BOOK「たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語 2」

たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語 2
サトウとシオ著
イラスト:和狸ナオ
(GA文庫:600円+税)
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ファンタジー物ということで中世あたりをイメージしていたけど、この世界には鉄道があるらしい。あまり世界観を作り込んでいないようなので、気にしない方が良いのかも知れない。
ロイドは念願の士官学校に入学していた。鉄道建設に非協力的な聖剣の里。マリーがロイドを利用して、聖剣を引き抜かせて・・・。
この巻は女傭兵にして元お尋ね者のリホのターン。リホの過去の因縁にケリを付けるため、学生魔術大会に出場したロイドとセレン、そしてリホ。大会優勝の副賞は、ロイドがゴミと間違えて引き抜いた聖剣。リホに関係した悪役のロールを倒すお話だけど・・・魔術大会はつまらなかった。キャラの魅力が立っていないせいもあって、読むのがちょっと辛かった。この小説に限らず、こういう大会は同じことの繰り返しになりがちだし・・・。
で、結局、敵だった姉妹が転校してきて味方になって、ハーレム化していくという・・・。アニメ化云々で読みはじめただけなので、この先は読まなくてもいいか、という感じ。

BOOK「たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語」

たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語
サトウとシオ著
イラスト:和狸ナオ
(GA文庫:amazon:610円)
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テレビでCMを見たのか、ネットで見かけたのかよく覚えていないけど、アニメ化されるらしいので読んでみることにした。
村でいちばん弱くて役に立たない少年ロイド。ある日、王都に出て軍人になりたいと言い出した。でも、村人たちが凄すぎるだけで、ロイドもチートな存在。その上、ロイドは主人公特有のニブさとトンチンカンさで、自分ではぜんぜん気づいていない・・・という設定。村長は「アルカ」で、主人公が「ロイド」。つなげると「アルカロイド」・・・わざとだろうか? 何かの伏線?
村中の反対を押し切って王都にやって来たロイドは、魔法使いマリーの家に転がり込んだ。ある日、呪われた「ベルト姫」ことセレンと出会い、ロイドは知らぬ間にセレンの呪いを解いてしまった。その結果、セレンにフラグが立って、痛いキャラになってしまった。
最初の巻なのでいろいろ登場人物を揃えて・・・ストーリーは、ロイドが軍の試験に落ちて不採用。戦争が近づく中、行方不明になっているマリア王女の捜索。
「です」「ます」調で書かれているのにはすぐになれたけど、時折、地の文章が語りかけてくる感じに、語尾に「ね」が付いているのは最後まで気持ち悪かった。

BOOK「出会ってひと突きで絶頂除霊! 6【Kindle限定 マル秘!!!ヒロインたちの性癖プロフィール Vol.2付き 電子特典版】」

出会ってひと突きで絶頂除霊! 6
【Kindle限定 マル秘!!!ヒロインたちの性癖プロフィール Vol.2付き 電子特典版】
赤城大空著
イラスト:魔太郎
(ガガガ文庫:amazon:803円)
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性遺物《サキュバスの角》を生やした童戸槐が魔族アンドロマリウスに誘拐されたところから。
退魔師協会十二師天たちによる槐の救出部隊に、晴久と美咲、烏丸、桜も含まれていた。槐の《サキュバスの角》が覚醒し・・・感度三千倍弾を放つ霊級格7になってしまった。そして決壊を破り、街中へと逃走。退魔師協会は、槐を討伐対象へと変更し、槐を救いたい晴久と対立。晴久と美咲は納得できず、独自に救助に動きだした。
槐の快楽媚孔を突ければ、《サキュバスの角》を奪い、槐を救える。晴久と美咲、槐、退魔師協会の三つ巴の戦い。普通に読むと激しい戦闘シーンなんだけど・・・実際にやっていることは、あれなことばかりで・・・。
《サキュバスの角》を失った槐も無事で、奪い取った晴久に異常はなし。そして、ミホトが記憶を取り戻し、「この世からパーツを消し去るためにパーツを集める」などといい、プロローグでサキュバス王やら魔王の復活やら、あらたにパーツの情報が加味された。

