BOOK「転生したらスライムだった件 16」

転生したらスライムだった件(第16巻)
伏瀬著
イラスト:みっつばー
(GCノベルズ:amazon:990円)
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ミカエルとフェルドウェイたちは取り逃がしたけど、前巻で帝国との戦いに一応の決着が付いた。この巻は報告やら後始末やら・・・。顛末の背景として、ギィとルドラのむかし話と二人のゲームの因縁が明かされた。
この戦いで、家臣たちもみんな進化した。シェルがいろいろやらかした結果でもあるけど、みんながチートになった。それぞれのキャラの持ち味は残してあるようだけど、違いがよく分からない。この巻の半分は、それぞれのスペックを事務的に羅列しただけだった。
テンペスト、ドワルゴン、帝国による戦後処理・・・ここまで引っ張ってきたマサユキの件が無事に着地。マサユキが帝国の新皇帝になった。ヴェルドラの姉竜ヴェルグリンドとリムルが和解したし、三国同盟も成立した。
なんかこのところ戦争ばっかりやっていて、元ゼネコンとしての開発が全然進んでいない。帝国とは鉄道でつながるらしいけど、その工事が描かれることもないだろう。それがこのラノベの持ち味のひとつだったと思うので残念だ。次の巻に短編集を挟んで、天魔大戦がはじまる。

BOOK「真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました 3」

真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました(第3巻)
ざっぽん著
イラスト:やすも
(角川スニーカー文庫:amazon:614円)
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レッドの妹にして勇者ルーティがゾルタンにやって来た。同行者は暗殺者のティセ。蜘蛛のうげうげさん共々、なかなか面白いキャラをしている。ルーティは、悪魔の加護を調合できる錬金術師を探し、勇者の衝動を抑制するつもり。
精霊の集落とゾルタン近郊の村で、謎の呪いによる精神力の吸収という事態が起きていた。
ルーティは、監獄から錬金術師ゴドウィンを脱獄までさせた。ゴドウィンの治療薬を購入しようとして、勇者ルーティは兄と出会うことになった。
そして、ルーティが置き去りにしたアレスとテオドラ、脱走していたアルベールがゾルタンに到着した。隻腕となったダナンを含め、すべての面子がゾルタンに顔を揃えたわけだけど・・・この巻は仕込みだけで、何もない巻だった。スローライフしているわけでもなく、事件に巻き込まれてドタバタするわけでもなく・・・。
ここで放置するわけにもいかないので、もう1巻読むことにした。

BOOK「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ファミリアクロニクル episodeフレイヤ」

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝
ファミリアクロニクルepisodeフレイヤ

大森藤ノ著
イラスト:ニリツ、ヤスダスズヒト
(GA文庫:amazon:594円)
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『ダンまち』の【フレイヤ・ファミリア】の主神フレイヤを主人公としたスピンオフ。
女神フレイヤが、ベルくんと出会い、ちょっかいを出す直前のお話。自分の伴侶を求めて気まぐれの旅に出た。オラリオを出たフレイヤは、砂漠の海を渡り、リオードの町にたどり着いた。慌ててフレイヤを追いかけるオッタルをはじめとするファミリアの主要メンバーたち。
リオードの奴隷市場ですべての奴隷を買って全員を解放し、大きな屋敷を買い・・・気まぐれが信条の女神様ではあるけれど、好き勝手やりたい放題。お目当ては少女アリィ・・・シャルザード王国の王子にして王女。結局、シャルザードの戦争に関与するかのごとく、オッタルたち8人の眷属をアリィに貸し与えた。
対するはワルサと【ラシャプ・ファミリア】の総兵力8万。オラリオの最強とも謳われる【フレイヤ・ファミリア】の主力第一級冒険者たちの実力が描かれたわけだけど、行われたのは・・・大量殺戮。
おまけの短編は、【フレイヤ・ファミリア】の内情や主要メンバーの紹介的なむかし話を織り交ぜたお話。シルの名前も出てきたけど、詳しくは語られなかった。

BOOK「デート・ア・ライブ 20 十香ワールド」

デート・ア・ライブ
20 十香ワールド

橘公司著
イラスト:つなこ
(富士見ファンタジア文庫:amazon:644円)
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澪との決着が付いたと思ったら・・・澪の霊結晶を反転十香が奪い、都合の良いように世界を改変してしまった。しかし、そのうち反転十香と共に世界が消滅してしまう運命・・・。そこで、反転十香(天香りと命名)をデレさせるために、士道が十香とデートをする。
同時並行で、十香に霊力を送り消滅までの時間を稼ぐため、他の精霊たちが霊力をまき散らすために全員でバトルロワイヤルを繰り広げる・・・勝者へのご褒美は士道に告白する権利。
結局のところ・・・十香の反転体の伏線を回収しただけのお話ではあったけど、なんか、短編集の「アンコール」の総集編という雰囲気だった。
次で完結らしい。ただし、すでに出ている第21巻のサブタイトルには「上」と付いているから、「下」があるのか、「中」と「下」があるのか?

