BOOK「理想のヒモ生活 9」

理想のヒモ生活(第9巻)
渡辺恒彦著
イラスト:文倉十
(ヒーロー文庫:600円+税)
※古書を購入

この巻の表紙はルクレッティア。表紙を飾るような存在だとは思わなかった。まさか、次の側室なのか?
双王国シャロワ王家のブルーノ国王と謁見したゼンジロウ。あいさつ早々、国王が突然の退位を宣言し・・・ゼンジロウは王位継承に巻き込まれてしまった。ゼンジロウの子種をめぐっての側室集団お見合いのような・・・選り取り見取りの状況。これがハーレム路線を狙うお話なら都合がいいんだろうけど、このお話は逆路線だからなぁ。
フランチェスコ王子が登場した時点で、今回の動きは仕込まれていたわけで、この巻はメインストリームの盛り上がりなのかも知れない。でも、魔道具ひとつのアイディアだけで簡単に乗り切ってしまった。女の子が5人出てきたから、後々の展開で何か起きるかも知れないけど。
今回、「双燃紙」改良版で、ファックスのような通信手段を実現したけど、「瞬間移動」の小型簡易版魔道具を作れば、手紙や小荷物だけなら相互に送れるようにならないだろうか。軍事利用も出来るし、世の中激変すると思うのだが・・・。

BOOK「理想のヒモ生活 8」

risounohimo_ziprar理想のヒモ生活(第8巻)
渡辺恒彦著
イラスト:文倉十
(ヒーロー文庫:600円+税)
※古書を購入

ここまで登場したカープァ王国の人材は、みんなそれなりに有能だし、上昇志向もある。それでも、王宮内の官僚組織が充実していないのは問題だ。「元帥」と「宰相」が不在という問題よりも大きい。主人公が活躍する余地を作るためには仕方がないんだろうけど・・・。
アウラが第二子を身ごもった。フレア王女は船の修理の指導のため、ワレンティアへ移動し、無事に修理を終えた。活動期になれば、故国に向け出発する予定。
ゼンジロウは「瞬間移動」魔法の発動に成功し、治癒魔法士を求めて双王国へと旅立つった。その護衛はプジョル将軍・・・将軍職就任を狙っているらしい。でも、プジョル将軍は悪いヤツではなさそうなんだが・・・。双王国のシャロワ王家の接遇役はロリキャラのルクレッティア・・・。微妙なキャラだな。
そういえば、案の定、ニルダが後宮の待女に採用されたけど、ぜんぜん登場しなかった。
時間も経過し、それぞれストーリーは動いているんだけど・・・この小説って本当に面白いのか?

BOOK「理想のヒモ生活 7」

理想のヒモ生活(第7巻)
渡辺恒彦著
イラスト:文倉十
(ヒーロー文庫:600円+税)
※古書を購入

ガジール辺境伯の領都に入ったゼンジロウ一行を迎えたのは、次女ニルダ・・・妾腹の元平民。ゼンジロウの待女になるんだろうなと想像が付いてしまった。
ナバラ王国の使節団が到着。ここでまた問題が起きるのだけど・・・非常に些細な問題をだらだらだらだらやっている。前巻と共通して、通信手段が限られた状況下でのことだけど、この話がつまらない解決策への布石なんていうことはないよな。
一方の王都。双王国のフランチェスコ王子とボナ王女、ずいぶん長居をしている。フランチェスコ王子は魔道具作りでは天才的ながら、だからこそというか、かなりの変人。「瞬間移動」どころか「付与魔法」の魔道具まで作ってみたいという野心を持っていた。こちらも火種としては十分。
ここまでなんの盛り上がりもなく、淡々とした流れ。いまさらではあるけど・・・この小説って本当に面白いのか?という疑問が頭に浮かんだ^^;; この先は、バラで古本を買い足していかないといけないんだけど・・・。

