雑誌「BRUTUS 本屋好き。書を探しに、街に出よう!(2019-11-01号)」

amazonを利用するようになって、本屋に行かなくなった。電子書籍も読むようになって、ますます本屋に行かなくなった。かつては、自分の好みに合うラインナップを取りそろえるお気に入りの本屋というのがいくつかあって、頻繁にそこで本を買っていた。その本屋のことなら、隅から隅まで知っていたものだけど、月に一度も顔を出さなくなってしまった。
BRUTUSが紹介するようなこだわりとコンセプトを持った本屋って・・・書籍との出会いの場であって、その本屋でその本を買うこと自体がカッコイイと思えるような人向きなんだろうな。言い方を変えると、そういう本屋じゃないと、この時代生き残っていけないのだろう。
わたしのように、呼吸するように本を読む人間は、あまり、本屋という「場」の魅力を感じなくなってしまったように思う。
そういえば、本屋に行かなくなったもうひとつの理由・・・雑誌を読まなくなったから。若い頃は雑誌を読むことが仕事の一部だったけど、最近はぜんぜん読まない。BRUTUSを買ったのも、いつ以来のことか思い出せないや。

雑誌「milsil ミルシル リモートセンシング」(2019年No.5 通巻71号)

国立科学博物館が発行している自然と科学の情報誌。(隔月年6回発行。税込定価420円)
今回の特集は「リモートセンシング」。地球観測衛星による宇宙からの観測や航空機観測について。地図づくりやGPSをはじめとして、農業・環境・防災・資源探査などさまざまな分野で活躍している。いつの間に打ち上げたのかと思うくらい、日本もリモートセンシングを行う人工衛星をたくさん持っている。
日常的に身近なのは気象衛星「ひまわり」だろうけど、身近すぎて現役なのが何号なのかも覚えていない。
もちろん、リモートセンシングそのものは各種センサーや観測機器によるもので、それが小型化・省電力化され、人工衛星に搭載可能となって実用化されたもの。ここでは紹介されていないけど、人工衛星に搭載したくても出来ない、観測機器もたくさんあることだろう。

雑誌「milsil ミルシル プランクトンの世界」(2019年No.4 通巻70号)

国立科学博物館が発行している自然と科学の情報誌。(隔月年6回発行。税込定価420円)
今回の特集は「プランクトンの世界」。子供の頃から名前だけは知っているけど、プランクトンって、馴染みのある存在ではない。弱肉強食の食物連鎖の最底辺にいる存在で、小魚や海棲生物のエサという認識。そもそも、一種類の生物ではないから捉えどころがない。
「親子で遊ぼう! 科学冒険隊」コーナーのテーマもプランクトン。子どもたちの夏休みの宿題を意識した企画だろうけど・・・わたしは夏休みの自由研究でプランクトンを選んだことはない。海のある町に住んでいたし、顕微鏡も持っていたけど・・・なぜか選んだ記憶がない。今となっては推測だけど、たぶん、顕微鏡を覗いて、プランクトンの絵を描くのが面倒だったんだろうな。意外に緻密で、複雑な構造をしているから。

MOOK「イカロスMOOK 鉄道連絡船のいた20世紀」

イカロスMOOK
鉄道連絡船のいた20世紀

(イカロス出版:2,190円+税)
※古書を購入

以前、青函連絡船について調べたとき、戦前、北海道と南樺太を結んでいた航路があることを知った。気にはなったけど、ずっと放置していたけど、たまに利用する古本屋で、偶然このムックを見つけて思い出した。
青函、宇高、関釜、稚泊の四大連絡船について紹介しているので、稚泊連絡船について、余り多くのページは割かれていなかった。でも、一通りのことは書かれていたし、個人的な興味は満たされた。
最初は小樽と樺太の大泊の間を定期航路でつないでいたけど、稚内まで鉄道が開通すると、すぐに連絡船が開通した。さらにその後、稚内駅から港まで3kmほど鉄道が延ばされた。それだけ需要があったのだろう。
日露戦争で獲得した南樺太を、日本がどう経営していたのか、その一端が垣間見れて面白かった。
この「イカロスMOOK」シリーズ、前に航空機のムックを手にしたことがあるけど、なかなか興味深いラインナップを揃えているようだ。

雑誌「milsil ミルシル 島に渡った動物とヒト」(2019年No.3 通巻69号)

国立科学博物館が発行している自然と科学の情報誌。(隔月年6回発行。税込定価420円)
今回の特集は「島に渡った動物とヒト」。琉球列島を中心に、海を渡って大陸から切り離された環境に生きることになった動物とヒトがどのように拡散し、環境に適応しながら進化してきたかというお話。
科博は、「3万年前の航海 徹底再現プロジェクト」なるものを最近進めているので、その辺に関連しての企画らしい。今回の特集は琉球列島を中心にしているけど、広い意味では日本自体が島なわけで、こうした動物とヒトの移動が東西南北から長年行われてきた結果がいまの姿ということ。
郵送されてきたまましばらく放置してしまった。パッとめくった感じ、印象が少し変わった。活字が大きくなったり、デザインを変えたらしい。

MOOK「イカロスMOOK 名機250選 マニアの王道 趣味のカタログシリーズ 飛行機生誕1世紀記念出版」

イカロスMOOK
名機250選
マニアの王道 趣味のカタログシリーズ
飛行機生誕1世紀記念出版

帆足孝治著
(イカロス出版:1,800円+税)
※古書を購入

古本屋の店頭で見かけ、これは買っておくべきだと飛びつくように購入してしまった。Amazonでは半額以下の値段で古本が手に入ると気づいてちょっとショック。いつものように、スマホで調べてから買うべきだった。でも、本の状態は非常に良いので・・・納得しよう・・・。
1903年にライト兄弟が「ライト・フライヤー」で動力飛行に成功し、いわゆる飛行機の歴史がはじまった。それ以降の250機の飛行機を紹介している。各機の紹介スペースは1ページで、必ず写真が付いている。文章量は少なくて物足りないけど、各機のアウトラインはわかる。
1997年の出版なので、日本の「MRJ」は影も形も載っていない。MRJが名機に数えられるのか、いまだ未知数だけど。最終ページは「三菱F-2」。旅客機では「ボーイング777」まで。
巻末に世界の航空博物館リスト、旧日本陸海軍機保存リストが付いていて、そのうち役に立つかも知れない。それにしても、旧日本陸海軍機って、ぜんぜん保存されていないな・・・。

雑誌「milsil ミルシル DNAと保存科学で生物標本を活かす」(2019年No.2 通巻68号)

国立科学博物館が発行している自然と科学の情報誌。(隔月年6回発行。税込定価420円)
今回の特集は「DNAと保存科学で生物標本を活かす」。博物館が収集・保存する生物標本のDNA解析のお話。
わたしは子どもの頃から博物館が好きだった。中でも、理路整然と分類分けされ展示されている生物標本と、あまたある中からわずかに抽出して限られたスペースに雑然と並べられた理工系展示の両極端が好きだった。高校時代に、某博物館のバックヤードを見学する機会があり、標本が作られ、保存される現場を見たときはちょっと感動した記憶がある。ただ、その頃は標本のDNA解析などなかった時代で、漠然と・・・リンネの時代と同じように収集して保存しているだけの、辛気くさい世界だと思っていた。・・・それがいまでは、DNA解析という新しい研究手法が登場して、博物館の生物標本の存在価値が一変した。当然、研究成果は展示にも反映されていくわけで、博物館がますます面白くなっていく・・・はず。