BOOK「ハイスクールD×D 24 校外学習のグリムリッパー」

ハイスクールD×D
24 校外学習のグリムリッパー
石踏一榮著
イラスト:みやま零
(富士見ファンタジア文庫:amazon:583円)
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国際大会が始まってから急につまらなくなったような気がして、なかなか読む気にならなかった。
リアス、朱乃さん、アーシア、ゼノヴィア、イリナ、ついでにレイヴェル・・・イッセーの婚約者たちの親が一堂に会して、結婚式の日程調整が行われた。数年先のこととはいえ、それぞれが各界の名家だから、調整は早いにこしたことがない。
国際大会・・・まだ続いている。正直いって、さすがに飽きてきた。そもそも、幼稚なゲームのような競技に対して、出場チームの戦力が凄すぎて、お話として成立していない。おまけに神クラスの参戦で、もはや意味不明な状態。レイティングゲームは短編集の方に移動してくれたと思っていたのに、本編でやるのか・・・。
「D×D」としての動きは・・・冥界、天界で死神と謎の悪魔による事件が相次いでいた。そして、小猫ちゃんが死神に襲撃され、その背景には猫又姉妹の父親の秘密が。リアスチームと白竜帝チームの戦いの陰で、「D×D」と死神タナトス一派の戦い。イッセーの神器の中にじいちゃんがいて・・・おっぱい、おっぱいで、お釈迦様や観音様まで出てきて、またイッセーが覚醒した。そして、猫又姉妹もイッセーと婚約してしまった。
この巻は完全に消化試合のような中身のない巻だった。

BOOK「ハニトラは効かない。英雄だからね、俺」

ハニトラは効かない。英雄だからね、俺
夏目坂一家著
イラスト:のりパチ
(ファンタジア文庫:amazon:585円)
※Kindle版を購入

異界大戦・・・現代世界に魔王率いる魔物が侵入して20年に及ぶ戦いが続いた。この大戦を勝利させ終結させた英雄・英赤雄介。彼が戦後に望んだのは、普通の高校生としての平和な暮らし。
しかし、世界の大国は自国に引き込むための刺客・・・ハニートラップの美少女を送り込む。片や、防衛する日本は咲ノ芽木葉を幼なじみ&同級生兼副担任、護衛として送り込んだ。
アメリカの刺客はエリーナ。イギリスはキャストルテ。中国は恋海美。順番に出てきたけど・・・テンプレなキャラ立てで、すぐにオーソドックスなラブコメ感が漂いはじめた。ハニートラップとかいいながら、間接キスがどうこうでワーキャー騒ぐレベル。しかも、ヒロインのだれにも魅力を感じない。
目を引いた点は、雄介の主人公的な朴念仁さの背景に、子どもの頃から戦いに明け暮れていたというのがあること。ちょっとだけ、『フルメタ』の相良宗介を感じられたけど、雄介はかなりの常識人で、むやみに戦闘力を行使したりはしない。その分、つまらない。
あとがきによると、最初からハーレムもののラブコメを書く気だったらしい。・・・こちらが勝手に期待しすぎただけらしい。

BOOK「仏教学校へようこそ」

zip_rar仏教学校へようこそ
わかつきひかる著
イラスト:犬江しんすけ
(HJ文庫:619円+税)
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ネットで古いラノベ作品を探していて、偶然、「わかつきひかる」という作家を知った。Wikiを見ると、ライトノベルや一般小説だけでなくジュブナイルポルノ、官能小説まで幅広く執筆している。しかも、意識していなかったけど、ジュブナイルポルノをすでに2冊読んだことがあった。
高原大和が、二次募集で辛くも滑り込んだ宝鳳寺高校は仏教系高校。入学式と灌仏会(花祭り)が合同で行われ、初日から驚かされたものの、普通科なので、ふつうの高校生活を送れると信じていた。同級生には、幼なじみの寺の娘・亜由子、華道の家元の娘・山之坊撫子、金髪碧眼の留学生・アラン、ギャルのアリサ、ロリショタのメガネ・美穂、理系少年の鈴木くんなどバラエティに富んでいる。
基本的に、仏教と奈良市あるあるネタの華道部ものラブコメ。授業には華道の他、茶道、薙刀、仏教学がある。クラスメイトに家元の娘がいるし、授業と部活で花を生けるシーンが出てくる。宝鳳寺高校の茶道部は体育会系だという。わたしも大学で体育会系のような茶道部に入っていたので、どんな部活なのかなんとなくわかる。
ふつうに読めるラノベで、本として良い内容だと思う。・・・ラブコメとして面白いかは、好みが分かれるところかもしれないけど、けっこう面白く読んだ。

BOOK「はじらいサキュバスがドヤ顔かわいい。 ふふん、私は今日からあなたの恋人ですから……!」

はじらいサキュバスがドヤ顔かわいい。
ふふん、私は今日からあなたの恋人ですから……!

