BOOK「アサシンズプライド 3 暗殺教師と運命法廷」

アサシンズプライド
3 暗殺教師と運命法廷

天城ケイ著
イラスト:ニノモトニノ
(富士見ファンタジア文庫:620円+税)
※古書を購入

メリダの位階がパラディンではないとバレた。つまり、公爵家の血をひかない不倫の子であるということ。ただし、明確な証拠がない。セルジュ=シグザール騎士公爵を筆頭とする革新主義者たちが、その秘密を公にしようと動きはじめた。エリーゼ邸のメイド長ミセス・オセローも革新主義者だった。
革新主義者がメリダの証拠を掴むために、ブビリアゴート司書官認定試験で罠を仕掛けてきた。ブビリアゴートは99階層からなる巨大迷宮・・・伝説の時代に綴られた書物を収めた図書館に立ち入るための資格試験。試験開始直前、何らかの事故が発生し、メリダとエリーゼは迷宮第二階層に放り込まれ、そこでメリダの父を騙るピエロマスターとの対決・・・。
今後は、セルジュ=シグザール騎士公爵がラスボスという感じで、クーファとメリダに対立する構図で進むらしい。でも、セルジュがメリダを追い落とそうとする理由がよくわからない。犯罪組織「黎明戯兵団」は今のところ端役に過ぎないようだ。
クーファの上司への裏切りは見逃されているようだけど、クーファ自身にヴァンパイア・ハーフとか、いろいろ設定が盛られてきている。なんとなく・・・長編化することに苦しんでいる気配がする。

BOOK「アサシンズプライド 2 暗殺教師と女王選抜戦」

アサシンズプライド
2 暗殺教師と女王選抜戦

天城ケイ著
イラスト:ニノモトニノ
(富士見ファンタジア文庫:600円+税)
※古書を購入

メリダが通う聖フリーデスウィーデ女学院と、聖ドートリッシュ女学園との合同で行われる《ルナ・リュミエール選抜戦》・・・1ヶ月間の大イベント。ということで、新キャラがたくさん登場した。もちろんその中には、前巻末に仕込まれた闇組織《白夜騎士団》の潜入者・・・最強のクラウン(道化師)ブラック・マディアもいる。クーファの任務遂行を、組織から完全に疑われてしまった。
選抜戦のメンバー発表で、何者かが仕掛けた罠にはまり、メリダとエリーゼが代表に選ばれてしまう。メリダのユニットメンバーには、いままでメリダをいじめていたネルヴァ、そして昨年の覇者・三年生のシェンファと決まった。ネルヴァは、根は良い娘だったということで。
閉鎖空間を舞台にしたかったのだろうけど、推理もの的なようそはなにもなかった。そもそもこのイベント自体・・・世界観的にどうかとはおもうけど、女の子ばかりで華やいだイベントなのだろう。
長編化が決まったのか、《白夜騎士団》ち対するクーファの裏切りと隠蔽という構図に、エリーゼの家のメイド長ミセス・オセローが、新たな敵らしき存在として浮上してきた。背後に何らかの存在がいるらしい。

BOOK「アサシンズプライド 暗殺教師と無能才女」

アサシンズプライド
暗殺教師と無能才女

天城ケイ著
イラスト:ニノモトニノ
(富士見ファンタジア文庫:600円+税)
※古書を購入

ファンタジー系の設定ではあるけど、ちょっとSFっぽいガラス製の巨大ドーム群でできた都市国家フランドールが舞台。ランカンスロープという人外と敵対していて、人類は危機的状況にあるらしい。
高いMP(マナ)を持つべきアンジェル公爵家の令嬢メリダは、13歳になってもMPを発現していなかった。そのため、母親の不義が疑われていた。メリダは学校で落ちこぼれ、イジメに遭っていた。親からも見放され、さらには殺されようとしていた。
闇組織《白夜騎士団》で暗殺を本業としているクーファ=ヴァンピールは、メリダの覚醒を促し、一人前の騎士に教育するべく家庭教師として着任した。任務は、メリダを一人前に育成するか、マナを発現しない場合は暗殺するかの二択。・・・で、クーファは情にほだされ・・・秘術を用いてメリダにマナを移植した。しかし、位階はパラディンではなく、クーファと同じサムライ。バレれば、二人とも消される運命。その前に、大きな実績を作って話をうやむやにしようという大きな流れ。
アンジェル公爵家分家の従姉妹エリーゼ、その家庭教師ロゼッティあたりがヒロインだろうけど、屋敷にはメイド達もいるし、女の子ばかりの学校区というハーレム的な環境。第28回ファンタジア大賞受賞作を加筆修正したものらしいけど、お色気展開はとってつけたようだし、世界観も今ひとつ伝わってこない。

