コミックス「かくしごと 1」

かくしごと(第1巻)
久米田康治著
(月刊少年マガジンコミックス:amazon:0円)
※Kindle版を購入

前期のアニメでやっていた『かくしごと』の原作まんが。『絶望先生』や『かってに改蔵』・・・独特のノリのコメディを描く久米田康治だけど、姫ちゃんのような可愛い女の子も描けるのかと驚いた。原作まんがも、コメディとは思えない爽やかな絵で・・・。もしかして、実生活でも愛娘が誕生したのか?
後藤可久士、下品な下ネタまんが「きんたましまし」の作者でありながら・・・10才の娘・姫にはひた隠し、サラリーマンと偽っている。母親は亡くなり父子家庭。姫ちゃんの担任・六條一子をはじめ、後藤可久士が無自覚にフラグを立ててしまった独身女性たち、アイドル志望の女子高生、担当編集やアシスタントたち登場人物を一気に揃えた。基本は、一致団結してまんが家隠蔽には協力。一人、担当編集以外は。
同時に、18才になった姫ちゃんが、父親の秘密を知るもうひとつの時間軸。死んだのか失踪したのか、父・後藤可久士はいない。

BOOK「キノの旅 XI the Beautiful World」

キノの旅 XI the Beautiful World
時雨沢恵一著
イラスト:黒星紅白
(電撃文庫:550円+税)
※古書を購入

「つながっている国」・・・4年前に放置され、人が住まなくなった国。そこにただ一人、地下で隔離された生活を送る青年は、一見、ネットを介して外とつながっていたが・・・。まあ、引きこもって見たい情報にだけアクセスしている人たちを似たようなものか・・・。
「アジン(略)の国」・・・異常に長い国名の謎解きのようなお話だったけど、ついに作者がページ稼ぎに走ったのかと思ってしまった。国名ではないけれど、タイの首都バンコクの正式名称は異常に長い・・・タイ国民はみんな憶えているんだろうか?
「国境のない国」・・・シズは新大陸に渡ったけど、いまだ定住したい国には行き着いていない。ティーのためにも、早く良い国にたどり着いてほしいものだ。この巻はここに「あとがき」が挿入されていた。
「学校の国」・・・いつもの二泊三日の決まりを度外視して、5日間、師匠のすすめに従ってキノは学校に通った。爆発物の製造法を教えるテロリストの学校で、キノは爆弾づくりを習得した。
「道の話」・・・グローバリゼイションは発展への道か、亡びにつながる道か? 人は死ぬために生きているというのと同じような感じかな^^;
作者が飽きはじめたのか、「あとがき」でつまらない遊びをはじめてから・・・読んでいるこちらも飽きはじめてきた。続巻はしばらく放置してみようかな・・・。

コミックス「鬼灯の冷徹 二八」

鬼灯の冷徹 二八
江口夏実著
(モーニングコミックス:610円+税)
※古書を購入

平等王の第一補佐官・田吾作こと弟切丑虎。久しぶりにすごい新キャラがでてきた。3話連続という破格の扱い。娘の丙(ひのえ)は可愛いけどちょっと魔性・・・。あっという間にレギュラーキャラの仲間入りをしたらしく、座敷童子たちと仲良くしていたりする。めめこ(苺々子)ちゃんもそこに加わって、一気に幼女が増えた。
ホームセンターで家電を販売している間津舌さんまで再登場。出典や資料のあるキャラより、オリジナルのキャラの方が使い勝手は良いのだろうけど・・・もしかすると、ネタに詰まってきたのかも知れない。エジプトの「死者の書」とか、必死に資料をあさっている感じが伝わってくるし、作者も大変なんだろうなぁ。ダラダラと引き伸ばしをはかる作品が多い中、作者の努力は認めたいと思う。

