BOOK「ルーントルーパーズ 自衛隊漂流戦記 7」

ルーントルーパーズ 自衛隊漂流戦記(第7巻)
浜松春日著
イラスト:飯沼俊規
(アルファポリス:amazon:1,037円)
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突岩群島で継承帝国の疾空竜騎士団VSアパッチ・ロングボウ+OH-1偵察ヘリ・・・やっぱり、竜騎兵はかなり強い。おまけに、言語能力が高い。この小説、最初から問答無用で異世界人が日本語を使っていたけど、名古屋弁まで理解できるとは・・・。
ニホンレットウ諸島で発見された油田・・・大賢者パラケラスの助けを得て、魔法を使って精製することになった。そのため、ニホンレットウ諸島は開発ラッシュ状態。燃料にはメドが立ったけど、あとは武器弾薬の自給だな・・・。
ルーントルーパーズ・・・自衛隊がこの異世界に召喚されたことで、元いた世界にも影響が出るという。ヘタをすると、第三次世界大戦が起きるとか・・・。自衛隊が打てる手立ては、さっさと元いた世界に戻ること。そんな中、異世界からの異物を排除するために、竜人族の「彷徨える竜巣」が継承帝国側に付いた。一方、蕪木は、条件付きながら自衛隊の参戦を決意した。
久世三尉とルーがいい感じになってきた。ルーをメインヒロインに担ぎ上げるためか、性格まで改善されている。

BOOK「ルーントルーパーズ 自衛隊漂流戦記 6」

ルーントルーパーズ 自衛隊漂流戦記(第6巻)
浜松春日著
イラスト:飯沼俊規
(アルファポリス:amazon:1,037円)
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継承帝国の反撃・・・新進気鋭のイライザ第三階位将軍が南伐鎮定軍を投入した。精兵25000人に南伐混成軍を吸収し兵力は5万。加えて4つの竜騎士団・・・疾空竜騎士団、蒼海竜騎士団・・・。
地下迷宮を脱出した久世小隊は、大賢者が住む深淵の森へ。戦車の燃費は本当に悪いと聞くけど、89式装甲戦闘車はどうなんだろう?十分な予備燃料を持っていそうにないんだけど・・・。前巻でいろいろ後付け設定を匂わせていたけど、久世とルーは「因果の代償者」という特別な存在らしい。大賢者パラケラスを連れての帰路・・・怪物タラスコン・・・フィルボルグ 継承帝国軍暗魔兵団、十星長ザラームが封印を解いた魔物を撃破。突岩群島・・・帝国軍の反撃で、海自のヘリが1機失われ、3人の死者が出た。いよいよ消耗戦の気配・・・。
「彷徨える竜巣」という、ラピュタみたいなのが出てきた。前巻から、現代社会に暮らす市之瀬の妹・美奈の話が出てくる。高校生で・・・オカルト研究会に所属している。まさか、まさかとは思うけど、最後の最後の結末がこのオカ研じゃないよな?

BOOK「ルーントルーパーズ 自衛隊漂流戦記 5」

ルーントルーパーズ 自衛隊漂流戦記(第5巻)
浜松春日著
イラスト:飯沼俊規
(アルファポリス:amazon:1,037円)
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自衛隊があずかり知らないところで・・・光母教陽皇、聖トゥラウル二世により自衛隊への庇護と、継承帝国に対する「聖戦」が宣言された。しかし、艦隊の武器はあと数回の戦闘で底をつきそうな状況。前巻最後で油田を発見したけど、武器弾薬ばかりは補充のしようがない。現地人には秘密にしているというけど、以前、加藤二佐は現地人の前でベラベラと喋っていたし、ハミエーアの前で賢者の石を見たときの態度もいただけない。
石油精製技術を求めて、久世たちが89式装甲戦闘車と96式装輪装甲車で大陸内部へと向かった。そして、途中、戦奴のカルバハル剣闘団と共に、都市国家アルナイルの地下、古代有翼人の遺跡であるダンジョンを抜けて城塞からの脱出をめざした・・・。
回想シーンを挿入したりして、久世三尉の人物像に肉付けをした。でも、こういう後付け的なやり方はどうなんだろう? 作者の構成力のなさという感じがしないでもない・・・。

BOOK「ルーントルーパーズ 自衛隊漂流戦記 4」

ルーントルーパーズ 自衛隊漂流戦記(第4巻)
浜松春日著
イラスト:飯沼俊規
(アルファポリス:amazon:1,037円)
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捕虜のダークエルフ、ピクティに対する久世の尋問・・・その結果、ダークエルフの一族を救うために自衛隊が動く、その大義名分にすると加藤二佐がいいだした。根本的な部分で微妙に納得がいかない。旧陸軍の関東軍にも、加藤のような参謀がいたんだろうという気がする。
継承帝国と戦うべく、旧神聖プロミニアに向けて艦隊が出航。・・・潜入したわずかな陸自隊員だけで、数千の継承帝国軍と戦闘。その間に戦奴の難民を救出するという・・・。わたしは本来、自衛隊支持派だけれど・・・ここまで来て、国連軍がどうの、専守防衛がどうのといわれると、かえって胡散臭さく感じてしまう。もっとすっきり戦って欲しいのだけど、自衛隊という立場上、仕方がないのだろうか。しかも、今回大虐殺に近い形で殺した敵兵の多くは植民地兵と奴隷ばかりで、ちょっと後味が悪い。
後半は海賊との戦い。・・・意外に海賊たちが強い。
久世三尉は主人公として十分な朴念仁で、カルダをはじめリュミ、ルー、ピクティなどにフラグを立て続けている。でも、この作家は、ラブコメ的展開を書く気はないらしい。まあ、もったいないとは思うけど、それはそれで仕方がない。個人的には海自の長谷川二尉が気になっているのだけど・・・。