BOOK「理想のヒモ生活 6」

理想のヒモ生活(第6巻)
渡辺恒彦著
イラスト:文倉十
(ヒーロー文庫:600円+税)
※古書を購入

前巻から表紙がフレア王女。どうやら、次のヒロインらしい。やはりボナ王女は、ヒロインには成れないらしい。ゼンジロウがお土産を忘れるくらい、意識されていないようだし・・・。
プジョルは今後もいろいろからんでくるのだろうけど・・・プジョルとガジール辺境伯家長女ルシンダの婚姻。ゼンジロウが王家の代表として出席することが決まった。これに、パートナーとしてフレア王女が同伴したいと、善治郎に事実上の求婚をした。・・・造船技術と製鉄技術が手に入る。大陸間直接貿易が実現する。フレア王女のお輿入れは、カープァ王国にとって願ってもないこと。ウップサーラ王国にとっても、大陸間直接貿易が実現し、大型船舶が手に入る。フレア王女は、結婚後も自由に活動できる。それもゼンジロウが側室としてフレア王女を受け入れればのことだけど・・・ずいぶん潔癖だな。元の世界にだって、古今東西、一夫多妻制はあるし、ゼンジロウだって知識がないわけがないはずだけど、一度も考慮していないのはなぜだろう。
ゼンジロウはこの世界について見聞きしたいという好奇心が皆無。人間にも文化にも風土にも、何に対しても関心がない。ここまで、微妙に納得のいかないキャラという印象が続いている。

BOOK「理想のヒモ生活 5」

理想のヒモ生活(第5巻)
渡辺恒彦著
イラスト:文倉十
(ヒーロー文庫:580円+税)
※古書を購入

いままでアウラが表紙だったけど、この巻は新キャラ。ボナ王女はスルーされてしまったらしい。地味キャラという設定だけど、好みのキャラだったのだが。ま、いまのところ、ゼンジロウにフラグも立っていないようだけど・・・。
直轄領ワレンティアの港に、北大陸ウップサーラ王国の大型帆船が入港した。来訪者のフレア王女の目的は国交と交易。ワレンティア侯爵の全権代理として乗り込んだゼンジロウ。ウップサーラ王国は魔法力は弱いけれど技術先進国。ゼンジロウにとっては、いろいろ欲しい技術があるに違いない。
ようやく伏線のプジョル将軍による群竜討伐とも話がつながった。巨大群竜を倒す手柄を立てたフレア王女側との交渉があるはずだけど、ゼンジロウは王都に戻ってきてしまった。次巻で続きがあるのだろう。

BOOK「理想のヒモ生活 4」

理想のヒモ生活(第4巻)
渡辺恒彦著
イラスト:文倉十
(ヒーロー文庫:580円+税)
※古書を購入

双王国からフランチェスコ王子とボナ王女がやって来た。フランチェスコ王子は二十歳を過ぎても皇位継承権を持たない難ありの王子。ボナ王女は末席の王族。本来、こういう外交使節が動く前に、水面下でいろいろ交渉が行われて、結論が出た状態にするものだけど・・・この外交使節の目的は不明のまま。策略というか外交というか、単調に話が進んでいく。
プジョル将軍による群竜討伐も同様・・・。
フランチェスコ王子からの情報で、カルロスが「時空魔法」だけでなくシャロワ王国の「付与魔法」も使えることが判明した。しかし、その情報を与えたフランチェスコ王子側の思惑は不明。新たな展開で、ゼンジロウの立ち位置だけが複雑になっていく。そして、ゼンジロウの生活がぜんぜん「ヒモ生活」ではなくなっていく。本人もやる気で、ヒモでいたがっているわけでもないけど・・・タイトルからどんどん遠ざかっていく気がする。