BOOK「異世界が地球を制圧して100年、東京に帰ったらエルフの家族ができました。 」

異世界が地球を制圧して100年、
東京に帰ったらエルフの家族ができました。

木村心一著
イラスト:八重樫南
(角川スニーカー文庫:amazon:600円)
※Kindle版を購入

地球に別の惑星が衝突して、地球はその惑星のエルフに征服された。100年後、エルフに改造されて精霊魔法の使い手となった人間の少年・ソウタが東京に帰ってきた。そして、ボインエルフの巨乳少女・メルフィーとノルノ、純血エルフのギャルフォードとの同居生活がはじまった。
ファンタジーのエルフとは異なり、いくつか設定があって・・・巨乳のエルフはデブ。だからメルフィーはデブ扱いされている。そして、エルフの精霊は人間の精気を得ることで強くなる。だからソウタは周囲のエルフから狙われる。
メルフィーとノルノは、純血エルフ連続殺害事件の犯人としてソウタを疑うが・・・そんなとき、ギャルフォードに殺人予告が・・・。深刻な事件の割には収束の仕方が強引というか、単純というか、強引にラブコメ路線に切り替わった。続巻を書き続けたいという意欲は汲み取れたけど・・・『これゾン』が完結してから、微妙にヒット作に恵まれていない木村心一。この本は2018年初夏に出たので、そろそろ続巻が出ないと・・・。

BOOK「エロマンガ先生 11 妹たちのパジャマパーティ」

エロマンガ先生(第11巻)
妹たちのパジャマパーティ


イラスト:かんざきひろ
(電撃文庫:amazon:573円)
※Kindle版を購入

せっかく読み進めたラノベが、結局完結せずに終わることはよくある。とても腹立たしい思いをすることもあるし、がっかりすることもある。でも、この「エロマンガ先生」は前巻が最後であっても、この巻が最後であってもとくに何も感じないような気がする。おまけに、出だしからエルフと智恵がグイグイ来るし・・・マサムネがラノベの主人公過ぎる。鈴音なんてのまでからんできた。
で、女の子たちを集めての恋バナパジャマパーティ。2~3年前は女子中学生というのはないけど、年齢設定がいまだわからない京香さんまで加えて。女子中学生の恋バナを長々と読まされるのはどうかと思うけど・・・ムラマサ先輩に後遺症がなくてよかった。
途中、あまり好きではないタイプの妹が一瞬登場したような気がするけど・・・気にしないでおこう。
漫画家の月見里がんまなどという新顔も出てきたけど、今後もからんでくるんだろうか? 次はエルフにケリを付けて・・・紗霧とアニメ第一話のシロバコを一緒に見て・・・次の目標を立てて・・・といった感じの完結で良さそう。

BOOK「いでおろーぐ! 7」

いでおろーぐ! 6
椎田十三著
イラスト:憂姫はぐれ
(電撃文庫:amazon:650円)
※Kindle版を購入

冒頭、領家のアジ演説がひどすぎる。誰を糾弾しで、何と戦い、誰を勧誘しているのか意味不明。お前らリア充は爆発して死ねと糾弾しておきながら、共に闘おうというのは説得力がない。ハロウィンの仮装に紛れてしまったから・・・というネタはわかる。
宮前生徒会長が寝返り、仲間に加わったものの、任期切れを迎えて会長選挙。そこへ領家が立候補するが・・・元生徒会庶務・佐知川が新生徒会長となり、過激に恋愛至上主義を推し進めはじめた。その陰には、姿をくらませた「女児」が・・・。
そして急展開。いきなり大性欲賛会が直接攻撃を仕掛けてきた。高砂くんを拉致しての洗脳教育。でも、高砂くんは何人もの女の子にいい寄られ、色目を使って舞い上がり・・・その間、一度も領家薫のことを思い出しもしなかった。
「反恋」は一応の勝利で完結したけど・・・高砂と領家の関係、高砂と女児の関係が解消も発展もないまま、矛盾した不信の状況が続いていくらしい。
全共闘的な設定でリア充を叩き、ボッチを救済する設定は面白いと思ったけど・・・思ったほど話が広がらないというか、イデオロギー的に無理があったというか。話が進まず、完結せずに放置されるパターンだと危惧していたけど、でも、ちゃんと完結してくれた。
<完結>

