BOOK「簡易ガス事業10年の歩み」

簡易ガス事業10年の歩み
出版元 社団法人日本簡易ガス協会

仕事の関係でお借りしたので、なんとなく通読した。定価が付いていないし、書籍コードもないので、たぶん、市販された本ではないと思う。
簡易ガスは、一定のエリアを地下埋設導管でガスを供給する、コンパクトな都市ガスのような供給方式のこと。ただし、ここで供給されるガスは、LPガス(プロパンガス)あることが多く、供給エリアの一角に小規模なガスタンクなど供給施設を設置している。ここにバルク車で定期的に補給されるため、各家庭にガスシリンダーが配達・設置されることはない。普及していないようだけど、最近は『コミュニティガス』なる呼び名もある。
ひと言でいってしまえば、超小型の都市ガスのようなもの。都市ガスが届いていないエリアで、新築団地造成が進んだ高度成長期に、現実に見合った供給方式として各所に普及した。仕事の関係で、ざっくりとこのくらいのことは知っていたけど、その初期の歴史がまとめられている。
少子高齢化の世の中、今後、都市ガスが通っていない郊外に大きな宅地開発が行われることも希だろうし、それどころか、簡易ガス団地にオール電化が入り込み、高齢者がいなくなり、歯抜けのように顧客が減っていく・・・。簡易ガスの未来は明るくはないけど・・・高齢化が本気で進んで、「コンパクトシティ」のような地方都市や集落が増えれば、思わぬ活躍の場が出てくるかもしれない・・・。