アニメ「デート・ア・ライブIII」


デート・ア・ライブIII
(全12話/2019年)
原作のラノベは終わりを匂わせながら、ズルズルと引き伸ばしが続いている。たくさん短編集を出して水増ししすぎという感じ。本の売り上げが落ちてきたテコ入れなのか、予想もしなかったこのタイミングでアニメの第3期が来た。でも、原作がグズグズ化していると、アニメへの期待感も半減だなぁ。
前半は、七罪が誰に化けているかを当てなければ、精霊やクラスメイトたちが次々に消されていくという・・・原作ラノベ第8巻からのお話。そして、精霊達がちびっ子化されてしまう第9感の内容。共に、本編には何も関係ない、まさに引き伸ばしそのものの展開。本編に関わるのは後半、折紙に関する結末が見えた第10巻と第11巻の部分。原作を読んでいたときは、この後すぐに完結すると思っていたのだけど・・・。
まあ、十香が可愛いから見ていられた。

アニメ「ケムリクサ」


ケムリクサ」(全12話/2019年)
滅亡した世界の廃墟系アニメ。生き残り・・・猫耳の三人姉妹りん、りつ、りなが路面電車の残骸に乗って旅をするお話。
三人姉妹といいながら、りなはなぜか複数いる。冒頭、どこからか現れた男の子わかばを拾い、同行することに。この世界のことをなにも知らない男の子で、好奇心が旺盛、とにかくお喋りで、臆病でオドオドしていて鬱陶しい。
全体的には『少女終末旅行』と『けものフレンズ』を合わせたような感じ。キャラクターのデザイン、動きは『けものフレンズ』と似ている。詳しいことは調べてはいないけど、監督が同じらしい。
何気に見ていて、突然、日清の「どん兵衛」が出てきたときは驚いた。タイアップCMだった。

BOOK「アサシンズプライド 暗殺教師と無能才女」

アサシンズプライド
暗殺教師と無能才女

天城ケイ著
イラスト:ニノモトニノ
(富士見ファンタジア文庫:600円+税)
※古書を購入

ファンタジー系の設定ではあるけど、ちょっとSFっぽいガラス製の巨大ドーム群でできた都市国家フランドールが舞台。ランカンスロープという人外と敵対していて、人類は危機的状況にあるらしい。
高いMP(マナ)を持つべきアンジェル公爵家の令嬢メリダは、13歳になってもMPを発現していなかった。そのため、母親の不義が疑われていた。メリダは学校で落ちこぼれ、イジメに遭っていた。親からも見放され、さらには殺されようとしていた。
闇組織《白夜騎士団》で暗殺を本業としているクーファ=ヴァンピールは、メリダの覚醒を促し、一人前の騎士に教育するべく家庭教師として着任した。任務は、メリダを一人前に育成するか、マナを発現しない場合は暗殺するかの二択。・・・で、クーファは情にほだされ・・・秘術を用いてメリダにマナを移植した。しかし、位階はパラディンではなく、クーファと同じサムライ。バレれば、二人とも消される運命。その前に、大きな実績を作って話をうやむやにしようという大きな流れ。
アンジェル公爵家分家の従姉妹エリーゼ、その家庭教師ロゼッティあたりがヒロインだろうけど、屋敷にはメイド達もいるし、女の子ばかりの学校区というハーレム的な環境。第28回ファンタジア大賞受賞作を加筆修正したものらしいけど、お色気展開はとってつけたようだし、世界観も今ひとつ伝わってこない。

BOOK「理想のヒモ生活 4」

理想のヒモ生活(第4巻)
渡辺恒彦著
イラスト:文倉十
(ヒーロー文庫:580円+税)
※古書を購入

双王国からフランチェスコ王子とボナ王女がやって来た。フランチェスコ王子は二十歳を過ぎても皇位継承権を持たない難ありの王子。ボナ王女は末席の王族。本来、こういう外交使節が動く前に、水面下でいろいろ交渉が行われて、結論が出た状態にするものだけど・・・この外交使節の目的は不明のまま。策略というか外交というか、単調に話が進んでいく。
プジョル将軍による群竜討伐も同様・・・。
フランチェスコ王子からの情報で、カルロスが「時空魔法」だけでなくシャロワ王国の「付与魔法」も使えることが判明した。しかし、その情報を与えたフランチェスコ王子側の思惑は不明。新たな展開で、ゼンジロウの立ち位置だけが複雑になっていく。そして、ゼンジロウの生活がぜんぜん「ヒモ生活」ではなくなっていく。本人もやる気で、ヒモでいたがっているわけでもないけど・・・タイトルからどんどん遠ざかっていく気がする。

BOOK「日本の伝統 発酵の科学 微生物が生み出す「旨さ」の秘密」

日本の伝統 発酵の科学
微生物が生み出す「旨さ」の秘密

中島春紫著
(講談社ブルーバックス:1,000円+税)
※古書を購入

最近、「発酵」に興味がわいて、少し本を読んでいる。きっかけはヨーグルト作りだけど、ヨーグルトの発酵はまだ単純な方で、こういう本を読むといろいろ興味深い情報と出くわす。でも、味噌や醤油まで作りたいとは思わない。かといって、他に手軽に作れる発酵食品というと、なにも思いつかない。漬け物も発酵食品ではあるけれど・・・。
この本は「日本の伝統」とうたっているくらいなので、味噌と醤油、そして納豆の話がメイン。しかも、ブルーバックスなので、かなり本格的に発酵のメカニズムを解説している。微生物の働きだけでなく、旨さの元となる反応の化学式なども紹介されている。でも、とても読みやすい。
発酵の世界は奥深いけど・・・わたしの興味は底が浅いので、これ以上同じような本を何冊読んでも、変わったことは起きそうもない。良い本に出会ったところで、このジャンルはお仕舞いという感じ。

