BOOK「竜と勇者と可愛げのない私 5」

竜と勇者と可愛げのない私 5
志村一矢著
イラスト:ぎん太
(電撃文庫:590円+税)
※古書を購入

アホタレの兄レイヴェン将軍が、あっけなく銀竜ユラン(天空観測所所長ハイネ)を殺してしまった。レイヴェンにはドラゴンを憎む理由があり、竜王シグルドに復讐を誓っている・・・アンジュにとっては、レイヴェンに裏切られたような予想外の展開だけれど、大きな伏線が敷かれたらしい・・・。
フェブロニアの帝都に潜入したアンジュたちの前に、「名も無き白竜」クシナダが現れ、共闘することになった。これで、4つの竜宝玉が出そろった。さらに、恒久平和の実現者の一人ヨアキムまで寝返って・・・。単調な玉集めの繰り返しにはならず、ちゃんとしたストーリーとして展開されているけど・・・ちょっとご都合主義的な感じもする。
フェブロニアの女帝ティマリア、そして恒久平和の実現者のソーマとの決戦。ソーマって、最初に登場した因縁の強敵のはずなんだけど、正気を失うって・・・かなりの小物だった。
アホタレがだんだん強くなる反面、アンジュが色褪せてきた。こころの内側がか弱い女の子のような雰囲気になってきた・・・。アホタレとトモエは、超絶対暗黒剣なんていう合体技を生みだしたのに・・・。
このシリーズに『before レミエルの伝説』という番外の1冊があるけど・・・どうやら短編集らしい。外伝かなにかじゃないかと期待していたのだけど・・・。