BOOK「賭博師は祈らない 4」

賭博師は祈らない(第4巻)
周藤蓮著
イラスト:ニッツ
(電撃文庫:amazon:630円)
※Kindle版を購入

この巻はラザルスとフランセスのむかし話から・・・。フランセス・・・通称“ヴァージン”ブラドック・・・ラザルスの元恋人で、なかなか怖い女。元カノだから怖いのではなく、怖い女とむかし付き合っていただけということ^^;
ラザルスとリーラがロンドンに帰ってきた。エディスとフィリーまでついてきた。ロンドンでのラザルスは、以前のポリシーを忘れてしまったかのような賭博を続けていた。リーラとの暮らしで、ラザルスの歯車が狂いはじめているらしい。そもそも、一度有名になってしまうと、元の生活には戻ることができないわけで・・・。
今回は、帝都の裏社会を牛耳るジョナサン・ワイルド・ジュニアと、警察組織ボウ・ストリート・ランナーズの親玉ルロイ・フィールディングの対立に巻き込まれるお話。その過程で、リーラは中央アジア出身だと判明した。ラザルスの巻き込まれ方・・・本当に逃げ道がないな。
あわや、ラザルスが死んでバッドエンドじゃないかと思うくらいまで行ったけど・・・まだ続く。でも、ある意味では、フランセスとの因縁はバッドエンドじゃないんだろうか?^^;; 次の巻が怖い。

BOOK「だがしかし もうひとつの夏休み」

だがしかし
もうひとつの夏休み

逢空万太著
原作・イラスト:コトヤマ
(ガガガ文庫:574円+税)
※古書を購入

マンガ『だがしかし』のノベライズ。裏表紙情報によると、オリジナルストーリーらしい。『だがしかし』のアニメは見たけど、いまのところ、原作のマンガは読んでいない。アニメの印象は・・・目がいってる巨乳ヒロイン・ほたるちゃんと主人公のココノツが、駄菓子のあるあるネタと蘊蓄を語る日常系といった感じ。
小説なので、アニメと違って心理描写などもしっかり書かれているので、ココノツがほたるちゃんの巨乳を意識していることが丸わかり。年頃の男の子だから当然ではあるけれど・・・幼なじみのサヤちゃんが不憫だ。サヤちゃんのような、明らかに美人ではないけど気立ての良い子の良さに気づかないのも、重ねて不憫だ。
作者の逢空万太は北海道出身者で、あとがきで「カステーラ」について触れていた。ぼそぼそでスカスカのカステラ風味の菓子パンのようなものだけど、いわれてみると懐かしくもある。

BOOK「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア 5」

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝
ソード・オラトリア(第5巻)

大森藤ノ著
イラスト:はいむらきよたか
(GA文庫:amazon:610円)
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59階層に進出した【ロキ・ファミリア】遠征隊は、毒蛹のイレギュラーに襲われ、多くの者が毒に犯されながらも18階層まで撤退してきた。そこでアイズは、またベルくんと出会った。瀕死のベルくんと。2週間前にミノタウルスを倒し、レベルが上がって調子をこいていたときのことだ^^;;
外伝の本筋としては・・・アイズを「アリア」と呼ぶ精霊・・・アイズの謎・・・精霊の血を引く存在・・・といったことがなんとなく明らかになった。
前巻からレフィーヤが主人公格で頻繁に登場している。ベルくんに対する嫉妬と敵意がベースにあるけど、年も近く同じ冒険者としてのライバル心もあるらしい。主人公のベルくんになびかず敵対するヒロインというのも、いい気味ではあるけど・・・ベルくんとアイズがこんなに多くの接点を持っていたとは思わなかった。レフィーヤが嫉妬するはずだ。

BOOK「とある魔術のヘヴィーな座敷童が簡単な殺人妃の婚活事情」

とある魔術のヘヴィーな座敷童が簡単な殺人妃の婚活事情
鎌池和馬著
イラスト:はいむらきよたか、凪良、真早、葛西心ほか
(電撃文庫:650円+税)
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こんな古本を見つけてしまった。『禁書目録』すら最新巻を読まずにいるのに、こういう際物に手を出すか迷ったけど・・・もしかすると、まだ読んでいない鎌池和馬のラノベに面白そうなものを発見できるかも知れないと思い、読みはじめたのだけど・・・。
鎌池和馬の『ヘヴィーオブジェクト』『インテリビレッジの座敷童』『ヴァルトラウテさんの婚活事情』『簡単な』シリーズ、『殺人妃とディープエンド』といったラノベ作品のメインヒロインを総動員させたさせたスピンオフ。一応、主人公は上条当麻らしいけれど・・・長編化している『禁書目録』では、各巻のヒロインは使い捨てなので、美坂美琴とインデックスくらいしか登場しない。読んだことのないラノベも多く、知らないキャラがいろいろ出てくるけど・・・読んでみようかと思えるような魅力的なキャラはいなかった。
キャラを総登場させるためのストーリーなので、ストーリーはグズグズでとくにどうということはない内容・・・半分強まで読んで読むのを止めた。まあ、一種のファンブックみたいなものだろうから仕方がない。そもそも読もうと思ったこと自体が間違いなので・・・。

BOOK「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア 4」

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝
ソード・オラトリア(第4巻)

