BOOK「出会ってひと突きで絶頂除霊! 7」

出会ってひと突きで絶頂除霊! 7
赤城大空著
イラスト:魔太郎
(ガガガ文庫:amazon:682円)
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童戸槐の事件は収束したけど、晴久は二つ目のサキュバスパーツを宿すことになってしまった。結果、晴久たちは退魔師免許の停止処分。そして、入院中の晴久に楓がキスをして、それに気づいた美咲は霊力ががた落ちしてしまった。
都立退魔学園の夏休み。霊級格7討伐妨害をした晴久たちは懲罰労働・・・海水浴場の結界補修と雑霊退治・・・といいながら半分はご褒美。ペンション貸し切りでプライベートビーチのようなロケーション。早い話が水着回。後方支援に南雲が参加し、ついでに小日向先輩にリハビリもということで、ハーレム状態。夏合宿のような懲罰労働を進めていたが、楓、美咲、桜、睦美、小日向先輩が欲求をこじらせた集積怪異に憑依され、股間に巨大なモノが生え、晴久を襲う気万満々・・・。それでも美咲ただ一人が理性を保っていた・・・。
この小説、元々むちゃくちゃなお話だったけど、この巻は輪をかけてお下品な内容だった。作者も自覚していたようだけど^^;
次巻から、新たな敵として、国際霊能テロ組織の各派閥の首魁たちが登場するらしい。そして、サキュバスパーツの除霊あるいは収集の目的が、サキュバス王の完全復活とセックスアルカディアの再興だという設定が加えられた。

BOOK「転生したらスライムだった件 17」

転生したらスライムだった件(第17巻)
伏瀬著
イラスト:みっつばー
(GCノベルズ:amazon:990円)
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第17巻とレギュラーのナンバリングだけど短編集だった。どうして「16.5」にしなかったのが不思議だけど・・・本編の伏線になりそうなネタもなかったし、これといって目新しい話もなかった。
第一話は、商人からテンペストの財務大臣となったミョルマイルの視点から、表の経済活動を行う四ヶ国通商連盟と、リムルとミョルマイル、そしてサリオンのエルメシアの3人で作られた秘密結社「三賢酔」・・・表と裏から経済を牛耳る仕掛けを作った経緯をまとめた短編。
第二話は、ヴェルグリンドとルドラを巡るお話。帝国とヴェルグリンドの件は、本編では解決しているから、いまさらな感がする。ヴェルグリンドはヴェルドラとの関係で今後も出てくるのだろうけど・・・そもそも、ヴェルグリンドにそれほど魅力を感じないので退屈だった。
第三話は、敗戦後の帝国新政権を任されたカリギュリオとミニッツ、新皇帝マサユキの即位などの後始末。今後本編で侵略種族の件も出てくるだろうから、帝国中枢の顔ぶれを示しておこうということだろうか。
第四話は、魔王ギィのメイドであるレインの語りで、ギィをはじめとする原初や魔王たちのお話。本編で断片的に語られた情報を整理した感じ。
第五話はアニメイトの販促用小冊子収録の短編。非常に短い。

BOOK「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 16」

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(第16巻)
大森藤ノ著
イラスト:ヤスダスズヒト
(GA文庫:amazon:673円)
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ギルドから【ヘスティア・ファミリア】に課された遠征も後、しばらくはダンジョン探索はお休み中。ベルくんに、シルから女神祭デートのお誘い。本気でベルくんに迫る覚悟。前巻からリューにフラグが立って、違和感がぬぐえないけど、さらに悪化している。シルとつながりのある【フレイヤ・ファミリア】は、絶対に失敗するなとベルくんに圧力をかけ・・・失敗したらヘスティア・ファミリアごと消滅させるとの脅し、ヘディンがベルくんにデートの特訓を施した。
ベルくんとシルがデートしている裏ではフレイヤ・ファミリアが隠れてシルの護衛に当たり、ヘスティア・ファミリア一同は酒場「豊穣の女主人」でこき使われ、アーニャとリューたちはベルとシルを追跡。酒場を抜け出したヘスティアがヴァレン何某を連れて追跡し・・・。そして、シルの悪ふざけで、ベルくんとともに逃走し、フレイヤ・ファミリアの護衛を振り切った。
船上レストランでのディナーを楽しむベルくんとシル・・・出し抜かれたフレイヤ・ファミリアの護衛たちが急襲・・・アイズと「豊穣の女主人」のメイドたちが参戦した隙に脱出した二人は、場末の商人宿に身を隠したが・・・。
この巻でシルの伏線の回収して、次からはフレイヤの出番だろうか。そういえば、最初のメインストーリーって、これじゃなかったっけ?^^;

