雑誌「milsil ミルシル プランクトンの世界」(2019年No.4 通巻70号)

国立科学博物館が発行している自然と科学の情報誌。(隔月年6回発行。税込定価420円)
今回の特集は「プランクトンの世界」。子供の頃から名前だけは知っているけど、プランクトンって、馴染みのある存在ではない。弱肉強食の食物連鎖の最底辺にいる存在で、小魚や海棲生物のエサという認識。そもそも、一種類の生物ではないから捉えどころがない。
「親子で遊ぼう! 科学冒険隊」コーナーのテーマもプランクトン。子どもたちの夏休みの宿題を意識した企画だろうけど・・・わたしは夏休みの自由研究でプランクトンを選んだことはない。海のある町に住んでいたし、顕微鏡も持っていたけど・・・なぜか選んだ記憶がない。今となっては推測だけど、たぶん、顕微鏡を覗いて、プランクトンの絵を描くのが面倒だったんだろうな。意外に緻密で、複雑な構造をしているから。

MOOK「イカロスMOOK 鉄道連絡船のいた20世紀」

イカロスMOOK
鉄道連絡船のいた20世紀

(イカロス出版:2,190円+税)
※古書を購入

以前、青函連絡船について調べたとき、戦前、北海道と南樺太を結んでいた航路があることを知った。気にはなったけど、ずっと放置していたけど、たまに利用する古本屋で、偶然このムックを見つけて思い出した。
青函、宇高、関釜、稚泊の四大連絡船について紹介しているので、稚泊連絡船について、余り多くのページは割かれていなかった。でも、一通りのことは書かれていたし、個人的な興味は満たされた。
最初は小樽と樺太の大泊の間を定期航路でつないでいたけど、稚内まで鉄道が開通すると、すぐに連絡船が開通した。さらにその後、稚内駅から港まで3kmほど鉄道が延ばされた。それだけ需要があったのだろう。
日露戦争で獲得した南樺太を、日本がどう経営していたのか、その一端が垣間見れて面白かった。
この「イカロスMOOK」シリーズ、前に航空機のムックを手にしたことがあるけど、なかなか興味深いラインナップを揃えているようだ。

雑誌「milsil ミルシル 島に渡った動物とヒト」(2019年No.3 通巻69号)

国立科学博物館が発行している自然と科学の情報誌。(隔月年6回発行。税込定価420円)
今回の特集は「島に渡った動物とヒト」。琉球列島を中心に、海を渡って大陸から切り離された環境に生きることになった動物とヒトがどのように拡散し、環境に適応しながら進化してきたかというお話。
科博は、「3万年前の航海 徹底再現プロジェクト」なるものを最近進めているので、その辺に関連しての企画らしい。今回の特集は琉球列島を中心にしているけど、広い意味では日本自体が島なわけで、こうした動物とヒトの移動が東西南北から長年行われてきた結果がいまの姿ということ。
郵送されてきたまましばらく放置してしまった。パッとめくった感じ、印象が少し変わった。活字が大きくなったり、デザインを変えたらしい。

MOOK「イカロスMOOK 名機250選 マニアの王道 趣味のカタログシリーズ 飛行機生誕1世紀記念出版」

イカロスMOOK
名機250選
マニアの王道 趣味のカタログシリーズ
飛行機生誕1世紀記念出版

帆足孝治著
(イカロス出版:1,800円+税)
※古書を購入

古本屋の店頭で見かけ、これは買っておくべきだと飛びつくように購入してしまった。Amazonでは半額以下の値段で古本が手に入ると気づいてちょっとショック。いつものように、スマホで調べてから買うべきだった。でも、本の状態は非常に良いので・・・納得しよう・・・。
1903年にライト兄弟が「ライト・フライヤー」で動力飛行に成功し、いわゆる飛行機の歴史がはじまった。それ以降の250機の飛行機を紹介している。各機の紹介スペースは1ページで、必ず写真が付いている。文章量は少なくて物足りないけど、各機のアウトラインはわかる。
1997年の出版なので、日本の「MRJ」は影も形も載っていない。MRJが名機に数えられるのか、いまだ未知数だけど。最終ページは「三菱F-2」。旅客機では「ボーイング777」まで。
巻末に世界の航空博物館リスト、旧日本陸海軍機保存リストが付いていて、そのうち役に立つかも知れない。それにしても、旧日本陸海軍機って、ぜんぜん保存されていないな・・・。

雑誌「milsil ミルシル DNAと保存科学で生物標本を活かす」(2019年No.2 通巻68号)

国立科学博物館が発行している自然と科学の情報誌。(隔月年6回発行。税込定価420円)
今回の特集は「DNAと保存科学で生物標本を活かす」。博物館が収集・保存する生物標本のDNA解析のお話。
わたしは子どもの頃から博物館が好きだった。中でも、理路整然と分類分けされ展示されている生物標本と、あまたある中からわずかに抽出して限られたスペースに雑然と並べられた理工系展示の両極端が好きだった。高校時代に、某博物館のバックヤードを見学する機会があり、標本が作られ、保存される現場を見たときはちょっと感動した記憶がある。ただ、その頃は標本のDNA解析などなかった時代で、漠然と・・・リンネの時代と同じように収集して保存しているだけの、辛気くさい世界だと思っていた。・・・それがいまでは、DNA解析という新しい研究手法が登場して、博物館の生物標本の存在価値が一変した。当然、研究成果は展示にも反映されていくわけで、博物館がますます面白くなっていく・・・はず。

MOOK「成田国際空港」

成田国際空港
(イカロス・ムック:1,944円+税)
※古書を購入

仕事の資料の延長として読んだけど、需要があるのか古書にもけっこういい値段が付いていた。
わたしが、長時間移動が必要な海外旅行に行く気力が失せて幾久しい。なので、成田国際空港を利用する機会がない。しかも大田区なんかに住んでいるせいか、羽田国際空港にの方に馴染みがある。だから、貨物の取扱量や海外旅行客数で成田国際空港が国内1位と聞いて、ちょっと驚いた。いわれてみれば、ふつうに納得できることではあるけど。
そう考えると、成田と羽田を抱える東京というのは、圧倒的な一極集中なんだと気がついた。そういえば、成田に第3の滑走路が作られるというニュースを昨年聞いたような気もするし、ますます海外からの旅行客が増えるのかと・・・。

雑誌「milsil ミルシル 恐竜から鳥へ」(2019年No.1 通巻67号)

国立科学博物館が発行している自然と科学の情報誌。(隔月年6回発行。税込定価420円)
今回の特集は「恐竜から鳥へ ―進化の軌跡」。ディノニクス以降の恐竜研究の最新成果のお話。
わたしが子どもの頃、「恐竜」はただ巨大な爬虫類というイメージで、あまり面白い存在ではなく、あまり興味を持たなかった。ゴジラやウルトラシリーズの怪獣のベースになったから、そちらの方がなじみ深かった。
それがいつの間にか、日本国内からも恐竜の化石が発見されるようになり、博物館までできた。変温動物から恒温動物に変わり、鳥類との関係性が変わり・・・子育てする恐竜が明らかになったり、いくつかの恐竜は体色までわかったり、そのイメージを大きく変えた。もう少し興味を持って勉強しておくんだったとも思うけど・・・。
連載の「日本の国立公園」は、今回の南アルプス国立公園で最終回。次号から、たぶん新しいシリーズがはじまるのだろう。