BOOK「ハプスブルク家」

ハプスブルク家
江村洋著
(講談社現代新書:800円+税)
※古書を購入

ヨーロッパの歴史は苦手だ。ぐちゃぐちゃでよくわからないというのが正直なところ。でも、日本のようにほぼ同じ地域がひとつの国であり続けた歴史を持つ国の方が珍しいわけで・・・そもそも国単位で歴史を考えること自体が、ヨーロッパ史を考える上では間違いなんだろうと思う。そういう意味で、この本を読んでみたわけだけど・・・。
ハプスブルク家は、ビスマルクによってドイツの表舞台から駆逐されたという印象があったので、ドイツとオーストリアあたりの大貴族という印象があった。でも、中世以降、スペインやハンガリー、ボヘミアを含む中部ヨーロッパの広大な地域で君臨してきた。だから、ヨーロッパ史を理解する上で避けて通れないのだけど・・・やっぱりよくわからないというのが、読んだ後の印象だ。しかも、戦争で征服したというのではなく、大半が政略結婚で領土を広げたので、元をたどると・・・正直いって訳がわからない。少なくとも、美男美女をたくさん輩出した家柄なのだろう。
あくまでも自称らしいけど・・・カエサル一族にまで遡るという。古今東西、血統の正当性を示すには、過去の偉人にまで遡ってこじつけるのは同じなので、ヨーロッパではローマ帝国の時代にまで遡ることになる。日本でいうと、何々天皇につながるといった感じだろう。