BOOK「特殊性癖教室へようこそ」

特殊性癖教室へようこそ
中西鼎著
イラスト:魔太郎
(角川スニーカー文庫:amazon:583円)
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読み続けられそうな新シリーズを探して買ってみた。最近、ラノベ界では「変態」とか「特殊性癖」とか流行っているんだろうか?
世界の偉人には、特殊な性癖を持つ者がいた。だから、特殊性癖を持つ者を集めて、日本の未来を担う人材を育成しようという・・・政府も関係している政策。といった、とっても安直な設定。っていうか、こういう政策を実行した時点で日本はアウトだろ、とツッコミを入れたい^^;;
主人公は新人教師・伊藤真実、私立清純学苑の特殊性癖教室2年9組の担任。このクラスには、日本全国から20人の特殊性癖を持つ生徒が集められている。この巻のヒロインは伏黒祈梨と胡桃沢朝日だけど・・・ラスボスは恭野文香だろう・・・この巻では脇役だったから、次巻があればの話だけど。
特殊性癖というインパクトのある言い回しを使ってはいるけど・・・やたらと発生するラッキースケベに毛の生えたような程度で、マンガの『変ゼミ』なんかが扱っていたような極端な性癖は出てこなかった。まあ・・・隙間を埋めるという性癖もなぁ・・・^^;; スニーカー文庫のガイドラインがどうなっているのか、祈梨に精液を飲ませていたけど・・・ここまでやって大丈夫なんだろうか?

BOOK「出会ってひと突きで絶頂除霊! 2【Kindle限定かきおろしSS付き 電子特典版】」

出会ってひと突きで絶頂除霊! 2
【Kindle限定 かきおろしSS付き 電子特典版】
赤城大空著
イラスト:魔太郎
(ガガガ文庫:amazon:658円)
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前巻、霊級格6の怪異・乳避け女を除霊したことで、仮免を得ていた古屋晴久、烏丸葵、宗谷美咲。しかし、晴久は、除霊にいかがわしい能力を使ったとのうわさが流れ、退魔師協会監査部の監視を受けることになってしまった。その監視担当は・・・文鳥桜。晴久の妹的存在。前巻で除霊された乳避け女の宿主・南雲睦美が転校してきた。しかも、意外にも役に立ち仲間として。これで、2巻目以降の新体制が整ったという感じ。
と顔ぶれが揃ったところで、今回はロリコンネタ。桜に行動を監視されながら、晴久たちは「ロリコンスレイヤー」という、ロリコンを襲う怪異の除霊に立ち向かうわけだけど、ここに退魔師協会監査部が絡んできて・・・。
退魔師協会監査部・・・旧家が並び立つような、いわゆるラノベ的な組織だけど、考え方や動き方がリアルにお役所っぽい。絶頂除霊を使うロリコン退魔師の存在を必死に隠蔽しながら体面を保とうという、どこかで見たことがある隠蔽体質^^;;
エロ系の設定で、エロ系の描写がたくさんあるはずなんだけど・・・これだけロリコンが群れを成していると滑稽なシーンに見える。その分、バトルシーンが分断されてしまい、迫力はなくなっている。最後は迫力どころか、なんていうのかな・・・あるのかないのかわからないけど、ラノベの尊厳とでもいうか、いろんなものが失われてしまった^^;; いまだかつて、こんな主人公が、こんなヒーローがいただろうか?
エピローグでいくつか定義づけと種明かしがあった。9番目の性遺物、天人降ろし。そして、芽依・・・中学生で後輩・・・の素性。
次巻、ラスボスらしき魔族・アンドロマリウスが登場する、らしい。

BOOK「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア 3」

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝
ソード・オラトリア(第3巻)

大森藤ノ著
イラスト:はいむらきよたか
(GA文庫:amazon:324円)
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外伝は読まずにいようと放棄していたけど、Kindle版が安売りしていたので、つい買ってしまった。このところ、amazonのマーケットプレイスの古書送料が便乗値上げされたので、350円以下なら古書よりKindle版の方がわずかに安い。
本編の方は最新巻まで読み進めているので、この放置していた外伝とはかなり時間軸がずれてしまった。この巻は、アイズに助けられたベルくんが、アイズの膝枕から逃げ出した件の後から。アイズがベルくんに恐れられていると誤解し、凹んでしまうとか・・・初期設定が生きていて初々しいというか、ちゃんとヒロインをやっている。外伝はまだ3巻目だしな。
Lv.6に昇格したアイズはモンスター大量発生を解決すべく、【ヘルメス・ファミリア】の冒険者たちと共に24階層の「食料庫」へ。アイズが強すぎて、無双しているというより大量虐殺という感じ・・・。一方、アイズを追いかけるベートとレフィーヤには、フィルヴィスというエルフ族のすごそうなキャラが同行。たぶん、外伝にしか出ていないキャラのようなので・・・うかうかしていると登場人物の増加について行けなくなりそう。
それに、アイズを「アリア」と呼んだ謎の調教師の女・・・極彩色の「魔石」・・・食人花・巨大花なんかが関係してきて・・・結局は「27階層の悪夢」というフィルヴィスの因縁話。外伝独自のエピソードが増えると、設定や世界観まで混乱しそうだ。
次は59階層へ行くらしい。ストーリーはあるんだけど・・・やっぱり主体性のある主人公がいない。正直なところ、アイズよりベートが主人公らしく感じられる。

