BOOK「かみこい! 2 ずっとずっと とれません」

かみこい!
2 ずっとずっと とれません

火海坂猫著
イラスト:がおう
(MF文庫J:amazon:324円)
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どうしようかと思いつつ、324円で売られていたので、つい第2巻まで買ってしまった。続巻が約束されていないラノベで、最も真価を問われる第2巻。
旭を中心に、蒼媛と風歌の三角関係というか共存関係がベース。紅葉は中核ヒロインにはならず、サブヒロインに落ち着いた。で、この巻の新キャラは・・・「神殺し」の本家から差し向けられた神樹焔。旭が婚約者として焔を迎え入れるか、旭が死ぬか、蒼媛が死ぬかの三者択一を迫るという展開。設定だけは、前巻からきれいにつながる流れだけど・・・序盤の段階で、焔の挙動がぶれて・・・いちゃいちゃ展開になるのか・・・あるいは戦いになるのか。本筋がそういうお話だから仕方がないけど、最後がどうなるかは推して知るべし。
ラブコメ的な側面ではなく、ストーリーの本筋での綾瀬さんの存在感がすこし増してきて、「人類の天敵」とはなかなかすごい存在^^; 本当は国家公務員だけど。
第2巻になって、全く別の小説になってしまうことが多々あるけど・・・このお話は、旭と蒼媛、風歌の三人がべったりいちゃつく状態が続く限り、物語が変質してしまうことにはならないんだろうな。だけど、この状態が続いたからといって、面白いわけではないんだけど・・・。

BOOK「ゲーマーズ! 9 雨野景太と青春スキルリセット」

ゲーマーズ!
9 雨野景太と青春スキルリセット

葵せきな著
イラスト:仙人掌
(MF文庫J:amazon:583円)
※Kindle版を購入

前巻のクリスマスは、正直いって意味不明の巻だった。わからないままにその続きの元旦・・・初詣。
雨野くんが星ノ守さんを異性として意識していることを知られてあたふたしているけど・・・結局は、壊れた天童さんのひとり相撲なんだよな・・・。天童さんがおかしなレールを敷き、雨野くんが不用意に突っ走る・・・その結果、みんなが迷走していってしまう・・・。
ここの登場人物は、そういう自分たちの行動パターン・・・すれ違い・勘違いが元凶であることを知っているから、尚更話がややこしい。それに対して、雨野くんは「出ざる」「言わざる」「揉めざる」・・・ホワイトデーのゴールまで天童さん一途に手堅く進むという。この小説から天野くんの不用意な言動とみんなの勘違いを取り除いたら・・・つまらんイチャイチャ話しか残らないじゃないか。まあ、それは雨野くんの成長というか、配慮の賜なんだろうけど・・・これって、おさわがせキャラデある雨野くんのキャラ崩壊に等しいんじゃないだろうか?
それはさておき、幼女・美衣とその「ママ」こと伏黒真音。第9巻にもなって、強烈な新キャラをぶち込んできたものだ^^;; ぬるめのラブコメには似つかわしくない、最初から壊れたキャラ。今後は天道さんとも絡んでいきそうだし・・・。
その天道さん、最初は学校一のアイドルだったはず。この小説は天道花憐がキャラ崩壊するお話だけど・・・最近は金色の謎生物にまで成り下がっている。しかも、学校の廊下で。ここまで壊れて・・・いいんだろうか?

BOOK「かみこい! くっついたらとれません」

かみこい!
くっついたらとれません

火海坂猫著
イラスト:がおう
(MF文庫J:amazon:324円)
※Kindle版を購入

幼いときに交わした将来の結婚の約束・・・記憶にもないくらい幼い頃の出来事。神社の息子・高校生の旭の前に、神社の祭神・蒼媛之大神が顕現して、約束の結婚を迫る。でも、旭には好きな同級生がいて、たぶん相思相愛。周囲からは歯がゆく思われていて・・・という三角関係状態になるわけだけど・・・。幼い頃の約束ものって、むかし流行って手垢まみれの設定。エロ含みのヤンデレ方向に話を持っていき、サブタイトル的にとにかくべったりというのは、それなりに工夫はしているらしい。
でも、幼女まで加えてハーレムというのも、手垢まみれだけど・・・これも、出来の良い姉の彼氏を猛烈に否定するシスコン妹的な構図で、よく見かける設定。「神殺し」というのも、別のジャンルで見かける設定だけど・・・ここまでベタだと、ある意味、読んでいて安心できる気もする。いまさら、オリジナリティがどうのといえる時代でもないしなぁ。
蒼媛が超常の存在なので、どんなキャラ設定も成り立つけど・・・旭の同級生にして思い人の風歌は、ちょっとリアリティに欠ける。いいすぎかも知れないけど、人間離れしている。もしかしたら、本当は神様でしたみたいなオチがあるかもしれない。
それにしても、タイトルだけはどうにかして欲しかった。長ったらしいタイトルが良いとは思わないけど、かなり時代遅れの作品という感じ^^;;

