BOOK「丹下健三 戦後日本の構想者」

丹下健三
戦後日本の構想者

豊川斎赫著
(岩波新書:840円+税)
※古書を購入

いままで、「現代建築」に関して興味を持ったことがなく、ずっとずぶの門外漢であり続けている。とくに、「脱構造主義」とか訳のわからないものが主流になって、建築設計が理工系の分野から逸脱しはじめてからは、なおさら目を背けてきた気がする。だから、磯崎新とか、黒川紀章とか、日本を代表する建築家といわれる人たちについても、名前は聞いたことがあるけど、どういう人たちなのかはぜんぜん知らない。
その、磯崎新、黒川紀章の師匠筋に当たるのが丹下健三で、ある意味では戦後日本の当たり前の都心の風景を産みだした人という程度の知識しかなかった。少なくとも、日本の主要な地方都市の中心部にある役所や官庁の出先機関、郵便局本局といった、パブリックな建物の多くが丹下健三風のデザインで・・・金太郎飴のように同じ顔をしているのは、不思議ではあるけど、ある意味ではすごいことだと思う。
そして、戦後生まれで、高度成長期に育ったわたしは思うのだ・・・戦後の焼け野原しかなかった、いわば真っ白なキャンバスに自由に絵を描けた世代は楽しかったろうなと。もちろん、その後の世代であろうと、才能のある人は新しいなにかを書き続けるわけだけど・・・少なくとも日本中が同じような風景になるほどの仕事はできないわけで・・・。

BOOK「フランスはどう少子化を克服したか」

フランスはどう少子化を克服したか
髙崎順子著
(新潮新書:amazon:740円)
※Kindle版を購入

仕事の資料として読んだ本。
わたしは、日本の少子化も気にしていないし、ましてフランスの少子化などまったく関係がないけれども・・・仕事の関係で、なんとなくついでに読んでみた本。
前半は出産支援、後半は3才児未満の保育、棹後に3才から5才の保育学校という構成。
1995年にフランスは合計特殊出生率が1.66まで落ち込んだ。それが2000年代に2.0を回復し、少子化を脱出した。このフランスを参考にしているのか、日本政府も同じような政策を掲げて少子化克服を目指しているようだけれど・・・お題目が並ぶだけで、保育園に入園できない待機児童問題ひとつとっても本気でやる気なのか、甚だ疑問を感じる。あくまでも、わたしの個人的な感想だけれど、日本政府あるいは社会の動きから読み取れるメッセージは、『子どもなんか産むな!』なのではないかと思えてしまう・・・。
文化や社会、価値観が異なるからフランスのやり方がぜったいに良いとはいえないけれど、このくらい徹底的にやらないとダメなんだろうなとは思う。そのためにどのくらい税金や健康保険料が上がるのか想像しただけでゾッとするし、わたしのように子どものいない人間にとっては、自分が納めた税金・保険料がどれだけ、他人の子どもを育てるために使われるのかと・・・。きっと、消費税が15%、保険料が3倍くらいになるんだろうな^^;; それでも、ジジババを養うために増税されるより、建設的であることは認める。

BOOK「聖地巡礼 世界遺産からアニメの舞台まで」

seitijunrei聖地巡礼
世界遺産からアニメの舞台まで
岡本亮輔著
(中公新書:780円+税)
※古書を購入

古書を購入したけど、売り上げカードが挟まったままだったので、たぶん新品のまま古書に流れたものだと思う。
この本は、「聖地」がどう成立するのか、どう支持され維持されていくのかなど、大真面目な面から聖地と聖地巡礼を解説し、世界遺産をありがたがって観光することや、最近流行のパワースポットやアニメの聖地にまで触れている。
アニメ聖地に関しては、「らき☆すた」の鷺宮町(現・久喜市)と「あの花」の秩父市について解説しているけど・・・まあ、間違いではないし、きっとその通りなんだろうけど、アニメヲタの考え方や感じ方までは踏み込んでいない。
さらに、東京の「神田明神」について、平将門の分祀については触れているけど・・・ここもアニメ聖地としてのもうひとつの典型だと思うのだけれど、ひと言も触れられていない。2015年に出た本だから、神田明神にラブライバーがたくさんいたはずなんだけど・・・。