BOOK「理想のヒモ生活 3」

理想のヒモ生活(第3巻)
渡辺恒彦著
イラスト:文倉十
(ヒーロー文庫:580円+税)
※古書を購入

無事に産まれた第一子の名は「カルロス」。イラストの雰囲気から、インドあたりをモデルにしているのかと思ったけど違うようだ。もうひとつの名は「善吉」。この作者のセンスって・・・^^;;
子作りという初期目標を終えたゼンジロウは、元の世界の技術を王国に導入しようと動きはじめた。まずは蒸留酒の製造に成功。次いで石鹸とガラスの製造に取り組みはじめた。そして、寝室へのエアコンの取付。アウラの方は、双王国との外交・・・ビー玉の伏線の流れ・・・これはガラス製造とも関連する。さらに、「塩の道」をめぐる出兵の件。結局、国軍のプジョル将軍が出陣していくことになった。国事と日曜大工が入り交じった、不思議な状況^^;;
いままで王宮内のちまちました話ばかりだったけど、群竜討伐の戦闘シーンが描かれ、ようやく外向きの話になってきた。でも、ゼンジロウ自身が戦うわけでもなく、のんべんだらりとした話がつづいている。今後も王宮の中が主体で、ゼンジロウが外に出るような展開は当面ないのだろう。

BOOK「理想のヒモ生活 2」

理想のヒモ生活(第2巻)
渡辺恒彦著
イラスト:文倉十
(ヒーロー文庫:580円+税)
※古書を購入

後宮に側室をねじ込もうという意図が渦巻く中・・・善治郎の社交界デビュー。野心家のプジョル将軍が妹のファティマを善治郎の側女にと露骨に売り込んできた。今後もこういう話はあるのだろう。
人間誰しも、新しい環境に移ってしばらくすると、ストレスが原因で体調を崩す。そういう時には流行病にも罹患しやすい。たぶん、そんな感じでゼンジロウが「森の祝福」という「風疹」のような病気に罹った。
アウラ王女が妊娠したらしい。となると、この世界の考え方では、側室を迎えるのが普通だという。小市民的ゼンジロウは難色を示したけど・・・現代日本において、旦那が浮気をするタイミングの1位は、妻が妊娠しているとき。ただし、貴族などが押しつけてくる側室には政治的意味があるから何ともいえないけど、側室をもつにもてない秘密の事情まで出てきた。
ゼンジロウは、ヒモ生活というか、ひきこもり的種馬生活を望んでいたはずなのに、アウラの妊娠を機にいろいろ前向きな動きを見せはじめた。元の世界でのゼンジロウはひきこもりどころか、社畜のように仕事をしていたわけで、外の世界に関心がないわけではないはずだが・・・。
王家の事情ばかりで、なんの盛り上がりもないまま終わってしまった。早くも第一子が誕生。まさか、大河ドラマのように進んでいくのだろうか?

BOOK「理想のヒモ生活 1」

理想のヒモ生活(第1巻)
渡辺恒彦著
イラスト:文倉十
(ヒーロー文庫:580円+税)
※古書を購入

第7巻まで古本をセット買いした。
ブラック企業に勤務し、半年ぶりの二連休、コンビニからの帰りに突然異世界に召喚された山井善治郎。出現したのは異世界のカープァ王国。カープァ王家唯一の生き残りであるアウラ女王から、血統を絶やさぬように、婿入りして子どもを作ってくれという申し出を受けた。子作り以外は何もしなくて良いという、双方の思惑と共に・・・。
婿入りは1ヶ月後。一度元の世界の戻り、準備の上、再召喚される。ある程度のものは持って行けるというけど・・・何を持っていくかは難しい問題だ。善治郎は「電気」・・・家庭用小型水力発電機を選択した。わたしなら逆に電気を使わないアウトドア用品と、様々なジャンルの実用書をそろえるけど・・・。極端にチートなアイテムを持ったまま転移した話は他にあるけど、計画的にこれだけの文明の利器を持ち込んだ転生ものははじめてだ。
子作りが目標という設定をラノベでどう処理するのかと思ったら・・・ふつうにやることをやっただけだった。善治郎は社会人だし、過度な性描写がなければ問題はないらしい。
とりあえず、善治郎の異世界新婚生活は順調にスタートしたけど・・・善治郎の立場って、いわゆる「ヒモ」とは違うよな。「髪結いの亭主」状態には違いないけど。