BOOK「戦闘員、派遣します! 3」

戦闘員、派遣します!(第3巻)
暁なつめ著
イラスト:カカオ・ランタン
(角川スニーカー文庫:amazon:603円)
※Kindle版を購入

秘密結社キサラギから戦闘員六号に出された新たな指令は、侵略の拠点となる要塞の建設。アンデッド祭りの準備やら要塞の建設やら、いままでのアジトが爆発したりと、話がとっちらかっていて非常に読みにくい。
ゾンビや蛮族、さらに森の植物などと戦いながらの要塞建設は難航。六号たちは、公園でテント暮らしのホームレス状態・・・。アンデッド祭りが近づき、街中にゴーストが憑依した着ぐるみが見られるようになった。その中に潜んで、悪魔四天王の一人・炎のハイネが、男の娘メイドに身をやつした水のラッセルの奪還に来たが袋叩き。・・・アンデッドの動きに不穏なものがあるという話だけど・・・。
随所に『このすば』の残骸のようなものが出てくる。『このすば』の猛烈な劣化版を読んでいる感じが最後まで抜けなかった。
次は幹部が一人やってくるらしいけど・・・これ以上ヒロイン増やしてどうしようというのか?

BOOK「ストライク・ザ・ブラッド 20 再会の吸血姫」

ストライク・ザ・ブラッド
20 再会の吸血姫

三雲岳斗著
イラスト:マニャ子
(電撃文庫:amazon:632円)
※Kindle版を購入

第四真祖の十二番目の眷獣を封印した十二番目のアヴローラが復活した。これで第四真祖の眷獣がすべて揃い、「領主選争」を収束させるのだろうと思いながら読んでいたら・・・中途半端にラブコメ要素を織り交ぜた、緊張感のないシーンがダラダラダラダラ。キャラ総動員した割には、ストーリーもよれてるし・・・よく分からない「領主選争」だな。前巻あたりから、なんとなく三雲岳斗らしくない。体調でも悪いのだろうか?
吸血王がすべての真祖を集め、領主選争をはじめた目的は「焰光の宴」を再び起こすこと。それとは別に、MARにも思惑が・・・。地域住民を皆殺しにする「焰光の宴」か、アヴローラを殺して十二番目の眷獣を獲得するかの選択・・・結局は、第三の選択肢をとったわけだけど、この展開は予想外だった。
でも、ひとつはっきりした。「領主選争篇」は完結への流れではないということ。

BOOK「スコップ無双 2 「スコップ波動砲!」( `・ω・´)♂〓〓〓〓★(゜Д ゜ ;;;).:∴ドゴォォ【電子特典付き】」

zip_rar_スコップ無双 2
「スコップ波動砲!」( `・ω・´)♂〓〓〓〓★(゜Д ゜ ;;;).:∴ドゴォォ【電子特典付き】

つちせ八十八著
イラスト:憂姫はぐれ
(MF文庫J:amazon:603円)
※Kindle版を購入

続巻が出るのか微妙だろうと思っていたけど、意外に早く出版された。
アランに救われたユリアは「水の巫女」から「すこ巫女」になった。でも、ユリアを残して旅は続く。
次の目的地は氷の国シレイジア。スコップで山脈にトンネルを掘りシレイジアにたどり着くと、何もかもが凍っていた。そして、スコップでアランが氷の賢者リーズフェルトを救った。
死霊魔法師レイストールを倒したけど・・・レイストールの背後には、リティシアを罠にはめた上級悪魔の宰相ゼルベルグがいた。そういえば、元々はそういう設定のお話だった、ような気がすこっぷ。ただ、「情報戦」「情報隠匿」という単語が出てきたので、もしかすると・・・これがオチにつながりそうな気がすこ。
次は海の国ラクティア共和国にあるグリーンオーブ。誘拐されていた貴族の令嬢ルクレツィアを助け・・・次のすこっぷ被害者になるのだろう。
すこ読みにくさに馴れてしまえば問題はない小説だけど・・・根本的に、この先を読む必要があるのか、すこっぷ疑問だ。

BOOK「埼玉県神統系譜」

埼玉県神統系譜
中村智紀著
イラスト:shimano
(小学館ガガガ文庫:593円+税)
※古書を購入

「名古屋もの」に代表されるような・・・埼玉をネタにした、残念な県民による残念な県民のための残念な自虐ネタのお話かと思ったら・・・冒頭の数ページはそういうネタだったけど、普通の田舎を舞台にしたご当地色のないお話だった。
埼玉県の片田舎のとある地方都市。白狼神社の息子・立花孝介は、高校から進路希望届けの提出しようとして、神社の経営状況が思わしくないことを知った。翌日、狼の面を付けた少女・・・神社の神様・雪花狼が現れ、いきなりぶっ倒れた。信仰が弱まり、神力が衰えているという。神社に寄せられる願い事を叶え、信仰を取り戻していこうという・・・マジか?と疑いたくなるほどベタな初期設定。
最初に取り組んだのは、夏が暑すぎるからなんとかしてくれと言うお願い。叶えてくれる神様がいるなら、わたしも本気で祈りたいものだけど・・・。そのために近くの山に登って神様にお願いするという流れだけど・・・この作者、登山に関しては全くの素人だな。
結局、埼玉県という設定はなにひとつ内容に反映されていなかった。コノヤマサクヤヒメは出てきたけど、「系譜」というほど神様も出てこない。

