BOOK「ハイスクールD×D DX.3 クロス×クライシス」

ハイスクールD×D
DX.3 クロス×クライシス
石踏一榮著
イラスト:みやま零
(富士見ファンタジア文庫:amazon:583円)
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「DXD」は安心して読み進められる鉄板シリーズではあるけど、残念ながらこれは短編集。でも、短編集はどうでもいい内容で、必ずしも面白いわけではないというお約束もまた鉄板だったりする^^; ・・・結局、「DXD」はKindle版を読み続けているけど、今期、またアニメの続編『ハイスクールD×D』が放送され、古書の値崩れが遠のいてしまったろうから、Kindle版にして正解だった。
アザゼル先生と契約していた黄金龍君・ファーブニルが、新たな契約をアーシアと交わしたときのお話。別のいい方をすると、ファーブニルが「おパンツドラゴン」になったときのお話。シトリー眷属たちとイッセーが共同で訓練をするお話。ふだんあまり登場しない面子を紹介するには、短編集はちょうどよい場かも知れない。でも、よほどキャラが立っていないと、記憶に残らないんだけど・・・。バアル領とグレモリー領のゆるキャラの話。正月休みに祖母の田舎で、ダンガムのプラモ眷属をつかうはぐれ悪魔の吸血鬼と戦うお話などなど。
ゼノヴィア会長と生徒会役員たちが元気すぎるお話や、ゼノヴィアとイリナがはじめて出会ったときの回想なんかは、本編に織りこんでも良さそうな気もする。
次は通常巻。正直なところ、あまり短編集を増やして欲しくないんだよな。

BOOK「はたらく魔王さま! 18」

はたらく魔王さま!(第18巻)
和ヶ原聡司著
イラスト:029
(電撃文庫:amazon:630円)
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前巻から神討ちの準備は進んでいるけど・・・伏線を回収したようなしていないようなはっきりしない展開。認知症のように惚けたキナンナを真奥が抱え込んで、まるで介護に苦しむ男世帯のような有様。おまけに、エンテイスラでは例の宇宙服に真奥たちがやられ、そのうち連合騎士団が攻めてくるという・・・。
さらに、ここに来て宇宙服がイグノラではないかもとか、セフィラの子たちが敵かもしれないとか、本筋の行方を見失わせるような流れで、完結に向けての佳境に入りそうで入らない。千穂ちゃんが進学準備でバイトを辞めること、木崎店長の異動、真奥の将来的な仕事の問題は、どういう結末になるかに関わってくるとは思うけど・・・なにもたついてるんだという感じ。1巻を費やして事前に仕込む必要もないと思うのだが・・・もしかすると、完結時に大どんでん返しが起きる伏線であれば許すけど・・・。
個人的な妄想だけど・・・千穂ちゃんの進路で最も有力なのは、エンテ・イスラの北大陸の統治者ではないだろうか。悪魔もたくさん受け入れ、みんなが幸せに暮らせる国になると思うんだけど・・・。
さて、冗談はともかく・・・次の巻はまともな展開に戻って欲しい。この小説、和ヶ原聡司に長編小説を本当に完結させられる力があるのか疑わしく感じはじめている。なにせ、デビュー作だから、実績もないことだし・・・。

BOOK「ハイスクールD×D 22 卒業式のグレモリー」

ハイスクールD×D
22 卒業式のグレモリー
石踏一榮著
イラスト:みやま零
(富士見ファンタジア文庫:amazon:583円)
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トライヘキサの件で、冥界や天界など超常世界のトップたちがいなくなってしまった。イッセーの指導者的立場のアサゼル先生までいなくなった。そして、ついでにいえば、おっぱい拒絶も解消された。
レーティングゲームの不正・・・今後の山場なのかと思っていたら、あっさりと解決してしまった。それどころか、アザゼル先生が仕込んでいったレーティングゲーム国際大会が、アジュカ・ベルゼブブとシヴァの主導で開催されることになった。
イッセーはここまでの功績が認められて、上級悪魔になった。これでイッセーは「王」として自分のチームでレーティングゲームに出場できる・・・眷属をもつことができる。つまり、ハーレムづくりのはじまり・・・初期メンバー(眷属)は、アーシアとゼノヴィア、ロスヴァイセ、レイヴェルの4人。眷属ではないけど、イリナと謎のクイーン・ビナー、吸血鬼のエルメンヒルデもメンバーに加わった。タンニーンの息子・ボーヴァを臣下として加えて、イッセーチームの顔ぶれがそろった。・・・個人的な推測だけど・・・クイーン・仮面のビナーって、レイヴェルのお母ちゃんだよな?^^;;
リアスと朱乃さんが卒業したこの巻の前半で第四章が終わり、後半から最終章第五章。ガラガラポン状態で、主要な登場人物と立ち位置が変わり、最終章の舞台が整えられた。まあ、早い話、予想以上にシリーズが長編化し、レーティングゲームが実態に合わなくなったので、設定を改変したということだろう。

