BOOK「PSYCHO-PASS サイコパス(上)」

PSYCHO-PASS サイコパス(上)
深見真著
(角川文庫:640円+税)
※古書を購入

初期のお話を思い出そうと思って読みはじめたけど・・・あることを、すぐに思い出した。かなり昔、店頭で手に取りパラパラと中を確認して放り出した小説だということを。買ってしまったからがんばって最後まで読んだけど・・・大人の図体をした小学生の作文を読んでいる感じというか・・・。
でも、上巻だけでもアニメ第1期の内容を思い出すのには役立った。若干の加筆はあるようだけど、背景や設定、登場人物はそのまま。ストーリーもアニメをなぞっただけの内容だろう。なんとなく後半部分も思い出せたから、当初の目的は最低限果たせた。小説として楽しめるレベルではなかったので、下巻まで読む必要は全く感じない。上巻しか売っていなかったからだけど・・・下巻まで買わなくて良かった。

BOOK「真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました 6」

真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました(第6巻)
ざっぽん著
イラスト:やすも
(角川スニーカー文庫:amazon:614円)
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レッドたちが暮らすゾルタンに、ヴェロニア王国のサリウス王子が軍船で押しかけ、人捜しのために戸籍台帳に相当する教徒台帳の提出を要求した。受け入れるか拒否するか、ゾルタン首脳陣と教会が対応に苦慮する中、B級冒険者ルーティが対応を仕切ることになった。
サリウス王子の裏には妖精海賊団のリリンララがいて、王国が正式に動いているのではないことが判明。さらに、サリウス王子の狙いが、ゾルタンの守護者ミストームであることを突き止めたレッドたちは、どっぷりと事態の中心にはまり込んでいく。住んでいる国ごと事件に巻き込まれてしまえば仕方がないことではあるけど、スローライフを満喫しようとする人間とはとても思えない動きだ。やっぱり、レッドはリゾート地に遊びに出かけても、することがなくてウロウロするタイプのようだ。

BOOK「真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました 5」

真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました(第5巻)
ざっぽん著
イラスト:やすも
(角川スニーカー文庫:amazon:634円)
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勇者を辞めたルーティは、ティセと共にゾルタンに住みはじめた。これでのんびり暮らしていけるのかと思ったら・・・リットに結婚指輪を贈ろうと、「世界の果ての壁」のジェムジャイアントから宝石を譲り受けるために出かけることになった。メンバーはレッドとリット、ルーティ、そして成り行きでドワーフのモグリム。
タイミング悪く、入れ違いに、逃亡した錬金術師ゴドウィンから情報を得たヤランドララが、ゾルタンにやって来た。そして、元市長のミストーム、ティセと共にレッドとリットを追う・・・。
森の中のズークの村からジェムジャイアントの集落へ。しかし、宝石の鉱山に道の魔物が出現し、宝石が採れなくなっていた・・・。
レッドはのんびり暮らしたいと願ってはいるけど、基本的に怠け者ではない。しかも主人公だし、自分から事件の中に飛び込んでいく。何もしない時間を楽しむコツをもっと身につけるべきだな。でも、次の巻はミストーム関係の事件が向こうからやってくる感じ・・・らしい。

BOOK「真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました 4」

真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました(第4巻)
ざっぽん著
イラスト:やすも
(角川スニーカー文庫:amazon:614円)
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リットとティセ、レッドとダナンがルーティのいる古代エルフの遺跡へ向かっているとき、アレスはダナンに化けた魔王軍の将軍シサンダンが、レッドの薬屋に押し入ったが空振り・・・遺跡へと向かった。アレスが悪役なのはいいとしても・・・賢者とは思える愚かさ。あまりにもアンバランスすぎじゃないか? ・・・ルーティを『勇者』で居続けさせようとする仲間と魔王軍の将軍シサンダンに対するルーティ、レッド、リットたちの激突。・・・この世界の加護と信仰には何かからくりがありそうだ。
結局、ルーティは勇者を辞め、あくまでも一人の少女ルーティとして生きていく道を選んだ。ダナンは残って入院したけど、テオドラは去って行った。ルーティとティセはゾルタンに残り、農園を購入して薬草栽培をはじめた。
結局、ルーティの勇者パーティは解散し、多くがゾルタンでスローライフをすることになった。そんなところに、もう一人のかつての仲間、ヤランドララがやってくる。

