BOOK「下ネタという概念が存在しない退屈な世界 9」

下ネタという概念が存在しない退屈な世界(第9巻)
赤城大空著
イラスト:霜月えいと
(ガガガ文庫:593円+税)
※古書を購入

アンナ会長は想像妊娠の一件以降、部屋に閉じこもってしまった。結果、綾女が生徒会会長(代理)状態。そういえば、アンナは品行方正な生徒会長で、綾女は副会長、狸吉は役員という・・・忘れていたけど、生徒会設定もあったんだった。
この巻でも、綾女が色気づいている。・・・で、ちょっと思ったけど、恋愛と性欲の違いを知らずに狸吉に想いを寄せるアンナって、逆に最も純粋なんじゃないんだろうか?
性知識の流布による第三次ベビーブーム、《SOX》の活動が実を結んだかに見えたけど・・・金子玉子が推し進める、《こうのとりインフルエンザ》の保菌者である子どもを隔離する人権侵害にまで発展しようとしていた。そこで、体制にトドメをさす次の一手を、というタイミングでアニーと合流。密かに日本中のエロ出版物を大量に収蔵した地下国会図書館の存在が明らかとなり、その利用者リスト奪取のため国会図書館に潜入する。
ここで新キャラが登場。錦ノ宮祀影の関係者らしい和服美人の「藻女」・・・地下国会図書館の管理人の協力を得て、利用者リストを入手したけど・・・。藻女の登場で急展開。完結に向かって一気に動き出した感じ。
あとがきで作者は、地下国会図書館の存在を否定しているけど・・・実際、表の国会図書館には発禁・回収になった書籍や雑誌も収蔵されているはず。ウスイホンを献本しているサークルがあるのかは知らないけど・・・いわゆるビニ本の類もそれなりにあるはずだ。