BOOK「わたしの知らない、先輩の100コのこと 2 【電子特典付】」

わたしの知らない、先輩の100コのこと(第2巻)
【電子特典付】

兎谷あおい著
イラスト:ふーみ
(GA文庫:amazon:634円)
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とにかく二人で良く喋る。あまり小洒落たことは言わないけど、楽しそうに喋るだけで毎日が進んでいく。そして、後輩ちゃんがとにかく積極的で、毎週末デートを重ねている。デートで外出しても、自転車の練習をしても、結局は喋ってばかりいる。久しぶりに「喋々喃々」なんていう言葉を思い出した。
母親に後輩ちゃんを知られてしまったけれど、ついに学校の中でも二人で行動するようになった。これで、内堀も外堀も埋まった。運動会のシーンは描かれたけど、学校での接点については詳しく書かれていない。周囲の目もあるだろうに・・・。
本人たちも自覚しているように、50日を過ぎるとさすがにだれてきた。最初の頃は、さっさと付き合ってしまえよと思っていたけど、お前ら一度分かれたらと正直思ってしまった。でも、60日目に答えが出てしまったじゃないか。でも、このまま100日目まで行って、そこでぷっつり縁が切れたら、それはそれですごいな。
この巻は、前巻より少し長くて63日目まで。がんばれば次の巻で完結までいけるかもしれない。

BOOK「わたしの知らない、先輩の100コのこと 1」

わたしの知らない、先輩の100コのこと(第1巻)
兎谷あおい著
イラスト:ふーみ
(GA文庫:amazon:614円)
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気にはなっていたけど、続巻が出ない可能性を考えて放置していたら、いつの間にか続巻が出ていた。表紙を良く見たら、「1」とナンバリングされていた。
「せんぱい」と「後輩ちゃん」、お互いに名前も知らず同じ路線で通学しているだけの関係ながら、お互いの質問に1日1問に正直に答えることになってしまった。以後、日記形式でお互いの視点から話が進む。設定は悪くないけど、あっという間にせんぱいの塩対応が影をひそめ、ずーっとこれが続くのかと思うと、途中から単調に感じてきた。
その矢先、後輩ちゃんからぐいぐいデートに誘ってきて、わずか12日目の土曜日に初デート。翌日も連チャン。男なんて可愛い女の子の前ではみんな同じようなもので、せんぱいがだらしがないわけではない。もう、この時点でこの会話ゲームは完全にせんぱいが負けている。
この巻は27日目までだから、100日目までだとすると、第3巻では完結しないかな。第2巻は出ているようだけど。

BOOK「私、能力は平均値でって言ったよね! 13」

私、能力は平均値でって言ったよね!(第13巻)
FUNA著
イラスト:亜方逸樹
(アーススターノベル:amazon:1,320円)
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古竜たちとの戦いの場面から。前巻からの続きだけど、あっさりと、予想通りに終了。前半は短編集でもボツになりそうなつまらない小ネタが続く中、伏線がわずかに動くだけ。アルバーン帝国から次々と打ち上げられた宇宙ロケット。帝国軍の倉庫から盗まれる金属類。以前、スカベンジャーにマイルが伝えた命令というか指示、なんとなく伝えた言葉が実行に移され・・・マイルの知らない所で暴走していく。
「赤き誓い」はブランデル王国の王都に戻り、「新米ではない」Cランク冒険者としての活動を再開した。
そしてようやく、「ワンダースリー」のマルセラ、モニカ、オリアーナがマイルたちと出会うことができた。当然、ふたつのパーティでマイル(アデル)の取り合いになるけど・・・意外にあっさりしたお話で驚いた。全員で新しい冒険のステージに進むのかと思っていたのに・・・。
結局「ワンダースリー」には自分たちが直面する問題があり、再び別行動で冒険者を続けていくことになった。マイルから「ワンダースリー」が共通のアイテムボックスを獲得したけど、「どこでもドア」としても使える優れもの。ポーリンが知ったら欲しがるだろう・・・というか、マイルとの仲違いの原因になるんじゃないだろうか。

BOOK「私、能力は平均値でって言ったよね! 12」

私、能力は平均値でって言ったよね!(第12巻)
FUNA著
イラスト:亜方逸樹
(アーススターノベル:amazon:1,188円)
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冒頭は「赤き誓い」が拠点としていた宿屋のレニーちゃんの総集編。レニーちゃんが腹黒の性格で、マイルがチョロい性格で・・・でも、マイルはチートな能力でなんでも解決してしまうというエピソードだったけど、もう、レニーちゃんの出番はないのだろう。
アルバーン帝国を偵察する商隊に扮した間諜を護衛する指名依頼で、帝国に旅立った。道中、マイルの収納魔法を使った交易に精を出しながら・・・。ポーリンが暴走気味。メーヴィスの片腕のことをああいう言い方をするのはどうなんだろう? あれって、ポーリンを守るためだったはず。そもそも、「腹黒」のポーリンが真っ当な商人になれるとは思わないけど・・・そもそもで言えば、マイルというドラえもんにぶら下がった3人ののび太という状況を続けても、3人はまともな大人にはなれないだろう。
帝都で単発の依頼をこなした「赤き誓い」・・・思わぬ情報を得た。亜人たちの反乱。調査に向かった「赤き誓い」一行は、予想通り遺跡調査の亜人たち、そして古竜と出会った。
あとがきを読んで、アニメのナノちゃんの違和感の原因がわかった。