BOOK「本好きの下剋上 24 司書になるためには手段を選んでいられません 第五部 女神の化身 III 」

本好きの下剋上
司書になるためには手段を選んでいられません
第五部 女神の化身 III

香月美夜著
イラスト:椎名優
(TOブックスラノベ:amazon:1,010円)
※Kindle版を購入

ローゼマインの嫁入りをかけてのディッターは、エーレンフェストの勝利に終わったけれど、回復薬を飲みすぎたローゼマインはそのまま寝込んでしまった。こそへ噴出するヴェルフリートへの不満・・・。実は「なろう版」を最後まで読み終えているので、これがちゃんと伏線になっていることには気がついている。そして中央騎士団にトルークが使われた疑い・・・。
ローゼマインが回復すると、大急ぎで領地対抗戦の準備。今年は大領地との共同研究など、エーレンフェストに注目が集まっている。急速に順位を上げたエーレンフェストは、社交に大忙し。・・・最後の表彰式では、ディッターが3位となる快挙。研究成果でも、1位と3位に輝いた。そして、ローゼマインは3年連続で最優秀者に選ばれた。
久しぶりにフェルディナンドと再会したけど、相変わらず叱られてばかり。しょんぼりへにょんだよ、って、ローゼマインはちびっ子のなりはしているけど、中の人はもはやアラサーのババァなんだよな。この辺上手くごまかしで書いているけど・・・。
続いての奉納式。アーレンスバッハのディートリンデが奉納毎でやらかした。きらきら宝石を光らせるかと思いきや、魔力を放出して気を失った。一瞬、舞台に浮かび上がった魔方陣。それが、次期ツェントを選ぶためのものだと推測され・・・ディートリンデがさらに増長してゆく・・・。
この巻はローゼマインの貴族院での3年目が終わるところまでだけど、主役はディートリンデだった。痛すぎる娘で、どんどん敵役になっていく。

BOOK「お点前頂戴いたします 泡沫亭あやかし茶の湯」

お点前頂戴いたします
泡沫亭あやかし茶の湯

神田夏生著
イラスト:雛川まつり
(メディアワークス文庫:630円)
※古書を購入

初めて茶の湯をする「茶道部」を舞台にした作品に出会った。なぜか、サブカルで茶道の存在は希薄。作品も少ないし、ほんの味付けレベルの扱いでしかないことが多い。この作者、茶道の専門用語をほとんど使っていないけど、多少は茶道の心得がありそうだ。表紙イラストはデタラメだけど^^; といっても、このラノベは「茶道もの」ではなく「あやかしもの」といった方が正しい。
高校1年・三軒和音は、部活見学で茶道部の茶室「泡沫亭」に行き、放課後、茶室に忘れたスマホを取りに戻った。その茶室には、あやかしのろくろっ首や提灯小僧たちがいた。泡沫亭はあやかしの世とつながっていて、茶道部員にはあやかしが見える。茶道部部長の2年・湯季千里は何か曰くありげ・・・。
でも、主人公の三軒和音・・・キャラがひどすぎる。思考も感情も行動も反応も、全て異常。こいつもあやかしじゃないか? 未知のものには恐怖しか感じず拒絶する・・・根本的に理解できない、共感できない。そういう三軒があやかしを受け入れていくお話だけど・・・。
そういえば、ラノベを1600冊以上読みながら、初のメディアワークス文庫。

コミックス「レーカン! 9」

レーカン!(第9巻)
瀬田ヒナコ著
(まんがタイムコミックス:619円+税)
※古書を購入

とりあえずこの第9巻までまとめ買いしてある。
一週間限定で天海さんが髪型を変える話とか、天海さんが可愛くておもしろくはあるんだけど・・・この巻は最初から最後までネタ切れ感がすごい。
いま現在、第10巻が最新巻だけど、まだ古本がそれなりの値段だし・・・またご縁があったら続きを読むこともあるだろう。

BOOK「魔導具師ダリヤはうつむかない ~今日から自由な職人ライフ~ 3」

魔導具師ダリヤはうつむかない
~今日から自由な職人ライフ~(第3巻)

甘岸久弥著
イラスト:景
(MFブックス:amazon:1,188円)
※Kindle版を購入

ダリヤとヴォルフは・・・冒頭から、さっさと結婚しまえよ!という感じ。
ガンドルフィ工房で泡ポンプボトルの量産がはじまった。ロセッティ商会との連携も問題ない感じ。イヴァーノは陰ながら、ダリヤの将来を支える力になりそうな人材らしい。ダリヤは、ポップアップトースターに挑戦し、小型魔導コンロの改良に取り組んでいる。
ヴェルフは、仲違いをして疎遠だった異母兄グレードと、和解して良好な関係になりそうだ。ただし、改めて、モテ過ぎるヴォルフは周囲から恨みを受けやすく、その矛先がダリヤに向かう危険もある。
騎士団による紫の二角獣の討伐。自分が愛する者に見えるという幻覚を使う厄介な魔獣。もちろん、ヴォルフには、ダリヤの幻覚が見えた。ある意味では、自分が本当は誰なのかがわかる便利な幻覚とも言える。もういい加減、ヴォルフは気付いたと思ったら・・・。
イヴァーノの思惑というか・・・ふつうに考えると、ダリヤが魔導師として実績を上げて男爵となり、ヴォルフの実家の後ろ盾を得て結婚といったあたりがゴール。人工魔剣がいつ完成して、その功績で男爵になるという展開かな・・・。
結局、この巻はなにが書かれていたんだろう? 何もないまま終わってしまった。