BOOK「妹さえいればいい。 8」

妹さえいればいい。(第8巻)
平坂読著
イラスト:カントク
(ガガガ文庫:556円+税)
※古書を購入

ここまで意外に淡々と時間が過ぎて、クリスマスとお正月。学校ものではないので、明確なイベントがあるわけではないし、サラリーマンでもないから仕事に規則性もないだろうから、実際こんな感じなんだろうけど・・・。
しかも、この前の新人作家まで登場してきて、淡々と描きすぎ。相生初が春斗に絡み続けるのは予想していた。でも、67歳の新人ラノベ作家・木曽義弘までとは・・・なかなかのキャラかも知れないけど。そしてスパンキング愛のサラリーマンラノベ作家・柳ヶ瀬慎・・・「ぷりけつ」こと刹那と組むことになった。そのうち、あのテンプレ嫌い少女もでてくるんだろうな^^
トラブルもあったけど、伊月の『妹すべ』のアニメ化発表、第5巻ドラマCD付き特装版の発売にこぎ着けた。それが伊月の父親の目に止まり・・・ついにガラガラポンになるのか?!!
蚕が上京するため、京とカニ公の三人でルームシェアすることに。京が編集者になる決意をしたのかというとそうでもない。確かに向いているような気はするけど、絶対にやりたいという気持ちには欠けている。

BOOK「妹さえいればいい。 7」

妹さえいればいい。(第7巻)
平坂読著
イラスト:カントク
(ガガガ文庫:574円+税)
※古書を購入

この巻にも「ドラマCD付き限定特装版」があるらしい。
なんてことだ、伊月とカニ公が恋人同士になった。本当になってしまった。その上、あっさり結ばれてしまった。ラノベでこんなことが許されていいのか? 高校生じゃないから許されるのか?
新人作家たちも半レギュラー化するのか、いろいろ関係してきそうな気配。千尋くんが青葉に惚れられたりすると面白いんだけど。一方、先輩作家の生き様・・・関ヶ原幽。この巻はいろいろマジメなお話が続いた。まあ、バカップル主人公がエロエロ三昧で役に立たない時期だからだろうけど・・・幽の話は必要なんだろうか?^^;;
何事もなく本編が進むだけで終わってしまった。京の影が薄くなっていく・・・。
この巻にも「ドラマCD付き限定特装版」があるらしい。巻末の「ぼーなすとらっく」は、そのドラマCDの台本のリライト。小学生に読み聞かせするオリジナルストーリーを制作するお話らしい。
と、ここまで古本セット買いした7巻を読み終えてしまった。残りは実売価格を見ながら、のんびり単品買い。

BOOK「宇宙人の村へようこそ 四之村農業高校探偵部は見た!」

宇宙人の村へようこそ
四之村農業高校探偵部は見た!

松屋大好著
イラスト:霜月えいと
(電撃文庫:570円+税)
※古書を購入

腰巻きに書かれた情報では、電撃小説大賞の選考過程で議論を呼んだ怪作とのこと。興味を引かれたので、読んでみることにした。
岐阜県と石川県の県境にある隠れ里・四之村に、母親と共に神室圭治が引っ越してきた。圭治の家は四之村の八家のひとつで、特別視される家柄・・・母親・佳奈子は姫様と呼ばれ、村中から快人物として認知されているらしい。地元の農業高校に編入した圭治は、探偵部に仮入部した。探偵部は校内で警察部と捜査権を争う部活のひとつで、部長・祖母井葉子(ハコさん)とともに殺人事件を捜査することに・・・。以下、連作短編の形でいくつも事件が続く。
四之村の特殊性を理解していない圭治には、理解不能な設定と進展で・・・読んでいる方も理解できないまま読み進むことになるけど、早い話が科学やらオカルトやら何でも有りという感じの設定なんだけど・・・すべて推理もの。通常の社会では通用しない非常識がまかり通る舞台背景での推理ものって・・・やっぱり議論を呼ぶだろうな。辻褄は合っているんだけど・・・推理ものとして成立しているんだろうか? これって、SFな上にすべて後出しでの解決だよな?