アニメ「八男って、それはないでしょう!」


八男って、それはないでしょう!」(全12話/2020年)
原作は「なろう」。異世界に転生したら、貧乏貴族の八男(5歳)だったという。ベルこと、ヴェンデリン・フォン・ベンノ・バウマイスターは魔法の才能にだけは恵まれ、5歳の時、「語り死人」となった魔法使いアルの教えを受け、やがて冒険者予備校の特待生となり・・・チートな魔法使いへと成長して・・・。
一応、家の家督相続問題といった兄弟がらみの問題は出てくるけど、狭量でパラノイアの出来の悪い長男がぶっとばされるだけ。特に八男だからといってどうだということもない。チートな能力を持った主人公のふつうのお話。

アニメ「本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません(第二部)」


本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません(第二部)」(全13話/2020年)
第二期を楽しみにしていたんだけど、アニメとしてはクソ。第二期になってこんなにこんなにクオリティが落ちるなんて。第二部の最初から低レベルだったから、新型コロナウイルスが原因ではないはず。
舞台が下町から神殿に変わって、新しい設定や登場人物など、伝えなければいけないことが山盛り状態。そもそも「なろう系」はこの作品に限らず、ページ数も話数・巻数も気にする必要がないから、作者の思うがままにストーリーや設定が詰め込まれ過ぎていることが多い。シナリオ的には限界を超えているのか、何の説明にもなっていないし、おもしろい部分も描けていない。なろう系アニメに失敗作が多いと言われる原因がこれだ。この作品でも、孤児院の建て直しと工房の設置に関しては、もっとしっかり描くべきだったように思う。
でも、原作ラノベを読んでいるから大丈夫。アニメ作品として楽しむのは諦めて、原作ストーリーを思い出すためのアニメと割り切った。

アニメ「なつなぐ!」


なつなぐ!
(全12話/2020年)
熊本地震の復興プロモーションとして、熊本県が制作したアニメ。ネット配信され、2020年冬アニメとして放送された。各話5分もの。
オンラインゲームで友だちになった夏奈と伊月。ゲームがサービス停止になる直前、伊月から「会いたい」というゲーム内でメッセージが届いたが、返事をする前にゲームは終了してしまった。
他の連絡方法は知らず、むかし交換した住所だけを頼りに、夏奈は伊月に会うため熊本を訪れた。しかし、その住所は更地になっていた。地元で出会った人たちと交流しながら、夏奈は伊月を探す。
夏奈にとって貴重な夏になったとは思うけど・・・でも、ネットで知り合った人に、女の子がホイホイ会いに行くというのはいかがなものかという気がしないでもない。たとえ、相手が女性であるとわかっていたとしても。

アニメ「放課後さいころ倶楽部」


放課後さいころ倶楽部
(全12話/2019年)
ボードゲームを通して仲良くなった女子高生3人のお話。
子供の頃はともかく、大人になってからはボードゲームをほとんどしたことがない。ボードゲームが登場するラノベやマンガもほとんど読んだことはがない。せいぜい、ラノベの『妹さえいればいい。』を読んでいる程度。なので、いまボードゲームがどの程度流行っているのかもよく知らない。
女子高生が出会って、仲良くなって、わーきゃーやっているのは見ていて楽しい世界だけど、そこに「ゲームデザイナー」という職業を目指すという要素が入ってきて・・・遊ぶだけではなく、作り手の世界も描かれている。
女子高生だから仕方がないんだろうけど、みどりちゃん、かなりレベルが低い。クリエイティブな世界には向かない性格をしているような気が・・・。

アニメ「本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません」


本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません
(全14話/2019年)
異常人格レベルにこころの底から本が大好きな女子大生が、本のない世界の少女マインとして転生した。
「本がないなら自分で作ろう」という発想は解らなくもないけど、かなり異常な執着だ。読んだ本に囲まれていたいという心情は、かつてのわたしもそうだったから理解できなくはないけど、本なら何でもいいというマインの姿勢はやっぱり異常だ。マインは転生前、平気で「積ん読」していたんじゃないだろうか?
マインは粘土板とパピルスづくりに失敗した後、木簡を作りに挑む。せっかく作った木簡を母親が薪にしてしまう・・・母親というのは、確かにそういうところがあるよな、経験的にひどく納得できるエピソードだった。
マインはちびっ子で病弱、「身喰い」という命に関わる特殊な体質を身に宿している。制度も技術も流通も遅れている社会で、いろんな困難に立ち向かいながら、まずは紙づくりからスタート。でも、なにぶん、病弱なちびっ子なので、なかなか思うように進まない。ふだんは、本須麗乃という大学生の意識でいながら、本に関しての行動だけが6才児の子供になってしまい、ちょっと苛つく。

アニメ「旗揚!けものみち」


旗揚!けものみち
(全12話/2019年)
異世界転生ものも極まってきたのか、もしも・・・転生者がプロレスラーだったらというお話。しかも、そのレスラーが度を超したケモノ愛好者という変わり者。
ケモノをこよなく愛するプロレスラー「ケモナーマスク」こと柴田源蔵が、ケモノ耳の亜人や魔獣たちの住む異世界に勇者として召喚された。魔獣と魔王を倒すように依頼されるが・・・拒否。そして異世界でペットショップを開くために奔走する。
源蔵には経営の才能はなく、唯一、常識?をわきまえているシグレが苦労するけど、その分、ヒロインとしてシグレの存在感が高まっていて、個人的には楽しめるアニメだった。
召喚直後に、王女アルテナにジャーマンスープレックスを決めたときの純白のパンツが鮮烈だった。一応、パンツアニメではあるけれど、ことさらにパンツを描こうとはしていないのが残念。

アニメ「ぼくたちは勉強ができない」


ぼくたちは勉強ができない
(全13話/2019年)
理系と文系で、それぞれ天才的な成績を残すヒロイン二人。でも、二人とも得意科目と希望進路の文系、理系が真逆。苦手で絶望的な進路に進みたいという。そのヒロインに勉強を教える主人公という構図。
最近、勉強ができないアニメがやけに多くて、つい最近も五つ子のおバカなヒロインたちの面倒を見るという似たような話があった。
ヒロインたちに勉強を教えられる程度に、主人公の成績が良いわけだけど・・・このアニメを見ている人たちは、そういう出来のいい主人公に感情移入できるんだろうか? 見た目が良くて、勉強も出来て、面倒見もいい主人公はモテる。見た目も成績もパッとしないリアルの自分に残されたのは・・・面倒見のいい性格だけということになるけど・・・胸に手を当てて考えてみれば、そんなの面倒なだけなんだよな。しかも、現実はモテたりしないし。