BOOK「理想のヒモ生活 12」

理想のヒモ生活(第12巻)
渡辺恒彦著
イラスト:文倉十
(ヒーロー文庫:amazon:612円)
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何がおもしろいのかはっきりしないまま、なんとなく読み続けて最新巻まで来てしまった。
フレア姫を側室に迎えるため、ゼンジロウは黄金の木の葉号でウップサーラ王国に旅だった。長い航海を経て、北大陸西部ズウォタ・ヴォルノシチ貴族制共和国ポモージエ港に寄港した。
港町での休暇中、待女のマルグレーテが孤児の少年から、同宿のヤン司祭に会わせてほしいと声を掛けられ・・・ヤン司祭に取り次ぐと、「北方騎士団」のポモージエ侵攻の危急を知った。・・・ポモージエ防衛にケリが付くまで足止めされるゼンジロウは、国交のない国でアンナ王女との外交的対応を迫られる。ズウォタ・ヴォルノシチ貴族制共和国内の路線を廻る権力闘争に巻き込まれる。
女王のヒモ生活に憧れてきた割に、ゼンジロウは真面目に外交的に配慮していたけど・・・今回はアンナ王女にしてやられた感じ。新たな情報・・・「白の帝国」とルクレツィアの話は伏線なんだろうな。でなければ、わざわざルクレツィアをこの旅に同行させた理由の説明が付かない。フレア姫を側室に迎える許可をもらいに行くのに、もう一人側室候補を連れて行くなんて非常識すぎるから。

BOOK「理想のヒモ生活 11」

理想のヒモ生活(第11巻)
渡辺恒彦著
イラスト:文倉十
(ヒーロー文庫:610円+税)
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プジョル将軍が「元帥」に、レガラド子爵フィデルが「宰相」に任命された。そして、ゼンジロウが公爵位を授かり「ビルボ公爵」になり、王位継承権二位となった。
「瞬間移動」の魔法は、既知の場所にしか飛べない。航海中あるいは停泊中の『黄金の木の葉号』のキャビンには飛べないんだろうか? ウップサーラ王国に到着後に飛べば、危険な公開を避けられるはず。そう考えると、着地用のプラットフォームを陸路で輸送させ、そこに飛べば未知の場所にも飛べるのではないか? もし、座標に対して有効なのであれば、部屋の内装をイメージする必要などないはずだし・・・。
付与魔法の魔道具化・・・ビー玉の量産化・・・精霊乙女召喚魔法・・・北大陸「教会」の動き・・・焦臭い方向に進みそうな気配の中、アウラが無事に女児ファナ(善乃)を出産し、ゼンジロウが北大陸のウップサーラ王国へ旅立った。双王国のルクレッティアまで同行して・・・。キャラ的に、ルクレッティアの存在が鬱陶しい。次の側室なら、ボナ王女でいいじゃないか。

BOOK「理想のヒモ生活 10」

理想のヒモ生活(第10巻)
渡辺恒彦著
イラスト:文倉十
(ヒーロー文庫:610円+税)
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ゼンジロウの双王国滞在が続いているので、表紙はこの巻もルクレッティア。前巻までの流れでは、痛々しいだけのキャラで、ぜんぜん魅力を感じないのだが・・・。
カープァ王国の暑さに参ったフレアが、魔道具を求めて双王国へ。帆船での航海のために「真水化」と「水操作」「風制御」の魔道具も欲しいところ。ただ、シャロワ王家ブルーの国王とゼンジロウは、前巻で距離が開いた状態。そこに、ビー玉の国産化目前という状況が加わり、この巻も外交的な話で展開していく。四公のうち二家の娘タラーイェとフィクリヤがカープァ王国行きを希望・・・またカープァ王国に滞在するヒロインが増えた。
フレアが「凪の海」という、曰わくがありそうな魔道具を手に入れた。故国ウップサーラ王国と「教会」との関係に影響するであろう遺物・・・北大陸での情勢変化が、なにがしかの影響をもたらすのだろうけど、これが今後の展開の柱だろうか?
ゼンジロウって、最近はヒモというより運び屋になってるな。

