BOOK「転生したらスライムだった件 10」

転生したらスライムだった件(第10巻)
伏瀬著
イラスト:みっつばー
(GCノベルズ:amazon:972円)
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勇者マサユキはある意味不気味な存在だったけど、結局、リムルの仲間に溶け込んでしまった。後々の展開はわからないけど、いまのところ悪いヤツではないらしい。迷宮の運営はゲーム要素を取り入れて、順調にスタート。収益も上がってきている。裏で難易度を調整するリムルたちの動きって・・・不正行為に目くじら立てるパチンコ店の店主のようだった。・・・だけど、こういうアトラクションのようなダンジョンは、そのうちみんなが飽きてきて、「クソ運営」だの「クソゲー」だの言われはじめて末期を迎えそうな気もする^^;
元勇者にして七曜の老師の生き残り・・・西方諸国評議会を牛耳る者・・・グランベル・・・ロッゾ一族のトップ。その跡を次ぐべき転生者「強欲」のマリアベルが動き出した。つまらないエピソードだったけど、結果的に、テンペストが評議会から国家承認され、評議会のメンバーとして認められた。今後どう展開するのかわからないのは、評議会の軍権を委譲されたこと。あとは鉄道さえ敷ければ・・・むかしの満州鉄道のように、地域の支配は簡単だ。
メインストーリーなのかわからないけど・・・ユウキの方は、魔王カザリームの復活した姿であるカガリを古代遺跡の探索に送り出した。旧クレイマン領の古代遺跡アムリタは、魔王カザリームのかつての都だから、その復活体であるカガリにとってはかつての支配地。
マリアベル・・・強い強いと書かれているけど、何が強いのかさっぱりわからない。結局、しょぼいヤツとしか思えなかった。それに対して、ユウキがラスボスとしての存在感を醸し出してきた。

BOOK「転生したらスライムだった件 9」

転生したらスライムだった件(第9巻)
伏瀬著
イラスト:みっつばー
(GCノベルズ:amazon:972円)
※Kindle版を購入

「8.5」が出ているけど、設定資料集らしいのでパス。
冒頭から新キャラ。勇者マサユキ・・・チートスキル「英雄覇道」のおかげで、何もかもが好回転して都合よく英雄に祭りあげられてしまう。パーティメンバーはチンピラレベルで、悪役同然のしゃべり方。
ブルムンド国王、ファルメナスの新王ヨウム、武装国家ドワルゴンのドワルゴ、魔道王朝サリオンの皇帝エルメシアなどが集まり、テンペストの開国祭がはじまった。晩餐会やコンサート、武闘会など、滞りなく終わった。勇者マサユキとも、個人的にはつながりが出来た。
経済環境としては、いくつか問題が出た。手持ちの流通貨幣は少なかったこと。早い話が、高額金貨ばかりで、釣り銭の金貨が不足していたこと。経済発展に合わせて、通過の流通量を増やさないと、同じようなトラブルが起きるだろう。出来れば手形や為替が制度化されれば良いのだけど。
旧クレイマン領の遺跡という新しい展開が続きそうだけど、「中庸道化連」そして魔王クレイマンとつながっていた「あの方」に関する流れだろう。あの方が誰なのか、この巻でほぼ判明したことだし。
次の巻ではロリキャラが登場するらしい・・・マリアベル。

BOOK「転生したらスライムだった件 8」

転生したらスライムだった件(第8巻)
伏瀬著
イラスト:みっつばー
(GCノベルズ:amazon:972円)
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ヒナタとの勝負に勝ち和解。そこに神ルミナス=魔王ルミナスが登場し、西方聖教会/神聖法皇国ルベリオスとの和解も成り、西側諸国との関係改善を果たしたテンペスト。そしてあぶり出された黒幕は「東の商人」。そして、「天使」の伏線も確認された。
で、今回はリムルが準備を進めている「開国祭」。経済政策を絡めていろいろ仕込んでいるけど・・・回復薬の輸出といった外部経済はおぼろげにわかるけど、賃金や雇用形態、税制、公的扶助といった根本的な部分が整備されていないから、まだ内部経済は存在していない。どこで誰に何を売って、どんな利益を上げるのかピンとこない。貨幣経済も浸透しているようには見えないし・・・。リムルの能力では厳しそうだから、商人ミョルマイルの登用は順当なのだろう。
開国祭に向けて、魔王ラミリスによる地下ダンジョン造り。あんなに安全な街道を作っておいて、護衛の冒険者がそんなに来るんだろうか? そして、競技場の建設。箱物を作っても、コンテンツがなければ成り立たないから、ここもミョルマイルの出番。
ベニマルにフラグが立った。テングの姫モミジ・・・ハクロウの娘・・・そして三獣士の一人・アルビスとの三角関係+α。そもそも、主人公に性別がないから、こういう美味しいところをサブに持って行かれる・・・。
次はいよいよ「開国祭」のはじまり。

