BOOK「新・材料化学の最前線 未来を創る「化学」の力」

新・材料化学の最前線
未来を創る「化学」の力

首都大学東京都市環境学部分子応用化学研究会 :編集
(講談社ブルーバックス:940円+税)
※古書を購入

古書の値段が落ちてきたので、ようやく読むことができた。ただ、当初期待していたような内容の本ではなかったので、ちょっとがっかりした。もちろん、それはこの本が悪いわけではない。
科学技術の進歩は文字通りにめざましいものがあり、すべての分野で、さわり程度にでもついていこうとしても、気がつくとどんどん置いてきぼりになってしまい、いつの間にかこんなことになっていたのかと驚くことが多い。ちょっとまえに、分子を一つひとつ見分けられるような電子顕微鏡が開発されたかと思っていたら、いまでは、分子一つ二つを自在に操って新素材を作ることができる、そんな技術が実用化されようとしていたりする。この本にはそんな21の最先端素材について紹介されているけど・・・それが実用化したら、普及したらどんなことになるのか、意外に分からない^^;; もしかすると、開発している人ですら想像できていないのではないかと思える気もする^^;
でも、気がつくといつの間にか身の回りの物にこういう新素材が当たり前のように使われていて、「あれ、むかしは鉄だったのに」「プラスチックにしてはちょっと変だけど・・・」などと思いながら、何の違和感もなく使い続けることになるんだろうな・・・。「どうしてこいつは、相変わらず鉄なんだろう?」なんて思っていたら、鉄は鉄でもぜんぜん違う鉄なんて言うこともあるだろうし・・・。でも、こういうのはまだわかりやすい。製品の中に組み込まれてしまうと、うつ何がどう変わったのかすら気づかずに、当たり前になってしまうんだから。