BOOK「スコップ無双 「スコップ波動砲!」( `・ω・´)♂〓〓〓〓★(゜Д ゜ ;;;).:∴ドゴォォ【電子特典付き】」

スコップ無双
「スコップ波動砲!」
( `・ω・´)♂〓〓〓〓★(゜Д ゜ ;;;).:∴ドゴォォ
【電子特典付き】

つちせ八十八著
イラスト:憂姫はぐれ
(MF文庫J:amazon:583円)
※Kindle版を購入

テレビCMを見て気になり、調べてみたら、問題作『ざるそば(かわいい)』の作者の新作だった。
国で唯一の宝石鉱夫であるアラン。鉱山を掘り始めて100年目に、スコップからビームが出た。以来、老いることもなく、屈強なまま数百年が過ぎ・・・坑道を広げ地下深く進み、やがて地獄につながり、悪魔の宮殿に出た。ビームで悪魔やドラゴンを倒し、数百年間宝石を掘り続けた。1000年目、256年ぶりに地上に出て、スコップ《波動砲》で、リティシア王女を救った。リティシアは草原の国ロスティールの王女で、悪魔の宰相に国を乗っ取られ、逃亡してきたところ。そしてアランの後継者を対価として、王女と鉱夫のオーブ探しの旅がはじまった。
早い話、「世界の理を無視する」ことによって、チートなスコップ技を獲得したアランと、早とちりで思い込みがスコップ激しいリティシアの掛け合いで成り立っているお話。あるいは、リティシアのおつむがスコップおかしいだけのこと。「ざるそば」が美少女そのものだったりする設定よりはスコップ常識的。それに、「スコップ」の用法がダジャレや単語の置き換えばかりだし、かつてのノリピー語にも近い。そもそも、鈍器として使えるスコップがチートで万能な道具というのは、スコップわかりやす過ぎる。その分、読者も付いて来やすそうだから、続巻が出るらしい。

BOOK「戦闘員、派遣します! 2」

戦闘員、派遣します!(第2巻)
暁なつめ著
イラスト:カカオ・ランタン
(角川スニーカー文庫:amazon:583円)
※Kindle版を購入

グレイス王国に居残った六号とアリス。この惑星に来て2ヵ月が過ぎ、計10人の怪人・戦闘員が派遣されてきたけど・・・六号は傭兵として王国にも雇われ、以前と同じメンバーの小隊を率いている。魔王軍との休戦は終わったけれど、本格的な戦闘は行われていない。
腹黒い王女ティリスの要請で、外交団の護衛として隣国トリスへ。・・・そこで魔王軍幹部のハイネと鉢合わせ。六号がしでかした不始末が原因で、トリス王国と戦争状態になってしまった。
アンドロイドのアリスに、魔法などオカルトをかたくなに信じないという属性が追加され、ようやくキャラが立ってきた。ゼロはいいとして、スノウとティリス王女の腹黒さが今イチ立ってこない。六号のゲスさも小者すぎるし・・・。グリムに至っては存在感がなくなってしまった。・・・これが処女作らしいけど、『このすば』よりはいろいろ荒削りな部分が目立つ。キャラはともかく、古代文明の伏線はこの巻で活かされている。「悪行ポイント」による物資の補給というのも、現代兵器の無制限投入というチート状況を制限する設定だろうけど、今イチ活かされていない。
巻末に「スペシャルコラボ短編『この素晴らしい星に祝福を!』が収録されていた。アクセルの街にも、悪の結社キサラギは侵略の手を伸ばそうとしていたらしい。

BOOK「戦闘員、派遣します!」

戦闘員、派遣します!
暁なつめ著
イラスト:カカオ・ランタン
(角川スニーカー文庫:amazon:583円)
※Kindle版を購入

amazonでラノベを検索していると、しきりに表示されていた。どうやら、「このすば」の作者の新シリーズだからということらしい。そういうことなら読んでみようかという気になった。あとがきによると、「このすば」の前に書いた小説とのこと。
悪の組織・秘密結社「キサラギ」が世界征服を果たそうとしていた。征服後の新たな侵略地を探すため、古参の戦闘員六号が、支援アンドロイド・アリスと共に地球外の惑星に転送された。という、科学をベースにしたい世界転生もの。・・・任務内容は拠点確保と転送装置の設置、そして現地の調査。
転送先の近くにあった城塞国家グレイス王国・・・グレイス王国には、古代文明のアーティファクトとして朽ち果てた戦車などがあり、いわゆる異世界ファンタジーの世界とは少し違う感じ。王国は魔族の国と戦争中で、六号はトントン拍子に騎士として採用され、隊長としてスノウ以下、ゼロ、グリム・・・問題児ばかりを押しつけられた。暁なつめの小説だから、クズのようなキャラばかり^^;; でも、悪の組織の一員だから、堂々としたクズで当たり前。
結局、悪の結社なのか正義の味方なのかはっきりしないけど・・・なんとなく超ブラック企業の社畜がちょっと融通効かせてがんばっているという感じだろうか。