BOOK「レベリオン 楽園に紅き翼の詩を」

レベリオン
放課後の殺戮者

三雲岳斗著
イラスト:椋本夏夜
(電撃文庫:570円+税)
※古書を購入

このシリーズをまとめ買いした時点で、この第5巻でお仕舞いなのは分かっていた。ラブコメではないので仕方がないけど、最後まで重たいノリのお話だった。人がよく死ぬし^^;; 一応、学園サスペンスというジャンルらしい。
最終巻ではあるけれど、新しいレベリオンたちが出てくるし、新兵器なんかも出てくるし、なにより舞台が豪華客船って・・・練り上げて用意された完結という感じがしない。そういえば、『ストブラ』にもバトラーの豪華クルーザーがよく登場していたっけ。いろんな意味で、『ストブラ』の下敷きになっているらしい。・・・もし、出版順にこのシリーズを先に読んでいたとしたら、『ストブラ』を「二番煎じの焼き直し」と評価していたかも知れない。『ストブラ』は気に入っている作品なので、その意味では、このシリーズが埋もれていてくれて幸いだった。
結局、あまりヒットしないままにこの辺で止めておきましょうか、という感じで無難に終わらせたと印象。出版社からの打ち切りだったとしても驚かない感じ・・・。何にせよ、とりあえず完結してくれたから、まあそれでいいや。寝る前に30分だけ読むのにはちょうど良い感じだった・・・適度に退屈でつまらなかったから^^;;
<完結>

BOOK「レベリオン 彼女のいない教室」

レベリオン
彼女のいない教室

三雲岳斗著
イラスト:椋本夏夜
(電撃文庫:670円+税)
※古書を購入

恭介の監視役・・・香澄が解任され、3行のメッセージを残していなくなってしまった。恭介は香澄に惚れているわけでもないけど、やっぱり探す・・・よね。でも、新しい監視役として梨夏がやってきた。『ストブラ』でいうなら、雪菜と紗矢華という感じだろうか・・・。
統合計画局に戻った香澄は、この物語の核心ともいうべき秘密を知ることになって、いよいよ、クライマックスというか、完結に向けての種明かしがはじまった感じ。新キャラが登場したばかりではあるけど・・・。おまけに、恋愛方向には走らないと思っていたのに、いまさらという感じで香澄にフラグが立ったりして・・・。なんかいろいろ中途半端な印象が否めない。そういう面では、『ストブラ』って、この小説の反省を活かして書かれたんだろうなと推測してしまう。
なんとなく気づいてしまったけど・・・シリアスなサスペンスなのは分かっているけど、キャラにも能力にも、戦闘にも、華がないんだな、このシリーズ。だから、連続して動きがあって、スピード感ある展開なのにもかかわらず、全体的にのっぺりした印象になってしまうんじゃないだろうか。

BOOK「竜と勇者と可愛げのない私 8」

竜と勇者と可愛げのない私 8
志村一矢著
イラスト:ぎん太
(電撃文庫:630円+税)
※古書を購入

アホタレと魔王メイ=ヘム、なんかあっさり勝負が終わり、最後は竜王シグルドとの戦い。と思ったら、アホタレとアンジュが恋人同士になり、バカップル状態になってしまった^^;; ここままで早い展開で進んで来たけど・・・なぜか魔王シグルドのいる「月の宮」に攻め入るまで半年ものインターバルができた。ここで、主人公たちの戦闘力をインフレ化させないといけないんだけど、その手段が一夜漬け的な修業とは・・・。
(ちょっとネタバレになるけど)ラノベのヒロインが処女か非処女かは大きな問題らしいけど、アンジュはアホタレとやらかしてしまった。そして、妊娠までして・・・お腹の中の赤ちゃんのおかげで命長らえるという展開。まさに前代未聞のヒロインだと・・・。
良い意味でも悪い意味でも、いろいろ意表を突かれて予想外の展開が続いたけど、手放しで面白いと思える小説ではなかった。何が問題なのか微妙だけど・・・ヒロインのモノローグで書かれたせいで、ストーリーをなぞっていくだけの流れになってしまったような印象がある。アンジュには十分可愛げがあったんだけど・・・。
<本編完結>

