BOOK「ルーントルーパーズ 自衛隊漂流戦記 4」

ルーントルーパーズ 自衛隊漂流戦記(第4巻)
浜松春日著
イラスト:飯沼俊規
(アルファポリス:amazon:1,037円)
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捕虜のダークエルフ、ピクティに対する久世の尋問・・・その結果、ダークエルフの一族を救うために自衛隊が動く、その大義名分にすると加藤二佐がいいだした。根本的な部分で微妙に納得がいかない。旧陸軍の関東軍にも、加藤のような参謀がいたんだろうという気がする。
継承帝国と戦うべく、旧神聖プロミニアに向けて艦隊が出航。・・・潜入したわずかな陸自隊員だけで、数千の継承帝国軍と戦闘。その間に戦奴の難民を救出するという・・・。わたしは本来、自衛隊支持派だけれど・・・ここまで来て、国連軍がどうの、専守防衛がどうのといわれると、かえって胡散臭さく感じてしまう。もっとすっきり戦って欲しいのだけど、自衛隊という立場上、仕方がないのだろうか。しかも、今回大虐殺に近い形で殺した敵兵の多くは植民地兵と奴隷ばかりで、ちょっと後味が悪い。
後半は海賊との戦い。・・・意外に海賊たちが強い。
久世三尉は主人公として十分な朴念仁で、カルダをはじめリュミ、ルー、ピクティなどにフラグを立て続けている。でも、この作家は、ラブコメ的展開を書く気はないらしい。まあ、もったいないとは思うけど、それはそれで仕方がない。個人的には海自の長谷川二尉が気になっているのだけど・・・。