BOOK「私、能力は平均値でって言ったよね! 11」

私、能力は平均値でって言ったよね!(第11巻)
FUNA著
イラスト:亜方逸樹
(アーススターノベル:amazon:1,166円)
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トリスト王国の王都を後に、「赤い誓い」はさらに東へ。街道から外れた山村で、ゴーレムがらみの依頼を受けた。久しぶりに伏線の「遺跡」の調査。新たな情報が加わったような、加わらなかったような・・・。でも、最後にマイルがシステムに付け加えた命令が、後々、何かを引き起こす伏線らしい。そして「赤い誓い」は旅を折り返し、西向きに進路を変えた。
「ワンダースリー」のマルセラ、モニカ、オリアーナは学園を卒業し、女性近衛分隊となった。そして第三王女モレーナから、形式的に「アデル(マイル)を連れ戻す」という特命を仰せつかい、冒険の旅へと出かけた。アデル(マイル)の本拠地であるティルス王国の王都まで進んだが・・・。
王都に戻った「赤い誓い」と再会した女性冒険者パーティは・・・なぜか「女神のしもべ」。女子会などして楽しく過ごした。
この巻は、第1回目の修業の旅が終わったタイミングでの中休みといった感じなのか、中身はスカスカだった。

BOOK「私、能力は平均値でって言ったよね! 10」

私、能力は平均値でって言ったよね!(第9巻)
FUNA著
イラスト:亜方逸樹
(アーススターノベル:amazon:1,200円)
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成り行きで救ったお姫様を守るため孤軍奮闘するメーヴィスの危機的状況から。まあ、そこに「赤き誓い」のメンバーが登場すれば、あっという間に片が付いてしまうので、この程度の戦闘シーンが山場と言うことはあり得ない。
叔父のクーデターから逃げてきたお姫様エルトレイアと、隣国の王都で別れた「赤き誓い」。そこに、以前倒した古竜ベレデテスが現れた。諸事情あって、3頭の古竜が赤き誓いを殺すという。まあ、結局撃退するわけだけど、メーヴィスが右腕を失った。それも、マイルが・・・。
王都では古竜出現にギルドが対応を迫られていた。さらに、古竜の影響で出現したとみられる土竜討伐の依頼が・・・。たまたま再開したAランクパーティ「ミスリルの咆哮」とともに地竜(実際は土竜)討伐に向かう「赤き誓い」。そこでもチート過ぎる戦闘が・・・。
相変わらず軽いノリで楽しいお話ではあるけど、最近中身が薄まってきている。作者が引き伸ばしに入ったのか、冒険の旅自体がマンネリ化しているのも知れないけど。そもそも設定として、「赤い誓い」がBランクに上がるには一定期間の活動実績が必要なわけで、主人公自体が引き伸ばしに苦しんでいるような状態。マイルを追いかけてくるマルセラたち「ワンダースリー」がいるから、その内合流して新しい展開になるのだろう。

BOOK「私、能力は平均値でって言ったよね! 9」

私、能力は平均値でって言ったよね!(第9巻)
FUNA著
イラスト:亜方逸樹
(アーススターノベル:1,200円+税)
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ドワーフたちと共に変移種のオーガとオーク討伐に向かったマイルたち「赤き誓い」。そこで発見したのは、以前にも見た次元連結孔。多少の謎解きにはなったけど・・・なぜここで巻をまたいだんだろう? 引っ張るほどの展開ではなかったのに。
小ネタの、二人のエルフ研究者の調査行の護衛任務を終え、マイルたちはマファンの町から東方の隣国に移動した。以前、隣国から押し出された魔物を、マイルたちが押し返した件の後始末。これもかなりの小ネタ。すぐに王都を後にした。
「赤き誓い」の4人の中で、メーヴィスだけが魔法を使えないという設定で・・・確かに気後れはするだろうなぁ。ああいうチートの中にあっては。その意味で、この巻はメーヴィス回・・・本編はいいところで「10巻につづく」になったけど、オマケの短編もメーヴィス回。でも、この巻は内容が薄かったな。数巻続けて顕著にパワーダウンしてきたように思う。
あとがきにアニメ化の話があったけど、第7巻の腰巻き以上の情報はなにもなかった。