BOOK「ハイスクールD×D 21 自由登校のルシファー」

ハイスクールD×D
21 自由登校のルシファー
石踏一榮著
イラスト:みやま零
(富士見ファンタジア文庫:amazon:603円)
※Kindle版を購入

トライヘキサと邪龍軍団が天界や冥界で暴れ回り、全面戦争の構え。「聖杯」がらみの戦いなので、アザゼル先生の出番。頭脳労働を一手に引き受けているから、当然の役回りではある。
イッセーが先の戦いで意識不明の重体・・・イッセーが母乳で快復していくとは・・・フェチを超えて、本物の変態なんだなぁ、やっぱり^^;; ところが、それで戦線復帰とならないところが、変態イッセーの変態が本物であるところ。今度は「竜神化」の副作用でおっぱいに拒絶反応を示すとは・・・。おっぱいドラゴンからおっぱいを引くと、ただのドラゴンしか残らない^^;
この作家の文章のクセなんだろうけど・・・会話で説明したことをすぐイッセーのモノローグで繰り返す重複。これまで何度も遭遇したけど、最近、とてもウザったく感じるようになった。読み手のわたしになにか変化があったのかもしれない。
そしてこの巻のメインは、7つに分裂したトライヘキサとの日本防衛戦と欧州防衛戦。これだけ長いシリーズなので、そういえばこんなヤツもいたなぁという、完全に忘れていたキャラまで総動員しての大規模戦闘。日本では聖杯を持つアポプスVSいまだおっぱいを受け付けないイッセー。欧州のアジ・ダカーハには白龍皇ヴァーリ。多元中継的な展開なので、顔ぶればかりが多くて、戦いそのものは淡泊だった。・・・トライヘキサを倒すために・・・かなりのガラガラポン状態。
あとがきによると、次巻の後半から最終章がはじまるのだとか・・・。短編集DXシリーズが増えるらしく、ちょっと憂鬱^^;

BOOK「ハイスクールD×D DX.2 マツレ☆龍神少女!」

ハイスクールD×D
DX.2 マツレ☆龍神少女!
石踏一榮著
イラスト:みやま零
(富士見ファンタジア文庫:amazon:583円)
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短編集DXシリーズの第2冊目。Kindle版を読んだので気にしていなかったけど、リアル本はOAD付きの特装版らしい。なにかおまけでも付けないと売れないんだろうな・・・。
シリーズものラノベにありがちなパッとしない短編集なんだけど・・・それでも、第1巻は男女入れ替わりとか、温泉旅行とか、定番のお話もあって、目新しいことはなにもなかったけれど、それなりに短編集の体を成していた。そして第2巻は、すべてが小ネタばかりで、当たり外れがあるのでつまらなかったとか面白かったとかいう印象が多少あるだけで・・・なにも書くことが思いつかない。強いていえば、オーフィスと九重という新しい関係性を感じさせるお話は面白かった。キャラを使い捨てにする『禁○目録』とは違って、短編とはいえ、オーフィスに日の光を当てるのはアリだと思う。
雑誌掲載や特典付録といった短編をまとめて収録しているらしいけど、あとがきによるとなだ数巻分の短編がストックされているらしい。堂々と宣言されてしまうと・・・ちょっとキビシイかなと感じてしまう。この作者は、読者が短編集で喜ぶと勘違いしているようだけど・・・。

BOOK「僕の知らないラブコメ」

僕の知らないラブコメ
樫本燕著
イラスト:ぴょん吉
(MF文庫J:amazon:563円)
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この前読んだ『絶対彼女作らせるガール!』のKindle版に、電子特別お試し版が収録されていた。そういう宣伝方法なんだろうけど、その手にまんまとはまってしまった^^;
中学時代の進路希望に「ミドリムシ」と書く主人公・芦屋くんは、かなり変わった人物だと思ったけど・・・予想外に普通のダメキャラだった。同級生の不良少女・柳戸希美。当然、孤立していてボッチ状態。そこで芦屋くんがなぜか2ヶ月間の記憶を失い、気がついたら柳戸さんと恋人同士になっていた・・・。付き合ってみると、柳戸さんは見せかけだけの不良で、実は初心な女の子でした・・・という展開。ゲーセンで知り合った美少女中学生・花宮由利という(小)悪魔みたいな女の子が関係してきて・・・。そして、柳戸さんと花宮さんは友だちで・・・。
なぜ、二人が交際しはじめたのか、芦屋くんはタイムスリップ状態でわからない。タイムスリップする度、その間の記憶がないにもかかわらず事態は進行している・・・芦屋くんからの視点で、その空白の記憶を探りながら付き合っていくというというのが、題名の「僕の知らない」という部分らしい。言ってみれば、虫食いの空白だらけのラノベを、主人公がどうなってるんだと首をかしげながら進行している感じ。まあ、つまらないデート話をぐだぐだと読まされるよりはマシかも知れないけど・・・なんかピンとこないな。