大田区立勝海舟記念館/旧鳳凰閣(清明文庫)(東京都大田区)


2019年9月7日にオープンしたばかりの博物館。
洗足池は、明治維新後に勝海舟が別邸を建てた地。海舟が池上本門寺の松濤園で西郷隆盛と面会し、江戸無血開城の相談をした折、通りかかった洗足池を気に入り、明治維新後にこの地に別荘を建てたのだとか。
海舟の死後、財団法人清明会が「清明文庫」として講堂兼図書館を建設。昭和初期の洋風建築で、戦後は学習研究社が所有し「鳳凰閣」と改名。2000年に国の登録有形文化財に登録され、2012年から大田区の所有となり、博物館として整備された。
咸臨丸の航海日記「掌記 二」や、江戸城の無血開城について福沢諭吉と論争した往復書簡「痩せ我慢の説」など、なかなかの展示品があった。咸臨丸で渡米した航海など映像展示などにもちからが入っていて見応えがあった。

東京工業大学博物館(東京都目黒区)


以前、東工大の博物館を調べたときはリニューアル工事か何かで休館中だった。再開したのは知っていたけど、駅に近いのでいつでも行けると思って、つい忘れていた。
東工大の歴史や、これまでの研究開発の業績などをコンパクトに展示している。
天下の東京工業大学の大学博物館ではあるけど、規模的にこんなものなのかと・・・。建物の立派さに期待したこちらの問題ではあるけど。
建築家・篠原一男が設計した百年記念館は、会議室などもある多目的な施設。博物館専用ではないけれど、外部から見に来る人にはとても不親切な印象を受けた。誘導サインなどひと工夫してほしい。ついでにいえば、HPの情報もわかりにくい。

旧新橋停車場 鉄道歴史展示室(東京都港区)国指定史跡


建物は鉄道開業時の旧新橋停車場の駅舎を再現したもの。明治時代に国家の威信をかけてつくった鉄道の起点駅らしく、かなり立派な建物。でも、内部のほとんどは「銀座ライオン」が入っていて、展示スペースはわずかしかなかった。常設展示は1階にちょっとあるだけで、メインは2階の企画展示。展示スペースは撮影禁止。
「明治150年記念 NIPPON 鉄道の夜明け」をやっていた。新橋~横浜間に日本で最初の鉄道が開業した1872(明治5)年当時、新橋のこのあたりまで海だったというのは驚き。そういう意味では、新橋~横浜間にはけっこう難所が多かったようだ。
西郷隆盛以下薩摩藩が鉄道整備に反対したため、三田の薩摩藩邸を避けて線路を敷かざるを得なかったという話があるけど・・・岩倉使節団で西洋文化を目の当たりにした大隈重信らに対して、居残り組みだった西郷隆盛との差というより、薩摩が日本の端っこにあって、鉄道の恩恵を得にくいという理由もあったんだろう。
印象としては、銀座ライオンだったけど、旧新橋停車場跡は国指定の史跡。

物流博物館(東京都港区)


JR品川駅からほど近いロケーションなので、いつでも行けると思って・・・何年も過ぎてしまった。品川駅って、乗り換え以外で利用することってまずないから。今日は一念発起で空き時間に立ち寄った。平日のせいか、ぜんぜん見学者がいなかった。
ここは、日本通運グループの協力を得て開設された博物館。中世から現代に至るまでの、ものの輸送に関連した内容が総合的に展示されている。さすが日本通運の資料という感じではあるけど・・・ワールドワイドな企業なのだから、最先端の物流について、もっと充実した展示が見たかった。

赤穂義士記念館/義士木像館(東京都港区)


泉岳寺にある赤穂浪士の資料館。赤穂事件は江戸前期の元禄年間の出来事だけど、意外なことに、浪士たちの遺品の実物がいくつか残されていた。戦争で焼けたり、大震災も乗り越えたということらしい。

講堂の2階、義士木像館には江戸時代終わりから明治二年までに制作された四十七士の木像が収められている。江戸時代の人集めのための手法だろうけど、たぶん、たくさんの人が見に来たのだろう。

入館は共通券で、大人500円。館内は撮影禁止。

台東区立下町風俗資料館(東京都台東区)


上野公園には毎年何度も足を運ぶし、この資料館の存在は知っていたけど・・・いつでも見られるという気安さと、展示内容にあまり期待していなかったので、いままで見ずにいた。今日はたまたま時間があったので、覗いてみた。
明治・大正・昭和の台東区を中心とした下町の姿を再現して、いろいろ資料や家財道具などを展示していた。展示内容に関しては、予想していたとおり。唯一目を引いたのは、上野公園で開催された勧業博覧会などの産業系イベントに関する資料の展示ケース。上野公園が日本初の博覧会会場だったということ・・・いまでいえば、東京ビッグサイトや幕張メッセといった感じ。
修学旅行の中学生で混雑していた。感心なことに、悪ふざけするような子もいなくて、けっこう真面目に展示を見ていた。

東京都美術館 ムンク展 共鳴する魂の叫び(東京・上野公園)


仕事の前に「ムンク展」を見た。予想以上に混雑していなかった。
オスロ市立ムンク美術館からの持ち出し展。あの有名な「叫び」は複数枚描かれていて、ムンク美術館所蔵の「叫び」は初来日なので、この1点に時間を集中して、かぶりつきで見てきた。確かに、自分がイメージする「叫び」とは微妙に違う気がした。どこのどの「叫び」がそのイメージの元になっていたかはわからないけど^^;
この「叫び」ほどパロディ作品が数多く作られた作品はないと思う。パロディ作品は良く目にするにもかかわらず、実物を見たのはこれがはじめて。感想は・・・思っていたより小さいことと・・・ごにょごにょごにょ。でも、作品との相性は良かった。もう一度来日することがあったら、また見に行くと思う。時間と体力の都合で、ムンクが他にどんな作品を描いていたのか、作風を知る程度にいくつか眺めて会場を後にした。