BOOK「世界で一番貧しい大統領だったホセ・ムヒカ氏 初来日講演全文」

jose-mujica_kouen世界で一番貧しい大統領だったホセ・ムヒカ氏
初来日講演全文

国際情勢研究会編
(ゴマブックス:amazon:99円)
※Kindle版を購入

ムヒカ前大統領は現役の大統領としては来日しなかった。引退後、今年4月の来日が初来日だというので、何を語るのか気になっていた。ところが、理由はよくわからないけど・・・来日のニュースは流れたけど、記者会見やインタビューなどがメディアに流れることがほとんどなく、日本で何を語ったのか知る機会がなかった。
この本には、来日中、ムヒカ前大統領が東京外国語大学で行った講演録を含む、いくつかの講演や演説が収録されている。正直いって、目新しい内容はなかったし、日本人に向けて、日本の若者に向けての特別なメッセージはほとんどなかった。
jose-mujica_でも、これはわたしの想像だけれど・・・ムヒカ前大統領はいまの日本に危機感を持っている、あるいはがっかりしているんじゃなかろうか?
かつて、南米に渡った日本人移民の勤勉さと精神的な強さは、南米各国の人々から尊敬を集めている。しかし、当時の日本人移民が持っていた精神文化は、いまの日本人からはとうに失われてしまった。急速に欧米化し、経済成長し、グローバル化した日本の変貌ぶりをどう見ているか・・・少なくとも手放しで賞賛してはいないだろう。
そして、東京外大の学生に語ったことは・・・選挙に行け、投票しろという・・・^^;; まあ、ちょうど選挙もやってることだし、きっと、東京外大の学生たちだけは投票に行ってくれるとと思う・・・。

BOOK「世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ」

jose-mujica_enzetsu世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ
くさばよしみ・編
中川学・絵
(汐文社:amazon:100円)
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大型判の絵本は1,728円もするのに、Kindle版がなぜか100円で売られていた。短い文章なので、ネットでも読めるものだけど、100円ならいいかと購入した。
世界でいちばん貧しい大統領として一世を風靡したウルグアイのムヒカ前大統領が、2012年、ブラジルのリオデジャネイロで開催された国際会議で行った有名な演説を収録した絵本。一時、話題となり、かなり売れた絵本だと思う。
簡単に言えば・・・あくせく働いてお金を稼ぎ、欲望のままに消費して、気が付いたら人生が終わっている。そんな不幸な生き方はもう止めようよという内容だけど、世界中に大きなインパクトを与えた。
でも、正直言うと・・・今年4月に来日したのに、あっという間に忘れてしまったよね^^;;
税金で趣味の美術品を買ったり、家族旅行をしたりするセコイ都知事の問題で人間の欲深さを改めて知ったし、イギリスがEUを離脱するといって投資家たちがパニックになり、経済の成長を原動力として幸福を追求する現代文明に赤信号が灯ったりして・・・気が付いたらみんな、自分のお金をどう守るかばかりを考えている。残念ながら、わたしにはその守るべきお金もないんだけど^^;;
ムヒカ的に明るい話題と言えば、せいぜい、中国経済に陰りが見えていることくらいだろうけど・・・まだ、世の中の価値観は変わっていないから、EUや中国の崩壊は、不幸しか生み出さないんだろうな。もしかして、世界経済が崩壊して、人類がこれ以上ないくらいに不幸な状況に陥ったとき、パンドラの筺みたいにムヒカの希望が出てきたりするんだろうか?

BOOK「[日英対訳]THE NRW KOREA 朝鮮が劇的に豊になった時代」

the_new_korea.jpg[日英対訳]
THE NRW KOREA
朝鮮が劇的に豊になった時代
アレン・アイルランド著
編集:桜の花出版編集部
(株式会社星雲社:2,800円+税)
ASIN/ISBN976-4-434-18181-8

amazonno ダンボルー箱を受け取ったときから、かなりの大著でることは推測できた。箱から取り出すと、B5サイズの分厚いペーパーバックのような平綴じの本だった。総ページ数約700ページ。でも、左側のページは英語版、左側だけが日本語だから読むのは約350ページくらいのこと。読み進むと、英語ではどうなってるんだと時折確認したりして、けっこいうよみすすむのがたい大変そうな本だった。
までも、とにかく右ページを順に読んでいけば、いつかは最終ページにたどり着く^^
そして、読み終わる頃には・・・日本は朝鮮半島に対してこんなに投資して、良いこともたくさんもたらしたにもかかわらず・・・朝鮮人はどういう了見なんだ!?と、韓国・朝鮮半島が骨の髄まで嫌いになれる本^^;; 理論武装も十分で、韓国人を相手にしてみ一歩も引かない強者になれるだろう。
この本を大量に印刷して、世界中の人々に読ませられたら、韓国の告げ口外交なんて、鼻で笑われるような扱いしか受けなくなるだろう^^