で世界最強(第4巻)
白米良著
イラスト:たかやKi
(オーバーラップ文庫:690円+税)
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第4巻目にしてようやく香織が表紙になった。主人公と行動を共にしていなかったから仕方がないけど、ここまでは影が薄かった。いまさらだな・・・。
中立商業都市フューレンに戻ったハジメたち。変態竜ティオも同行している。人身売買組織から逃げ出した海人族の幼女ミュウを助けての子連れ道中。前巻で愛子先生に言われた「寂しい生き方」というのを引っ張っていて、ハジメのキャラが少し変わってきた感じ。
新キャラ・ミュウをふるさとの海上都市エリセンに送り届ける途中、立ち寄ったホルアドの町でハジメは同級生の遠藤・・・オルクス大迷宮から生還したばかり・・・と再会した。そして、魔人族に襲われ窮地に立たされた勇者・光輝たちを救出。光輝たちは、ここに来てようやく、人を殺すことを意識し躊躇った。・・・ハジメとはえらい違いだ。
どんどんハーレムが拡大していくけど、結局、香織まで加わった。ハジメが迷宮巡りをして帰還方法を探すのもメインストーリーだろうけど、もうひとつ、人間族と魔人族との戦争、そしてその陰に隠された教会や神の真意もメインストーリーだろう。そこで、いよいよ教会が動きはじめた。

BOOK「妹さえいればいい。 10」

妹さえいればいい。(第10巻)
平坂読著
イラスト:カントク
(ガガガ文庫:amazon:615円)
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千尋が弟ではなく妹であったことがようやく明らかになった。アニメではほとんど出オチだったけど、小説ではここまで実に10巻を要した。
伊月原作の「妹すべ」のアニメが放送された。評価は上々。あとは、いかに面白い最新巻をタイミングよく出版するかだけど・・・現実には、アニメ関連の仕事で疲弊してしまい、スカスカの内容だったり、短編集でお茶を濁すことも多い。そして伊月は・・・というお話。
業界ネタ、台湾でのサイン会は本編には特に関係はない。
千尋になんか伏線が敷かれたような気配・・・。
「妹萌え」は、リアルに妹がいない人の妄想の産物ではあるけど、伊月はまっとうな人間であったと言うことなのだろう。ただし、リアルな妹というのは、必ずしも千尋のように可愛いわけでも出来がいいわけでもない。千尋の本質は、あくまでもヒロインとしてのつくりものだから。

BOOK「ありふれた職業で世界最強 3」

ありふれた職業で世界最強(第3巻)
白米良著
イラスト:たかやKi
(オーバーラップ文庫:690円+税)
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次の目的地はグリューエン砂漠にある大迷宮・グリューエン大火山。途中で立ち寄った中立商業都市フューレンのギルドで、トラブルに巻き込まれ、押しつけられた依頼のため北の山脈地帯へ向かった。・・・ここで、前巻の最後に失踪した清水くんと捜索していた担任の愛子先生たちと鉢合わせしてしまった。
ここでまた新キャラが登場した。竜人族のティオ・・・ハジメから最低愛悪の仕打ちを受けて正体を顕わにした。とっても残念な性癖の持ち主として。鬼畜な主人公とドMのヒロインとしては、『このすば』のダクネスよりはよく書けている。6万弱もの魔物との戦闘・・・チート過ぎて、『ゲート』のような大量虐殺になった。
愛子先生は折れずにがんばっているようだけど・・・根っから、戦後日本そのものの考え方で、異世界召喚という現実が見えていないような感じ。ある意味、愛子先生がこの小説の良心を現しているのだろうけど・・・。