BOOK「ゴブリンスレイヤー」

ゴブリンスレイヤー
蝸牛くも著
イラスト:神奈月昇
(GA文庫:630円+税)
※古書を購入

ついバラ買いで第1巻だけ古本を買った。最弱のモンスターと言われる「ゴブリン」退治を専門とする、ちょっと特殊な冒険者ゴブリンスレイヤーと駆け出しの冒険者となった女神官の物語。牛飼娘やギルドの受付嬢を含めて、みな名前がない。
初めてのゴブリン退治で、駆け出しパーティが全滅し、女神官だけがゴブリンスレイヤーに救出された。そして、共にゴブリン退治をするようになった。
ハイエルフの妖精弓手、ドワーフの鉱人道士、リザードマンの蜥蜴僧侶の依頼を受け、エルフの持ち近くのゴブリンを退治に向かうことに・・・。ストーリーはアニメと同じ。次いで、ゴブリンロードとの戦い。アニメでは完結のエピソードだった。
アニメを見たときから、気になったことがある。冒頭、新米パーティがゴブリンの群にやられるのは良いとして、ベテランの冒険者すらゴブリンを軽く見て相手にしないのはなぜだ? ギルドは貢献度まで判定しているらしいけど、ゴブリン退治の評価が不当に低すぎるのではないか? ゴブリンは厄介だからと、スルーしている冒険者がいるというのに・・・。

BOOK「ゲーマーズ! 12 ゲーマーズと青春コンティニュー」

ゲーマーズ!
12 ゲーマーズと青春コンティニュー

葵せきな著
イラスト:仙人掌
(MF文庫J:amazon:644円)
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前巻のあとがきで予告されていた最終巻がちゃんと出てホッとした。ラブコメとしては完結しているのだけど・・・。
前巻、景太がわかめを振って友だち付き合いを確定させた。そして景太と天道さんが、ようやく正式に交際を始めた。ところが、初日からガチでケンカ。その原因は、子供にはじめてプレイさせるゲームは何が良いかでの意見の相違。まあ、結局はただのバカップルなんだけど・・・チアキの妹・心春も振ってケジメを付けるつもりが、わかめやアグリとの関係性も今までとぜんぜん変化がない感じ・・・。
「シュピュール王国」・・・かつて景太とアグリのキス未遂事件で全員にトラウマのある場所。ここで景太と天道さんがデートしようとするが・・・。いつものメンバーがそれぞれカップルや姉妹、親子で登場し・・・真音さんと一緒だった美衣ちゃんが迷子になり・・・。でも、真音によるゲーム同好会の「遭遇トラブル」を潰す裏方企画・・・「すれ違いの神様」を殺すという「神殺し」がシリーズ最後の結末だった。
<完結>

BOOK「吸血鬼に天国はない」

吸血鬼に天国はない
周藤蓮著
イラスト:ニッツ
(電撃文庫:amazon:612円)
※Kindle版を購入

『賭博師は祈らない』の周藤蓮の新作。イラストも同じ組み合わせでニッツが担当している。
たぶん、第一次世界大戦後のアメリカ、禁酒法の時代が舞台。ある日、運び屋のシーモア・ロードが運んだ積み荷は、マフィアから逃げようとする美しい一人の少女・ルーミー。でも、配達直後に銃撃され、無惨な死体になってしまった。タイトルが示すとおり、吸血鬼なので死なないわけだけど・・・二人は一緒に暮らすようになる。
・・・周藤蓮って、前作に続いて微妙な世界観を突いてくる。新作のヒロインは、純情可憐で可愛げがある。情報屋にして煙草屋で、妹キャラのフランもいる。出版社から何か入れ知恵でもされたのだろう。
でも、ルーミーの後ろ盾であるマーダー・インクという組織が明かされ、吸血鬼という存在が恐怖を持った存在に・・・。まあ、同棲なり結婚なり、女性と一緒に暮らしはじめるとこういう恐怖は感じたりするけど^^;;
「こんな私に、あなたがしたのに!」・・・考えようによっては、この本の中でいちばん恐ろしい言葉だ。

