BOOK「吸血鬼に天国はない 2」

吸血鬼に天国はない(第2巻)
周藤蓮著
イラスト:ニッツ
(電撃文庫:amazon:759円)
※Kindle版を購入

続巻は出ないだろうと思っていたら、いつの間にか出ていた。前巻、マフィアの抗争に巻き込まれてあれだけのことが起きたのに、シーモアとルーミーは同じ街に、同じガレージに住み続け、同じ運び屋稼業を続けている。しかも平穏に。
そんなシーモアたちが、新年早々、とある誘拐事件に巻き込まれる。結果的に助けてしまったニベルコルとリンを匿うことになり、おかしな共同生活がはじまった。
吸血鬼でありながら、ルーミーはシーモアとの約束を守り、人の血を吸っていない。そのための空腹に悩みながらも。そんな折、シーモアの心臓を撃ち抜かれた。しかし、ルーミーの心臓を借りているシーモアは死ぬことはなく・・・ニベルコルに木の杭で心臓を穿たれたルーミーも死にはせず・・・。その裏には、吸血鬼狩り一族の末裔ヨハン・・・ブラッド・ファミリーのマフィアがいた。行方をくらまし、抗争の火種になろうとしていた。・・・ヨハン、けっこう強い。
第2巻目で新しい登場人物が増えるのは常套だけど、運送会社を作ってまで、ニベルコルとリンを定着させるとは思わなかった。二人とも良い子たちではあるけど。
あとがきの『吸血鬼は祈らない②』・・・著者は指がすべったのだろうけど、担当編集者はチェックしたのか?

BOOK「キノの旅 III the Beautiful World」

キノの旅 III the Beautiful World
時雨沢恵一著
イラスト:黒星紅白
(電撃文庫:490円+税)
※古書を購入

キノが女の子でありながらも、男装して旅をしているのは、キャラづくりと言うよりも旅につきものの危険を回避するためらしい。その分、物語に華やかさは失われるし、キノにお色気などは期待するまでもない。
「城壁のない国」は遊牧民のお話だったけど、言いかえれば「喫煙者の国」みたいなもの。喫煙して部族に取り込まれない者は撲殺される。でも、現実の世界では、喫煙者が目の敵にされ袋叩きに遭っているわけだが・・・。
「同じ顔の国」はクローン人間の国。クーロン技術の説明に若干納得がいかないけど、技術的にはあり得るし、いずれは実用化されそうな気もする。少なくとも、人工子宮は実用化するだろう。そうやって、安全にクローンを作れるようになると、親になる資質が問われる。クローンはともかく、親になれる資質のチェックと親になるための教育は、現実の世界にも導入するべき制度じゃないか?
読んだライトノベルの1500冊目のキリ番。

BOOK「この素晴らしい世界に祝福を!よりみち!」

この素晴らしい世界に祝福を!
よりみち!

暁なつめ著
イラスト:三嶋くろね
(角川スニーカー文庫:amazon:614円)
※Kindle版を購入

購入後、目次を見て気がついた・・・短編集だった。そういえばこのシリーズ、いままで短編集がなかった。
いわれてみれば、本編に「ネロイド」という飲み物が出てきていたような気がするけど・・・路地裏に潜んでにゃーと鳴き、飲むとシャワシャワする生き物「ネロイド」って・・・とっても興味が沸く。
第1話目から順に、アクア、めぐみん、ダクネス、クリス、ウィズ、バニルを中心に立てた短編が続き、終わりの2編はカズマたちのお話。
目次後の主要人物紹介のページにゆんゆんがいなかったので、そんな気はしていたけど、ゆんゆんをメインにしたお話はなかった。めぐみんの回に登場はしたけど。
最後の1編は書き下ろしだけど、他はDVDの特典小説。この手のラノベの短編集には、販促用に書かれたつまらない短編なんかが寄せ集めのように詰め込まれていたりするけど、今回はけっこう楽しく読めた。

