BOOK「ゲノムが語る生命像 現代人のための最新・生命科学入門」

ゲノムが語る生命像
現代人のための最新・生命科学入門

本庶佑著
(講談社ブルーバックス:940円+税)

今年、ノーベル医学生理学賞を受賞した本庶先生の著書。受賞のニュースで見て、その10分後にamazonで注文したけど、早くも在庫切れで、手元に届いたのは10月20日だった。
特にノーベル賞を受賞した研究について解説した本ではなく、分子細胞遺伝学、ゲノム工学、生命科学全般をゲノムの視点から解説している。
今回のノーベル賞につながる免疫やガンに関する記述もあるけど、かなり基本的な内容。がんの免疫療法については「抗PD-1抗体によるガン治療の仕組み」という図を載せ、ものすごくあっさりと解説されているだけだった。
2013年に出た本なので(これは第5刷)、免疫チェックポイント阻害剤(ニボルマブ)が薬事承認される直前の段階。日本とアメリカで良好な治験結果が出ているから、やがて承認されるだろうとしか書かれていない。でも「やがて多くのガン患者に福音をもたらす」と、自信があったことはうかがえた。