BOOK「免疫と「病」の科学 万病のもと「慢性炎症」とは何か」

免疫と「病」の科学
万病のもと「慢性炎症」とは何か

宮坂昌之・定岡恵共著
(講談社ブルーバックス:amazon:1,188円)
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積極的に長生きしたいとは特別思っていないけど・・・こういう本があると、つい読んでしまう。「慢性炎症」なんて、いつも身近に感じていることだから。
前半分は炎症と免疫の仕組みの解説。ここでいう「慢性炎症」は一過的な腫れや発熱などを伴う炎症ではなく、自覚症状もなく何週間も続く炎症のこと。この炎症が、肥満・糖尿病、脂質異常症、心筋梗塞、脳梗塞、肝炎、肝硬変、アトピー性皮膚炎、喘息、慢性閉塞性肺疾患、特発性肺繊維症、間接リウマチ、老化、認知症などなど、様々な病気を引き起こすという。たしかに、わたしは子どもの頃、喘息やアレルギーに苦しみ・・・いまのように医療が進歩していなかった時代から、体質改善だの、アレルギー治療だのと、免疫系にごにょごにょする治療をたくさん受けた。その結果、いまでも生きているわけだけど・・・いろいろ思い当たることがたくさんある。
そして後半、その診断法や治療法などの解説があり、日常的に気をつけることが書かれていた。でもなあ、それが貝原益軒の『養生訓』を引用し、「過ぎたるは猶及ばざるが如し」とは・・・。そのあげくに、禁煙、節酒、食生活の見直し、運動、適正体重の維持などなど。まあ、そうなんだろうけどさぁ・・・。