BOOK「道‐MEN 北海道を喰いに来た乙女」

道‐MEN
北海道を喰いに来た乙女
アサウラ著
イラスト:柴乃櫂人
(ダッシュエックス文庫DIGITAL:amazon:600円)
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amazonでこのラノベを見つけ、なんか、意表を突かれたと思ってしまった。北海道人が東京の大学に進学して、悪ふざけでホラを吹きまくる類いのお話がラノベになっていようとは^^; しかも、舞台がわたしになじみ深い道央地方だったりする。
北海道が日本から独立し、断交状態にあるという設定で、ひとりの密航少女・早乙女めろんが捕らえられた。「北海道特殊機密部隊道MEN」のデブ・幸之助、健三、香奈、茶花が、めろんに北海道の美味しい食事を食べさせながら、めろんを守るために千葉県と群馬県の潜入特殊工作員と戦うというお話。
北海道の女性のバストは小ぶりで、その理由は表面積を小さくするための進化と書かれていたけど、これは間違いだ。大型化した方が容積に対して相対的に表面積が小さくなるから、寒冷地の動物は一般的に大型化する。だから北海道の女性は巨乳化すべきなんだけど・・・まあ、生物学者のいうことはあてにならない^^;;
「脱北者(脱北海道民)」であるわたしに言わせれば・・・北海道女性の胸が小さい理由、そして北海道が独立国だという設定以外は、この小説はほぼノンフィクションじゃないかと思う。
「DSK179遺伝子」のことを書いているけど・・・こんなこと書いて大丈夫なんだろうか? たぶん、発禁・回収にはならないだろうけど・・・どこかの筋から圧力がかかって続巻は出ないと思う。続巻が出なかったとしても、北海道民と脱北者以外が読んでも面白くないから、ではない。

BOOK「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 13」

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(第13巻)
大森藤ノ著
イラスト:ヤスダスズヒト
(GA文庫:amazon:610円)
※Kindle版を購入

前巻、強化種モンスターとの戦いから辛くも逃れ、18階層のリヴィラの街まで戻っては来たけど、ベルくんたちはいまだにダンジョンの中。でも、この巻はリューをめぐるお話で、闇派閥【ルドラ・ファミリア】との因縁がらみの展開。リューを主役とした外伝が出ているようだけど・・・本編でのリューは強くて頼りになるし、これまでクールでかっこいいキャラだと感じてはいるけど、そこまでの存在なのかちょっと疑問。
25階層からはじまる「水の迷都」、リューを探し求めて巨蒼の滝の底がある27階層へ。マーメイドのマリィは使い捨てのキャラデはなく、ちゃんとベルくんにキープされていた。
ベルくんとリューは、『ジャガーノート』との死闘。無理ゲーレベルの強敵に対し・・・ベルくんは何気に戦闘力をインフレ化され、ものすごく強くなってきたけど、満身創痍のまま、深層37階層まで転落してしまった。そして、25階層ではリリ、アイシャたちのパーティは深層のモンスター『ワーム・ウェール』との激闘。さらに、襲いかかる双頭竜『迷宮の孤王』・・・といった感じで次巻に続く。
こういうタイミングで巻をまたぐというのは、反則だと思うな。
どうでも良いことかも知れないけど・・・最近、ベルくんは新しい出会いばかりで、本来の出会いであるアイズはもはや眼中にない様子。ヒロインとしての居場所がなくなってしまったからなのか・・・アイズは外伝の方に引っ越ししてしまったらしい。もしかすると、この話にケリが付くと、リューも外伝に完全移籍なのかも?

BOOK「出会ってひと突きで絶頂除霊!【下セカコラボSS付き!電子特典版】」

出会ってひと突きで絶頂除霊!
【下セカコラボSS付き!電子特典版】
赤城大空著
イラスト:魔太郎
(ガガガ文庫:amazon:637円)
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『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』の作者・赤城大空の新作。『下セカ』は読んでいないけど、アニメは見ていた。エロ系のラブコメだったけど、この新作も同じ系統。
悪霊を退治する退魔師を養成する都立退魔学園の学内最下位の劣等生・古屋晴久くんが主人公なんだけど・・・いうまでもなく、下ネタのオンパレード。古屋くんは落ちこぼれの劣等生でありながら、「絶頂除霊」というチートな能力を持っていて、ふだんは封印している。妖怪や悪霊の快楽媚孔というツボを一突きすると、悪霊が絶頂に達してイってしまうという下ネタ技。これがタイトルの由来なわけだけど・・・この技、生きている人間にも有効だったりする^^;;
仲間の二人の女の子。B組の宗谷さんには「淫魔眼」という、除霊には無関係ながら卑劣な能力がある。D組の同級生・烏丸さん・・・この名前と性格、男女は違うけど、どうにも『まぶらほ』を思い出してしまうんだけど・・・。烏丸さんって、もはや怪異のレベル。一度、絶頂除霊してみた方がいいんじゃないだろうか。
下ネタはもちろんだけど、バイクで悪霊から逃げるシーンとか、スピード感のある描写というか、なかなか小説としても面白い。この文章なら、『下セカ』の方も読んでみようかという気持ちがちょっとだけもたげてきた。