BOOK「国産カメラ開発物語 カメラ大国を築いた技術者たち」

kokusankamerakaihatsu国産カメラ開発物語
カメラ大国を築いた技術者たち
小倉磐夫著
(朝日選書:1,300円+税)
※古書を購入

久しぶりに古書らしい古書で、読むぶんには問題がないけど、折り跡がたくさんあり、線引きや書き込みが随所にあった。
ということで、どうでもいいことではあるけど・・・こういう古本を読む別のお楽しみとして、前の読者への推理^^;;
折り跡を検証してみたけど、特定の意図はない様子。前の読者にとって重要なところには線引きがなされているけど、線引きや章立てには無関係にドッグイヤーの折り跡がある。たぶん、栞を使わず、読み進んだページを折っていっただけのようだ。
線引きを追跡してみると・・・首尾一貫した興味の対象がぜんぜん見えてこない。光学系の要素技術だったり、メーカー名だったり、バラバラの内容がチェックされている。しかも、その項目の重要なポイントを外してばかり・・・意図的なのかは不明。
注目すべきは、フォーカルプレーンシャッター「横走りから縦走りシャッターへ」という項にはびっしりと線引きがあること。縦走りシャッターが日本独自の技術であることに注目したらしい。
学生のレポートの資料としても、この線引きだけでは不十分だろうから、たぶん、ネタ本はこれ一冊だけではなかったのだろう。

BOOK「人物で語る化学入門」

jinbutsude_kagaku人物で語る化学入門
竹内敬人著
(岩波新書:800円+税)
ISBN/ASIN:4004312376
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昨日一日で、東京→山形→東京→静岡という強行軍の移動をしなければならなかったので、時間つぶしに適当な本をと思ったけど・・・カバンに入れやすい新書・文庫本は、手元にこれしかなかったので・・・ある意味、仕方なく読んだ^^;;
この手の本は、古代ギリシャからはじまるものだけど、この本ではあっさり触れただけだった。そして、錬金術の時代については、ほとんど触れることすらなかった。そういう意味では、現代的な意味での「化学」を中心に据えているのだけど・・・その分だけ、教科書的なニオイが鼻についてしまった^^;
実を言うと、理科の中では化学がいちばん苦手な分野で、高校時代にも良い思い出がない^^;
この本でも、アボガドロという人名が出てきて、アボガドロ数やらモルやらが出てくると、高校時代を思い出して、ちょっと背中に汗をかいた^^;;
それでも最後までふつうに読めたのは、憶えなくてもよいということ、そして、読み終わった後にテストがないという気楽さ故だろう^^;

BOOK「人物で語る物理入門(下)」

jinbutsude_butsuri02人物で語る物理入門(下)
米沢富美子著
(岩波新書:740円+税)
ISBN/ASIN:4004309816
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上巻のアインシュタインの相対論の続編から、ニールス・ボーアの量子力学、ハッブルによる宇宙の膨張、キュリー夫人とマイトナーの核物理学からオッペンハイマーの原爆開発、湯川秀樹と朝永振一郎、バーディーンの情報技術、マレイ・ゲルマンのクオークのお話。上巻に比べて、構成がちょっとバラバラな印象^^;;
オッペンハイマーの人となりは他に読んだことがあるけど、改めて読んでみて、いろいろ驚かされることもあった。

BOOK「人物で語る物理入門(上)」

jinbutsude_butsuri1人物で語る物理入門(上)
米沢富美子著
(岩波新書:740円+税)
ISBN/ASIN:4004309808
※古書を購入

最近、本格的な科学本がなかなか読めないでいる^^; で、ちょっとリハビリという感じでこの本を読んだ。この本は数年前から、なにかの時に読もうと思っていたけど、まさかこんな感じで読むことになるとは思っていなかった。
上巻はアリストテレスからアインシュタインの相対論まで。伝記というほど書き込まれてはいないけど、人物史を積み重ねた科学史なので、ふつうに読み進められた。・・・いまさらという内容ばかりではあったけど^^;;

BOOK「137億年の物語」

137okunennomonogatari137億年の物語
宇宙が始まってから今日までの全歴史
クリストファー・ロイド著
野中香方子訳
(文藝春秋社:2,990円+税)
ISBN/ASIN:4163742007

いま、ちょっと評判になっている本だというので、話のタネに読んでみることにした。クリスマス・イヴとはいえ、とくにすることもないし・・・土日に部屋の片付けをしたら、腰を痛めてしまったし^^;
大判でかなりの厚さだけど、紙が厚いだけで内容は500ページに満たない。
全4部構成の全42章立てで137億年の歴史をまとめているのだけど・・・たしかに、「ビッグバン」から始まっているから137億年なんだろうけど・・・あまりにもさらっと流し過ぎではないか? わずか6ページでビッグバンから地球の誕生まで進んでしまうとは・・・。
実際、宇宙の進化は時間的にも大きなスケールで進んだし、細かく記述するほど正確なことはわかっていないにしても、もう少し書きようはあったのじゃないだろうか。
そして第2章では早くも地球上に生命が誕生する・・・。大まかな流れを平易な表現で書いているので、苦もなく読み進んでしまったけど・・・第3部の歴史の時代になってからは、けっこう面白く読めた。ざっくりした流れを追っているので、なんとなく全体像がわかりやすいような気がする。たぶん、学校で世界史を習う前に、中学生あたりが読むと役に立ちそうな感じがする。

BOOK「現代科学の大発明・大発見50」

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なぜその発明・発見はノーベル賞につながったのか?
大宮信光著
(サイエンス・アイ新書:952円+税)
ISBN/ASIN:4797342000

ノーベル賞に輝いた業績、あるいはそのうちノーベル賞を受賞しそうな業績を、浅く広く紹介している。もちろん、日本人受賞者はすべて網羅されている。
入門書なので・・・1件あたり4~5ページ程度、1、2点の解説図がついていて・・・とてもあっさりした解説しかないけど、必ずしも理解しやすい解説ばかりではなかった^^;
まあ、50件の業績がそろっているので読み応えはそれなりにあった。

BOOK「科学者たちの自由な楽園」

kagakusyatatino.jpg科学者たちの自由な楽園
栄光の理化学研究所
宮田親平著
(文藝春秋社:円+税)
ISBN/ASIN:4163381201
※かなり以前に入手した本

15年ほど前に、仕事の関係で頂いた本。資料として読み回したので、カバーがなくなってしまった^^; なので、この写真はネットでの拾いもの^^;
今回、表紙をベリベリはがし、ばっさりと背表紙を断裁し、自炊してしまった。そのとき、何となく読み返したくなり、つい全部読んでしまった^^; ・・・実は、自炊することで、読み返したくなる本が結構多くて、順番待ちリストがどんどん長くなっていたりする^^;
日本にあまたある研究所は、広い意味で、官僚の天下り先であるけど・・・たぶん、この理化学研究所へも天下りがいるに違いないとにらんでいる^^; でも、現在の理事長はノーベル化学賞を受賞した野依良治博士で、運営のトップを科学者であることで、未だ自由な研究の場となっているのかもしれない。