BOOK「壺屋焼入門」

tsuboyayakinyuumon壺屋焼入門
倉成多郎著
(ボーダー新書:1.000円+税)
※古書を購入

仕事の関係で読んだ本。
沖縄の伝統的陶芸である「壺屋焼」の成り立ち、歴史、特長なども紹介した新書。ちなみに、この「ボーダー新書」は那覇市内の「ボーダーインク」という会社が出版しているローカル本。一応、書籍コードが付いているから、全国販売されているのかも知れない。
仕事では、ここまで細かな壺屋焼の歴史は取り扱わないだろうけど、沖縄(琉球王国)というロケーションならではの発展があり、今日に至っていると言うことは取り扱いたいと思う。なにせ沖縄には、「シーサー」という強力なキャラクターがあるので、もう少し壺屋焼の知名度が上がってもいいと思う。うまくいけば、観光読みや下品の売り上げに大きく影響してきそうだし・・・。
ただ、貿易の拠点で会った琉球には、古今東西の文化が流入し、ユニークな日用陶器が作られたりしたけど、残念ながら、沖縄の風土では陶芸に適した粘土が自由に手に入らず、壺屋焼発展の足枷になったように思う。でも、身の回りをパッと見て思う。大半が洋食器で、お米を食べる茶碗は磁器、お椀は漆器、なかなか陶器でできた和食器を見かけることがない。壺屋焼では「上焼ち(じょうやち)」と呼ばれる陶器には、磁器にはない、柔らかで優しい風合いがあるんだけどなぁ~。陶器は柔らかくて、すぐに欠けたり割れたりするから敬遠されているのだろうか。