東京大学 農学資料館(東京都文京区弥生1)


東京大学本郷キャンパスの弥生側、農正門を入ってすぐ右側にある小さな史料館。農学生命科学研究科所蔵の資料のいくつかが展示されている。元はなんの建物なのかわからないけど・・・非常に狭い展示で、じっくり見ても15分といったところ。
中でも目を引くのが、渋谷駅前で銅像になっている「ハチ公」とその飼い主・上野英三郎に関するもの。ハチ公の飼い主・上野英三郎が東京帝国大学の農業土木の教授だったから・・・ハチ公が東大で解剖され、臓器が標本化され、ここに展示されているわけだけど・・・。毛皮は、上野の国立科学博物館で剥製標本にされ、常設展示されている。なぜ、臓器と毛皮が泣き別れになってしまったのだろう?
史料館の迎え側には、上野英三郎とハチ公の像が置かれている。ハチ公と飼い主が仲良く揃っている姿はここでしか見られないのではないかと思う。

陸上自衛隊広報センター(りっくんランド)(東京都練馬区大泉学園町)


10年以上にわたって、東武東上線に乗る度、いつかは見に行こうと思っていた「陸上自衛隊広報センター(りっくんランド)」にようやく行くことができた。最寄り駅が和光市駅で、陸自の朝霞駐屯地にある施設なので、埼玉県だと思っていたら・・・住所的には練馬区だった。

あくまでも、陸上自衛隊の広報センターなので、いわゆる博物館ではないのかも知れないけど・・・退役した対戦車ヘリコプター「AH-1S」や「90式戦車」「10式戦車」などを展示しているわけだから、展示されているものはある意味で博物館そのもの。まあ、現役バリバリの最先端の兵器が展示されていたら、税金の無駄遣いと批判されたりするんだろう^^;; 10式戦車は現役だからなのか、一応、触れないように結界らしき囲みの中に置かれていたし・・・。

日本にはいわゆる博物館がたくさんあるけど、軍事や兵器を展示しているところは極端に少ない。わたしは、「戦争は悪だ」という考えを否定はしないけど、見たくないものは隠してしまえ、見たくないものはなかったことにしてしまえという考え方には組しない。戦国時代の火縄銃や日本刀は文化遺産で、近現代兵器は存在しないことに・・・これは、日本の良くないところだと思う。
まして、自衛隊は日々日本の国土を守り、災害時には文字通りに人命を守るために活動している。そういう自衛隊の存在と活動を広く啓発普及していくことは、税金の正しい使い方だと思う。

東京都美術館 ゴッホ展 巡りゆく日本の夢(東京・上野公園)

チケットをいただいたので、混雑覚悟で見に行った。ゴッホより、北斎の方を見たかったけど、頂き物のチケットなので仕方がない。めずらしく雨が降っていない日に来たので、入場まで30分待ち。さすがに、ビッグネームのゴッホという感じ。まあ、最近は雨が降っても降らなくても、あまり混雑具合には関係ないような気もするけど。
会場内を網羅的に見て回るほど体力も熱意もないので、とにかく人気がありそうな感じで混雑している作品にじわじわと接近して、迷惑にならない程度の時間かぶりついて次に移動という作戦。当たり外れはあったけど、2時間かけて8点ほど見てきた。でも、やはり、事前にWebサイトで作品リストをチェックしておくべきだった。日本人の印象派好きをかなり甘く見ていた^^;;
通常、こういう混雑して満足に見て歩けないとき、図録を買って、家でのんびり見ようという気になるんだけど、ゴッホクラスになると図録を買わなくても画像ならいくらでも見られるので、結局図録は買わなかった。

港区立港郷土資料館(東京都港区芝5)


仕事で外出中、ちょっと時間ができたので、JR田町駅で途中下車して立ち寄ってみた。駅からすぐなので、とっても行きやすい。図書館の4Fだけのコンパクトな展示で、真剣に見ても15分もあれば見終わってしまう規模。入館は無料だけど、日曜日と祝日が休館なので、仕事のついでに立ち寄るしかない。
実際に自分の目で見るまでは、都心の港区の「郷土」ってどういう内容なのかとも思ったけど、伊皿子貝塚のはぎ取り展示が中心。伊皿子貝塚はかなり長い期間にわたって使われた規模の大きな貝塚らしく、縄文前期から平安時代までの遺物が出土したという。江戸時代から幕末維新の展示もいくつかあったけど、もう少し何か目玉が遭っても良いのではないかというのが感想。

東京農工大学科学博物館(東京都小金井市)


東京農工大学小金井キャンパスにある科学博物館を見学してきた。東京農法大学は、内務省勧業寮内藤新宿出張所農事修学場にはじまる東京農林専門学校と、内務省勧業寮内藤新宿出張所蚕業試験掛にはじまる東京繊維専門学校のふたつの組織が合体してできた国立大学。この科学博物館は、かつての繊維学部の博物館をベースにしているため、養蚕や生糸、紡績・紡織に関する展示が充実している。
明治時代、養蚕による生糸輸出は、日本の富国強兵・殖産興業政策の原資となった外貨を大量に獲得した花形産業だった。にもかかわらず、養蚕に関する展示施設は、いまの日本には数えるほどしかかないので、ここは貴重な存在だと思う。

東洋文庫ミュージアム 企画展 モリソン文庫渡来100周年 東方見聞録展 モリソン文庫の至宝(東京都文京区本駒込2)


東洋文庫は膨大な古書のコレクションを持つ東洋学の研究機関だということは知っていたけど、博物館として一部を公開していることは知らなかった。数日前、偶然にネットでこの「東方見聞録展」がヒットして、公開していることを知った。で、たまたま近くまで出かけたので、ついでに見学してきた。
夏休み中ながら、チビッコはいないし、ぜんぜん混雑していなくて、ゆっくりしっかり見ていられた。やっぱり博物館はこうじゃないと^^
マルコ・ポーロの「東方見聞録」の企画展だと思って行ったけど、「モリソン文庫」全体の紹介がメインで、東方見聞録のコーナーは一部に過ぎなかった。異なる言語の東方見聞録がたくさん並んでいたけど、まあ、東方見聞録だけ並べて見ても仕方がないわけだった^^;
それよりも、うわさに聞いていたモリソン文庫そのものが予想以上にすごかった。東洋文庫の創設者・岩崎久彌が1917年に購入したコレクション「モリソン文庫」。よくぞこれだけのコレクションが、今日まで災害や戦争を乗り越えてきたものだと思う。