大森藤ノ著
イラスト:はいむらきよたか
(GA文庫:amazon:648円)
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少し間が開いたけど、なんとなく外伝に手を伸ばした。
24階層での事件の後・・・【ロキ・ファミリア】の遠征がはじまるまでの一週間、アイズがベルくんに戦闘技術を教えはじめた。アイズにフラグが立ったというより、謝罪も済み誤解も解けたところで、ベルくんの急成長に興味を持った程度らしい。本編を読む限り、アイズにフラグが立つ気配はない。そもそも、アイズとベルくんには、この後どんどん直接的な接点が失われていくわけだけど・・・。
【ロキ・ファミリア】の遠征・・・途中の出来事として、ベルくんがミノタウルスを倒したけど、それをアイズがどういうまなざしで見たかというのは、アイズ視点の外伝ならではの内容だろう。52階層から58階層に至る地獄のような戦闘・・・ガレスのジジイすげー!
59階層に進出した【ロキ・ファミリア】遠征隊が遭遇したもの・・・モンスターに喰われた『精霊』・・・女体型の『穢れた精霊』・・・『宝玉の胎児』の秘密が解き明かされた。
これで外伝第一部が終了。本編だけを読み進めていたけど・・・ぞんざいな伏線だと思っていた外伝の「闇派閥」とか「地下勢力」とかいろいろ・・・本編とそれなりに補完し合っていた。時間軸を揃えて読み進めた方が良かったのかも知れない。最初の巻を読んだときは、中がスカスカだったけど、アイズにもいろいろ話が盛られてきていて、一応、形は整ってきているようだし・・・。

BOOK「戦うパン屋と機械じかけの看板娘 8」

戦うパン屋と機械じかけの看板娘(第8巻)
SOW著
イラスト:ザザ
(HJ文庫:619円+税)

3つの場所で、3つの事件が同時に起きた。
ひとつはルートもパン屋。突然、スヴェンの父親を名乗る男・マイッツァーが現れた。人間型猟兵機のAIであるスヴェンに人間の親などいるはずもないのだが、その秘密を知っているらしく・・・スヴェンもレベッカも全く歯が立たない。
その頃、ソフィアは新大陸の大国ノアからの賓客ダグラス将軍こと一羽のペンギンを出迎えていた。なぜか、ヒルダまで顔を揃えている。ソフィアは、最終的にはルートと合流して・・・「悪魔」と出会うことに・・・。
一方、魔道師ダイアンはブリッツドナーとフィアナとともに豪華列車で、ゲーニッツの厄介な遺産の調査に出かけていた。エウロペア大陸東端の小国ハラディンにある扉が隠されたゲーニッツの秘密基地。・・・こちらは謎解きのはずが、「聖女」が出てきて・・・。
この巻はいろいろ謎解きが行われ、それに必要な登場人物も顔を揃えた。本格的な展開は次の巻で、ということらしい。次の巻がすぐに出てくれることを期待しよう。

BOOK「出会ってひと突きで絶頂除霊! 3【Kindle限定 かきおろしSS付き 電子特典版】」

出会ってひと突きで絶頂除霊! 3
【Kindle限定 かきおろしSS付き 電子特典版】
赤城大空著
イラスト:魔太郎
(ガガガ文庫:amazon:658円)
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この巻、いきなりすごいシーンからはじまった。ラノベでここまで描写して大丈夫なんだろうか? ガガガ文庫というより、美少女文庫とかオシリス文庫の雰囲気なんだけど・・・^^;;
今回も霊級格6以上の怪異の除霊。エロゲーム『ホテルラブンツェルン』自体が怪異で、プレーヤーを異空間に転移させ、ゲーム内で女の子を絶頂に導き、ヒントを獲得しながら進む脱出ゲーム。途中、プレーヤーが先に絶頂に達してしまうとゲームオーバー、空間内に閉じ込められてしまう。しかし、誰か一人でもすべてをクリアできれば、とらわれた全員が解放されるという。そこで、絶頂除霊の晴久に白羽の矢が立った。
エロゲ『ホテルラブンツェルン』は、超お嬢様学校である白雪女学院の生徒・小日向静香を核として生まれた怪異。静香の母親を中心とするカルト集団により生み出された。その背後にはラスボスらしき魔族・アンドロマリウス・・・着崩した制服を纏った扇情的な少女姿の魔族。晴久と美咲が持つ特異な能力・・・性遺物に関係しているらしい。
この巻になって、ミホトという名の美少女が登場した。晴久に封印されている絶頂除霊の本体というか、正体というか・・・表紙のイラストの女の子。正体は明かされていないけど、美咲もなにかに覚醒したらしい。
ストーリーのあるジュブナイルポルノという感じで、次巻も続くのだろう。

BOOK「賭博師は祈らない 3」

賭博師は祈らない(第3巻)
周藤蓮著
イラスト:ニッツ
(電撃文庫:690円+税)
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地主代理の仕事から解放されたエディスとメイドのフィリーも加わり、温泉地バースでの温泉回なんだけど・・・口絵は湯着姿で肌色ではない。一応、混浴ではあるんだけど・・・。
バースに到着してすぐ、ラザルスは儀典長ウェブスターと副儀典長ナッシュとのトラブルに巻き込まれる警告を受けた。そして、何者かから、ボコボコにされた瀕死の少女ジュリアナを押しつけられた。ラザルスはバースの街に閉じ込められた状況で、意に反して深みにはまっていく・・・。
リーラはかなり人間性を取り戻したけれど・・・奴隷であること、今後の生き方などなど、悩むことも増えてきた。たぶんこれがメインストーリーだろうけど、常識の範囲で進展はしているようだ。ラザルスは完全にデレてしまったし^^;;
なんとなく、3巻で完結しているつもりで買ったけど、完結していなかったし、あとがきの予告通りに第4巻が出ている。これだけラザルスが真人間に近づき、リーラも変わってきたから、そう長くは続かないと思うけど・・・いつになったらラザルスのほとぼりが冷め、帝都に戻れるのだろうか?