BOOK「デート・ア・ライブ 22 十香グッドエンド 下」

デート・ア・ライブ
22 十香グッドエンド 下

橘公司著
イラスト:つなこ
(富士見ファンタジア文庫:amazon:644円)
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下巻は星宮六喰から夜刀神十香までのエピローグ。
始原の精霊が消えてから1年後、突然、正体不明の精霊〈ビースト〉が出現。唯一の対抗策は、士道がデレさせ封印すること。ただし、いまの士道にそのちからが残されているかは不明。
デートだといいながら、元精霊が総攻撃。言ってることとやってることが違う。戦闘中、耶俱矢と夕弦の過去が明かされ、どちらかが消え去る必要はないと判明した。この点はめでたし。
〈ビースト〉が十香であることは言うまでもないけど・・・士道が〈ビースト〉を追って、単身、異世界に向かった。・・・結局、狂三かぁ。並行世界だからこの手しかないのだろうけど・・・。
まあ、とにかくハッピーエンドだった。シリーズ途中、あからさまな引き伸ばしにウンザリしたこともあったけど、これだけ長いシリーズが無事に完結してなによりだ。
<完結>

BOOK「デート・ア・ライブ 21 十香グッドエンド 上」

デート・ア・ライブ
21 十香グッドエンド 上

橘公司著
イラスト:つなこ
(富士見ファンタジア文庫:amazon:624円)
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本当に下巻が出てちゃんと完結するか疑わしかったので、下巻が出て完結していることを確認してから上下巻あわせて購入した。
DEMインダストリーのアイザック・ウェストコットが死に、新たな精霊が発生する可能性もなくなった。精霊の力を封印し、平穏な生活を送らせるという〈ラタトスク〉の目的も叶った。ただ、十香は消滅してしまった。
始原の精霊が消えてから1年後。突然、謎の空間振・・・正体不明の精霊が出現した。
上巻は零番の村雨令音、鳶一折紙から五河琴理までのエピローグ。それぞれの精霊の思い出話や近況を繰り返し・・・まるで短編集「アンコール」のような感じ。狂三の順番になり、ようやく士道にヒントが。精霊の消滅とは何を意味するのか・・・狂三はまだ諦めてはいなかった。精霊になる前の記憶を失っていた四糸乃の出自が判明した。そしてよしのんの正体も。これはこれでホッとした。

BOOK「転生したらスライムだった件 16」

転生したらスライムだった件(第16巻)
伏瀬著
イラスト:みっつばー
(GCノベルズ:amazon:990円)
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ミカエルとフェルドウェイたちは取り逃がしたけど、前巻で帝国との戦いに一応の決着が付いた。この巻は報告やら後始末やら・・・。顛末の背景として、ギィとルドラのむかし話と二人のゲームの因縁が明かされた。
この戦いで、家臣たちもみんな進化した。シェルがいろいろやらかした結果でもあるけど、みんながチートになった。それぞれのキャラの持ち味は残してあるようだけど、違いがよく分からない。この巻の半分は、それぞれのスペックを事務的に羅列しただけだった。
テンペスト、ドワルゴン、帝国による戦後処理・・・ここまで引っ張ってきたマサユキの件が無事に着地。マサユキが帝国の新皇帝になった。ヴェルドラの姉竜ヴェルグリンドとリムルが和解したし、三国同盟も成立した。
なんかこのところ戦争ばっかりやっていて、元ゼネコンとしての開発が全然進んでいない。帝国とは鉄道でつながるらしいけど、その工事が描かれることもないだろう。それがこのラノベの持ち味のひとつだったと思うので残念だ。次の巻に短編集を挟んで、天魔大戦がはじまる。

BOOK「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ファミリアクロニクル episodeフレイヤ」

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝
ファミリアクロニクルepisodeフレイヤ

大森藤ノ著
イラスト:ニリツ、ヤスダスズヒト
(GA文庫:amazon:594円)
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『ダンまち』の【フレイヤ・ファミリア】の主神フレイヤを主人公としたスピンオフ。
女神フレイヤが、ベルくんと出会い、ちょっかいを出す直前のお話。自分の伴侶を求めて気まぐれの旅に出た。オラリオを出たフレイヤは、砂漠の海を渡り、リオードの町にたどり着いた。慌ててフレイヤを追いかけるオッタルをはじめとするファミリアの主要メンバーたち。
リオードの奴隷市場ですべての奴隷を買って全員を解放し、大きな屋敷を買い・・・気まぐれが信条の女神様ではあるけれど、好き勝手やりたい放題。お目当ては少女アリィ・・・シャルザード王国の王子にして王女。結局、シャルザードの戦争に関与するかのごとく、オッタルたち8人の眷属をアリィに貸し与えた。
対するはワルサと【ラシャプ・ファミリア】の総兵力8万。オラリオの最強とも謳われる【フレイヤ・ファミリア】の主力第一級冒険者たちの実力が描かれたわけだけど、行われたのは・・・大量殺戮。
おまけの短編は、【フレイヤ・ファミリア】の内情や主要メンバーの紹介的なむかし話を織り交ぜたお話。シルの名前も出てきたけど、詳しくは語られなかった。