BOOK「真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました 2」

真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました(第2巻)
ざっぽん著
イラスト:やすも
(角川スニーカー文庫:amazon:338円)
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自分を追い出したグループが、その後も何事もなく続いていくのは、ある意味では悲しい。自分の存在意義がなかったことの証しだから。その意味で、レッドの抜けた勇者パーティの混乱は、レッドの存在意義を示しているけど・・・本人はその状況を知らない。でも、辺境の土地で幸せに暮らしている。
ゾルタンでは悪魔の加護の薬が問題化していた。中毒症状で暴れ、死人までではじめた。少年アルをめぐって、サウスマーシュ区の盗賊ギルドのビッグホークやら、デーモンやらが絡んできて、レッドとリットの平穏な暮らしを脅かしてきた。さらに、ギデオン(レッド)の捜索に出た勇者パーティのダナンがゾルタンに姿を現し・・・。
勇者パーティの賢者アレスは愚か者過ぎるけど・・・チンピラ冒険者だと思っていたアルベールの方が人を見る目がありそうだ。
レッドとリット、幸せそうなバカップルではあるけど、主人公だから周囲が放って置いてはくれない。

BOOK「小市民シリーズ 5 巴里マカロンの謎」

小市民シリーズ 5
巴里マカロンの謎

米澤穂信著
(創元推理文庫:amazon:585円)
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なんと、11年ぶりの続巻が出た。世界の大都市を冠にしている4編を収録。
「巴里マカロンの謎」は、小佐内さんに連れられ、小鳩くんが学校帰りにマカロンを食べに行き・・・古城秋桜という少女と知り合った。2016年に発表されているから、スマホはあったはず。でも、スマホで写真を撮ってその場でSNSにアップというシーンが描かれていない。
「紐育チーズケーキの謎」は、二人で古城秋桜の通う中学校の文化祭に行くお話。どうやら古城秋桜は1度きりのキャラではないらしい。
「伯林あげぱんの謎」は年の終わりが見えてきたある日。新聞部でのこと。今回はほとんど登場しなかった小佐内さんが被害者であり犯人でもあるお話。
「花府シュークリームの謎」・・・「花府」は「フィレンツェ」のことか。年が明けて3学期。これも秋桜にお話。
日常系で死体が出てこない推理ものだけど・・・やはりそれなりの事件には遭遇している。カフェでお菓子に指輪が混入していたり、暴力沙汰を犯した柔道部に絡まれるとか、普通の小市民は遭遇したりしない。
どのお話も小鳩くんと小佐内さんが1年生の時のこと、時間軸は『秋期限定』の前のお話だから、同じように時間軸に挿入する形で他にも続巻が出る可能性がある。そして、このシリーズの最終巻は、やっぱり『冬期限定』になるんだろうなと思う。

BOOK「ストライク・ザ・ブラッド 21 十二眷獣と血の従者たち」

ストライク・ザ・ブラッド
21 十二眷獣と血の従者たち

三雲岳斗著
イラスト:マニャ子
(電撃文庫:amazon:644円)
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第四真祖の力を手放し、ただの人間に戻った古城・・・こういう状況は完結時のものだと思っていたけど、きっと、予想も付かないすごい結末があるのだろう。
古城の眷獣がアヴローラに移り、アヴローラが新たな第四真祖となった。しかし、アヴローラは、MAR総帥シャフリヤル・レンが召喚した異境に堕ちてしまった。レンからアヴローラを救出したいが、古城にはその力がない。そこに、第一真祖キイが手を貸すことになった。必要なのは「血の伴侶」が12人・・・吸血王の眷獣12体を従えるための12人。
これって、ハーレムを合法化するような設定だけど、やっぱり完結の方向なんだろうな。獅子王機関の雪菜と紗矢華、唯里、志緒、太子局の霧葉、攻魔局の優麻、そして夏音といった、古城に吸血されたことのある女の子たちをかき集め、さらに南宮那月とアスタルテ、リディアーヌ、結瞳、もちろん浅葱、凪沙、カス子、アルディギア王家の王女ラ・フォリアまで参戦しての総力戦。第三真祖ジャーダ、第二真祖アスワドグールまで登場するフルキャスト。
「天部」のむかし話と人類との戦い、「真祖」の誕生といった謎も明かされた。まあ、完結する前にはっきりさせておくべきことなんだろうけど・・・辻褄は合っているなというのが感想。