BOOK「この素晴らしい世界に祝福を!エクストラ あの愚か者にも脚光を! 5 白き竜との盟約」

この素晴らしい世界に祝福を!エクストラ
あの愚か者にも脚光を! 5 白き竜との盟約

昼熊著
イラスト:憂姫はぐれ
原作:暁なつめ
キャラクター原案:三嶋くろね
(角川スニーカー文庫:amazon:603円)
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セレナが出てきたので、本編第15巻と並行した時間軸のお話。
ギルドの緊急クエスト・・・「宝島」こと神獣の玄武がアクセルの近くに現れた。おかげでダストの懐もあたたまったけど・・・お金があってもやることは同じ。そんなダストの前に、突然幼女が現れた。・・・昔のダストを知る幼女フェイトフォー。
人間のクズにもかかわらず、ダストはかいがいしく幼女の面倒を見、幼女にお腹いっぱい食べさせるためにクエストまで受けはじめた。・・・ゆんゆん、ロリサキュバスが助っ人でも良いけど、キースとテイラーはスピンオフでちゃんと登場させてもいいように思うけど・・・。
ダストがアクセルの街で冒険者になる以前の秘密は既に明かされているけど・・・フェイトフォー・・・騎士時代のライン・シェイカー(ダスト)の相棒は、しばらく、アクセルでダストと共に過ごすらしい。

BOOK「コップクラフト 6 DRAGNET MIRAGE RELOADED」

コップクラフト(第6巻)
DRAGNET MIRAGE RELOADED

賀東招二著
イラスト:村田蓮爾
(ガガガ文庫:574円+税)
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表紙のイラストがスクール水着姿のティラナだったので、ぬるい内容の巻なのかと心配したけど、相変わらずハードな刑事ものだった。
市長選挙の有力候補が射殺された。第1巻で取り逃がした魔法使いゼラーダによる犯行らしい。さらに、第3巻で逮捕できなかった対立候補のノーバムまで暗殺された。犯行に使われた拳銃を手がかりに、マトバたちは捜査を進める・・・。
暗殺をきっかけに、地球人とセマーニ人が対立を深め暴動にまで発展。その状況を目の当たりにして、ティラナにも苦悩が・・・。
ゼラーダとの因縁はこれで決着を見た。他にもたくさん死んで、ほとんど完結のような感じだで・・・アニメ化の原作はここまで。でも、ティラナの兄の伏線が残っているし、原作はまだ続くのだろう。
あとがきというか、仮想対談のようなボーナストラックが毎回あるけど・・・80年代の海外ドラマなんて興味がないので、ぜんぜんピンとこない。高校生くらいの世代にも伝わるとは思えないんだけど、読者の想定年齢がかなり高いのだろうか?

BOOK「コップクラフト 5 DRAGNET MIRAGE RELOADED」

コップクラフト(第5巻)
DRAGNET MIRAGE RELOADED

賀東招二著
イラスト:村田蓮爾
(ガガガ文庫:574円+税)
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マトバが平和維持軍に従軍していたときの兵士が怪死した。狼に引き裂かれたバラバラ死体・・・直後、マトバたちが見えない狼に襲撃された。さらにその後もマトバ戦友たちが同じように殺される事件が続き、同一犯による犯行と思われた。共通して残されたメッセージ「イオタの怒り」。
前巻のドタバタコメディとは打って変わって、本来のハードな刑事ものに戻った。事件そのものもハードで、ティラナも入院するほどの負傷を負ったりして散々な感じ。
オニールとケニー、二人の情報がいろいろと役に立っている。なんだかんだいってレギュラー的存在で憎めない。ドリーニにもかかわらず、ケニーには、ティラナが珍しく好感を持っている。オニールのハチャメチャパーティは好きだったんだけどなぁ。今回はそういうシーンはなかった。

BOOK「コップクラフト 4 DRAGNET MIRAGE RELOADED」

コップクラフト(第4巻)
DRAGNET MIRAGE RELOADED

賀東招二著
イラスト:村田蓮爾
(ガガガ文庫:571円+税)
※古書を購入

情報屋からのたれ込みで、麻薬密輸現場を押さえようとしたマトバ。しかし、地元警察の不手際で犯人を取り逃がしてしまった。ここでティラナが、石川五右衛門の斬鉄剣ばりの剣技を見せた。飛行機を真っ二つとはいかなかったけど。その夜、マトバが寝ている間に、押収品に含まれていた魔道具のせいで、ティラナと猫のクロイの意識が入れ替わってしまう、およそ刑事物とは思えないお話。ラブコメにはよくある展開だけど・・・。
でも、さすが賀東招二というべきか・・・らんちき騒ぎの後の死人もどき、クロイとセシルを巻込んでのゴミ処理施設でドタバタはなかなか面白かった。
ティラナの幼稚化が進んで・・・小説のトーンが変わってきた。ちょっと首をかしげざるを得ない。まさかとは思うけど、そのうち、ティラナのドSでワガママな妹なんかが登場するんじゃないかと心配だ。