BOOK「項羽と劉邦(下)」

項羽と劉邦(下)
司馬遼太郎著
(文春文庫:amazon:688円)
※Kindle版を購入

劉邦は奇策を用い、滎陽城から身ひとつで脱出、関中に逃げ込んだ。ここからの巻き返し・・・のはずが、またも敗走。劉邦は負けてばかりいる。一方の項羽はただの戦バカ。チートな戦闘能力でもあるかのように勝ち進むけど、いつも劉邦を取り逃がしてばかりいる。それに対して劉邦の将・韓信は強い。第三勢力に独立しそうな勢い。・・・ここにきて、どいつもこいつも色気づきやがって。項羽がロリコンの鬼畜じゃなくてホッとした。
この巻の前半は韓信、中盤は広武山で劉邦と項羽が対峙し、劉邦にとってはどん底の状況。終盤は固陵城からの反撃。垓下での「四面楚歌」と項羽の最後。絶対強者でありながら勝ちきれなかった項羽に対して、最後まで御輿の上に乗り続けた劉邦が勝ち残った。
この小説にはたくさんの登場人物が登場する。多くの読者は、自分自身がどの人物に似ているかを探すようだけど・・・どんな下っ端の人物も、わたしは当てはまりそうもない。描かれることもなく死んでいった数十万のモブの一人なんだろう。

BOOK「コップクラフト 6 DRAGNET MIRAGE RELOADED」

コップクラフト(第6巻)
DRAGNET MIRAGE RELOADED

賀東招二著
イラスト:田村蓮爾
(ガガガ文庫:574円+税)
※古書を購入

表紙のイラストがスクール水着姿のティラナだったので、ぬるい内容の巻なのかと心配したけど、相変わらずハードな刑事ものだった。
市長選挙の有力候補が射殺された。第1巻で取り逃がした魔法使いゼラーダによる犯行らしい。さらに、第3巻で逮捕できなかった対立候補のノーバムまで暗殺された。犯行に使われた拳銃を手がかりに、マトバたちは捜査を進める・・・。
暗殺をきっかけに、地球人とセマーニ人が対立を深め暴動にまで発展。その状況を目の当たりにして、ティラナにも苦悩が・・・。
ゼラーダとの因縁はこれで決着を見た。他にもたくさん死んで、ほとんど完結のような感じだで・・・アニメ化の原作はここまで。でも、ティラナの兄の伏線が残っているし、原作はまだ続くのだろう。
あとがきというか、仮想対談のようなボーナストラックが毎回あるけど・・・80年代の海外ドラマなんて興味がないので、ぜんぜんピンとこない。高校生くらいの世代にも伝わるとは思えないんだけど、読者の想定年齢がかなり高いのだろうか?

大分香りの博物館(大分県別府市)


台風19号と被りそうで心配したけど・・・大分の別府大学の「大分香りの博物館」に来た。別府温泉は有名な温泉で観光地だけれど、観光地にありがちな客寄せ施設ではなく、かなり本格的な博物館。

古今東西の香りに関する歴史展示があり、香水のコレクションが展示されている。わたしは香水には馴染みがないけれど、コレクションが充実したものであることは一目でわかる。時代を問わず、香水は高価な物だから、容器にもお金と技術が掛かっていて、豪華な空気が漂っていた。

また、体験ゾーンでオリジナルの香水の調香体験、アロマ体験が出来る(要材料費)。この前の磐田市香りの博物館び次いで2回目の調香体験だったけど、ここでは自分の好みと勘で自由な割合でオリジナル香水を作れる。わたしは無粋な男なので、香水には縁のない人間だけど、けっこう楽しい。

アニメ「女子高生の無駄づかい」


女子高生の無駄づかい
(全12話/2019年)
田中さんというおバカな女子高生を中心とした、女子高生たちの学園日常系アニメ。
普通の女子高生を装ったいろいろなキャラを揃えてはいるけど、登場人物すべてが残念な女子高生ばかり。声優さんは、わたしでも名前を知っている有名どころが揃っている。
舞台は女子高校。担任の教師は女子高生好きではなく、女子大生派なので、問題を起こす心配はない。日常系なので、これといったストーリーはない。
でも、こういう肩の凝らない日常系コメディはぼーっと見ていられるのでホッとする。各クール数本あるといいのだけど。

ラグビーワールドカップ2019 日本VSスコットランド ちょっと興奮した


テレビでは台風19号の被災情報ばかりで、自分自身は何も被災しなかったけれども、なんとなく気持ちが沈んでいた。釜石で予定されていたナミビア対カナダ戦は、台風のために中止になってしまったりして、釜石市民はガッカリしているだろうななどと思いながらの日本対スコットランド戦。
予想以上に日本が強くて、久しぶりにちょっと興奮してしまった。後半、スコットランドの追い上げにも程良く手に汗握った。
4年前、南アフリカに歴史的な勝利を収めたとき・・・次の大会は日本だと聞いて、正直、なんで日本なの?と思ったものだけど、この大会を見ていて、日本で開催することにようやく納得がいった。
初の決勝トーナメント進出、前大会で勝利した南アフリカ戦。・・・勝てそうな気がする。

アニメ「うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。」


うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。」(全12話/2019年)
冒険者デイルが森で魔人族の幼女ラティナを保護した。ラティナは、父親と隣国を目指していたが、父親は行き倒れ・・・。一人者にもかかわらず、デイルは親代わりとなって、ラティナを育てはじめ・・・いつの間にかデイルの下宿先の酒場のアイドルとなり、みんなに可愛がられながら元気に成長していく・・・。
基本的には幼女にデレデレになる親バカ物語。確かに、ラティナは可愛いし、とっても良い子なので解らなくもないけど・・・。ラティナ以外にヒロインらしきキャラもいない。
ラティナの正体、なぜ片角なのか、なぜ故郷を追われたのかなどが伏線はまったく明かされなかったし、デイルが魔王を倒す気配も必然性も、今のところ全くない。第2期があるんだろうか?

台風19号『ハギビス』首都圏直撃!

巨大で強い勢力の台風19号が、昨日12日(土)の夕方に伊豆半島に上陸し、東京を直撃して三陸沖へと抜けていった。
朝からエリアメールが何度も届き、警報レベルをどんどん引き上げ、テレビニュースでは「少しでも命が助かる可能性が高い行動をとってください」と恐ろしげなフレーズを連呼していた。各地で大雨特別警報などが出され、ものすごい雨が降り、各地で河川の氾濫・決壊が続き、各所で土砂災害も起きたけれど・・・日本中の防災インフラが、いっぱいいっぱいながらも全般的によく健闘したといって良いのではないか。数十年に一度の大災害が危惧されていたわけで・・・。
この台風19号、世界気象機関の台風委員会により制定された国際名は『ハギビス』。フィリピン語で「素早い」の意味。台風発生直後に名付けられたわけだけど・・・巨大で強い勢力という、猛烈な雨と強風というこの台風の性質をなんら反映していないし、むしろ誤解を招くような名前。なぜ、こんなネーミングのルールにしたのだろうか?
最後に、被災された方には深くお見舞い申し上げます。

【追記】2019.10.15
リアルタイムでは被害の情報がほとんどなかったけど、数日過ぎたら、全国的に河川が氾濫・決壊していて、土砂災害も頻発していた。尋常ではない台風だったのは確かだけど、日本の防災インフラ、必ずしも頑張れていなかったみたいだ。