BOOK「戦うパン屋と機械じかけの看板娘 10」

戦うパン屋と機械じかけの看板娘(第10巻)
SOW著
イラスト:ザザ
(HJ文庫:amazon:713円)
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ルートとスヴェンが結婚した。結局、元上官のソフィアっていいところもなく撃沈してしまった。そしてスヴェンは人間の身体となり、ルートと共に老いて死ぬことを願い・・・スヴェンの父親を名乗ったマイッツァーの元に向かった。
ゲーニッツの残党・・・保安部の隠れ蓑である宇宙旅行協会の弾道ミサイルの発射が迫ってきた。ターゲットはオーガスト連邦の首都マクスティア。新たな大戦を引き起こすために・・・。前巻の最後で、宇宙旅行協会にはマイッツァーが監禁されている。ミサイル発射阻止とマイッツァー救出作戦が動き出し・・・ラスボス・聖女との戦い。
聖女や神の謎が明かされ、スヴェンに秘密もはっきりした。主要登場人物が総登場する山場ではあったけど・・・やっぱり、ソフィアの存在感が薄い。
あれだけ親交のあった人々との縁が切れる形になってしまったけど、ルートとスヴェンの二人にとってはハッピーエンドで終わった。この事件の後、結局、世界大戦が起きてたくさんの人が死んだことに目をつむれば。
<完結>

BOOK「転生したらスライムだった件 15」

転生したらスライムだった件(第15巻)
伏瀬著
イラスト:みっつばー
(GCノベルズ:amazon:972円)
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リムルたち幹部が帝都攻撃に出た頃、武装国家ドワルゴン方面での戦闘・・・敵は帝国の元帥こと、暴風竜ヴェルドラの下の姉・灼熱竜ヴェルグリンド、そして近藤中尉たち。対するはガゼル王の軍と、原初の悪魔三人娘、ガビルとゴブア配下の軍勢、ガドラ老師と魔王の守護巨像。ヴェルグリンドを押さえ込みながら、カガリが行う儀式を邪魔し・・・別動のリムルが帝国の皇帝ルドラを討つまでの時間稼ぎ。
結局、ベルドラがルドラの傀儡として支配されてしまい、リムル以下の総力戦でヴェルドラの奪還。戦闘中にも覚醒を即し・・・『智慧之王』すら、リムルに名付けられて『シエル』に進化した。そして、ヴェルドラとヴェルグリンドの分身体を捕食し、ヴェルドラを無事に開放した。
その後は・・・他の全員が出てきて、進化進化の連続、覚醒覚醒の嵐。全面戦争で帝国との戦いは収束した。皇帝ルドラの謎も明かされ・・・ルドラがミカエルになって、フェルドウェイと一緒にどこかに行ってしまった。完全決着にはならず、今後ラスボスになるものやら。ルドラに瓜二つの勇者マサユキの謎は残されたままだ。
そういえば、もはや小物を通り越してザコ感漂いはじめたユウキはどうなったのか?

BOOK「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ファミリアクロニクルepisodeリュー」

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか
ファミリアクロニクルepisodeリュー

大森藤ノ著
イラスト:ニリツ、ヤスダスズヒト
(GA文庫:amazon:620円)
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『ダンまち』のスピンオフ。登場人物の一人リューを主人公とした2編の中編が収録されているけど、本当の主役は酒場「豊穣の女主人」かもしれない。
酒場「豊穣の女主人」の給仕で、元は腕利き冒険者。既に消滅してしまった【アストレア・ファミリア】の正義感を持ち続け、お節介ながら巨悪に立ち向かう。時間軸的には、本編で【ヘスティア・ファミリア】が【アポロン・ファミリア】との戦争遊戯に勝利した第6巻の後のこと。そういえば、この頃のシルって、まだ、メインヒロインのひとりだった。この外伝に、ベルくんが登場するとは意外だった。
「豊穣の女主人」の客・・・賭博の負債の代わりに娘をとられたという。その黒幕は、外国資本の大賭博場のオーナー。娘の救出にリューとシルが動き出す・・・「グラン・カジノをぶっつぶせ!」。【疾風】ことエルフのリュー、暗殺者【黒猫】こと猫人のクロエと、賞金稼ぎ【黒拳】ことヒューマンのルノアが、豊穣の女主人に居着くことになったときのお話・・・「そこは豊穣の酒場」。
「豊穣の女主人」の女給たちはみんなLv.4の強さ。シルにも何か曰くがありそう。にもかかわらず、Lv.1のベルくんを生暖かい目で見ていたのか^^;;