BOOK「深海カフェ 海底二万哩」

深海カフェ 海底二万哩
蒼月海里著
(角川文庫:amazon:257円)
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amazonで本を買うとき、カスタマーレビューは滅多に読まないけど、あらすじが書かれた「商品説明」は一応読むようにしている。本のジャンルや、最低限の舞台設定などは納得した上で購入したいので。
で、この本の場合、買うがどうかすごく迷った。『異世界食道』と被りまくりだったからだけど・・・ラノベやマンガには「異世界グルメもの」というジャンルがあるらしく、けっこう似た本がある。どれがオリジナルだとか、どれが元祖だとかは知らないけど^^;; まあ、読んで面白ければ勝ちだろうし・・・なにより、値引きされていたから読んでみることにした。
水族館のような海に関係するところに現れる扉が、深海のカフェにつながっていて、訪れた人が失った物を探し出してくれて・・・元気を取り戻す・・・。一応は癒やし系のお話のようだけど・・・正直いって、ぜんぜん癒やされない。店主である深海の捉えどころのない気持ち悪さと、主人公の倫太郎やお客との接し方が生理的に受け付けない。紹介される深海生物の数々にも、写真のない図鑑をランダムに読まされているような感じで、面白さが感じられないし・・・。
さらに、カフェという飲食店の設定が活かされていないというか、ただのお飾りに過ぎない感じ。まあ、こころ温まるやさしさあふれるお話なんだけどね。

BOOK「異世界拷問姫」

異世界拷問姫
綾里けいし著
イラスト:鵜飼沙樹
(MF文庫J:amazon:310円)
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いわゆる異世界ものが流行っているらしいけど、ちょっと毛色の違うものをという感じで、このラノベに手を伸ばしてみたんだけど・・・。「拷問」という強烈な切り口がどう扱われているのかと思ったら、ただの「グロ」だった。切り刻まれた死体の山と血の海がさんざん描かれ、とてもアニメ化はできないだろうなと・・・。そもそも、ここに描かれているのは「拷問」ではなく「猟奇殺人」ばかりだ。
異世界で拷問姫こと、エリザベートの従者になった瀬名くん。拷問姫は咎人として、14階級の悪魔とその契約者の討伐しなければならない。物語のはじめはかなり力が入っているけど、ともすると、拷問姫がデレそうな気配もあって、別の意味でハラハラする^^;; おまけに人造人間の「ヒナ」が加わり、いつラブコメに変わっても不思議ではない状況になってしまった。
最新巻は第5巻まで出ているようだけど・・・第2巻が、ふつうのラブコメになっていないことを願っている^^;; ラノベの世界ではよくあるんだよな、続巻が出た途端、違う作品に変質していることが。

BOOK「暇人同盟 友達いらない同盟 2」

暇人同盟
友達いらない同盟
(第2巻)

園生凪著
イラスト:天三月
(講談社ラノベ文庫:amazon:594円)
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前巻を買ったとき、続巻が出ていることには気づいていた。で、前巻を読んで、たぶん第3巻が出ることはないだろうなと思い・・・読んでおくことにした。
夏休み、遊ぶ友達がいない新藤くん、澄田さん、そして城ヶ崎さんの3人。暇だといいながら、結局3人でつるんで遊びはじめた。プールに行き、映画に来行き、ファミレスでだべって・・・もう、ふつうに友達関係で、澄田さんもふつうのキャラになってしまい、もはやタイトルが示す設定はどこかにいってしまった。しかも、新藤くんのキャラに変化があって、微妙に武闘派、根は辛辣という性格になってしまった。そういえば、第1巻のひきこもりの友達はどうなってしまったのか?
面白いというわけでもないけど、素直な文章なのでふつうに読んでいられる小説だけど・・・やっぱり、あとがきによると、第3巻が出ることはないそうだ。全2巻で「同盟シリーズ」というらしい。結局、何がどうなったのかはっきりしないままだな。

BOOK「可愛ければ変態でも好きになってくれますか? 2」

可愛ければ変態でも好きになってくれますか?
(第2巻)【電子特典付き】

花間燈著
イラスト:sune
(MF文庫J:amazon:313円)
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期待はしていなかったけど、続巻が出た。313円と安かったので、なんとなく読む気になってしまったのが・・・間違いの元だった^^;;
あっという間に書道部がハーレム、あるいは変態の巣になって、ロリの先生が登場して・・・後はお約束通り。はっきり言って、第2巻になって残念な結果になる典型的な展開だった。まあ、第1巻で登場人物を見たとき、十分に予想はできていたけど、なにひとつその予想を覆す部分がなかった。あざとく、それらしいキャラを並べただけの内容で・・・MF文庫Jともあろうものが、よくこれを出版したものだと呆れる感じ。今後もテンプレ以外の展開は期待できないだろうな。
たぶん続巻が出ることはないだろうけど、万一出たとしても、間違いなく読まないだろう。