BOOK「転生したらスライムだった件 7」

転生したらスライムだった件(第7巻)
伏瀬著
イラスト:みっつばー
(GCノベルズ:amazon:972円)
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魔王クレイマンがらみの件が片付き、次はヨウムによる新国家建設と西方聖教会への対処。
ファルムズ王国のエドマリス王を尋問・・・拷問したシオンって・・・。おかげで、ファルムズ王国との戦後処理はかなりひどいことになった。シオンはちょっと、ヒロインを逸脱してしまったかも・・・次に進化したら「悪魔」になっているんじゃないだろうか。ダークエルフの奴隷と古代文明の遺跡なんていう・・・これも伏線のひとつだろう。そういえば「天使族」なんていう伏線もあったっけ。
西方聖教会の動き・・・絶対権力者の下には腐敗した統治組織と愚かな老人がはびこっているというのはお約束事項。西方聖教会の七曜、西側諸国を陰で操るロッゾ一族、東の帝国の商人・秘密結社「三巨頭」が、ヒナタの排除とファルムズ王国の奪還に動き出した。
複数の局面が同時進行しているせいもあるけど・・・この巻も会議ばかりやっている。会議の途中で状況が変わり、さらにまた会議・・・。そして、会議で打ち合わせたのとは違う戦闘。
ついに、リムルとヒナタの一騎打ち。チート同士の戦いだと、リアリティがなくなって、逆に面白みがない気がする。戦いそのものは剣での勝負だから、描きようによっては迫力も出るんだろうけど・・・。
同時並行で進んでいたファルムズ王国の件、西方聖教会の件が意外にあっさり同時に片付いてしまった。

BOOK「特殊性癖教室へようこそ 3 【電子特別版】」

特殊性癖教室へようこそ2 【電子特別版】
中西鼎著
イラスト:魔太郎
(角川スニーカー文庫:amazon:583円)
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水着回ではあるけど、この小説ではサービス回という感じでもない。プールの授業中に明かされた情報・・・恭野文香の義父は伊藤芳雄・・・つまり、真実の祖父。ということは、真実は文香の甥ということになる。
文香に潜む特殊性癖がわからぬまま・・・胡桃沢朝日の妹・赤塚宵美の「密室イカせ事件」が起きた。早朝の密室状態の教室で、イカされ、イキ続けたままの宵美の「イ体」が発見された。・・・ミステリー仕立てなのかと思った途端、ホラーになった。教壇の下に拘束されていた謎の女生徒・・・「家具性愛者」灘慈久。クラス名簿に名前があるのに、新任の教師が3ヶ月間も気に掛けていないとは・・・。
謎解きというか、本筋は恭野文香の性癖。そして伊藤真実と人間を信じさせるための戦い。
後日談まであったし、これで完結。いろいろ端折った感はあるけど、別にこれ以上書き込むこともなかったのだろう。
<完結>

BOOK「転生したらスライムだった件 6」

転生したらスライムだった件(第6巻)
伏瀬著
イラスト:みっつばー
(GCノベルズ:amazon:972円)
※Kindle版を購入

前巻で強力な仲間が増えた。魔王クレイマンの密偵だった魔道師ミュウラン、魔王カリオンの配下グルーシス、獣王国ユーラザニアの三獣士、上級悪魔ディアブロ。そして、ついに暴風竜ヴェルドラが復活した。ついでに、魔道王朝サリオンとの国交も樹立した。
この巻、冒頭はいろいろタネ明かしというか状況確認・・・魔王クレイマンや中庸道化連、西方聖教会、神聖法皇国ルベリオスの事情。そして首謀者たちの次なる計画。リムルの今後の方針決定・・・。
「真なる魔王」への進化を狙う魔王クレイマンが、獣王国ユーラザニアの兵士と住民を虐殺するために軍を進めた。それを迎え撃つテンペスト軍。大規模転送とは、チートにもほどがある。
「魔王達の宴」の前に、いままで登場しなかった魔王たちの顔見せ。魔王ギィと魔王レオン。魔王ギィの配下・ヴェルザード・・・ヴェルドラの姉。ついでに、暴風竜ヴェルドラの兄の娘が魔王ミムル・・・姪っ子と判明。
結局、リムルが魔王として正式に認められ、フレイとラミリスが魔王を返上し、ミルムの配下となり・・・「八星魔王」体制になった。たぶん、フレイとラミリスが魔王ではなくなったことで、レギュラーキャラとして登場しやすくなったのだろう。
あとがきによると、過去最高の厚さの本になったとか。シリーズ最高ではなく、GCノベルズで最もページ数が多いのだろか。Kindle版にはページ数とかないけど・・・中身は、会議ばかりやっていた。たぶん、半分以上は会議のシーンだった。会議の多い会社はダメな会社と、リムルも認識していたはずだけど・・・。