BOOK「ゲーマーズ! DLC 2」

ゲーマーズ! DLC 2
葵せきな著
イラスト:仙人掌
(MF文庫J:amazon:583円)
※Kindle版を購入

「DLC」はこの巻で完結しているらしいので読むことにした。
ゲーム実況が縁で、天野景太と知り合った《とらばさみ》こと霧夜歩とその友人・彩家碧が、ニーナ先輩に会うため、音吹高校のゲーム部を訪ねてくるところから。天道さんが一転して落とされる感じが、本編の初期のノリに近くて面白い。
景太と付き合いが切れてしまい、次々と景太の関係者とからんで翻弄される歩《とらばさみ》という感じ。
星ノ守千秋、ついでに星ノ守心春。さらにはアグリちゃんまで。ここまでまんべんなく、本編の登場人物がからんでくるとは思わなかった。しかも、ちゃんと景太に古文キャラ属性まで追加して、本編に時間経過と時間軸を揃えている。
各章の終わりに、天道さんが歩の部屋に乗り込むまでのカウントダウンがあったけど、そうやって引っ張る程度には、天道さんのシーンは面白かった。
あとがきによると、これだけ本編の人間と関わりながら、霧夜歩と彩家碧は本編にはなんの影響も与えないということ。更にいえば、次に出る第12巻が本編の完結巻になるという。

BOOK「私、能力は平均値でって言ったよね! God bless me? 8」

私、能力は平均値でって言ったよね!(第8巻)
FUNA著
イラスト:亜方逸樹
(アーススターノベル:1,200円+税)
※古書を購入

「赤き誓い」は王都シャレイラーズを発ち、再び修業の旅に。立ち寄った町のギルドで知った情報・・・マイル(アデル)の故郷ブランデル王国に、隣国のアルバーン帝国が侵攻した。狙いは、アデルの領地であるアスカム領。「赤き誓い」の4人は、急遽、アスカム領に向かった。
帝国軍の兵力は5000。対するアスカム領軍は500。マイルたちを加えても、正攻法では戦えない。この手のラノベでよく出てくるのは、敵の兵站に対する攪乱と攻撃。近代戦を知っている現代人が転生したから有利というお話だけど・・・転生前は18歳の女子高生だった海里がなぜこんなことまで知っているのか?
あっけなく帝国軍が遁走。見つかることを避けるために、マイルたちはそのまま逃げ出した。これって・・・村々で収納魔法に預かった食用や物資を持ち逃げしたんじゃないだろうか? 村には種籾すら残っていないはず。かなりの大金を領地に還元したようだけど・・・それを「移動食堂」として暴利をむさぼるとは・・・。
「赤き誓い」の修業の旅が続く。ティルス王国を経由してマイレーン王国へ。最近は平均値がどうとか、悪目立ちしたくないとか、当初の設定もなくなり、当たり前にチートで無双しまくっている。

アニメ「荒野のコトブキ飛行隊」


荒野のコトブキ飛行隊
(全12話/2019年)
原作なしのオリジナルアニメらしい。放送前からけっこう期待していたんだけど・・・ストーリー的にもキャラ的にも、とくにどうということもなかった。唯一、ユニークな存在は、チカがもっている「アノマロカリス」のぬいぐるみ。グッズ化されるんだろうか? もしかすると、似たようなものが科博あたりのミュージアムショップで既に売られているかも・・・。
空中戦はなかなか見応えのある動きをしていたけど、オールCGのふわんふわんした人間の動きに目が慣れず、最後まで違和感がぬぐえなかった。そもそも根本的に、オーバーアクションの下手くそな素人演技をデータ化して、表面を塗りたくっただけだから・・・目が慣れるという問題ではないのだろうな。今後、こういうアニメの制作手法が主流化するんだろうけど、ちょっと心配だ。

コミックス「ガヴリールドロップアウト 3」

ガヴリールドロップアウト(第3巻)
うかみ著
(電撃コミックスNEXT:570円+税)
※古書を購入

特に何事もないまま第3巻。
悪魔のヴィーネとサターニャを含むいつもの4人で、キリストの誕生祭・クリスマスを祝って、新年の初詣に出かけて・・・あまりの人混みにガヴが「世界の終わりを告げるラッパ」を吹きそうになった。美術の時間にサターニャが意味不明。新キャラの天使・タブリスが登場。ぐだぐだでダメダメなのは同じで、さすがガヴリエルとラフィエルの後輩天使。そのタブリスがサターニャとババ抜きで勝負をして、ラフィエルがニヤニヤ。ヴィーネが制服を着崩してちょっとオシャレをした。
日常系でもかなりゆるいというか、ひきこもりのダメダメな主人公のお話なので、ここまでは展開らしきものはなにもなく、キャラ説明と人間関係を説明しただけのような感じ^^;;