BOOK「世界は「ゆらぎ」でできている 宇宙、素粒子、人体の本質」

世界は「ゆらぎ」でできている
宇宙、素粒子、人体の本質

吉田たかよし著
(光文社新書:740円+税)
※古書を購入

物理学から医学に転進した著者による「ゆらぎ」研究の一般向け入門書。この著者の本を読むのは3冊目。
前半は物理学。物質のゆらぎ、量子のゆらぎを通して、量子力学、素粒子の標準模型、超ひも理論や宇宙論、ダークマターなどを解説している。数式を使わず、イメージ的に思い描くレベルで非常にわかりやすい。概要だけを知りたい人には、とれもわかりやすい本だと思う。
この本は「ゆらぎ」が主役なので、途中で「フラクタル幾何学」「複雑系」なんていうものが出てくる。さすがに、この部分だけはちょっと難しい^^;;
後半は医学。自然界と人体に関するゆらぎについてのお話。医学・生理学分野でも、ゆらぎが研究ターゲットであることは納得できたけど・・・ちょっと歯切れの悪い言い回しが増えたような気がする。こういう説があるとか、こういう研究結果が発表されたという感じで、断定的な表現ではなくなっている。その分、ちょっと納得しづらい点が多かった。
それでも・・・本筋ではなくチラッと触れられていただけだけど、二次元美少女の目が大きく書かれている理由って、そういうことだったのか。これは瞬時に納得した。