BOOK「なぜ和食は世界一なのか」

nazewasyokuhasekaiichinanokaなぜ和食は世界一なのか
永山久夫著
(朝日新書:780円+税)
※古書を購入

このところ、海外にぜんぜん出ていないので・・・世界各地で和食がブームになっているという事実は、テレビのニュースなどでしか知らない。あるいは、都内のラーメン屋などに外国人観光客がたくさん並んでいるのを見かけるくらい・・・。
この和食ブームは、基本的には「うまみ」をベースにした「出汁」による味付けが認知されたということで、かつての「寿司」「天ぷら」「すき焼き」といった紋切り型の和食人気とは異なっている。
「和食」はユネスコの世界文化遺産に登録されているけど、幸か不幸か、わたしたちが日常的に食べている食事は、この「和食」ではない。少なくとも、わたしの食生活はいわゆる和食ではない。この世界遺産登録が、いまの和食ブームにどの程度の影響があるのか、正直わからない。日本旅行のガイドブックなどで、和食が取り上げられることも増えているのだろうけど・・・日本に来る旅行者の多くは、世界遺産なんていうカタガキより、SNSでのクチコミの影響を強く受けているだろうし。
本を売るためにはわかりやすいタイトルを付ける必要があるんだろうけど、一般論として、安直に「世界一」などというべきではないと思う。著者の見識を疑いたくなってしまうので・・・。