BOOK「ルーントルーパーズ 自衛隊漂流戦記 3」

ルーントルーパーズ 自衛隊漂流戦記(第3巻)
浜松春日著
イラスト:飯沼俊規
(アルファポリス:amazon:1,037円)
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大規模戦闘はなくなったけれど、元の世界に戻るメドもなく、マリースア王国に釘付け状態。補給がないため、燃料が尽きるまで約半年。陸海共に華のある戦闘を終えたので、この巻は陰謀めいた落ち着いた展開。教会、内地軍との対立、そして、相次ぐ召喚獣の襲撃と謎のダーク・エルフの存在。
いままでの所、パッとしたキャラがいない。海自では、蕪木艦長は優秀ではあるけどそもそも指令官なので、現場で大活躍する存在ではない。主席幕僚の加藤二佐はあまり有能ではないし、どことなく好きになれないキャラ。陸自の久世三尉は主人公なんだろうけど、マジメすぎて面白くない。その上官の板井一尉はいわれているほどにキャラが立っていないし、そもそも存在感がない。異世界側はまだキャラを揃えている段階なのか、魅力的なキャラはいないし目立った存在も少ない。レフィティスだけが、悪役としてかろうじて存在感を保ってはいたけど・・・あっけなくケリが付いてしまった。
この世界での活動資金と元の世界に戻るための情報を得るために「宝島」探し・・・。現代兵器によるチートな戦闘ばかりでなく、海洋冒険ものっぽい雰囲気は悪くないけど、内容はとてもチープだ。

BOOK「ルーントルーパーズ 自衛隊漂流戦記 2」

ルーントルーパーズ 自衛隊漂流戦記(第2巻)
浜松春日著
イラスト:飯沼俊規
(アルファポリス:amazon:1,037円)
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第1巻は古本だったけど、どうやら既に完結しているらしいので、この巻からはKindle版でササッと読むことにした。値段が高すぎるけど・・・。
継承帝国軍の奇襲を撃退し、陸自地上部隊を上陸させての被災地救援活動。ただし、地元との根回しもなく、活動はすぐに行き詰まってしまった。いきなりの戦闘だったため、後付けでいまさらながらの情報収集。・・・久世三尉、市之瀬二士の二名が神官のリュミを連れ、王都の街中に出た。リュミは自衛隊と行動を共にするキャラになるらしい。異世界ものとしては・・・定番のエルフと人魚が登場した。
10式戦車VSゴーレムは呆気なく砲撃だけで済んだけど、イージス艦VSレヴィアタン・・・魚雷や対艦ミサイルまで総動員での勝利だった。ここでも主力の兵器をかなり使用した。全弾打ち尽くしたわけではないだろうけど、いつまでこうした戦闘を維持できるだろうか? この設定では、途中で補給を受けられる可能性はないし、現地調達というのも難しい。

BOOK「ルーントルーパーズ 自衛隊漂流戦記 1」

ルーントルーパーズ 自衛隊漂流戦記(第1巻)
浜松春日著
イラスト:飯沼俊規
(アルファポリス:1,200円+税)
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PKFでアフリカに派遣されることになった自衛隊。海自の最新鋭イージス艦「いぶき」を旗艦に大型輸送船と補給艦2隻。本格的な戦闘を意識して、戦車や攻撃用ヘリを装備した陸自の地上部隊が乗船している。この戦闘群が丸々、異世界に召喚されてしまうという設定。異世界では、神聖プロミニア帝国がフィルボルグ継承帝国に滅ぼされた。プロミニアは絶滅を目前に召喚の儀式を行い、その結果が自衛隊の召喚だった。
自衛隊が最初に接触したのは、継承帝国から宣戦布告されているマリースア南海連合王国。国王との謁見中に継承帝国軍の奇襲を受け・・・巻き込まれての戦闘参加。前半は舞台背景の説明と、自衛隊が戦いはじめるまでの言い訳がつづいた。後半、ようやく本格的な戦闘になったけど、巡航ミサイルまで登場した。
元の世界に戻るためには、自衛隊は戦い続けるしかないようだけど・・・武器弾薬、燃料の補給がないまま、どこまで戦えるんだろう?

BOOK「ラエティティア覇竜戦記 2 持たざる者の剣」

ラエティティア覇竜戦記
2 持たざる者の剣

すえばしけん著
イラスト:津雪
(HJ文庫:648円+税)
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前巻あとがきの予告通り、幼女が二人になったけど・・・メインはヒカリだけ。ヒカリの出番はずいぶん増えた。
本来、トウヤは他国に降臨した神王であったが、放逐されてラウルス国に流れ着き、ここで神王となった。連れのヒカリの正体は、精霊竜であり、精晶炉の中の人だった。《黒の神王》率いるマグノリア国は脱落したので、今回は北の隣国、《蒼の神王》ユウリと司祭リナのティリア国。トウヤは、精霊竜を解放しようとしたが、決意を示すためにティリアの神王を討てと、難題をふっかけてきた。そこで交渉は失敗・・・。
結局、戦争にはならずに勝負は付くわけだけど・・・また賭博。賭博好きの神王という設定だけど、他作品『賭博師は祈らない』を読んだ後だと明らかに見劣りしてしまうな・・・。
大陸のすべてを制圧し、精霊竜をすべて解放して、たぶん、神々の遊戯をぶっ壊すところまでいく予定だったのだろうけど・・・残念ながら続巻は出ていない。