BOOK「悪魔のミカタ 5 グレイテストオリオン」

悪魔のミカタ(第5巻)
グレイテストオリオン

うえお久光著
イラスト:藤田香
(電撃文庫:690円+税)
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今回は、少し違う趣向で、知恵の実「グレイテストオリオン」「レフトアーム=スピーキング」が出だしから真嶋綾の元に出現し、そこからお話がはじまる。今回は「綾」という書き方で、綾の視点から書かれているので、最初、少し戸惑った。
知恵の実を使って望みを叶えてしまうと綾は魂を失うわけから、使わずに回収してしまいたいわけだけど・・・手錠の姿をした知恵の実は外せない・・・。まあ、悪魔に魂を取られるとしても、誘惑には勝てないよなぁ^^;; だからこそ「夕日を連れてきた男」はこういう仕掛けをしたわけだろうけど。
今回は、ボクシングの試合描写がなかなか良かった。あくまでも作り事のレベルだけど。そういえば、ラノベの世界には様々な部活ものがあるけど、高校のボクシング部を舞台にした作品には、いまのところお目にかかっていない。かの具志堅用行は、沖縄の興南高校のボクシング部出身だし・・・少ないけど、高校にもボクシング部はあるんだよな。

BOOK「友達いらない同盟」

友達いらない同盟
園生凪著
イラスト:天三月
(講談社ラノベ文庫:amazon:594円)
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たまにはラブコメ以外のラノベを読もうと、いろいろ探してこれを買ってみた。タイトルが示すとおり、ぼっち系学園もの。友達なんかいらないといっていたのに、いつの間にか同類が群れていつの間にか友だちになっていて、という軟弱転向ものだな・・・。コメディ要素がないだけで、『はがない』なんかと基本構造は同じ。
ステレオタイプのキャラを取りそろえましたというお話ではないけど、微妙に、主人公に女の子が集まってくる。弱くて、悲惨で、ねじれていて、いろいろ問題を抱えたふつうの子たちがたくさん出てくる。そして、ひきこもり、イジメ、校内ヒエラルキーやら、高校デビュー失敗やら、自殺未遂やら・・・設定がいろいろ暗い。でも、陰湿さは感じないので、ふつうに読んでいられる。新藤くんが、堂々としたキャラだからだろう。
だけど、完結ものの初巻にしては、話がまとまったのか、解決したのか、よく分からないまま、ちょっとだけ明るいシーンで終わった。でもな・・・澄田さんが自殺しようとする屋上のシーン、結局は新藤くんから見て澄田さんは完全に友達だよな。新藤くんは、「こいつになら殺されても仕方がないと納得できる人間」を友達だと定義しているんだから・・・。

BOOK「悪魔のミカタ 4 パーフェクトワールド・休日編」

悪魔のミカタ(第4巻)
パーフェクトワールド・休日編

うえお久光著
イラスト:藤田香
(電撃文庫:530円+税)
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「パーフェクトワールド」の後半。知恵の実の所有者との戦いが繰り返されるのかと思っていたけど、予想外の展開に突き進んでいる。前巻はほとんどラブコメ展開だったけど、、この巻は知恵の実「パーフェクトワールド」をめぐるミステリー仕立てに戻ってきた。
遊園地でのコウと舞原サクラのデート。サクラはなかなか良い娘だな。それを尾行する「みークル」メンバーたち・・・ここで知恵の実「パーフェクトワールド」で願いを叶えた攻防がはじまる。今回は小鳥遊が中心になって推理を進めていく・・・。「パーフェクトワールド」の実態が最初に説明されていないので、探り探り読む感じで、ちょっとわかりにくいお話だった。
学校のカウンセラー2人が新たに登場してきて・・・本筋はこの「夕日を連れてきた男」なんだろう。そういえば、悪魔のアトリって、いまのところ、ヒロインでもないし、何の役にも立っていないな^^;; 口絵では、妹キャラとして、大きめに登場しているんだけど・・・。