BOOK「竜と勇者と可愛げのない私 7」

竜と勇者と可愛げのない私 7
志村一矢著
イラスト:ぎん太
(電撃文庫:570円+税)
※古書を購入

前巻で、アホタレが聖竜母ヴァナディースの竜騎士になり、竜王シグルドと敵対する関係になってしまった。はじめは、シグルドの力を借りて魔王を倒す流れだったにもかかわらず・・・。しかも、アホタレが本気で戦えるのは一度きり。一度アホタレに破れた魔王の娘アイネイアとノェルは、黒死病の治療法にめどを立て、アホタレの配下となった。ということで、魔界へ。
前哨戦は、魔王の娘クリームヒルトとイングヴェルデ。超戦闘体バハムートが暴走するは、魔王メイ=ヘムと共闘するは、アンジュが思わぬかたちで主戦力になってしまうは・・・なんだかんだいって、ずっと裏をかいた展開。多少、ご都合主義のニオイはするけど、ちょっと面白くなってきた。やっぱり、アンジュが女々しくなったり、ぐちぐち悩むようなながれは面白くない。
なんにせよ、魔王メイ=ヘムと娘たちとの決着は付いた。残りは魔王メイ=ヘムを納得させるだけ。これなら、次の巻で完結できそうな流れだ。

BOOK「レベリオン 炎を背負う少年たち」

レベリオン
炎を背負う少年たち

三雲岳斗著
イラスト:椋本夏夜
(電撃文庫:530円+税)
※古書を購入

これまでの続きではあるけれど、お話の構成が初心に返ったというか・・・学校内で起きたなぞの密室焼死事件とその犯人である新たなレベリオンという構図からはじまった。もちろん、R2ウイルス流出事故の元凶たちとの追加設定が厚みを増してきているけど・・・ますます『ストブラ』との類似点、相違点が気になって仕方がなくなった。実際は読む順が逆なので、後発の『ストブラ』の方がこのシリーズに似ているわけだけど。
統合計画局のARES(対レベリオン強化兵士)という新戦力が加わり、やらレベリオン原種の生き残りやら、香澄の姉・真澄美やら天才幼女・煌やらいろいろ出てきた。でも、結局は予想外の犯人ということで決着した。いろいろ顔ぶれも揃ってきて、なんとなく収束に向かう方向が見えてきた感じもする。
第1巻から登場する下級生の江崎綾は、殺されそうになった。クラスメートの草薙萌恵は、恭介の想い人ではあるけれど、ここまではモブ扱い。ここまで引っ張るところからして・・・最後は真のボスキャラでした、なんてことにはならないだろうか?

BOOK「竜と勇者と可愛げのない私 6」

竜と勇者と可愛げのない私 6
志村一矢著
イラスト:ぎん太
(電撃文庫:610円+税)
※古書を購入

前巻末から突然、巨人対決になってしまった。フェブロニアの女帝ティマリアの影武者ルピシアが完成させた巨大戦闘兵器ティル・ナ・ノーグVS魔王メイ=ヘムの超戦闘体バハムート。何とも呆気ない戦いだったけど、魔王が強すぎる。かなりインフレ化しないと勝てない相手だけど・・・たぶん、ふだんの魔王は美少女で、最後はアホタレが戦わずに勝つんだろうな^^;;
いつも以上にご都合主義的に現れた助っ人、金竜オルリスと共にコスモスの町へ。アホタレの兄レイヴェン将軍の伏線を回収しに・・・レイヴェンが持つ竜宝玉を得るために・・・って、レイヴェンが死んでしまうという予想外の展開。準レギュラーだったアイカが躍り出て、メインストーリーを大きく変更してしまった。
いろいろな竜が出てきて、たぶん、こちらの世界での戦闘は終わったような気配。アホタレたちの力もインフレ化して、ボスキャラたちと戦えそうなところまで来たようだし。でも、このシリーズ、残り2巻だけど、本当に完結しているのかちょっと心配になってきた。
もうひとつ心配なことは・・・レイヴァンからアホタレに素早く乗り換えるアンジュって・・・^^;;

BOOK「レベリオン 弑殺校庭園」

レベリオン
弑殺校庭園

三雲岳斗著
イラスト:椋本夏夜
(電撃文庫:550円+税)
※古書を購入

初巻は完全にお話が完結していて、これから続けようとすると・・・当然、新しい事件が起きて、新キャラが登場するのはお約束。恭介の従妹・美古都。恭介が想いを寄せる同級生の萌恵は、初巻では敵にも味方にもならず、そもそもヒロインというほど中心的な位置にすらいなかった。この巻では、恭介の従妹・美古都が登場したけど、ただの新ヒロインという感じではない・・・。
それにしても、香澄と恭介、予想外に弱いな。敵対勢力のレベリオンたちの戦闘型能力の方が勝ってきたから、何らかのかたちでインフレを起こさないと太刀打ちできないと思っていたら・・・「第二段階のレベリオン」ときたか・・・。いずれ、恭介も第二段階に深化するんだろうなぁ。
やっぱり、いま読むと時代を感じさせる小説だな。ファッションのような風俗には触れていないけど、特定のミュージシャンや楽曲名が登場する。さらには、涙が出そうなくらい懐かしい「フロッピィ」なんていう単語まで出てきた・・・^^;; 挟まっていた『電撃の缶詰』も二色印刷だし。