旭蓑雄著
イラスト:なたーしゃ
(電撃文庫:amazon:590円)
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続巻も出ているようで・・・長編化しそうな感じもあるので、とりあえず最初の巻を読んでみた。
中学時代の失恋のトラウマで、二次元美少女にしか興味がなくなった男子高校生ヤス・・・ヨミさんというツイッター絵師さんのエロイ作品の大ファン。その絵師ヨミこと夜美は、男性が苦手な落ちこぼれのサキュバス。そんな二人がとある即売会で顔を合わせてしまった。二次元美少女にしか興味のないヤスとは、苦手意識なく接することが出来た。
そこでさっそく、夜美がヤスのクラスに転校してきて・・・夜美とヤスが恋人になってリハビリをすることに・・・。初期設定はかなり強引にサラッとすませ・・・あとは、ちぐはぐながらもイチャイチャ・・・。夜美は二次元萌えイラストを公表することで、世間から広く情欲を集めていたが、モデルとなった先輩サキュバスのパルムに大半を搾取されていた。それをヤスがやっつける・・・こともなく、なにもないままに終わってしまったという印象^^;;
サキュバスとしては落ちこぼれながら、やけに自信満々でドヤ顔をして、男性が苦手なので奥ゆかしくも見える・・・ということで、このタイトルなのだろう。でもなぁ・・・最初から消化試合のような感じだった。

BOOK「はたらく魔王さまのメシ!」

はたらく魔王さまのメシ!
和ヶ原聡司著
イラスト:029
(電撃文庫:amazon:612円)
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本編の引き伸ばしが激しく、グズグズになってきているし・・・短編集だとわかっていて手を出すべきか迷ったけど・・・つい、手が出てしまった。
異世界に転生するお話はたくさんあるけど・・・この小説は、いわば逆転生もので、魔王たちは日本で生活するためのチートでご都合主義的な能力も知識も持っていない。日本語すら自力で習得した。なので、最初はいろいろ苦労するわけだけど・・・基本的には主要人物毎の食にまつわる小話。地球の知識がない状態での失敗談やカルチャーギャップ話、そして鈴乃のうどんのお話やアラム・ラムスの育児食、エンテ・イスラの伝統食といった感じ・・・。
「ビンボー暮らし」というのもひとつのテーマだから、本編でもいろいろ触れられていたことの焼き直しが多かったけど・・・短編集としては珍しいことに、けっこう楽しく読めた。

BOOK「ぺとぺとさんシリーズ 5 ぺとぺとさんV」

ぺとぺとさんシリーズ 5
ぺとぺとさんV
木村航著
イラスト:YUG
(ファミ通文庫:600円+税)
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前巻の終わりで、るるどが意味深なことをいっていたけど・・・この巻にはつながっていなかった。というか、そもそも短編集だった。ということは、このシリーズ、尻切れトンボだったのか・・・。残念。
シリーズ5巻目ではあるけど、時間軸的にはぺと子が鮎川町に来たばかりのときから、「いもてん」の常設パビリオンが完成したあとまで。
クラスの一日の様子や、ぺと子がお弁当を作ったり、コンパニオンとして町内のイベントに参加したりと、日常的なエピソードが書かれている。その分、ぺと子とシンゴ以外の同級生や妹たちがそれなりにちゃんと登場する。でも、全体的にどうということのない内容・・・。
打ち切りなのか、放棄なのか事情はわからないけど、完結せずに終わってしまった。

BOOK「ぺとぺとさんシリーズ 4 かえってきた、ぺとぺとさん② まっくらやみのピィ」

ぺとぺとさんシリーズ 4
かえってきた、ぺとぺとさん②
まっくらやみのピィ

木村航著
イラスト:YUG
(ファミ通文庫:580円+税)
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ぺと子が鮎川町に戻ってシンゴと再会した途端に偽物の智恵(妖怪ヨルヒト)・・・美少女バージョンで性格も良い・・・と鉢合わせ。前巻からちょろちょろ名前だけ出ていたドロシー謝花も登場した。
ドロシー以外の件は、くぐるにもう少しまともなコミュニケーション能力があれば、こんな大事にならなかったような気がする。ぺと子もレモンイエローとイチゴミルクにならずに済んだかもしれない。そうなっていれば、ドロシーがくることもなかっただろうし・・・。
明日香先生のロケットおっぱいという表現があるけど・・・アニメではそういう印象はなかった。そういうキャラでもないし・・・。もう少しキャラ立てに活かして欲しかったな。
前巻から、シンゴの同級生たちがいろいろ活躍している。守口ジェレミーやブシドーくんこと関谷など。終わり間近の関谷はちょっとかっこいい。むしろ、シンゴの影が少し薄まっている気もする。