BOOK「菜の花の沖(一)」

菜の花の沖(一)
司馬遼太郎著
(文春文庫:514円+税)
※古書を購入

Kindle版の『項羽と劉邦』はすんなり読めたのに、老眼のせいで、やはりリアル本は読むのが辛い。
江戸時代後期の商人・高田屋嘉兵衛を描いた時代小説。北前船については、以前調べたことがあるし、高田屋嘉兵衛についても函館の資料館などを見てそれなりに知識はある。
最初の巻なので、当然、嘉兵衛の生い立ちから。どの程度の資料が残っていたのかわからないけど、嘉兵衛の家は貧乏で、辛い環境で育ったようだ。村で疎まれ、村八分となり命まで狙われるようになり・・・村抜けして兵庫に渡った。堺屋喜兵衛の下で下働きをし、おふさを呼び寄せた。そして、西ノ宮と江戸を結ぶ樽廻船に知工として乗り込むことになった。
嘉兵衛・・・人との縁もあり、それなりに運もあるけど、今のところ飛び抜けた才覚は見せていない。意志が強く、真面目だけど、風変わりの田舎者といった感じ。