国立科学博物館 特別展 古代アンデス文明展(東京・上野公園)


上野の国立科学博物館で開催中の「古代アンデス文明展」を見てきた。パンダの子どもはまだ公開していないのに上野公園にやたらと人手が多く、天気も悪くないけど・・・この特別展のなにが人気なのか分からないけど、平日なのにけっこう混雑していた。11月4日にはTBSで特番「歴史古代ミステリー アンデス文明5000年の謎」が放送されるので、その後はもっと混雑するだろう。
先史時代から16世紀にスペイン人がインカ帝国を滅ぼすまでの約15000年間、南米大陸の太平洋側の広大な地域で、ナスカ、モチェ、ティワナクなど多種多様な文化が盛衰を繰り返したアンデス文明の展示。科博では関連テーマの特別展を何回か開催しているけど、今回がその集大成ということらしい。
古代アンデス文明に関する展示を見る度に思うこと・・・インカ帝国をあっさり滅亡させたスペイン人に対して「ひどいことするなぁ」と、滅ぼされたインカ帝国には「弱すぎるだろ!」とツッコミたい気分。インカ帝国が亡びた時期は、日本でいえば戦国時代で織田信長が天下を取る直前のこと。ほぼ同じ時期にスペイン人が日本にも来たわけだけど、日本に来たのがピサロではなく、ザビエルで良かった^^;

国立科学博物館 企画展 マリモの謎 どこからきたのか?なぜまるいのか?(東京・上野公園)

阿寒湖でマリモが発見されて120年ということで開催されている企画展。たしか、今年が明治150年に当たるから、マリモの発見は明治に入ってから、意外に遅かったらしい。もちろん、ここでいう「発見」は明治政府側というか西洋の学会側から学術的に見てのことで、地元のアイヌの人たちはそれ以前から知っていたわけだけど・・・。
わたしは北海道出身だけど阿寒湖に行ったことがないので、人工的に丸められたお土産品のマリモしか見たことがない。標本であれば、どこかの展示で見ことはあるけど。
他には、お土産品の「マリモ羊羹」(小さなゴム風船に入った緑色の丸い羊羹)はたまに食べる機会があった。阿寒湖にとっては貴重な観光資源でもあるわけだけど、最近の気候変動の影響なのか、マリモの将来は決して明るくはないようだ。
世界中にもマリモが分布しているとは知らなかった。まあ、丸くなければマリモという感じはしないけど^^;; いま現在、阿寒湖だけ、マリモが丸くなるらしい。

国立科学博物館 企画展 フローラ ヤポニカ 日本人画家が描いた日本の植物(東京・上野公園)

いわゆる「ボタニカルアート」の企画展。正直いうと、あまり特異な分野ではないけど、精密に描かれたリアルな絵なので、意味不明の現代アートよりは、見ていてホッとする絵が多い。描かれたものが植物だからというのもあるかも知れない。
英国キュー王立植物園で昨年から今年にかけて開催されていた日本人画家の植物画展の一部と、『カーティスボタニカルマガジン』に掲載された植物画のいくつかが展示されていて、日本初公開というか、キュー王立植物園以外での展示は初めてだという。こういう展示を見る度に思うけど・・・やっぱり英国ってすごい。特に日本と縁のある植物園とはいえ、こういう日本人画家の作品なんかもたくさんコレクションしているわけで・・・。
日本国内でこの手のコレクションが充実しているところは・・・個別の画家のコレクションを除けば・・・たぶん、科博なんだろうけど、ここは科学博物館だから常設展示はしていない。

国立科学博物館 特別展 深海2017~最深研究でせまる“生命”と“地球”~(東京・上野公園)


小中学校が夏休みに入る前に見に行きたかったけど、結局間に合わなかった。それでも平日だし、夏休みシーズンには行って間もないから・・・と思って見に行ったら、入場制限こそかかっていなかったけど大混雑だった。なんでも、昨日、早くも入場者10万人を突破したらしい。NHKの深海シリーズの第2期がはじまり、注目を集めているのかも知れない。
展示も、第1期のダイオウイカをはじめとする深海の生物に、第2期の南極の深海生物を加えた最新情報ではあるけど・・・たくさんある映像展示がどれもテレビでオンエアされたものばかり。録画までして欠かさず見ているけど、たぶん、初見の映像はなかった。
さらに、鉱物資源や東日本大震災の最新情報を加え、盛りだくさんの内容ではあった。その分、会場はかなり詰め込んだ感じで通路が狭く、混雑に拍車をかけていた。そこに、チビッコがたくさん好き勝手に走り回るわけで・・・^^;; おまけに、子どもに気を取られた母親が、周囲に気を配ることなくウロウロして、会場はまさに阿鼻叫喚状態。・・・まあ、動物園は暑いし、パンダの赤ちゃんもまだ公開されていないし・・・科博は冷房が効いてるし・・・。

国立科学博物館 特別展 大英自然史博物館展(東京・上野公園)


ゴールデンウィークになる前に見ておこうと、駆け足で見てきた。常設展は修学旅行の中高生で混雑していたけど、特別展の会場はやや混雑という程度。入場整理券を配布してはいたけど、規制がかかるほどではなかった。
大英自然史博物館からの持ち出し展というと、なんかすごい展示物が並んでいそうな気がするけど・・・「自然史」なので、基本的な展示物は動植物標本、化石や鉱物といった意外に地味なものが多い。実際、大きな展示品はほとんどなく、これが目玉展示だという存在感のある展示品もなかった。知名度で言えば、始祖鳥の化石とダーウィンが進化論を唱えるもとになった標本あたりが注目すべき展示だろうか。
いつものかはくの特別展とは客層が微妙に違う感じで・・・いったいなにに興味があって見に来たのかよく分からないタイプのおばさんが多かった。その結果、美術館でありがちな、順番にすべてを見ていく人が多くて、展示ケース前は人の頭ばかりが並んでいた。しかも、今回は展示品が小さいので、隙間から覗いただけではなにが展示されているのかすら分からない。しかも、極端に展示品解説パネルが小さく、文字も小さいため、めぼしいものを見るだけでも苦労した。

国立科学博物館 企画展 卵からはじまる形づくり 発生生物学への誘い(東京・上野公園)


科学博物館だから、こういう企画展もあるのだろうけど・・・「発生」というのは・・・かなり挑戦的なテーマだと思った。
でも、予想に反して、明るく楽しそうな会場演出。もしかすると、ちょっとグロいんじゃないかと心配していたのだけど^^;; とはいえ、予想通りに展示物が極端に小さいので、ルーペや顕微鏡がたくさん並んでいた。

国立科学博物館 企画展 理化学研究所百年 -お弁当箱(アルマイト)からニホニウムまで-(東京・上野公園)


理化学研究所の創立100周年を記念しての企画展。開催期間は今日から4月9日(日)まで。
「タカジアスターゼ」「アドレナリン」の発見で知られる化学者・高峰譲吉が設立を訴え、渋沢栄一ら政財界が賛同し設立された理化学研究所。以後、鈴木梅太郎、仁科芳雄や湯川秀樹、朝永振一郎など、日本の綺羅綺羅星のごとき科学者を集め、研究成果を事業化しながら拡大した理研。戦後はGHQの財閥解体により、コンツェルンを解体され、ただの株式会社にされたり、特殊法人にされたりで今日に至っている。
基本は歴史展示なので、写真資料が中心で、あまり展示品は多くないけど、理研の100年の歴史をざっと紹介し、最新の研究成果である「ニホニウム」まで紹介している。