BOOK「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア 12」

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝
ソード・オラトリア(第12巻)

大森藤ノ著
イラスト:はいむらきよたか
(GA文庫:amazon:739円)
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人造迷宮への第一侵攻で、【ディオニュソス・ファミリア】が瓦解した。その陰に、農業活動を行う神デメテルが・・・『都市の破壊者(エニュオ)』が・・・。
ロキ・ファミリアは、少ない手がかり「ニーズホッグの六円環」から敵の真の狙いを探る・・・古代の大術式の発動。敵の六体の精霊を撃破しなければ、オラリオが亡びる。次巻時追われるように、新たな神話を紡ぐ・・・第二侵攻がはじまった。
だけど・・・中盤、露骨な流れだったので、フィンの推理の穴に気づいてしまい、終盤はほとんど予想通りの展開になってしまった。こういうの、変に気づかない方が楽しめるんだよなぁ。
主だったファミリアに異端児まで加えた総力戦。オラリオの外からも援軍が駆けつけ・・・外伝なのに、ベルくんたち【ヘスティア・ファミリア】まで参戦した。
この巻・・・レフィーヤの最後の下りが長くてクドすぎ。レフィーヤというキャラに、作者ほど思い入れがないので、かなり冗長に感じた。

BOOK「転生したらスライムだった件 14」

転生したらスライムだった件(第14巻)
伏瀬著
イラスト:みっつばー
(GCノベルズ:amazon:972円)
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帝国の機甲軍団を壊滅させたリムルは、死んだ帝国軍の魂を使ってベニマル以下主要メンバーの覚醒を行った。その結果、覚醒魔王クラスが9人、原初悪魔が4柱。ここの戦闘力だけでなく、軍団としても一気にインフレ状態・・・どこまで行くのやら。ついでにベニマルがモミジとアルビスを娶ることになった。
帝国軍捕虜からの事情聴取と、魔王ギィからの情報で、大枠の設定と現在の勢力状況が明らかになった。根本は、魔王ギィとルドラ皇帝との賭けゲーム。ルドラ側には「元帥」こと灼熱竜ヴェルグリンドと帝国皇帝近衛騎士団団長・近藤達也がいる。一方の魔王ギィには白氷竜ヴェルザードがいて、原初の緑・ミザリーと青・レイン。そしてリムルは、ギィの手駒のひとつと言うこと。
帝国でクーデターを目論むユウキが、クーデターへと立ち上がったはずが・・・相変わらずユウキの小物ぶりが止まらない。
で、この巻はリムルたちと帝国との戦いの前哨戦。・・・リムルは完敗したけど、怒りは頂点。次の巻では悲惨なことが起こりそうだ。リムルって、何気に敵に対しては無慈悲なところがあるから。

BOOK「転生したらスライムだった件 13」

転生したらスライムだった件(第13巻)
伏瀬著
イラスト:みっつばー
(GCノベルズ:amazon:972円)
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東の帝国との戦争がはじまった。緒戦は、ドワーフ王国まで30Kmにまで攻め込んだ魔導戦車と魔導飛空船に対するゴブタとランガ、ガビルの軍団。補給部隊にはハクロウが対応。悪魔のウルティマ、テスタロッサまで参戦して、帝国の新兵器軍団ふたつ、24万人があっという間に壊滅した。ようやく、悪魔公の実力の一端が示されたわけだ。それにしても、帝国の新兵器がちょろい。何度も同じことを繰り返して説明した割にはしょぼ過ぎる。
そして、帝国軍の本隊70万はテンペストの地下迷宮へ。率いる将軍の名前なんか気にするまでもなく、愚かにも迷宮に突き進んでいく・・・。迷宮内で53万の帝国軍を殲滅。地上戦で残りを殲滅したけど、帝国の暗殺者がリムルを襲う。モブだと思っていたら、いきなり暗殺者に変身するとは・・・。
勝利後の対応は荒唐無稽ではあるけれど・・・100万人近い大量虐殺を行った魔王という評判は、人間との共存に悪影響だろうからこうするしかないのだろう。ただ、迷宮が、帝国の精鋭を撃退したことが知れたら、挑戦者がガタ減りするに違いない。
次の巻は、イングラシア王国北部に魔導飛空船で空輸された魔獣軍団の顛末と、帝国でのユウキのクーデターのお話だろう。

BOOK「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 15」

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(第15巻)
大森藤ノ著
イラスト:ヤスダスズヒト
(GA文庫:amazon:583円)
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ギルドから【ヘスティア・ファミリア】に課された遠征で深手を負ったベルくん・・・辛くも地上に戻り、【ディアンケヒト・ファミリア】の治療院で左腕をギブスで固められてしまった。ということで、しばらくはダンジョン探索はお休み。
ベルくん、神ヘスティアはオラリオに来たときの回想、リリの幼少時の回想、ヴェルフがラキア王国にいた少年時代の回想、リューがエルフの森を出るときの回想、春姫と命の回想などをはさみながら・・・ギルドのエイナの新人時代の回想まであったけど、本筋は「遠征失敗」の後始末とベルくんのケガの回復・・・そして、ポンコツになり果てたリューの顛末^^; リューには背負うものがあり、経験豊かでクールなキャラという印象があったので、ここにきてラブコメ展開のヒロインに浮上してくるとは思わなかった。
本編に挿入するほどでもない短編のリサイクルという感じがしないでもないけど、前巻まで過酷なバトルが続いていたから、久しぶりにまったりした展開でホッとする。内容は薄かったけど、中休みということで・・・。