BOOK「TSエルフさん 〜ボクとご主人さまの異世界イチャイチャ冒険生活〜」

TSエルフさん
〜ボクとご主人さまの異世界イチャイチャ冒険生活〜

とりまるひよこ。著
イラスト:九条だんぼ
(カドカワBOOKS:amazon:1,188円)
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なにかもの凄い衝撃を受け、エルフの少女ソラとしてTS転生した高校生・天成空・・・心は男のままのボクっ子。奴隷商につかまり売られてしまった。所有者は、トラックに撥ねられ転生した高校生・如月秋夜(シュウヤ)・・・チート持ちの魔法使い冒険者にしてドS鬼畜ロリコン野郎。
基本的にソラのモノローグで書かれていて、エロラノベではないのでエッチシーンの描写はないけど、ソラはいつもシュウヤに激しくやられている。命の危険を感じるほどに。新たな奴隷、猫耳巨乳少女ルルと牛耳爆乳のユリアを加えての冒険生活。南の港町に遊びに出かけ、イチャイチャしていたら急展開。出会った宮廷魔術師・縦ロールのソーンと黒髪おさげのロウの巻き添えで、エルフとバレたソラが領主一味に攫われてしまった。
シュウヤたちは、ソーンとロウ、そして領主の館に囚われていた人魚のフィレを救出しに来たエルフのリアラ、金色猫耳のクリス、カサイマコトと協力し、ソラとフィレを救出した。領主の一件が落ち着くまで隠れ里に滞在することになり、ソラたちの奴隷契約が解除された。
逃亡した領主を捕らえる戦いで、最後はちゃんと冒険ファンタジー。ユリアを奴隷商に売った英雄ケイン、なかなかいいキャラをしている。完全に完結しているけど、続巻が出るんだろうか?

BOOK「超ミニスカ宇宙海賊 1 海賊士官候補生」

超ミニスカ宇宙海賊
1 海賊士官候補生

笹本祐一著
イラスト:松本規之
(KADOKAWA:1,200円+税)
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前シリーズは古本を比較的最近読んだので、懐かしい!と思うほど時間が開いていない。でも、続巻が出ていたとは思わなかった。
ヨット部の前部長リンの卒業前のこと。帝国艦隊統合参謀司令部付き情報部員ナッシュから、茉莉香とチアキ、リンの3人に極秘任務が持ちかけられていた。それぞれ、情報部が用意するカリキュラムで猛勉強し、帝国艦隊士官学校に自力で合格せよそして極秘の潜入調査を行うこと。ターゲットは、士官学校内部に巣くうカンパニーとかクランと呼ばれる組織・・・。何とも漠然としたお話で、地味な展開が続く・・・。
結局、帝国艦隊ガイアポリス士官学校西校に入学した茉莉香とチアキ。教育ネットワークを調査するため、弁天丸もガイアポリスにやってきた。相手はかなりの難敵のようだけど・・・やってることが電子戦ばかりだから動きがない。それに、チアキちゃんはこんなキャラだったっけ? もっと茉莉香のお尻をどやしつけるくらいパワフルな存在だと思っていたが・・・。
卒業演習の初日。茉莉香、チアキ、同期候補生キアラと3人、パワードスーツの白兵戦で敵空母を占拠したところまで。あんまり評判が良くないけど、続きは出るんだろうか?

BOOK「たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語 2」

たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語 2
サトウとシオ著
イラスト:和狸ナオ
(GA文庫:600円+税)
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ファンタジー物ということで中世あたりをイメージしていたけど、この世界には鉄道があるらしい。あまり世界観を作り込んでいないようなので、気にしない方が良いのかも知れない。
ロイドは念願の士官学校に入学していた。鉄道建設に非協力的な聖剣の里。マリーがロイドを利用して、聖剣を引き抜かせて・・・。
この巻は女傭兵にして元お尋ね者のリホのターン。リホの過去の因縁にケリを付けるため、学生魔術大会に出場したロイドとセレン、そしてリホ。大会優勝の副賞は、ロイドがゴミと間違えて引き抜いた聖剣。リホに関係した悪役のロールを倒すお話だけど・・・魔術大会はつまらなかった。キャラの魅力が立っていないせいもあって、読むのがちょっと辛かった。この小説に限らず、こういう大会は同じことの繰り返しになりがちだし・・・。
で、結局、敵だった姉妹が転校してきて味方になって、ハーレム化していくという・・・。アニメ化云々で読みはじめただけなので、この先は読まなくてもいいか、という感じ。

BOOK「たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語」

たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語
サトウとシオ著
イラスト:和狸ナオ
(GA文庫:amazon:610円)
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テレビでCMを見たのか、ネットで見かけたのかよく覚えていないけど、アニメ化されるらしいので読んでみることにした。
村でいちばん弱くて役に立たない少年ロイド。ある日、王都に出て軍人になりたいと言い出した。でも、村人たちが凄すぎるだけで、ロイドもチートな存在。その上、ロイドは主人公特有のニブさとトンチンカンさで、自分ではぜんぜん気づいていない・・・という設定。村長は「アルカ」で、主人公が「ロイド」。つなげると「アルカロイド」・・・わざとだろうか? 何かの伏線?
村中の反対を押し切って王都にやって来たロイドは、魔法使いマリーの家に転がり込んだ。ある日、呪われた「ベルト姫」ことセレンと出会い、ロイドは知らぬ間にセレンの呪いを解いてしまった。その結果、セレンにフラグが立って、痛いキャラになってしまった。
最初の巻なのでいろいろ登場人物を揃えて・・・ストーリーは、ロイドが軍の試験に落ちて不採用。戦争が近づく中、行方不明になっているマリア王女の捜索。
「です」「ます」調で書かれているのにはすぐになれたけど、時折、地の文章が語りかけてくる感じに、語尾に「ね」が付いているのは最後まで気持ち悪かった。