BOOK「転生したらスライムだった件 5」

転生したらスライムだった件(第5巻)
伏瀬著
イラスト:みっつばー
(GCノベルズ:amazon:972円)
※Kindle版を購入

古本が安くないので、送料を加えると新刊を買うのとほとんど差がない。なので、この巻からKindle版にした。
イングラシア王国からの帰還途中、リムルが神聖法皇国ルベリオス聖騎士団長・坂口日向に襲撃された。その決着は?・・・で、この巻だけど・・・次巻が遡ってリムルが人間の国に出かけている間の展開。
テンペストの街道建設により利権を失ったファルムズ王国が、西方聖教会を後ろ盾にテンペストに兵を進めた。その中には戦闘に特化した3人のチート持ちの異世界人たちがいた。戦いで・・・シオンを含む100人が死んだ。死者復活の可能性を求め、リムルは魔王に進化することを決心した。そのためにはファルムズ王国軍2万の大量虐殺がって、かなりエグイな。
リムルはスライムからデモンスライムへ進化、「真なる魔王」となった。ついでに、「大賢者」も「智慧之王」に進化した。ヒロインのひとりが死ぬなんてあり得ないと思ったけど、シオンがちゃんと生き返った。魂を引き継ぎ、おバカなままで。
巻の冒頭で、魔王ミリムが魔王フレイとともに、魔王カリオンを滅ぼした。魔王クレイマンの暗躍によるものらしい。リムルの次の手は、魔王クレイマンの討伐。でも、クレイマンの上に、更なる黒幕がいるらしい。

BOOK「転生したらスライムだった件 4」

転生したらスライムだった件(第4巻)
伏瀬著
イラスト:みっつばー
(GCノベルズ:1,000円+税)
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前巻でいろいろ新たな名前がたくさん上がったけれど、ケリが付かないままこの巻でもいろいろ登場してきた。神聖法皇国ルベリオス聖騎士団長ヒナタ・サカグチ・・・日本からの転生者にして、魔物の天敵。かつて、井沢静江と関係があった。
魔王カリオンの獣王国ユーラザニアとの国交を結び、武装国家ドワルゴンを国賓として訪問。テンペストが国として対外的に認められる第一歩を踏み出した。ブルムント王国・・・人間の国・・・とも国交が成立。国家建設はかなり順調に進んでいる。
さらにイングラシア王国で自由組合総帥にして転生者・神楽坂優樹と落ち合うことが出来た。そこでリムルが見たのは・・・勇者のなり損ないとしての召喚者たち。この子らを救いたい、それがシズの願いであった。で、リムルが召喚された子どもたちの先生になった。子どもたちを救うため、ウルグレイシア共和国にある精霊の棲家へ。十代魔王の一人にして精霊王女・迷宮妖精のラミリスと会い、子どもたちを救うことが出来た。・・・展開上、つながってはいるけど余談だろう。で、本来の展開は、冒頭で登場した坂口日向が最後の最後に現れて・・・本当にいいところで終わった。
リムルのモノローグが主体だから読みやすいけど・・・それにしても饒舌な小説だ。同じことの繰り返しが至る所で目に付くし、ムダな文章も多い。

BOOK「転生したらスライムだった件 3」

転生したらスライムだった件(第3巻)
伏瀬著
イラスト:みっつばー
(GCノベルズ:1,000円+税)
※古本を購入

前巻、ジュラの森大同盟が成り、リムルが盟主となった。さらに、以前の伏線にあったドワーフ王ドワルゴの武装国家ドワルゴンとの盟約が成り、「ジュラ・テンペスト連邦」が建国された。なぜ「嵐」なんだろう? そして町の名は「リムル」・・・。
魔王クレイマン、魔王カリオン、魔王ミリム、そして魔王フレイが会談を持った。魔人ガルミュッドによる新魔王誕生計画の後始末。新キャラとして魔王ミリムの登場といったところ。魔王たちの対立に巻き込まれていくリムル・・・。中庸道化連の魔人やら、魔王関係の新キャラがたくさん登場した。
ストーリー的には、ハーピィの巫女の予言・・・ジュラの大森林のどこかに眠る災厄級魔物カリュブディスの復活・・・。複数の魔王たちの陰謀の失敗と今後の思惑・・・。これに、魔王ミリムがやって来たことを合わせると、容易にその先が想像できてしまうわけだが・・・。
リムルたちが国家となったことで、人間の隣国との関係も描かれはじめた。魔王の問題に巻き込まれるだけでなく、人間との問題の方が大きいのかも知れない。そのための「ヨウム英雄化計画」だろう。
魔王クレイマンが敵で、魔王ミリムが味方という構図で、この先は動くらしい。