BOOK「転生したらスライムだった件 12」

転生したらスライムだった件(第12巻)
伏瀬著
イラスト:みっつばー
(GCノベルズ:amazon:972円)
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ルベリオスから逃げ延びたユウキ。途中、魔王ギィと戦い、敗れはしたけど少し進化した・・・といっても、まだまだ小物感しか感じさせない。それに対して、リムルは八星魔王公認で人間世界を指導することになった。となると、次は東の帝国・・・ナスカ・ナムリウム・ウルメリア東方連合統一帝国。テンペストは10万を超える軍団を従え、戦争への備えを進めていた。一方、その陰で、しぶとくもユウキが暗躍しはじめていた。
経済的には、テンペスト=ドワルゴン、テンペスト=イングレシアで、魔導列車の運用がはじまった。客車の割合が多くて、意外に貨車が少ない。列車の編成も短くて、あまり大きな輸送力とも思えないのだが・・・。
ついに、東の帝国が全面戦争に動き出した。2000輛の戦車と400隻の飛行船まである100万の軍勢。直情型のおバカな将軍や、クーデターを企むユウキなんかもいるけど、ラスボスは灼熱竜ヴェルグリンド。本格的な戦闘は次巻で。
東の帝国の設定情報をいろいろ書かなければならないのはわかるけど、もう少し文章を整理して欲しい。数行前の内容も繰り返したり、言い換えをしただけの文章がかなり目立った。これがなければ、一割くらいは短くなるんじゃないだろうか。

BOOK「転生したらスライムだった件 11」

転生したらスライムだった件(第11巻)
伏瀬著
イラスト:みっつばー
(GCノベルズ:amazon:972円)
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テンペストの経済環境はようやく整備されてきて、急成長を遂げている。外交の成果も大きいけれど・・・国内の法整備や制度の制定、人材の確保など、国としてのインフラ整備に頭を抱える状況。人間はともかく、魔神達は長寿なんだから、もっと時間をかけて行うべきなんだろうけど・・・このための伏線が、ディアブロが連れてくる悪魔たちだったのだろう。
そんなテンペストに、突然、魔王ディーノが転がり込んできた。働いたら負けのニート魔王らしい。8人しかいないのに、まともな魔王は少数派らしい。イフリートまで復活して人材補充の足しにされるし・・・登場したことのあるキャラはみんな仲間になるらしい。極めつけはディアブロが連れてきた10+700の悪魔たち。もう、普通の魔王なんて歯牙にもかけないくらいの戦力。このまま世界征服できてしまいそうな・・・。
魔王ルミナスのルベリオスへの楽団派遣に同行したリムルと転生者の子どもたち5人。そのタイミングを見計らってユウキの策謀・・・グランベルと手を結び、ルミナスが守る聖櫃を盗み出すべく動き出した。そして、魔王レオンが動いた。・・・そんなこんなで、久しぶりに激烈な戦闘。魔王3人にヴェルドラまで加わり、復活した勇者クロノアとの戦い。
クロエの設定が明かされたけどシズエとヒナタの因縁の裏事情はわかったけど・・・時間ループかぁ・・・。ループって、よく使われる手法だけど、かなりご都合主義の設定なんだよなぁ。で、クロエが真なる勇者として覚醒した。
この巻でいろいろ解決した。伊沢静江がらみの動機付けはケリが付いたし、西方諸国をすべて勢力下においた。ユウキだけは逃げ延びたけれど・・・。

BOOK「転生したらスライムだった件 10」

転生したらスライムだった件(第10巻)
伏瀬著
イラスト:みっつばー
(GCノベルズ:amazon:972円)
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勇者マサユキはある意味不気味な存在だったけど、結局、リムルの仲間に溶け込んでしまった。後々の展開はわからないけど、いまのところ悪いヤツではないらしい。迷宮の運営はゲーム要素を取り入れて、順調にスタート。収益も上がってきている。裏で難易度を調整するリムルたちの動きって・・・不正行為に目くじら立てるパチンコ店の店主のようだった。・・・だけど、こういうアトラクションのようなダンジョンは、そのうちみんなが飽きてきて、「クソ運営」だの「クソゲー」だの言われはじめて末期を迎えそうな気もする^^;
元勇者にして七曜の老師の生き残り・・・西方諸国評議会を牛耳る者・・・グランベル・・・ロッゾ一族のトップ。その跡を次ぐべき転生者「強欲」のマリアベルが動き出した。つまらないエピソードだったけど、結果的に、テンペストが評議会から国家承認され、評議会のメンバーとして認められた。今後どう展開するのかわからないのは、評議会の軍権を委譲されたこと。あとは鉄道さえ敷ければ・・・むかしの満州鉄道のように、地域の支配は簡単だ。
メインストーリーなのかわからないけど・・・ユウキの方は、魔王カザリームの復活した姿であるカガリを古代遺跡の探索に送り出した。旧クレイマン領の古代遺跡アムリタは、魔王カザリームのかつての都だから、その復活体であるカガリにとってはかつての支配地。
マリアベル・・・強い強いと書かれているけど、何が強いのかさっぱりわからない。結局、しょぼいヤツとしか思えなかった。それに対して、ユウキがラスボスとしての存在感を醸し出してきた。