BOOK「キノの旅 II the Beautiful World」

キノの旅 II the Beautiful World
時雨沢恵一著
イラスト:黒星紅白
(電撃文庫:530円+税)
※古書を購入

アニメの第1期を見たとき、原作の中から飛び飛びに選ばれたエピソードをチョイスしていたことは知っていた。でも、順番も入れ替わっているとは知らなかった。
作者によって意図的に作られた世界だから、何が間違いとか、何がおかしいとも言えないんだけど、この世界には鉄道があり、航空機も実現し、ビニール袋が包装に使われている。そして奴隷商人がいる。もちろんバイクがあるし、銃もある。赤外線照準装置まである。
「自由報道の国」は、なかなか興味深いお話だった。手法的にも面白かった。視点の違いで、相反する見解に別れる出来事は身近にもいろいろあるし、政治のような思想や国益が絡んだものは尚更のこと。どこぞの国のように意図的に隣国を非難するフェイクニュースを国策として垂れ流している国すらある。
「優しい国」はアニメでも印象深い話だった。死ぬ最後の瞬間に、人に優しく出来る人たちって・・・本物かも知れない。

BOOK「ゴブリンスレイヤー 3」

ゴブリンスレイヤー(第3巻)
蝸牛くも著
イラスト:神奈月昇
(GA文庫:600円+税)
※古書を購入

前巻の氷菓子作りは成功したらしい。牧場の新たな収入源になっていくんだろう。
ギルドの受付嬢、牛飼娘、女神官、魔女、剣の乙女、ついでに妖精弓手。気がつけばいろいろフラグが立っている。この巻はラブコメ回らしく・・・収穫祭。牛飼い娘と受付嬢との連続デート。でも、ゴブリンスレイヤーはいつもの通り。ゴブリンスレイヤーのいるところにゴブリンあり。祭りが終わった頃合いで、ちゃんとゴブリンが出てくる。・・・なんとなく、ゴブリンスレイヤーって、『フルメタ』の相良宗介っぽい。その朴念仁さと、用意周到で手段を選ばないところとか。
今回、敵の首領はダークエルフだったけど、あまり強い印象がない。むしろ、ゴブリンチャンピオンの方が強い感じがする。やはり、ギルドを含めて、この世界の冒険者たちの認識がおかしい。少なくとも、情報共有が成されていない。そもそも、ゴブリン退治ばかりして銀等級になったからといって、さげすまれる必然性がないと思うのだが・・・。

BOOK「キノの旅 the Beautiful World」

キノの旅 the Beautiful World
時雨沢恵一著
イラスト:黒星紅白
(電撃文庫:530円+税)
※古書を購入

旅人のキノが相棒のモトラド(早い話がバイク)のエルメスと共に、いろいろな国を旅して回るお話。読み切り型の短編集のかたちで書かれているのですっと手を出さずにいた。第1巻は2000年の出版で、すでに20巻以上出ている。毎月1、2巻ペースでのんびり読んでいくつもり。
アニメは2003年の第1期、2017年の第2期ともに見ていた。主人公のキノのことをずっと男の子だと思い込んでいたら・・・以前、電撃文庫のヒロイン祭りとか何とかのテレビCMにキノが場違いな雰囲気で交じっていて、女の子だと気がついた^^;; でも、「大人の国」でキノの素性が明かされていて、明らかに女の子だった。
この巻でキノが訪れたのは「人の痛みが分かる国」「多数決の国」「レールの上の三人の男」「コロシアム」「大人の国」「平和な国」。極端にデフォルメされた歪な文化や環境、社会制度などを持つ国ばかり。人間的であったり、非人間的であったり。基本的に、善良な人々が暮らしていて、自分の国のことを積極的に語りたがる。

BOOK「ゴブリンスレイヤー 2」

ゴブリンスレイヤー(第2巻)
蝸牛くも著
イラスト:神奈月昇
(GA文庫:640円+税)
※古書を購入

バラ買いした第1巻が重複するけど、バラ買いで買い足していくよりセットを買い直した方が安いので、第7巻までの古本セットを購入した。
牧場攻防戦の報酬として、妖精弓手らと約束した遺跡探索に同行したゴブリンスレイヤーと女神官。結局は、冒険と言うより害獣駆除・・・。妖精弓手ら3人は、一応、ゴブリンスレイヤーとパーティを組んだらしく、その後もなんだかんだゴブリン退治に付き合う関係になった。
水の街の法の神殿に住まう大司教・剣の乙女からの依頼で、地下水道に巣くうゴブリン退治をはじめた。ゴブリンチャンピオンとの戦い。が大物になって、配下のゴブリンの数も増えているので苦戦するのはわかるけど、ゴブリンスレイヤーは決して強い冒険者ではないらしい。こんな風に考えるのは・・・チートな能力持ちのラノベばかり読み続けた弊害だろうか。
氷菓子作りは成功したんだろうか? 牛飼いの家に下宿しているんだから、上手くいけば一稼ぎできるはずだが・・・。