BOOK「理想のヒモ生活 9」

理想のヒモ生活(第9巻)
渡辺恒彦著
イラスト:文倉十
(ヒーロー文庫:600円+税)
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この巻の表紙はルクレッティア。表紙を飾るような存在だとは思わなかった。まさか、次の側室なのか?
双王国シャロワ王家のブルーノ国王と謁見したゼンジロウ。あいさつ早々、国王が突然の退位を宣言し・・・ゼンジロウは王位継承に巻き込まれてしまった。ゼンジロウの子種をめぐっての側室集団お見合いのような・・・選り取り見取りの状況。これがハーレム路線を狙うお話なら都合がいいんだろうけど、このお話は逆路線だからなぁ。
フランチェスコ王子が登場した時点で、今回の動きは仕込まれていたわけで、この巻はメインストリームの盛り上がりなのかも知れない。でも、魔道具ひとつのアイディアだけで簡単に乗り切ってしまった。女の子が5人出てきたから、後々の展開で何か起きるかも知れないけど。
今回、「双燃紙」改良版で、ファックスのような通信手段を実現したけど、「瞬間移動」の小型簡易版魔道具を作れば、手紙や小荷物だけなら相互に送れるようにならないだろうか。軍事利用も出来るし、世の中激変すると思うのだが・・・。

BOOK「理想のヒモ生活 8」

risounohimo_ziprar理想のヒモ生活(第8巻)
渡辺恒彦著
イラスト:文倉十
(ヒーロー文庫:600円+税)
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ここまで登場したカープァ王国の人材は、みんなそれなりに有能だし、上昇志向もある。それでも、王宮内の官僚組織が充実していないのは問題だ。「元帥」と「宰相」が不在という問題よりも大きい。主人公が活躍する余地を作るためには仕方がないんだろうけど・・・。
アウラが第二子を身ごもった。フレア王女は船の修理の指導のため、ワレンティアへ移動し、無事に修理を終えた。活動期になれば、故国に向け出発する予定。
ゼンジロウは「瞬間移動」魔法の発動に成功し、治癒魔法士を求めて双王国へと旅立つった。その護衛はプジョル将軍・・・将軍職就任を狙っているらしい。でも、プジョル将軍は悪いヤツではなさそうなんだが・・・。双王国のシャロワ王家の接遇役はロリキャラのルクレッティア・・・。微妙なキャラだな。
そういえば、案の定、ニルダが後宮の待女に採用されたけど、ぜんぜん登場しなかった。
時間も経過し、それぞれストーリーは動いているんだけど・・・この小説って本当に面白いのか?

BOOK「理想のヒモ生活 7」

理想のヒモ生活(第7巻)
渡辺恒彦著
イラスト:文倉十
(ヒーロー文庫:600円+税)
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ガジール辺境伯の領都に入ったゼンジロウ一行を迎えたのは、次女ニルダ・・・妾腹の元平民。ゼンジロウの待女になるんだろうなと想像が付いてしまった。
ナバラ王国の使節団が到着。ここでまた問題が起きるのだけど・・・非常に些細な問題をだらだらだらだらやっている。前巻と共通して、通信手段が限られた状況下でのことだけど、この話がつまらない解決策への布石なんていうことはないよな。
一方の王都。双王国のフランチェスコ王子とボナ王女、ずいぶん長居をしている。フランチェスコ王子は魔道具作りでは天才的ながら、だからこそというか、かなりの変人。「瞬間移動」どころか「付与魔法」の魔道具まで作ってみたいという野心を持っていた。こちらも火種としては十分。
ここまでなんの盛り上がりもなく、淡々とした流れ。いまさらではあるけど・・・この小説って本当に面白いのか?という疑問が頭に浮かんだ^^;; この先は、バラで古本を買い足していかないといけないんだけど・・・。

BOOK「理想のヒモ生活 6」

理想のヒモ生活(第6巻)
渡辺恒彦著
イラスト:文倉十
(ヒーロー文庫:600円+税)
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前巻から表紙がフレア王女。どうやら、次のヒロインらしい。やはりボナ王女は、ヒロインには成れないらしい。ゼンジロウがお土産を忘れるくらい、意識されていないようだし・・・。
プジョルは今後もいろいろからんでくるのだろうけど・・・プジョルとガジール辺境伯家長女ルシンダの婚姻。ゼンジロウが王家の代表として出席することが決まった。これに、パートナーとしてフレア王女が同伴したいと、善治郎に事実上の求婚をした。・・・造船技術と製鉄技術が手に入る。大陸間直接貿易が実現する。フレア王女のお輿入れは、カープァ王国にとって願ってもないこと。ウップサーラ王国にとっても、大陸間直接貿易が実現し、大型船舶が手に入る。フレア王女は、結婚後も自由に活動できる。それもゼンジロウが側室としてフレア王女を受け入れればのことだけど・・・ずいぶん潔癖だな。元の世界にだって、古今東西、一夫多妻制はあるし、ゼンジロウだって知識がないわけがないはずだけど、一度も考慮していないのはなぜだろう。
ゼンジロウはこの世界について見聞きしたいという好奇心が皆無。人間にも文化にも風土にも、何に対しても関心がない。ここまで、微妙に納得のいかないキャラという印象が続いている。