BOOK「くずクマさんとハチミツJK 2」

くずクマさんとハチミツJK 2
烏川さいか著
イラスト:シロガネヒナ
(MF文庫J:amazon:580円)
※Kindle版を購入

阿部くんとハチミツの桜、メイプルシロップの楓、双子の姉妹とは共存関係ができた。ただ、マタギ娘・鈴木さんの立ち位置がはっきりしない。この巻はクマ討伐隊とのからみだろうと予想していたけど、いろいろ新キャラが登場してきた。阿部くんの妹・九舞が登場した。やはりクマ娘だという。ものすごく唐突な登場だけど、第2巻以降への仕込みだから仕方がない。そしてもうひとり、サケ人間・酒見先輩・・・クマに関連してサケということなんだろうけど・・・クマ人間の秘密がけっこうばれてきているけど大丈夫か?
妹の九舞も中途半端な存在感だし・・・酒見先輩のサケ化を防ぎ方法を探すお話も・・・ちょっとパッとしない。酒見先輩のことよりも、酒見先輩と桜の水着姿をみただけでクマ化してしまう久真くんの方がまずいんじゃないかと・・・。さらに、桜と行動を共にすることで、かえってクマ化するリスクを高めている気がする。
まあ、つっこんではいけないという設定のお話だけど、つっこみどころのハードルが低すぎて、どうしたら良いのかわからなくなくことがしばしばある^^;; まあ、そんな作品なので・・・続巻があるらしいけど、読むのはここまで。

BOOK「くずクマさんとハチミツJK」

くずクマさんとハチミツJK
烏川さいか著
イラスト:シロガネヒナ
(MF文庫J:amazon:580円)
※Kindle版を購入

ハチミツの汗をかく女子高生・天海桜、その同級生で、ハチミツの匂いを嗅ぐとクマになってしまう獣人・阿部久真のお話。しかも、桜のハチミツをなめたときだけ、クマ化が解けるという・・・。ラノベでの、こういう設定にはぜんぜん驚かない。ヒロインが「ざるそば」だったとしても驚かないし、たとえ「サナダムシ」であってもいまさら驚かない。ましてや、獣人なんだからクマに変身したってなんら不思議ではない。それに対して、ハチミツの汗なんて、別にどうということない。
阿部くんは、桜の汗(ハチミツ)の香りと味に夢中になってしまうのだけど・・・これって、一種の体液フェチなんだろうな。たとえ、舐めることでクマ化を鎮めることが出来るという理由があったとしても。ましてや、ハチミツに加えてメイプルシロップまで・・・。続巻が出せるかわかっていない最初の巻だから仕方がないのかも知れないけど、進展が早すぎる。序盤であっさり枠組みができて、すぐにいちゃいちゃのラブコメ展開になってしまった。
マタギ文化を受け継ぐ鈴木委員長が猟銃を持ち歩くのは・・・目をつむるとして・・・桜に猟銃を触らせようとするのは良くない。無資格者に実銃を持たせるだけで、銃刀法違反だ。犯罪だ。おまけに、近くに人がいる中、夜間の発砲は禁止。完全に違法行為・・・。鈴木さんたちは、いろいろ使えそうなキャラだけど、今後はどうなっていくのだろう。
本の後半は、「境域のアルスマグナ 緋の龍王と恋する蛇女神」という電子特別お試し版のぜんぜん異なる話の中編が収録されていた。こちらにも双子が出てきたけど、著者の好みだろうか?

BOOK「この素晴らしい世界に祝福を!エクストラ あの愚か者にも脚光を! 2 遠いハーレムの向こうに【電子特別版】」

この素晴らしい世界に祝福を!エクストラ
あの愚か者にも脚光を! 2 遠いハーレムの向こうに
【電子特別版】

昼熊著
イラスト:憂姫はぐれ
原作:暁なつめ
キャラクター原案::三嶋くろね
(角川スニーカー文庫:amazon:583円)
※Kindle版を購入

別作家による『このすば』の公式スピンオフ。この、不良冒険者ダストを主役にしたスピンオフに続巻があるとは思いもしなかった。
前巻にも登場したロリサキュバスはレギュラーらしい。本編だけでは物足りないゆんゆんがちゃんと出てくるので、その点はありがたいけど・・・ダストとの混浴って、ゆんゆんの純潔を穢された感じがして、ちょっとやりすぎなんじゃないかと思う。そもそも、ゆんゆんには「ダストなんかに近づいちゃダメ」といいたい。
水と温泉の都アルカンレティアのお話は、鉄板ネタだろうから問題なく面白い。同時発売された本編第13巻が、あまりにも酷かったから思うのかも知れないけど・・・オリジナル本編より面白いかも知れない。
でも、スピンオフがいくら巻を重ねても、メインストーリーはなにも進まないわけで・・・オリジナル本編には、本気で立て直しをしてもらいたいと願うばかりだ。